(完結)コラボ作品!新アヴェ(下)VSナマモノ!シンフォギア界アニマルNo.1三本勝負!!   作:クロトダン

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お待たせしました。

コラボ対決二本目です。

いや、難産でした。

今回もツッコミ所がありますが楽しんでもらえれば嬉しいです。
それではどうぞ( ゚∀゚)つ



二本目!捕まるな!追いかけっこ対決!!

――ロボ視点――

 

 

―モフリ……モフリ……―

 

やあ、只今装者達にモフられているロボだよ。

 

―モフリ……モフリ……―

 

最初の対決でネコアルクから一本取った俺達は次の対決が始まるまで、拓けた場所で休んでいる所だ。

 

―モフリ……モフリ……―

 

最初の対決が終わった後、ネコアルクが(多分装者達の絶望の顔を見る為に)用意した体重計を見た彼女達は増えてしまった自分の体重を確認した途端、死んだ目をしてから地面に倒れ込んだ。

 

―モフリ……モフリ……―

 

その光景を見た俺はみんなを慰めようと頭を擦り付けた後、横になってされるがままみんなにモフられている。

 

―モフリ……モフリ……―

 

まあ、お察しの通り自分達の体重を見たショックでいつものモフリ方ではなく、少しずつ俺をモフっている。

 

ほ、ほら、もっとモフってもいいよ?いつも以上にモフってもいいんだよ?

それに今日はお腹もモフってもいいぜ?ほら?ほら?だから元気出して?……ね?

 

―モフリ……モフリ……―

 

駄目だ……、小一時間俺をモフモフしても彼女達の傷付いた心はまだ回復仕切れてない。

やり過ぎだよあのナマモノ……。

 

「体重が……体重が……」ブツブツ

 

「コロス……あのナマモノ…コロス……」ブツブツ

 

「許せないデス……滅多切りデス……」ブツブツ

 

……あの、ネコアルクが許せないのはわかるけど、もう少し声を小さくしてください。本物の怨霊みたいに聞こえて怖いから。

 

『うらめしやー』

 

セレナちゃん、君がやっても怖いというよりかわいいからね。

 

『ムゥ…、残念です。ロボさんを怖がらせるチャンスと思ったのですが……』

 

いやどっちかって言うと、ネコアルクの偽物を倒していく毎に無表情になるみんなの顔がフィーネやネフィリムを相手した以上に怖かったわ。

 

モフリ……モフリ……

 

「ニャッホー!みにゃさんお元気ー?」

 

みんなが無言でモフっていると、身体中に包帯を巻いて、顔全体に噛み跡を残したネコアルクが空気を読まず、笑顔で挨拶してきた。

 

この光景を観てそんな感想を言えるお前は今すぐ眼科と脳外科に行ってこい。

 

「いやー、袋叩きの後にそこの狼にマミられるとはにゃー……流石のアチシもヤバかったにゃー。……その後、三途の川にいるご先祖達に追われたけどね

 

そのまま逝けばいいのに……。

 

「んーー、返事がにゃい?なら仕方にゃい、アチシから元気になる言葉を送ろうではにゃいか」

 

元気にって、こんな状態にした本人(本猫?)が何を言うつもりだ?

 

「フ、フ、フ、それは……みんにゃが倒したアチシの分身を倒した数を個人ごとに報告します!」

 

モフリ…モフ―ピタッ―

 

ネコアルクの声を聞いたみんなが俺をモフるのを止めて、ゆっくりと油が切れたように顔をネコアルクに向ける。

 

あれ?クリスちゃん?突然立ち上がってどうしたの?それに他のみんなも……ヒィッ!?

 

呑気に笑っているネコアルクを冷めた目で見てるとクリスちゃん達が静かに立ち上がると、鬼……いや、修羅のような雰囲気を纏って、無表情でネコアルクに音もなく近付いていった。

 

 

「あにゃ?みにゃさんお揃いでアチシに何か用かにゃ?

いきなりアチシの手を握るなんて?

ん、もう片方も?にゃにゃっ?両足も握って、アチシを持ち上げてどうするにゃ?

……あの、お顔が怖いですよみにゃさん?

あ、ちょっと待ってアチシの間接はそれ以上曲がらにゃ――ギニャァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!?

 

 

クリスちゃん達に処け……お仕置きされるネコアルクから俺はソッと顔を逸らす。

 

因果応報だよ、お前のふざけたルールのせいで落ち込んでいるのに、加算体重を言おうとしたら、みんながそうなるのは無理もないよ。

 

いつものクリスちゃん達から想像できない行動に俺は黙ってそれが終わるのを待った。

 

 

 

 

――閑話休題――

 

 

「そ、それでは二つ目の勝負の内容を発表するにゃ……」ゲフッ

 

しばらくして少しスッキリしたクリスちゃん達にボコられたネコアルクは吐血しながら次の勝負内容を発表した。

 

「二つ目の勝負は……鬼ごっこにゃ!」

 

鬼ごっこ?

 

「ルールは簡単。装者達は森の中に入り、制限時間の二時間以内にアチシから捕まらずに逃げ切れば勝ちにゃ。

あ、因みにすぐに捕まってもつまらにゃいから、アチシは開始してから十分後に行動するにゃ。

更に逃げる側は捕まらないようにアチシを攻撃してもいいけど、アチシも捕まえる為に攻撃するからよろしくにゃ」

 

ネコアルクが言った内容に首を傾げていると、響ちゃんがネコアルクに質問した。

 

「えっと、ネコアルクだっけ?その内容だと君が凄く不利だけど大丈夫?」

 

「フッフッフッ、心配ご無用にゃ響ちゃん。アチシにとっちゃ、この程度は朝飯前にゃ!ニャハハハハッ!!」

 

 

いや、強気だなお前。その自信はどこからくるの?

 

そう言って笑いながら装者達を煽っているネコアルクを俺はジト目で見た。

 

「それでは、ヨーイ……スタートォ!」

 

 

 

 

スタートして三十分が経ち、俺達は捕まらないように三組に別れて移動している。

 

「そろそろあいつが出てきてもいい頃だよな?」

 

スタート地点の方向を見て、俺の背中に乗ったクリスちゃんの言葉にそうだねと俺は頷く。

 

因みに組分けは俺とクリスちゃんチーム、響ちゃんと翼さんチーム、マリアさんと調ちゃんと切歌ちゃんチームに別れている。

 

予想通りの組み合わせだって?うん、俺もそう思う。

 

まあ、それはさておき……そろそろあのナマモノが出てきてもいい頃合いだけど、全然出て来ない。

 

……まさか迷っているのか?

 

広い森だし、探している内に迷ってしまうのも無理はないか。

まあ、例えそうなっても時間切れでこちらの勝ちになるし、その後にあいつを探せばいいか?

 

俺が呑気にそう考えていると――。

 

 

「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

聞き覚えのある声が森中に響き渡った。

 

というかこの声って……。

 

「先輩達の声!?二人に何かあったのか!」

 

そう、別れて逃げている筈の響ちゃんと翼さんの悲鳴が聞こえたからだ!

 

二人に何かあったのか心配していると――。

 

 

――ピンポンパンポーン――

 

 

『えー、逃げているみんにゃにお知らせにゃ』

 

「なんだ?」

 

どこからかネコアルクの声が辺りに響き渡る。

 

てか、この辺スピーカーなんてないけど、どうやって流しているのそれ?

 

『たった今、逃げていた響ちゃんと翼さんを捕まえたにゃ』

 

ファッ!?マジで!?

 

「マジかよ!?あの二人がこんな早く捕まるなんて……」

 

クリスちゃんの言う通りあの二人が開始三十分で捕まる事に驚いている。

 

あの二人を捕まるなんて……ネコアルクの奴、一体どんな手で二人を捕まえたんだ!

 

 

 

 

――一方その頃の響、翼チーム――

 

 

ネコアルクに捕まった二人は大きな木を背中に縄で縛られていた。

 

「う、ぐぅ……不覚っ。まさかあんな手で私達を無力化させるとは」

 

翼が顔をしかめてネコアルクの戦法に愚痴をこぼしている。

 

「うぅ……口がヒリヒリするよ~~。喉が痛いぃ……」

 

隣には唇が真っ赤になっている響が涙を流していた。

 

「まさか、奴にあんな手があるとは……」

 

顔を上げた翼の顔をみると彼女の唇も響と同じように真っ赤になっていた。

 

「恐ろしいな、奴の………◯◯◯◯拳は」

 

翼の視線の先に中身が少し溢れた◯◯◯◯が地面に転がっていた。

 

 

 

 

――それから四十分後――

 

 

『はーい!マリアさん、調ちゃん、切歌ちゃん捕獲完了にゃ!さーて、残りはクリスちゃんと狼のみ!すぐに捕まえるから楽しみに待っててにゃ?ニャハハハハッ!!』

 

 

「チッ!まさかマリア達も捕まるとはな……。あのネコモドキ、実力を隠してたな?」

 

クリスちゃんがネコアルクがいつ来るか警戒しながら、愚痴をこぼす。

 

確かに俺もあいつの力を甘くみていたけど、まさかここまでとは……。

 

俺はあのナマモノの匂いや音を見逃さないように嗅覚や聴覚を最大限に活用する。

 

どこだ……どこからくる……?

 

「来るなら来やがれ、蜂の巣にしてやる……!」

 

クリスちゃんがアームドギアを構えて、俺達はネコアルクがいつ出てくるか周りを警戒していると……。

 

 

「ほう……、周りを警戒しながら隙のない構え。見た所長い間共に過ごした相棒同士という感じかにゃ?

以心伝心のコンビと言いたいけど、だが無意味にゃ」

 

 

「上か!」

 

俺達の頭上からネコアルクの声が聞こえて、クリスちゃんがガトリングに変えたアームドギアを頭上に向けて撃ち放つが頭上から折れた枝だけが落ちていくだけでネコアルクの姿はなかった。

 

「くっ、どこに行った!」

 

「こっちだにゃ」

 

「なっ後ろ……ぐぁっ!?」

 

クリスちゃん!?

 

突然クリスちゃんの背後に現れたネコアルクが右手に持った何かをクリスちゃんの口に押し当て、そのまま力を失ったようにクリスちゃんの身体が地面に落ちた。

 

ちょっ、クリスちゃん大丈夫か!?

 

俺は慌ててクリスちゃんに近付いて前足でクリスちゃんの口に付いている何かを退かして無事なのか彼女の顔をみると、両手で顔を抑えて身体をプルプル震わせていた。

 

マジで大丈夫クリスちゃん!?ま、まさか毒!?

 

俺が慌てているとクリスちゃんから声が聞こえた。

 

「………か……」

 

どうしたクリスちゃん!か?

 

「……か、辛いぃぃぃぃ~~~~~~ッ!!!?

 

身体を起き上がらせて唇を真っ赤にしたクリスちゃんが涙を流して叫びだした。

クリスちゃんは口を抑えながら、辛さから逃れようと地面をゴロゴロと転がっていた。

 

え、辛いってこれってまさか……グハァッ!?こ、この匂いはまさか!?

 

俺は地面に落ちている何かに鼻を近付けて匂いを嗅いでみると、様々な香辛料を混ぜた刺激的な匂いが俺の鼻を直撃し、俺は思わず身体ごと仰け反ってしまった。

 

麻婆豆腐!?しかも匂いからして激辛の奴!こんなのをクリスちゃんに食べさせていたのか!! 

 

クリスちゃんの方を見ると辛さ耐えきれなかったのか白目を剥いて気を失っていた。

 

む、むごい……。まさか、翼さん達ももしかしてこの麻婆豆腐に……!?

 

「フッフッフッ……その通りにゃ。この麻婆豆腐はアチシの知り合いから教わった料理。口に入れた瞬間、あまりの辛さに悶絶してしまう至高の一品にゃ」

 

ネコアルクはどこからか出した麻婆豆腐を食べながら説明する。

 

さっきから気になってたけど、それどこから出した?それ以前に辛くないの?

 

「さてと……残りは貴様だけにゃロボ!貴様を捕まえ、残りの勝負に勝てばアチシはNo.1アニマルになれる!おとなしく捕まるにゃ!」

 

ネコアルクは麻婆を食べ終えた後、俺に向けて指を突きつけてくる。

 

やれるものならやってみな?けどな……そう簡単に俺を捕まえられると思うな――シュンッ――よ……って消えた!?一体どこに?

 

「どこを見てる?こっちにゃ」

 

姿を消した探そうと周りを見渡していると俺の下から麻婆の匂いと声が聞こえ、下を向いてみると麻婆豆腐を両手に持ったネコアルクがこちらを見ていた。

 

なっ!?いつの間に!!

 

すぐにネコアルクから距離を取ろうと後ろに飛ぼうとするが、俺が動く前にネコアルクの動きのほうが速かった。

 

(✴️ω✴️)キュピーンッ!

 

 

「麻婆豆腐真拳奥義!麻婆豆腐は甘口より激辛が一番!!」

 

 

ネコアルクが両手に持った麻婆豆腐を俺の口の中に無理矢理押し込まれた!

 

てか、辛ぁぁぁぁっ!!

なにこの辛さ!?これ麻婆って言えるの!?この辛さは料理を通り越して兵器だよ!?

 

「ニャハッハッハッハッ!どうだロボよ!この勝負アチシの勝ちにゃ!!」

 

俺が辛さに悶えて地面を転がっているとネコアルクが高笑いをする。

 

「あ、因みにお前に食べさせた麻婆はお前でも食べてもいいように配慮して作った特別麻婆にゃ。アチシに感謝してよく味わって食べるにゃ」

 

いらねーよそんな配慮!?こんなの食べたら誰だってこうなるわ!

 

俺はゆっくりと立ち上がり、鎌を出してネコアルクに攻撃しようとするが……。

 

「む?まだ動けるかにゃ?それじゃ念のためもう一発」スチャッ

 

ウェッ!?い、いらない!!もうそれ以上はいらな――

 

「はいドーンッ!!」

 

グハァッ!?

 

ネコアルクの三枚目の麻婆豆腐を口に押し込まれ、辛さの許容限界を超えた俺は意識を失った。(ガクッ)

 

 

――ロボ視点、終了――

 

 

 

 

――ネコアルク視点――

 

 

「イヤー、終わった終わったー。さすがに手こずったにゃあ」

 

アチシは目の前に転がっているロボとクリスちゃんを視界に納め、両腕を上げて身体の凝りをほぐす。

 

「でもさすがは麻婆豆腐真拳、まさか装者達全員を倒すほどとは……恐ろしい技にゃ。店長に教わらなければ、こうも簡単に捕まえる事は出来なかったにゃ」

 

そう、今回アチシが装者達を捕まえる事が出来たのは、店長に教わった《麻婆豆腐真拳》のおかげにゃ。

この技は麻婆豆腐を使い、相手を倒す真拳。そのあまりの辛さに耐えきれない者が出てきて、いつしか禁断の真拳と言われるようになったにゃ………。

 

でも、何故店長がこの禁断の真拳を使えたのかにゃ?

 

「ウーン……ま、別にいいか。今回それのおかげで勝てたんだし、気にしなくていいにゃ。うん!」

 

さーて、装者達が目覚める前に次の対決の準備をするかにゃ。

 

アチシは分身達を出して、ロボとクリスちゃんをみんながいるスタート地点に連れて行くよう指示してから、最後の対決の準備をしに行ったにゃ。

 

 

――ネコアルク視点、終了――

 

 

 

 

――響視点――

 

 

「うーん、ネコアルクってばどこにいるんだろ?」

 

平行世界に向かったネコアルクを探す為、私達は三組に別れていろんな平行世界を回っていた。

 

「あの馬鹿ネコ、どんな理由で行ったのか知らねーが、見つけたら一発ぶん殴ってやる!」

 

「落ち着け雪音、気持ちは解るがそれはネコアルクを見つけた時に振ればいい。今は奴を見つけだすのが先決だ」

 

拳を震わせているクリスちゃんに落ち着いてと話した翼さんは了子さんとエルフナインちゃんに作ってもらったネコアルクを見つける機械《ナマモノレーダー》に目線を向ける。

 

了子さん、ネコアルクに恨みがあるからってその名称はどうかと……。

 

「…………反応無し。この世界にもいないようだ」

 

「あーもう!一体どこほっつき歩いているんだよあの馬鹿ネコは!これで四つ目だぞ!」

 

頭を抱えたクリスちゃんが声を挙げる。

 

「喚いても仕方ない、一度元の世界に戻ろう」

 

私達はため息を吐いて他の世界に行こうと一度元の世界に戻ろうと、私達が出てきた場所に向かって行った。

 

本当にどこに行ったの?ネコアルク?

 

 

――響視点、終了――

 




もう少しで平成が終わります、寂しいですね……。

はい!いかがでしたか?
遅れた理由はFGOで帝都復刻イベントが始まり、特効サーヴァントを編成しようとしたら、内の似蔵さんを間違ってマナプリに変えてしまいショックで筆が乗りませんでした。

今は無事に再びお迎え出来たので、投稿出来ました。
お待たせしてすみません。

さて、次はいよいよ最後の対決です。
果たして勝つのはどちらなのか?お楽しみに!
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