とある科学と仮面でヒーローアカデミア   作:タギィゴ・ルナティカ

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皆言ってるけど戦闘描写本当に難しい。
お気に入り2件増えて7件です。ありがとうございます。


その名は

「プロヒーロー”ミディアストール”の名において、個性の使用を許可する!」

 

母さんの言葉を皮切りに僕は銃を構える。裂はエターナルエッジを持ち走ってくる。

牽制のためにディエンドライバーで銃撃する。

 

「うわっ」

 

裂は足元に当たった弾で驚いて尻餅をついた。

よく考えれば当然だった。ヒーローに憧れたからといって、ヒーローと同じ事が出来る訳では無い。

ましてや初めての実戦訓練のようなもの、慣れているはずもない。

せめてデータを取れる程度には動いて貰おう。

接近戦で戦うには...こいつか

ディエンドライバーにカード読み込ませ、引き金を引く。

 

〈カメンライド アクセル〉

 

仮面ライダーアクセルの姿に変身した。

このディエンドライバーの一番の変更点、他ライダーに変身出来るようにしたのだ。

ちなみに従来のディエンドのように召喚も出来るが、使用するカードがカメンライドカードから新設したサモンライドカードへと変更されている。

左手にエンジンブレードを取り出し、ディエンドライバーを腰にマウントする。

 

「いたた...もう!ナイフあいてにピストルつかうなんてずるいよ!」

 

裂は立ち上がると、ベルトからミストメモリを抜き、エターナルエッジの柄の部分に増設したスロットに差し込む。

 

〈ザ・ ミスト〉

 

裂がトリガーを握りながらエターナルエッジを横に振ると、辺りを霧が包み込む。

 

「みえなければあてられないよね」

 

霧の中に消えた裂は、360゜様々な方向からナイフを投げる。

 

「やっぱり厄介だよね、その個性!」

 

裂の個性”切り裂きジャック”大量のナイフを精製する。現在の上限は180本。だが厄介なのはそこではない。

 

「アハハ、どうしたのー?わたしまだ50ぽんしか出てないよー?」

 

個性の力、出しておけるナイフの数を1/3にすることで半径100メートル以内のナイフを自在に操る事ができる。全方位から飛び続けている原因の1つだ。加えて霧によって視界が阻害されないので向こうからこっちが見えてもこっちから向こうを見ることは出来ない。

しょうがない、無理に終わらせにかかるか。

ディエンドライバーを取り出し、カードを読み込ませる

 

〈フォームライド アクセル トライアル〉

 

アクセルの赤いボディが青くなり、トライアルフォームへと変身する。原作知識を持ち、全方位からの攻撃、トライアルフォームとなればやりたい事はただ1つ。

 

空力使い(エアロハンド)

 

床から風を吹かせ、半径5メートル程の霧をとばす。

それからはあらゆる方向から飛んでくるナイフを全て避けていく。アクセルが劇中、ウェザードーパント戦でやっていた再現である。

アクセルの挑戦(トライアル)メモリの能力でスピードに関するステータスが上昇しているため、ナイフの飛来を全て見切る事が出来ている。

 

「ほらほら、全然当たらないよ。」

 

「ぜんぶよけるなんてずるい!こうなったらひっさつわざできめるんだから!」

 

裂はミストメモリを腰のマキシマムスロットに差し込む。それを聞いた僕はディエンドライバーにカード読み込ませる。

 

〈ザ・ミスト マキシマムドライブ〉

〈ファイナルアタックライド アアアアクセル〉

 

高速な連続キックで未だに飛んでくるナイフを片っ端から蹴り折って霧散させて行く。その最中、裂が真上からナイフを構えて飛び込んで来た。

読み通り、僕は下ろした脚を若干無理に身体を捻らせながら裂へ向けてほぼ真上に蹴り上げる。

これで僕の勝ち。そう思った刹那、裂の体が霧散した。

 

「えっ?!」

 

「えーい!」

 

飛び込んで来た裂にバランスを崩され、転んでしまう。

転んだ僕の上で、裂はナイフを僕の首筋に当たらないギリギリの位置に構えていた。

 

「そこまで!勝負は裂ちゃんの勝ちだね。」

 

「わーい♪」

 

「ミストメモリにそんな能力があったなんて、見事にやられちゃった。」

 

僕と裂は変身を解除する。裂は得意気な表情をしていた。

勝てると確信していただけあってかなり悔しい。

まぁ、性能の確認が目的なんだ。我慢ガマン。

そんなことよりこれからこのドライバーで使えるカードやドライバーを増やしていかないと。

 

「ところで、二人とも仮面ライダーっていうからには名前を決めなくちゃね」

 

裂が『名前?』と首を傾げる。

 

「僕は作っている時から決めてたんだ。怪盗でも破壊者でも無い。(ヴィラン)の蔓延る世界に反逆する者、”仮面ライダーディエンド・リベル”!」

 

「じゃあ私は、(ミスト)の力で戦うから、”仮面ライダーミスト”!」

 

「二人ともいい名前ね、立派なヒーローになるために、頑張るのよ。」

 

「「うん!」」

 

こうして、仮面ライダーディエンド・リベルと仮面ライダーミストが生まれた。雄英の入試まで、あと3年。

僕と裂はどこまで強くなれるかわからない。けど、出来ることを全力でやりたいと思う。

そのためには、まず”あのライダー”を作るところから始めよう。

そう思いながら、僕は眠りについた。

 

夢の中で、何時ぞやの神様のいる白い空間へ訪れていた。

 

「えへへ、久しぶりだね、今は影斗くんだっけ?

1度きりのアフターボーナスの時間だよ」

 

どうやら、ほとんどの転生者が経験するもので、転生特典に対する補填・修正のようなものらしい。

過去にあった例では、機体の強化をして自らの死の運命を覆したり、大切な人を失わないために時の迷路に迷い込んだり、自らの願いのために失った力が自我を持って世界を滅ぼそうとする運命を変えるべく、生まれ変わった命を対価にたった1度、失った力を行使したりと、人により様々な奇跡のような力が使われている。

が、これは極端な例で、人によっては世界中の料理を作れるようになったり、機体のエネルギー効率を上昇させたりと言った例もあるらしい。

死に近ければ近いほど強い力を発現できるらしいが、ただ寝ているだけの僕では大した事はできないだろう。ならちょっと無理して言ってみようかな。

 

「じゃあ─────。」

 

「うーん、ちょっと多い気もするけど、まぁいっか。

いいよ、その願い、叶えてあげる。」

 

足元にまた幾何学模様が現れ、僕は意識を手放した。

翌日、研究室に3つのアタッシュケースと数匹の昆虫がいた。




次回からディエンドの部分がリベルに、エターナルの部分がミストになります。※例:リベルドライバー、ミストエッジ
また、原作キャラとの関わりも無い予定なので次回、入試回です。
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