戦姫絶唱シンフォギア 守護獣の鎧   作:光機

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第六話 知られた事実

デュランダル移送作戦から3日。

とある山中にある豪邸、その付近にある湖畔に一人の少女がいた。

あのネフィシュタンの少女だ。

 

?「あいつ、戦いに慣れただけじゃなく、あの場で聖遺物を覚醒させやがった。私でもソロモンの杖を覚醒させるのに半年はかかったんだぞ。それをあいつは!私の前で力を見せつけやがって!」

 

?「クリス」

 

ネフィシュタンの少女が声をかけられ後ろを見る。そこには帽子を被り顔は見えないが、体格や声からすると大人の女性だ。

女性からネフィシュタンの少女の名前がクリスと判明した。

 

クリス「あんたに言われた通りすれば争いはなくなるんだろう?だったら今度こそ成功させてやるさ!こんなもんに頼らなくてもな!」

 

クリスは持っていた杖のような物を女性に渡し、その場を去る。

 

 

 

 

 

 

 

機動二課の本部にて

響はある部屋の前に来て、扉を開けようとしていた。そこに。

 

炎矢「響さん。」

 

開けようとしたら炎矢に声をかけられた。

 

響「炎矢さん」

 

炎矢「やはり彼が気になりますか?」

 

響「いちよう私のせいですし、炎矢さんも?」

 

炎矢「まぁそれもありますが、いろいろと聞きたいこともありますし。」

 

響「あ、」

 

すると扉があいた。そこにはレイジがいた。

 

響「レイ!」

 

レイジ「立花響か。また来たのか?」

 

響「当たり前だよ!心配なんだから!」

 

炎矢「また勝手に出ていこうとしてましたね。」

 

レイジ「当然だ。人は信用ならん。」

 

弦十郎「とか言いながら結構人助けしてるけどな。」

 

レイジの頭を背後から掴む弦十郎が現れた。どうやら先に中でも話をしていたらしい。

 

炎矢「司令。いらしたんですか?」

 

弦十郎「ああ、こいつからいろいろ聞かないといかんしな。」

 

レイジ「だからおれはもう大丈夫だ!」

 

弦十郎「それでいろいろ聞いてるんだよ。」

 

 

それはレイジが搬送された日の事。

重症だったはずのレイジだったが、病室に運ばれた時点で殆どの傷が塞がっていた。

その後かなり暴れるので弦十郎に眠らされた(力強くで)

 

 

 

響「そうだよ!あれだけの傷だったんだよ!塞がったっていってもなんかあるかもしれないじゃない。だからおとなしくしててよ!」

 

レイジ「・・・」

 

レイジは無言でベッドに腰かけた。

 

炎矢「響さんの言うことは聞きますね?」

 

弦十郎「口は悪いけど信頼してるんだよ。お前はあの回復力は黄龍の能力だと思うか?」

 

炎矢「難しいですね、伝承的にはどちらかと言うと僕の朱雀の方が回復の話を聞きますが、」

 

弦十郎「やはり別の力か。」

 

炎矢「調べたいですが、彼響さんと司令以外はまだ信用されてないみたいで。傷事態は完全に回復してるみたいですけど。」

 

弦十郎「これ以上はここにとどめることはできんか。了子君が残念がるがな。」

 

炎矢「まぁ響さんと同じで最近のお気に入りでしたからね。(あるいは)」

 

二人がレイジ達に聞こえてないくらいの会話をしているなか、響がレイジの世話を焼こうとしていた。

 

響「だから横になんなきゃ!」

 

レイジ「だから俺はもう大丈夫だっていってるだろう!俺よりもお前が気にしないといけない奴がいるだろう!」

 

響「え?」

 

レイジ「お前を心配してるんだ。たまにはほっとさせてやれ。」

 

 

響「未来・・・」

 

弦十郎「おい、レイジ。お前を釈放してやる。」

響「え?」

 

レイジ「やっとか。」

 

響「レイジ大丈夫なの?」

 

レイジ「だから大丈夫だと言ってる。だからお前は」

 

響「うん。わかった。」

 

響は走って向かった。

 

弦十郎「炎矢、送ってやれ。」

 

炎矢「わかりました。」

 

炎矢はレイジを連れて出口まで歩いていく中ふとレイジが

 

レイジ「・・・あの女は大丈夫なのか?」

 

炎矢「! 確かに、司令の言うとおりですね。君はいい人だ。」

 

 

レイジ「そんなんじゃない!ただ気になっただけだ。」

 

炎矢「意識は戻りました。今必死にリハビリ中です。ただ。」

 

レイジ「ただ?」

 

炎矢「前に比べて少し何かが抜けたような感じがします。」

 

レイジ「そうか。」

 

炎矢「奇跡的に回復できたからよかったですが。絶唱とは恐ろしい力です。だから君も制限時間を過ぎないように。」

 

レイジ「・・・」

 

炎矢「それともう少し心に素直に。」

 

レイジ「はぁ?どういうことだ?」

 

炎矢「いずれわかるさ。」

 

二人は出口まで歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

次の日レイジは町を歩いていた。

 

レイジ「心に素直にだと、わけのわからんことを。・・・心・・・か。」

 

未来「レイジ?」

 

考えながら歩いていると、目の前に未来がいた。

 

レイジ「小日向未来。」

 

未来「レイジも何でここに?」

 

レイジ「特には。」

 

未来「・・・だったら付き合ってくれる。」

 

レイジ「?」

 

二人が来たのはお好み焼き屋フラワーだった。

 

レイジ「何で飯?」

 

未来「いいから付き合ってよ。私だって本当は響と来る予定だったんだから。」

 

レイジ「立花響と?あいつと約束してたのか?」

 

未来「・・・」

 

レイジ「あいつ、言った側から。」

 

未来「最近は私よりレイジの方が響のこと理解してるんだね。私は最近わからないよ。」

 

レイジ「だったらぶつかる勢いで話せ。」

 

未来「え?」

 

レイジ「あいつはお前の優しさに甘えてるだけだ。お前だからきっと理解してくれると、俺から言わせれば話もしないで理解なんてできない。だったら悩んでるよりなら話し合え。それで何か変わる。」

 

未来「レイジ」

 

レイジ「とりあえず飯の礼だ。」

 

未来「素直じゃないな。」

 

レイジ「皆に言われるがそんなに素直じゃないのか?」

 

未来「自覚がないんだね。」

 

レイジ「言われたよ、心に素直にって言われたが、どうしたらいいのか?」

 

未来「それだったらいい見本がいるよ。すぐ側に。」

 

レイジ「なるほど。参考にする。」

 

 

 

 

 

 

 

一方炎矢は翼の病室を訪れていた。ノックをして扉を開けたが誰もいない。だが驚いていた。

 

炎矢「翼の部屋なのに片付いてる!?何かの予兆か!?」

 

翼「失礼ね。」

 

炎矢の後ろに翼が松葉杖をつかい立っていた。

 

炎矢「翼!?一体どうしたんだこの部屋は!?緒川さんもいないのにこんなに片付いて!?」

 

翼「はぁー、炎矢はほんとに私に対して容赦ないわね。」

 

翼は事情を伝えた。

 

炎矢「なるほどいり違いで響さんが来ていたのか。通りで。」

 

翼「炎矢も意地悪だ。」

 

炎矢「!! 何だかすっきりした感じたね。」

 

翼「そ、そうかな?」

 

炎矢「ええ、いい顔してます。」

 

翼「炎矢にもいろいろ心配させてたわね。」

 

炎矢「もちろんそれはそうです。昔からね。」

 

翼「うっ、」

 

炎矢「だけど、嫌と思ったことはない。翼のことを理解しているから。きっと翼はまた飛べると。」

 

翼「炎矢。」

 

その時、炎矢のアラームがなった。

 

 

 

 

 

 

レイジと未来は帰り道を歩いていた。

 

レイジ「なんで俺が一緒に行かないといけないんだ?」

 

未来「提案したんだから、見届けて。」

 

レイジ「はいはい。 !?」

 

未来「どうしたの?」

 

レイジ「この感じは!」

 

未来「あ、響!」

 

道の反対側に響がいた。何か急いでいる様子だ。

 

未来「あのね、私響に話が!」

 

レイジ「止まれ!」 響「駄目だ!」

 

クリス「食らいやがれ!」

 

未来が響に駆け寄ろうとしたのを響とレイジが止めようとしたが間に合わず、クリスの攻撃に巻き込まれてしまい吹き飛ばされた。

 

クリス「しまった!あいつ以外にもいたのか!?」

 

吹き飛ばされた未来に同じく吹っ飛んだ車が迫る。目を瞑る未来。だが何も起きない。目を開けるとそこには。

 

未来「響?レイジ?」

 

ガングニールと黄龍を纏った響とレイジがいた。

 

響「未来、ごめん。」

 

レイジ「・・・」

 

二人は未来から離れた場所に向かい、クリスと戦い始めた。

 

未来「どうして?」

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