私、アリス・マーガトロイドは魔法の森に作った家の中でゆっくりと紅茶を嗜み、新しく魔法を組み込んだ人形を考えていた。といっても、どう考えても素材が足りないわ。
複数の賢者の石を人形に組み込むことで自己学習装置を組み込み、自ら成長する人形を作成する。ただ、これでは自意識は生まれない。
完全な自立人形の完成には近づいたけれど、まだ少ししか喋れないし、判断は私がしている。まだまだ完成には遠い。それに定期的に魔法を付与し直さないといけない。また、自ら考えて行動するには情報の蓄積が必須。今回の人形はその蓄積を目的として考案した。けれど、肝心の素材で詰まっている。賢者の石なんて高価な物をふんだんに使うのだからそれもしかたないわ。
テーブルの上ではブロンドのロングヘアーに頭のリボンを付け小さな洋装を纏った可愛らしい人形が紅茶のおかわりを淹れていた。別の場所では赤色と青色を着た上海人形達が家事をしてくれているので考えることに集中できる。
「ああ、お金がない……」
どう考えても結論はこれしかない。賢者の石を大量に作る素材なんて、転がっていない。手に入れるには幻想郷に無い素材もいるし、紅魔館から買わないといけないのもある。
「シャンハーイッ!」
「わかっているわ」
考えていたら、空中に線が現れ、それが開いて黒い楕円形の形になる。その中心部には眼があり、その目が無数に現れると空間に穴が空く。
「ひゃぁああああぁぁぁぁっ!?」
その穴から、金髪の幼い女の子が落ちてきた。続いてその穴からこの幻想郷の管理者、八雲紫が笑いながらでてくる。これはろくでもない非常に面倒なことが起こったに違いないわね。
「あらあら、
「飛べますけど?」
八雲紫の言葉に怒りが湧いてきて、睨み付ける。すると彼女は扇子で口元を隠しながら笑ってきた。
「アリス、貴女にお届け物よ」
「私に?」
「ほら、挨拶しなさいな」
「ん」
床に倒れていた金髪の幼い女の子が立ち上がる。それを見て私は驚いた。彼女は
「これはどういう悪戯なのかしら? 悪趣味じゃない?」
「いえいえ、今回の件に関して私は何もしていないわ。ええ、男を女の子にして、アリスを虐めるなんて趣味はないわ」
八雲紫が言った言葉に私は幼い私の姿をした奴を睨み付ける。
「本当に?」
「あ、あの、その……」
「そう」
私の幼い姿の奴を無視して、上海人形と蓬莱人形を放つ。彼女は呆然とした表情で抵抗もできずに人形達が手に持つ円錐状の形をした槍に貫かれた。
「かはっ!?」
「あら酷い」
「貴女、それを本気で言っているの? 幼い姿とはいえ、男に自分の身体を好き勝手に見られて触られているのよ?」
考えただけでも気持ち悪い。鳥肌が立ってきて、殺意が湧いてくる。
「……ないわね。ごめんなさい」
「で、コレは何かしら? 詳しい説明を――」
そう言った瞬間、上海達が私の
血を浴びながら離れた青い服の上海人形と赤い服の蓬莱人形は空中に浮かび、こちらを警戒してくる。
「ふざけたことをしてくれるわね」
私の人形達が乗っ取られた。怒りに任せて糸を伸ばし、支配権を奪い返そうとするも糸が弾かれる。全方位から向かわせても障壁に防がれる。いえ、障壁というよりは結界ね。糸が反射されていることから、厄介なことこにあの子達を取り返すのは骨が折れそう。
偽物の方をみると、呆然とした表情から一転して恐怖に染まる表情で、
「ちょっと、退いて。ソイツ殺せない」
弾幕を展開し、他の上海人形と蓬莱人形を完全装備で総動員する。
「あら、自分の娘を殺すだなんて頂けないわね」
「は? 何を言っているんですか?」
ガタガタと震えて八雲紫に縋り付く偽物に本気の殺意をぶつける。
「あなた、あの魔導書を見せてあげなさい。守ってあげるから」
「……わっ、わかった……」
怯えた表情で涙眼になりながら、上目遣いで八雲紫に頷くと彼女の手に大きな魔導書が現れる。それは私にとって見覚えがあり、消したはずの黒歴史。開けてはいけないパンドラの魔導書。
「ま、まさか、みっ、見たの?」
「み、みた。読んだ……」
「そう……やっぱり殺すわ。行きなさい!」
魔操リターンイナニメトネスの発動も準備する。火薬を仕込んだ人形達を戦線に加えて24体の人形を同時に運用し、私も弾幕を展開。
「まあ、待ちなさい。多分、アリスの知っている内容とは違うわ」
「……どういうこと?」
「読んでみたらわかるんじゃないかしら? そうよね」
「……そ、そう……これ、改悪されてる……はず……」
「いいでしょう。読んであげるわ」
久しぶりに手に持った黒歴史、
あの時点で
でもその後、私は色々と追加してしまった。魔理沙と一緒に言い合った内容も含めて、平行世界の自分の力を集めることで究極の存在となる。そんな魔法を組もうとした。でも、無理だった。つまり、これは自分の考えた最強の私というチルノみたいな考えで書かれた魔導書の失敗作。
当然、過去の私は廃棄した。そのはずだ。いや、あの時魔理沙が来ていた。まさか、魔理沙がすり替えてこっそりと持ち帰っていた? 魔理沙は勝手に人の魔導書を持ち帰ることが多々ある。可能性は大きい。
「待って、待って、これ、本当に魔導書になってるの?」
「流石は魔法の国のアリスね。女の子の空想が現実化するんですもの」
「止めてっ! というか、どうやって手に入れたのよ!」
「み、店で売ってて買った……」
「っ~~~」
思わず床にORZみたいな感じに両手をついて項垂れる。
「で、加害者のアリスはどうするのかしら?」
「待って。私は破棄したはず。まずはもう一人の被告を呼んでちょうだい」
「いいでしょう」
パチンと扇子を閉じると黒い目の空間、隙間が開いてそこから魔理沙が落ちてくる。彼女は私達を見て慌てだした。
「おいおい、何事だ?」
「魔理沙、あなた……この魔導書、見覚えがないかしら?」
「あ? これは確か、アリスが捨てるって言ってたから貰って、家の倉庫に放置していった奴だろ……なんでここにあるんだ?」
「まりさぁぁぁぁぁっ!」
「うぉっ!?」
魔理沙の肩を掴んでがくがくと震わせる。
「せっ、説明をしろって!」
「まあ、私がしてあげます」
八雲紫がしっかりと全てを話してくれた。その後、偽物も全てを話してくれたが、それは信じられない内容であり、信じたくない。
「平行世界の力を集めるって、アレが実現できたのかよ。確かに進化する術式を組み込んだが……」
「それ、賢者の石が要るはずなんだけど?」
「パチュリーが失敗作って言ってたから貰った。確か、フランの賢者の石を変えて出たお古だったはずだぜ。そいつを組み込んだ。でも、アレは失敗作だぞ。発動なんてしなかったしな」
「まあそうでしょうね。普通は発動するはずないは。
「どういうこった?」
「彼女が言っていたじゃない。クトゥルフ神話と呼ばれる物にでてくる妖怪に襲われるって」
「もしかして、空間や時間を操るアザトースとかヨグ・ソトースとかが関わっている?」
「すくなくとも外なる神々が関わっているのは確実ね」
つまり、私達が作った魔導書擬きは神様の介入によって、本物の魔導書として様々な世界を行き来して、作られた理念通りに究極のアリスを生み出す魔法として作用しているってこと?
「いやぁぁぁっ!」
「はっはっはっ、面白れぇなっ!」
「面白くないわよ! それって、私の身体が自由にされてるってことじゃない!」
「いや、その心配はねえぜ。だって、アリスの内容を書かないと駄目なんだろ。だったら、アリスのこと……ややこしいな。アリス・マーガトロイドのことを知っていないといけないってことだ。こいつは外の世界から私達のことを観測して知っていた。だが、普通はそんなことってできるのか?」
「千里眼とかを持っているのなら、普通にできるんじゃないかしら? 限定的な物でも他の世界を観測し、それを作り上げる。もしくは人の想念によって新しい世界が作られるとかかしら? この幻想郷も似たようなものですし、不可能ではないわよ」
「様々なアリスがいたけれど、アリス・マーガトロイドは私だけだったよ?」
「そう、それならまだましね」
すくなくともこの偽物を消せば、私の身体を自由にする奴は存在しなくなる可能性が高い。
「さて、アリスには幻想郷におけるこの子の世話をしてもらいましょう。
「そっ、それは……」
「よろしくお願いします、お母さん」
さっきの意趣返しか、悪乗りしてこちらをからかってくる偽物。確かに色々と負い目があるから、助けることはいい。でも、お母さんって。
「待って、待ってっ! それは待って!」
「まあ、いいじゃないか。私も責任を取って一緒に面倒を見てやるからよ」
「魔理沙っ! 何を考えているの! 子供を育てるのって大変なのよ!」
「いや、中身は大人の男だろ」
「それはそれで問題でしょ!」
「まあまあ、ちょっとこっち来い」
魔理沙に肩を抱かれて部屋の隅に連れていかれ、囁かれる。
「紫の奴が関わっているから、絶対に何か裏がある。おそらく、平行世界のことだろう」
「それは、まあそうでしょうね。アイツが動くなんて、裏で良からぬことを考えているに違いないわ」
「だったら、紫の奴の所にいさせるより、手元に置いて娘として教育した方がいいだろう?」
「それは……でも、魔理沙はいいの? 私と貴女の子供になるんだけど」
「別にいいんじゃねえか? 姿は幼い頃のアリスにそっくりだし、アリスに段々となっていくならどっちでもいいだろう。ここで重要なのはあの子が紫の奴と取引した内容だ」
「確か、全面的なバックアップね。なるほど、こちらにもメリットが得られるようにするのね」
「ああ。私達には研究する為に金や現物がいる。それを用意してくれるんだ。ましてや、仲良くなればご本人様が異世界の品々を持ってきてくれたり、異世界に行けたりするかもしれないぜ。そこのところ、魔法使いとしてどうなんだ? 控え目に言って……」
「最高ね!」
魔理沙の言う通り、今回のデメリットは我慢すれば少なく、メリットは大きい。私にとって自分の身体のコピーを知らない男性にあげるという無視できない内容でも、それを上回るリターンが手に入る。完全自律型の人形を作れる可能性も大きい。
「それにポケモンだったか。それもスゲー気になるんだよな」
「確かに数百種類いるんだから、参考になるのは居るでしょう。私には必要ないかもしれないけれど……」
「そんなわけで、結婚しようぜアリス!」
「っ!? なっ、ななななにを言っているのにょっ!」
けっ、結婚って私達は女同士で、しかも魔理沙と……どうなのかしら? いくら人形達がいるとはいえ、一人は寂しいし。いえ、二人になるのね。でも不安はあるから、魔理沙が来てくれるのは嬉しい。
「いや、娘がいるんだから一緒に住む必要があるだろ。で、身体は女とはいえ、中身は男の奴と二人っきりでここに住むのか? 私だったら嫌だな」
「それはそうだけど……なんで結婚? 妹でいいじゃない」
冷静になって考えれば結婚する必要はない。魔理沙と一緒に住むだけでも別に構わないのだし。
「娘ってことにして、私がアリスと対外的に結婚したことにする。これで私とアリスが一緒に暮らす理由ができる。そうなると少なくとも、襲われた時に対抗できるぜ」
「なるほど。でも、上海達がいるから大丈夫じゃない? 魔理沙も普通に泊まりにきたらいいのだし……」
「これからどんどん力を付けていく奴だぞ。一人じゃ抑えきれなくなるし、私にも責任があるからな。何かあったら、私がアリスをこの身に代えても絶対に守ってやる」
「魔理沙……」
カッコイイ魔理沙にちょっときゅんとした。うん、魔理沙との生活は悪くないわね。結婚の方も対外的にそっちの方が誤魔化しやすいのも確かにある。理由としては私と魔理沙で子供を魔法で作ってしまったから、と言えば納得されやすいでしょう。間違ってはいないわけだし。
「わかったわ。そうしましょう」
「よし、決まりだ。アリスの説得は終わったぜ。ただし、私もアリスと結婚したことにして一緒に住む。当然、私達のバックアップもしてくれるよな、妖怪の賢者様?」
「いいわよ。何が欲しいのかしら?」
「そうだな、まずはミニ八卦炉の素材だな」
「賢者の石を……20個くらい?」
「……ええ、どうぞ」
「あるのかよ……」
「驚きね」
「うわぁ……」
私達は驚いたけれど、まるでこうなることはわかっていたかのように準備がいい。彼女の顔を見れば不敵な表情で微笑んでいる。やっぱり、怪しい。彼女が黒幕の気もしてきた。八雲紫なら、魔理沙の部屋から魔導書を盗み取ることだって妖怪の配置だって、それこそ世界を越えることだってできるかもしれない。
「ああ、後引越しの手伝いも頼むぜ。アリスの家の隣に私の家を運んでくれ」
「構わないわよ。他には何か有るかしら?」
「それなら、私から」
「何かしら?」
「これ、モンスターボールです。河童の人達に渡して量産と改造をお願いできないでしょうか?」
「依頼しておくわ」
「ありがとうございます。それと上海などの人形が欲しいので、アリスさんに作って欲しいです。いずれは自分で作りたいですが、まだ無理ですし……」
「だそうだけど、何が要るの?」
「そうね……」
人形のことに関しては妥協できない。この子もそれがわかっているから、私に頼んだのでしょうね。流石は私ね。素晴らしい提案をしてくれたわ。にやけそうになる顔を必死に止めて冷静に、今私が考えている
「そ、そんなにいるの?」
「当然よ。人形を作るのに一切の妥協はしないわ。バックアップしてくれるのでしょう?」
「わっ、わかったわ……」
素材はどれも冥界や地獄、天界などに存在する希少な物をふんだんに頼んだ。これで上海達を作れると思うと本当に嬉しいわ。もちろん、彼女にもちゃんと12体、差し上げるわよ。彼女と私の24体のデータを使っていずれはバージョンアップもできるでしょうしね。
「んじゃ、次はコイツの名前を決めようか。アリスってわけにはいかないだろう」
それもそうよね。アリスは私の名前だし。でも、彼女もアリスではあるのよね。
「単純にロリスでいいのじゃないかしら?」
「いや、それは微妙だろ」
「ないわね。私と魔理沙の子供なら、マリスにしましょう」
「それならいいな」
「覚えてなさいよ……」
「あなたもそれでいいかしら?」
「はい。でも、私はあくまでもアリスです。幻想郷での愛称がマリスというだけですよ。そこは譲れません。絶対に。そうじゃないと、死んじゃう」
「そこまでかよ……」
「そのようね」
「これは本当に手を尽くしてやらないとな」
私達の責任でもある。そうと決まれば色々と決めましょう。
「定期的に連絡をしてちょうだい。その結果次第で支援します。あまり成果が上がらなければ打ち切りますからね」
「ああ、それは仕方がないな」
「ええ、そうね」
「わかっています」
「それならいいわ。それじゃあ、後で藍に届けさせるから、後の事は任せるわね」
「ああ、任せな」
八雲紫がスキマを作って出ていったので、残されたのは三人になる。
「んじゃ、改めて自己紹介と行こうか。私は霧雨魔理沙。よろしくな」
「アリス・マーガトロイドよ」
「アリスもといマリスです。この子はマザー。それと種族としてのメタモン達」
丸い物をボタンを押して大きくし、その中から粘体の生物をだしてきた。なにこれ、凄く不思議な生物なんだけど。
「それが言ってたポケモンか?」
「そうです」
「そっか。ちょっと触ってもいいか?」
「どうぞ」
「おーなんかドロドロしてるな」
「大丈夫なの?」
「ああ、平気だぜ。アリスも触ってみるか?」
「遠慮するわ。それよりも部屋を決めましょう。私と魔理沙は同じ部屋で、マリスは一人部屋ね」
「お、私は同じ部屋でいいのか?」
「守ってくれるんでしょう?」
「まあな」
「それで構いません。アリスさんからしたら、気持ち悪いでしょうし……」
「うっ……」
悲しそうにしてくる幼い私の姿に心が痛む。けれど、やっぱり受け入れるのはまだしばらく時間がかかる。
「ごめんなさい。さっきの攻撃のこともだけど、やっぱりまだしばらくは無理よ……」
「仕方ないです。こちらこそ申し訳ございません。まさか、このような事態になるとは思わず……いえ、想像したことはあったんですけど」
「あるのかよ」
「やー違う自分というのは憧れませんか? まあ、なると実際には戸惑いと困惑、後悔が勝るのですが……」
「だろうな。まあ、アリスは慣れていけよ。マリスは私達の娘なんだからな」
「本当に娘にするんですね」
「そっちの方が面白そうだしな。アリスにも得はあるし」
「プロイキャッシャーね。教えていただけるかしら?」
「お母さんの頼みとあらば。でも、全然わかってないんですけどね!」
「だろうな。とりあえず、アリスはマリスに人形の操作を教えてやれよ。弟子として扱えば問題ないだろ」
「……そうね。それなら……人形について教えましょう」
「よろしくお願いします!」
まずはあげることになる上海人形から教えましょう。私であるのなら人形について教えるのは苦にもならないはずだし。
「あ、伝え忘れていたわ」
いきなり目の前に空間は引き裂かれて、座った状態の八雲紫が現れた。マリスはビクッとして驚き、すぐに私の後ろに隠れて服の裾を掴んでくる。星の精とかいうのに襲われたのがよほどトラウマになっているみたいね。
「何の用かしら?」
「仲がよろしそうで何よりだわ」
私が複雑な表情をすると、ニヤニヤ笑ってくる。本当に嫌な奴ね。上海達を差し向けようとすると、両手を上げて降参のポーズをとった。
「争うつもりはないわ。えっと、マリスでいいのかしら」
「は、はい」
「貴女には幻想郷の民になる前に通過儀礼として、異変を起こしてもらうわ。それが完了するまでこの森から出ることを禁じます。外部との接触もできる限りしないように」
「ちょっと?」
「私が異変を起こすんですか? そんな力、まだ無いですよ」
「アリスと魔理沙に手伝ってもらいなさい。それか自分の力でやるのよ」
「私達が協力するのか? 私としては解決する方に回りたいんだが……」
魔理沙はそうでしょうね。しかし、何をするかは相談するのもいいかもしれない。私が彼女と仲良くなるにはそっちの方が良さそうだし。
「……わかりました。自分の力でやります。ポケモンの力を使っていいんですよね?」
じ、自力でやっちゃうの? 大丈夫なのかしら? 異変って結構力が必要なんだけど。
「ええ、いいわよ」
「そうですか。じゃあ、
「やれるものならね」
「ふふふ、楽しくなってきた……」
何をするかはわからないけれど、碌な事にはならなさそうに。八雲紫、紫に無茶ぶりされた仕返しをするつもりなのかも知れないわね。しかし、霊夢を倒すというのは個人的に興味があるわ。
「あ、アリスさん。お母さんには事前準備として手伝って欲しいのがあるんです」
「何かしら?」
「人形、作りましょう。水中戦用の人形を」
水中戦で使える人形。考えたこともなかったわね。楽しそうなことになってきたわね。
「どちらにしろ、弾幕ごっこの練習は必要だな」
「それよりもまずは生き残るために戦闘訓練ね。運動音痴は早目に克服しないと死ぬわ」
「はい。そのためにはスキルポイントが必要です」
「アリスポイントがあるなら戦闘系のアリスを取ればいいんじゃないか?」
「それなんですけど、ポケモンの世界から攻略するので、ポケモンを強化する能力がいいんです。人形も強化できるとなによりですし」
「確かに言われてみればそうだな……でも、そんな都合のいいのっているのか?」
「居ますよ……でも、旅に便利なタイプと悩んでいて……お二人は知りませんか?」
「流石に私は知らないな。アリスはどうだ?」
「知る訳ないじゃない。ただ、旅をするのなら、荷物を沢山持てるほうがいいんじゃないかしら?」
「その通りですが……」
「その辺はアリスならどうにかできるのか?」
「圧縮呪文を教えてあげるわよ。人形が入ればいいのだし。だから、その、アリスポイントとかいうのは生き残ること優先して使った方がいいでしょう」
アリスポイントなんて言いたくないんだけど、仕方が無いので我慢しましょう。
「生き残ることを優先……あ、いいのがありました」
「どんなのだ? 私に教えてみろ」
「全ての味方が急所に攻撃しやすくなって、味方の回復と状態異常を治し、ついでに光属性の全体攻撃をします。その攻撃が命中すると状態異常の雪だるま化して少しの間動けなくなるよ。あと、魔族に対する特攻を持つから……」
「なんだ、その出鱈目な能力」
「まったくもってその通りね。魔族はおそらく妖怪や幽霊とかに置きからえれるでしょうし、いいんじゃない? 回復能力は便利でしょう」
「だな」
「じゃあ、とりますね」
マリスが
アリス・マーガトロイド様、こんな感じであってのか不安です。なお、私はアリス×魔理沙が好きです。魔理沙×霊夢も好きです。結論。魔理沙はプレイボーイならぬ、プレイガール。ごめんなさい。
次に新たなアリスを載せますが、簡単にだけ。
支援能力が欲しくていろんなアリスを探しました。2、3時間。でも、ほとんど攻撃系なんですよね。そんなわけで幻獣契約クリプトラクトの[聖夜の旅人]アリス、潜在能力解放版です。スピードと悩みましたが、こちらにしました。樹の方はすごく強いですが、回復能力がなかったのであきらめ。
ちなみに候補にはハードゴアアリスとかもありましたが、あれ、本人のみなんですよね。魔術回路でオート回復がある現状、要るのか微妙。あちらの方が出鱈目な回復力ですが。たぶん後で取ります。
また、今回のことでこりたので、活動報告に皆さんが知っているアリスを募集しました。そんなわけでよろしくお願いします。(ぺこり
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