星詠みの皇女外伝 Edge of Tomorrow 作:ていえむ
そこまで深く突っ込んで解説などはしていませんし、独断と偏見に満ちているのでその辺りが気になる人はブラウザバック推奨です。
【タイトル】
・星詠みの皇女外伝 Edge of Tomorrow
元ネタ:映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
原作が日本のラノベでありながら、ハリウッドで実写化かつトム・クルーズ主演で色々と話題になった映画。米国での原題がそのものずばり『Edge of Tomorrow』。
【一日目その1】
・旅する水着と三度目の夏
元ネタ:映画『旅するジーンズと16歳の夏』
親友同士の女の子4人が友情の証として一着のジーンズを着まわす約束をした年に体験するひと夏を描いた青春ムービー。
・超人ヘラクが暴走した時~
元ネタ:アメコミ『アベンジャーズ』
超人ハルクはアベンジャーズの創設メンバーなのに、暴走するせいですぐにチームを脱退してしまう。
映画『エイジ・オブ・ウルトロン』がその辺りを元ネタにしたエピソードを盛り込んでいる。
・挙句、遠い宇宙の彼方に~、自分に似たマッチョな~
元ネタ:アメコミ『プラネット・ハルク』、アニメ『ハルク: スマッシュ・ヒーローズ』
どちらもハルクが主役の作品。前者は宇宙へと追いやられたハルクが辿り着いた惑星で独裁者と戦う話。後者はハルクがガンマ線ヒーローでチームを結成し活躍するアニメ。蜘蛛男も出るよ。
・向こうではレックス
元ネタ:アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
ゼムルプス→バルバドスルプスレクス→レクス→レックス。
遠いな。
・宇宙人がバーリアでも張って軍艦が~
元ネタ:映画『バトルシップ』
ハワイにエイリアンが襲来し、バリアで孤立した中でアメリカの駆逐艦乗組員(と日本自衛官一名)が戦う話。
何はともあれ終盤に彼女が息を吹き返す様はテンションが上がる事請け合い。痛いのをぶっくらわせてやれ!
後ブリトー。
【一日目その2】
・僕達の七日間戦争
元ネタ:映画『僕らの七日間戦争』
中学生の一団が廃工場に立てこもって大人たちと対決する青春映画。
原作小説は割と過激な内容でハードな展開も多くほとんど別物である。
若き日の宮沢りえのピチピチお肌がとても眩しい。
・「ウィリアムズでも気取る気か?」
元ネタ:映画『いまを生きる』
ロビン・ウィリアムズ主演のアメリカ映画。厳格な全寮制アカデミーに赴任してきた型破りな教師が生徒達に自由を啓蒙する話。
終盤の展開は色々と重いが、含みの多いエンディングは考えさせられることが多い。
「オーキャプテン~」「死せる詩人」もこの映画より。
・凶悪な面構えの人形がカミソリ片手に~
元ネタ:映画『チャイルドプレイ』
人形に乗り移った凶悪犯が活躍するホラー映画。近年も新作が作られるなど、息の長いシリーズである。
・頭からタライが落ちてくるわ~
元ネタ:映画『ホームアローン』
クリスマスに一人ぼっちになった少年が家中に仕掛けた罠で泥棒を撃退する話。
アナスタシアには見せてはいけない映画である(真似されるから)。
・ホッケーマスクやカギ爪の夢魔
元ネタ:映画『十三日の金曜日』、『エルム街の悪夢』
知らぬ人はいないであろうホラー界の馬場と猪木が活躍する映画。フレディVSジェイソンは面白いよ。
割と誤解している人が多いがジェイソンの武器はチェーンソーではなく哪吒――失礼、鉈である。
・斧を持ったオッサンが素敵な笑顔で覗き込んできたり
元ネタ:映画『シャイニング』
スティーブン・キング原作の小説を映画化したもので元ネタはソフトのパッケージ。
ホテルの管理人となった男が徐々に狂気に蝕まれ凶行に走るホラー映画。ジャック・ニコルソンの怪演は一見の価値あり。
ただし原作からストーリーは大幅に改変されている。
・「ええ、バロールセンスが反応したの。行きましょう、ディック!」
元ネタ:アメコミ『スパイダーマン』、『バットマン』
片やニューヨークの親愛なる隣人、片やゴッサムシティのクライムファイター。
スパイダーマンはスパイダーセンスと呼ばれる第六感で危機を察知することができる。
ディックはバットマンの相棒である初代ロビンことディック・グレイソン。後にナイトウィングとして独り立ちする若手ヒーローである。
【七日目その1】
・サマータイムループ・ブルース
元ネタ:映画『サマータイムマシーン・ブルース』
エアコンのリモコンが壊れたのでタイムマシンで昨日から壊れていないリモコンを持って来ようとするが、タイムパラドックスを恐れて過去でやらかしたおふざけの揉み消しに奔走するドミノ倒しコメディ。
・「ループ……記憶……ZEROに還る……うっ、頭が……」
元ネタ:漫画『真マジンガーZERO』
最終にして原初の魔神。中の人ネタである。
【一日目その3】
・ファインディング・メイヴ
元ネタ:映画『ファインディング・ニモ』
ピクサーの長編アニメーション。人間に捕まった我が子を探し出すため、カクレクマノミのマーリンは決死の大冒険を決意する。
タイトルにもなっているが、ニモはピーチ姫ポジションであり主役は父親の方である。
・コンスタンティン
元ネタ:映画『コンスタンティン』
キアヌ・リーブス主演のファンタジー映画。悪魔祓いを生業とする同名の主人公が人間界へ侵入しようとする悪魔と対決する。
作中で触れた通り宗教色が強い映画だが、主人公が肺癌のヘビースモーカーで武器が祝福された銃やメリケンとその道には非常に刺さる作風。
映画だけでは分からないが、実はDCユニヴァースの出身でれっきとしたヒーローでもある。
・スピーシーズ
元ネタ:映画『スピーシーズ 種の起源』
地球外生命体と地球人の遺伝子から創られた人造生命が暴走し、繁殖の為に街に繰り出して男を漁るホラー映画。
身も蓋もない言い方をするとエイリアンによる逆ナンである。
エイリアン役のナターシャ・ヘンストリッジよりも子役のミシェル・ウィリアムズの方が色々とそそられるのはきっと気のせいではないだろう。
・レッドブロンクス、酔拳
元ネタ:映画『レッドブロンクス』、『酔拳』
どちらもジャッキー・チェン主演のカンフー映画。
前者はジャッキーの本格的なハリウッド進出作であり、後者は二作目の殺陣が非常に有名。
どちらも見て損はないが、良い子は決して真似をしてはいけない。
【六日目その1】
・TAXi LULUHAWA
元ネタ:映画『TAXi NY』
リュック・ベッソン監督によるフランス映画――をリメイクしたアメリカ映画。監督はティム・ストーリー。
改造タクシーの運転手とおまぬけな警察官がコンビを組んで強盗団を追い詰めていく。
大まかなエピソードはオリジナルと共通だが、登場人物の性別やストーリー展開が一部異なっている。
個人的に強盗犯との対決後の展開はオリジナルよりもこちらの方が好みである。
・白塗りのプジョー407
元ネタ:映画『TAXi』
上記のオリジナル。下手しなくても主役より警察署長の方がキャラが濃い。
フランスが舞台ではあるが当時としては珍しい移民系の黒人が主役を張っている。
作中に登場した運転手は四作目までの主人公がモチーフであるが、彼が言っていたように映画の方でも主人公は無免許で自動車を乗り回している。
【六日目その2】
・プリンセス・ミス・シャイン
元ネタ:映画『リトル・ミス・サンシャイン』
色々と問題を抱えた家族が一丸となって娘の美人コンテスト参加の為におんぼろバスで旅をするロードムービー。
ちなみに子役の名前は我が姪と同じアビゲイルなのだ。
・「や、八つの頭? エイトヘッド・ジョーズだって!?」
元ネタ:映画『ダブルヘッドジョーズ』シリーズ
我らがアサイラムが送るサメ映画。シリーズが進む毎に頭が増えていく謎のサメが活躍する。
最新作は体の左右で首が三つずつある『シックスヘッド・ジョーズ』。
・数多の鮫を巻き込んだ鮫竜巻
元ネタ:映画『シャークネード』シリーズ
そんなアサイラムが送り出した傑作サメ映画。サメが竜巻に乗って空から降ってくるという荒唐無稽な映画。
ただ、サメがゾンビになったり幽霊になったり地面を泳いだりするこのご時世、竜巻で巻き上げられただけというのに妙な現実味を感じるのは気のせいだろうか?
【五日目その1】
・蝶々の羽ばたき
元ネタ:映画『バタフライ・エフェクト』
タイムリープを題材としたSF映画。名前の元ネタは地球の裏側にいる蝶の羽ばたきがこちらに辿り着く頃には竜巻へと転じるというカオス理論から。
過去に戻って問題を解決しても、新たな問題が現在で生じてしまうジレンマ。可能ならば是非ともDVDを買って映像特典まで見る事をおすすめします。
【一日目その4】
・太陽と月に背を向けて
元ネタ:映画『太陽と月に背いて』
実在のフランス詩人アルチュール・ランボーとポール・ヴェルレーヌを題材としたイギリス映画。
粗野で才能溢れるランボーをディカプリオが演じ、同性であるヴェルレーヌと禁じられた関係に踏み込んでいく。
【七日目その2】
・ランゴリアーズ
元ネタ:小説『ランゴリアーズ』
スティーブン・キング原作のホラー。飛行機の乗客が過去の世界へと迷い込み、そこで何でも食い尽くす怪物ランゴリアーズに襲われる。
怪物の見た目は醜悪なパックマンそのもの。地味にドラマ化され日本でもDVDが販売されている。
・ミスト
元ネタ:映画『ミスト』
同じくキング原作の小説とそれを基にした映画。霧と共に現れた怪物から逃れ、スーパーマーケットに立て籠もった人々が体験する狂気。
特に映画版のラストは物凄くやるせなく作者自身が絶賛したという。気持ちが落ち込んでいる時には決して見てはいけない。
【一日目その5】
・知らなすぎた少年
元ネタ:映画『知らなすぎた男』
ゴーストバスターズでお馴染み、ビル・マーレイ主演のシュールコメディ。
演劇体験に参加した主人公が勘違いから本物のスパイが入り乱れる諜報合戦に巻き込まれ、知らず知らずに本職のスパイを翻弄する様を描いている。
・ロボコップ
元ネタ:映画『ロボコップ』
サイボーグ警官が活躍するバイオレンス映画。
ゴアな表現も多く子どもが見るには注意が必要。ただ彼の真似をしてガンプレイに興じた者も多いはず。
一作目と三作目のエンディングが対になっているのが個人的にツボ。
・「まあ落ち着け。武器を突き付けられてはビビッて話もできやしない~
元ネタ:映画『コマンダー』
ご存知、港湾組合員御用達の筋肉モリモリマッチョマンの変態が大活躍する筋肉ムービー。
序盤の敵の襲撃を受けた場面より。まったく話を聞かずに速攻でメッセンジャーを撃ち殺すシュワちゃんが素敵すぎる。
・「彼女を倒して、私が華麗なる女スパイ、謎のヒロインXXXに~
・「バーバラ・バックのつもりですか!~
元ネタ:映画『007 私を愛したスパイ』
007シリーズの映画十作目。コードネーム「XXX」ことバーバラ・バックは本作のボンドガールでありKGBのスパイ役である。
つまり皇女の祖国が真っ赤だった時代のキャラクターであり、マシュはそこを突っ込んでいる。
・母の日に最愛の母親の命をその手で断つという非情な決断を下したかのようであった。
元ネタ:小説『Fate/Zero』
アサエミのトラウマ。
【三日目その1】
・僕らのFateへ逆回転
元ネタ:映画『僕らのミライへ逆回転』
在庫のビデオテープが映らなくなるというトラブルに見舞われたレンタルショップの店員が、店の信用を守る為に自分達で映画を撮り直すという無謀な作戦を実行するコメディ映画。
小道具は全てが手作りなのでVFXなどなく、ユーモラスだがどこかシュールな撮影風景。これが意外にも受けてリメイク版を希望する客が殺到するが、当然のことながら著作権侵害であり――。
ある意味、創作を志す人なら誰もが通る道。
・「まったく、これじゃクリスピン・グローヴァーだ」
元ネタ:映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
主人公マーティ・マクフライの父親、ジョージ・マクフライを演じる役者の名前。
この少し前の「靴の紐~」のやり取りは映画内でも行われており、引っかかったクリスピンが情けない姿を晒している。
・「どうせなら息子の方にしてくれ」
元ネタ:映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
主人公マーティ・マクフライはペプシが好きなロック少年なのである。
一作目における彼のライブシーンも見せ場の一つ。
・『ようこそ諸君~
元ネタ:怪奇映画全般
昔の怪奇映画はストーリーテラーによる語りから始まることが多かった。
・監督サーヴァント
元ネタ:エド・ウッド
映画界のゴッホ。ゴミのような映画は数知れず、映画のようなゴミを生み出すのは彼だけといわれるほど天から才能を与えられなかった。ただし情熱だけは誰にも負けない。
彼がどういう人物か知りたい時は、まずはジョニー・デップ主演の『エド・ウッド』を見よう。
ちなみに作中の彼は人格こそエド本人だが見た目は盟友であるベラ・ルゴシと習合してしまっている。アンデルセンと同じく無辜の怪物状態なのである。
・誰にも、腰抜けなんて言わせないわ!
元ネタ:映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
主人公マーティは腰抜けと罵られると頭に血が上ってしまう。そのせいでいらぬトラブルに巻き込まれることも多い。
そんな切れる少年もタイムトラベルを通じて大きく成長していく。何事も我慢って大事だよね。
・『私はお前の父だ』、『嘘だぁぁぁぁっ!』
元ネタ:『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』
終盤のとあるシーンより。撮影段階まで役者にすら秘密にしていた逸話はあまりに有名。
そりゃお父さんがバケツ頭なら誰だって嘘だって言いたくなる(冗談です)。
・『生きてる、生きてる!』
元ネタ:映画『フランケンシュタイン』
「It's alive! It's alive!」。フランちゃん誕生の瞬間。
アメリカ映画名台詞ベスト100にノミネートしたこともある。
・他人の夢を撮ってどうなる? 夢の為なら戦うんだ
元ネタ:映画『エド・ウッド』
終盤の酒場でのやり取り。この部分は完全に創作ではあるが、非常に印象に残る名シーンである。
【六日目その3】
・遠い空の彼方に
元ネタ:映画『遠い空の向こうに』
高校生がロケット作りを通じて成長していく過程を描いた半自伝的な作品。
夢を追う事の難しさ、挫折、喜び、親との和解。正に青春。
・「ああ! ダメ! ブリトーよ!~
・「
・「
元ネタ:映画『バトルシップ』
ハワイでエイリアンと軍艦がドンパチするSF映画。
劇中の冒頭でヒロインが無性にブリトーを欲する為に、主人公は果敢にも閉店したコンビニに泥棒を敢行する。
その際にかかるBGMがピンクパンサーである。ちなみに視聴するなら吹替え版をおすすめします。
・「アッセンブル!~
元ネタ:アメコミ『アベンジャーズ』
「Avengers Assemble」。ヒーローチーム「アベンジャーズ」の決め台詞のようなもの。日本語に訳すと「出動」や「出撃」が近いか。
実写版ではなかなか言ってくれなかったが『エンドゲーム』で遂に待望のアッセンブルが聞けるぞ。
・「しょーぐんは、『
元ネタ:アメコミ『ファンタスティック・フォー』
マーベル初のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」のザ・シングことベンジャミン・グリムの決め台詞。
原語版では「It's clobberin' time!」。アニメ版にあたる「宇宙忍者ゴームズ」では声優のアドリブによりルビの台詞になっている。
2005年の実写映画における上記の台詞は直前のシチュエーションも相まって実に格好良いので機会があれば是非どうぞ。
ジェシカ・アルバのお肌も見れるよ。
【七日目そのX】
・スタンド・ビハインド・ミー
元ネタ:映画『スタンド・バイ・ミー』
原作はスティーブン・キングの同名小説。4人の少年が死体探しというひと夏の冒険を通じて友情を深めていく青春映画。
線路沿いに歩く映像と音楽はあまりにも有名。でも良い子は真似しちゃいけないぞ。
【八日目】
・Write Lost Repeat
元ネタ:映画『『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
実はDVD化の際、米国ではタイトルは『Edge of Tomorrow』から『Live Die Repeat』に変更されている。
直訳すると「生死を繰り返す」だろうか。
・「何だかクリスマスまでに石を貯めておかないといけない気がするんだ!」
同年のクリスマス、アナスタシアが描かれた概念礼装「シュヴィブジック・スノー」が実装されるため。
この時、カドックはまだ知らなかった。まさか皇女があんなことをしでかすなんて。
「あれ? まさかここまで全部読んじゃったんですか? 物好きな
Kadoc and Anastasia will return
IN 『Epic_of_Remnant』