仮面ライダーロック   作:高町魁兎

7 / 49
6.5話 獅童家の食卓

午後8:18 獅童家玄関

「お邪魔しまーす。」

買い物を下げて家に入る二人、だが優は無言だ。

「優君?」

「ただいまって言っても虚しくなるだけだし、一人暮らしだから。」

「冷たいな~」

「気にすんな。」

さて、この部屋について説明すると、ダイニングキッチン付きのリビング(確か1LDK )、と6畳間が二つ、そこに風呂トイレと行った具合、まあ一人暮らしにはちょっと広いような気もするが。

「あんまり使い混んで無いね、自炊しないの?」

「料理はあまり出来ないからな。」

「ならさ、一緒に作ろ?」

「えっ」

少々、戸惑ったが、自炊はほぼしないし、まあ丁度良いかもしれない。

と言うわけで、キッチンにて、二人並んで料理する、まあ今日の献立は鮭のムニエルと味噌汁と言った具合なので、そう難しい料理じゃない、ユキが下ごしらえし、優が野菜を切る、何だか野菜を切る音に実家のような安心感を感じる。

「あんまり料理しない癖に、手際良いじゃん。」

「野菜切る位、小学生でも出来るだろ?」

なんか今日のユキはかなりウキウキしてる、さて刻んだ野菜を鍋に入れ、煮詰める、流石に灰汁を取るのは上手くなかったが。

「やっぱり不器用だねー。」

「なれてないから仕方ないだろ。」

そんなこんなで完成し盛り付ける。

「頂きます。」

ユキが作った鮭のムニエルは丁度良い火加減で、かなり美味しい、逆に味噌汁は、少し不味い。

でも誰かとで食卓を囲むのはかなり久し振りで、懐かしい気もする。

「どうかした?」

「いや、なんか誰かと食事するの久々だなって...」

「そんなことかー、毎日作りに来ても良いけど?」

「たまにでいい、ありがたみ無くなる。」

「冷たいなー、良いじゃん普段家庭的な料理食べて無いじゃん。」

「それでもたまにでいいよ。」

なんか会話しながら食事出来るのは幸せだな、と思った瞬間だった。

 

 

午後9:00

ユキはAM 11:00を口ずさみながら食器を洗っている、実はかなり機嫌がいい時じゃないとこんな姿見れないけど、まあもともと歌うのが大好きだったから別に変では無いが。

「この世界が闇に~♪」

「染まる前に~♪この思いを~♪」

「優君?」

意地悪で、歌ってやったが、別に怒っては無い、むしろちょっと嬉しそうだ。

「まあ良いや、」

「「だからお願い~♪君の側に~♪居て~♪くれないか~♪君が好きだから~♪」」

結局二人で歌っていた。

「そう言えば優君、あれのDVD 持ってたよね?」

「よく覚えてんな、まあ実家から持ってきてるけど。」

「今から観ようよ~」

「今から観たら終電無くなるぞ。」

「いいよ、泊まってくから。」

「は?」

ユキは着替え等が詰まったスポーツバッグを物置から取り出す。

「いつから仕込んでたの?」

「そこは気にしない!良いから観よ?」

「分かったよ。」

結局二人で仲良くその日は日をまたいだ。




番外編如何だったでしょうか?
本作の作者、深海魁兔(ふかみかいと)です。
さて今回は優とユキの仲睦まじい光景を書かせて頂きました。
ユキが実は料理出来るんだぞと言うことを書きたかったと言うのもありますが、たまにはこんな平和な回も良いかな?と思って書いた感じです。
では感想等で、番外編のリクエストなど待ってます、また番外編のみこのように次回予告ではなく僕のコメントを添えていきます、ではまたTwitterで・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。