ムラサキノヤカタ。
ハヤテは住人全員分の朝食を作っていた。
そこへアテネがやってくる。
「うー……ハヤテ、ご飯まだ? お腹空いて死にそうよ」
「じゃあ死ねば?」
アテネはハヤテのアホ毛を引っ張った。
「いてててて! 痛いよアーたん!」
「謝る?」
「ごめん、アーたん!」
アホ毛を放すアテネ。
「うー、痛かった……」
ハヤテは髪を整える。
朝食が完成し、食堂に並べられる。
「さて、お嬢様でも起こすとするか」
ハヤテは
「お嬢様、朝食が出来ましたよ。起きて下さい」
ハヤテはカーテンを開けた。外は雨が降っている。
(雨? さっきまで晴れてたのに……)
「お嬢様、朝ですよ!」
ハヤテはナギを揺さぶる。
端正な顔立ちの金髪少女が目を開ける。
「ハヤテか。おはよう」
「おはようございます」
ナギは窓の外を見る。
「雨が降ったら休み」
「何カエル型宇宙人の歌みたいなこと言ってるんですか!?」
ハヤテはナギの掛け布団をひっぺがした。
「さむ!」
ナギは起き上がった。
「早く食べてくれないと冷めちゃいますので」
「分かったよ。起きればいいんだろ」
ナギとハヤテは部屋を出た。
食堂に来ると、既に住人全員が揃っていた。
二人は席に着く。
「それでは皆さんご一緒に」
いただきます!──全員が口を揃えて言い、食事に手をつける。
全員の食事が終わり、後片付けをするマリア。
「じゃあ、お嬢様。学校へ行きますよ」
ハヤテとナギは傘を手に白皇学院に登校した。
「なあ、ハヤテ」
「何ですか?」
「さっきから誰かに見られてるような気がするんだが」
ハヤテは立ち止まり、辺りを見渡したが、しかし。
「いや、誰もいませんよ」
「そうか。気のせいか」
その時、正面を歩いていた男性会社員が消失した。
「なっ!?」
「消えた!?」
ハヤテは空を見上げる。
上空には空と同化した謎の飛行物体の姿があった。ナギには見えていない。
「うわ!?」
更にその横でナギが消える。
「お嬢様!」
ハヤテは飛行物体を
飛行物体から声が聞こえて来た。
「ウルトラマンレオ、我々の邪魔はするな。さもなくば地球人の命はない」
飛行物体は去って行った。
そこへヒナギクがやってくる。
「ハヤテくん、おはよう。早く行かないと遅れるわよ」
「お嬢様が……」
「ナギがどうしたの?」
「宇宙人に
「何ですって!?」
「僕、基地へ行ってきます」
ハヤテはマック本部に向かった。
司令室で人間連続消失事件について会議が始まった。
「夕べ、帰宅途中のサラリーマンが
「隊長、それならさっき僕も見ました」
「何?」
「消えた後、上空を見たら空と同化した飛行物体がありました」
「そうか……。こんなことが出来るとなると、クール星人以外に考えられん」
「クール星人」
「ああ。以前、ウルトラセブンが戦った宇宙人だ」
「人間標本ですか」
「梶田とハヤテ、マッキー二号でパトロールに向かえ」
「了解!」
ハヤテと梶田はマッキーでパトロールに向かった。
東京上空。
飛んでいたパトロール中のマッキーが飛行物体の攻撃を受けた。
火を噴き落下していく。
「うわああああ!」
「脱出!」
梶田が脱出ボタンを押すが反応しない。
「死ぬうううう!」
「梶田隊員、これから起こることは絶対口外しないで下さい」
「あ?」
「レオー──ッ!」
ハヤテは光の玉となりマッキーの外に出ると、ウルトラマンレオに姿を変えてマッキー二号を捕まえた。
「綾崎がレオ!?」
マッキーを地上に置くレオ。
レオは等身大になり、宇宙船へと乗り込んだ。
操縦室に進入し、クール星人に遭遇する。
「邪魔をする気か、ウルトラマンレオ」
「はっ!」
レオはタイムショットを放ち、クール星人を撃破すると、捕らえられている人たちを救出した。
助け出された人々は、空の彼方へ飛んで行くレオに手を振った。