満月の夜、女性が襲われて血を吸われるという事件が多発する。
バイトの終了時間が遅れた歩は暗い夜道を一人歩いていた。
オオカミのような声が聞こえてくる。
恐怖を覚えた歩は急ぎ足で家に向かう。
一方、MACでは若い女性が襲われた事件について会議をしていた。
今度の被害者は練馬区に住む女性で、体内に血液が一滴も残っていなかったという。
「目撃者はいないが、声を聞いたという人がいる。丸でオオカミのようだったと」
「馬鹿な! 日本オオカミは絶滅したはずです!」
「とすると考えられるのは……ウルフ星人の仕業だろう」
「人間の血を吸って生きているというウルフ星人ですか」
「普段は人間の姿をしているが、血が切れると……オオカミに戻る」
ハヤテは翌晩の喫茶どんぐりを訪れた。
「西沢さん、夜間までのバイトは控えるよう言ったじゃないですか」
「分かってる。だけど、今はお金を一円でも多く受け取りたくて」
「そう言えば、執事のセバスチャンさんが倒れたんですってね」
その時、外から怪しい声が。
「ここから出ないで下さいね!」
外へ出たハヤテはウルフ星人を発見して銃を撃った。
ハヤテはウルフ星人と格闘するが、分が悪いと思ったウルフ星人はその場から逃走した。
(かなりの出血をしてるはずだ。そう遠くまでは逃げられまい)
その夜中、歩が家に帰るとウルフ星人の声が。
「きゃああああ!」
ウルフ星人に襲われる歩。
血を吸われ、意識を失った歩はウルフ星人に体を乗っ取られた。
それをたまたま見ていた母が、「誰か──っ!」と叫ぶ。
「お母さん、人を呼ぶのはやめて。私は狼男のお嫁さんになったの」
翌朝、付近を捜索するハヤテ。
その夜、歩の家の前を通りかかったハヤテは、母親が歩の友達を追い返すのを見て怪訝に思う。
近くで悲鳴を聞いたハヤテは現場に駆け付ける。
しかし、ウルフ星人はその場を逃走した。
歩の家を訪れたハヤテは、彼女の服に血がついているのを発見。
「西沢さん、これはどうしたんですか?」
「ちょっと縫い針が刺さっちゃって」
「針なら、左手のはずです」
「ハヤテくん、何しに来たの?」
「僕は狼男を追ってきたんです。狼男の逃走経路には西沢さんの家がありました。MACまで同行してもらいます」
歩を同行しようとするハヤテに掴み掛かるヒナギク。
「やめて! いくらハヤテくんでも許せないわ! ハヤテくんのバカ! 帰りなさい!」
ヒナギクは歩とは親友であり、ハヤテを追い返す。
基地に戻ったハヤテはワタルに狼男を取り逃がしたことを
「歩が本当に狼男だという確認はまだ取れてないんだぞ」
「いや、十中八九彼女に間違いありません!」
「迂闊に決めるものではない! お前のそのやり方が桂さんや歩をどれだけ傷つけたか考えてみろ。お前だっていきなりアテネが狼男だって言われたらどうする?」
「……迂闊でした」
「昼間狼男が出ないという保証はない」
西沢家の見張りをしている梶田隊員と交代するよう命じるワタル。
その頃、ヒナギクは部屋に閉じこもる歩が苦しんでるのを発見する。
カーテンを開けるヒナギク。
しかし日光を浴びると歩は苦しみだした。
そこへ母親が現れ、ヒナギクを追い出す。
「歩は病気なのよ」
母親はドアを閉めて鍵をかけた。
「かわいそうな歩。お母さんが付いてるからね」
歩の手がオオカミに変わる。
「今度見つかったらお前は殺されてしまう」
歩に血を飲ませようとする母親。
しかし歩は母親の血を飲もうとしなかった。
「お母さんじゃ、歳を取っているから駄目なのね。若い女の人じゃないと駄目なのね。大人になったらハヤテくんのお嫁さんになると言っていたのに、それももう駄目なのね」
部屋の外からそれを聞くヒナギク。
中から唸り声がするのを聞いてドアをこじ開けるヒナギク。
部屋に入ったヒナギクだったが歩は一足先に部屋を出ていた。
見張りをしていた梶田隊員を襲うウルフ星人。
ハヤテがウルフ星人に銃を向ける。
「撃たないで! 撃つのだけはやめて!」
ウルフ星人を庇うヒナギク。
しかし、駆けつけた隊員たちに銃で撃たれたウルフ星人は巨大化する。
マッキーで攻撃するMAC。
ヒナギクはウルフ星人の足下へ行きMACに攻撃を止めるよう叫ぶ。
しかし、ウルフ星人は飛び上がり風車のように回転を始める。
その勢いでマッキーは撃墜。
それを見たハヤテはレオに変身。
MACロディを救出したレオは、ウルフ星人と格闘する。
レオに噛み付くウルフ星人。
牙をへし折ったレオはその牙をウルフ星人に投げつける。
風車を使おうとするウルフ星人。
しかし、レオはエネルギー光球でそれを阻止。
最後はレオキックでウルフ星人を粉砕する。
駆けつけるヒナギクの前には無残な姿になったウルフ星人の亡骸が。
「歩……」
泣きじゃくるヒナギク。
しかし、その時奇跡が起きた。
獅子座から放たれた光により蘇る歩。
歩の無事を喜ぶヒナギク。
それを笑顔で見守るハヤテ。