とある科学と仮面でヒーローアカデミア 作:タギィゴ・ルナティカ
無事入学式を控える雄英高校の、1-A教室。
僕と裂は同じこのクラスでこれから学ぶ事になる。
僕達が話していると、入試で見かけた覚えのある生徒が近付いてきた。
「初めましてかな、同じクラスの飯田天哉だ、これからよろしく。」
「僕はどっちかと言えば久しぶりかな、僕は月見影斗、よろしく、飯田君」
「わたし、きりまさき、よろしくね。」
僕の返答に飯田君は首を傾げた。
「おや?どこかであっていたか?覚えていなくて申し訳ない。」
「実技試験の時さ、黄色半分青半分の銃持った人に1回ターゲット取られたでしょ?あれが僕。」
「! あの時の不思議受験生か!あの個性には驚いたよ、瞬間移動とはすごい個性だな、君は。」
それからしばらく話は盛り上がったが、飯田君は他の人にも挨拶すると行ってしまった。
「! 机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」
ふと飯田君の声が聞こえる。見ると不良地味たクラスメイトと口論していた。
「思わねーよ てめーどこ中だよ端役が!」
「ボ…俺は私立聡明中学出身 飯田天哉だ」
「聡明〜〜〜!? くそエリートじゃねえか ブッ殺し甲斐がありそだな」
「ブッコロシガイ!?君ひどいな 本当にヒーロー志望か!?」
言い合う二人のその向こう側で、緑色の髪の生徒が2人を見てオロオロしていた。傍目にながめていると、黄色い芋虫、もとい寝袋が現れる
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け ここは…ヒーロー科だぞ」
その光景を見て誰もが傍観する。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限 君たちは合理性に欠くね。」
「担任の相澤消太だ よろしくね」
寝袋から出てきたその担任は続ける。
「早速だが、
僕達は足早に体操服に着替え、グラウンドに出させられた。
「個性把握…テストォ!?」
相澤先生が言うにはそういうことらしい。
「入学式は!?ガイダンスは!?」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」
「雄英は"自由"な校風が売り文句 そしてそれは"先生側"もまた然り」
クラスメイトは絶句していた。
「ソフトボール投げ・立ち幅跳び・50m走・持久走・握力・反復横とび・上体起こし・長座体前屈 中学の頃からやってるだろ?"個性"禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ。ちなみに爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった?」
「67m」
「じゃあ"個性を"使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい 早よ 思いっ切りな。」
話がどんどん進んでいく。
「んじゃまぁ」
「死ねえ!!!」
死ね?色々とこのタイミングには間違った掛け声だと思う。
「まず自分の「最大限」を、知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
相澤先生の端末には705.2mと表示されている。
「なんだこれ!!すげー
「705mってマジかよ」
「"個性"思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」
「………面白そう…か 」
「ヒーローになる為の三年間 そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」
「「はあああ!?」」
相澤先生はとんでもない事を言い出す。まぁ、
「生徒の如何は
計測の準備の間に裂のところへ行き、ライダーの力は使わずにやろうと話をつけた。
そして始まった最初の競技は50m走。
いきなりだけどもう見せちゃってるネタだし、点数稼いでおくかな。
「位置について、よーい、」
パァンと号砲がなる、最初に目立ったのは飯田君だった。
飯田君の個性は"エンジン" 純粋に走る勝負であればまず負ける事は無いだろう。
叩き出したタイムは3秒04。周りからは驚き混じりの歓声が聞こえる。
それから二組程走って、裂の番、裂はナイフを構える
「位置について、よーい、」
号砲と共に裂はナイフを突き出す。
突き出されたナイフは勢いそのままにゴールへ向かい引き連れていく。
そのままゴールを突き抜けると、踏み込んでから2回転宙ひねりで姿勢を変え、両足揃えの横滑りで速度を落とす。
「2秒05」
その一連の流れを見て、周りからは拍手が起こる。
相澤先生も関心したと言う顔をしていた。
「今回は100mだけだからね、瞬間的に加速できる裂が有利だっただけだよ。もっと距離があれば持久力もある飯田君の方が早いよ。」
と、励ましの言葉を告げておいた。
それから数組走ってから、僕と常闇君の番、
「常闇君だっけ、よろしく」
「俺の
「そういうのは僕の
「位置について、よーい、」
パァン
「行けっ!
「
常闇君の影が伸び始める頃、僕はスタート地点を見ているクラスメイト達の視界から消えた。
無言の驚愕の中、ゴールラインの上に現れる。
「1秒00」
みんなの驚く視線が飛んで来るなか、僕は振り向いて左手を前に出し、Vサインを作る。
その後も各々が個性を活かして記録を出していた。万力を生み出しているのを見かけた時は流石に驚いた。
ソフトボール投げの時、緑谷君と爆豪君が何かあったみたいだけど、その辺はよく分からなかった。
「んじゃパパっと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。」
順位を示す数字と名前が一覧になる。僕の名前が5位、裂が6位だった。
「ちなみに、除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「「「はーーーー!!!!??」」」
ほぼ全員が叫ぶ。中には分かっていたのか余裕の表情をしていた。僕は除籍にはならないと確信してた所にその話で、ついプッと笑ってしまった。
相澤先生は、そのまま教室の書類に目を通すよう告げて帰って行った。
教室に戻った時には、確かに書類が机に配られていた。
一通り目を通し、裂と一緒に帰る事にした。
次回、ヒーロー基礎学(仮称)、僕達が、ヒーローだっ!