0.ドラゴン
1.フィロリアル
2.サーペント
3.グリフォン
4.ラビット
5.フェアリー
6.アント
7.スパイダー
8.リザードン
9.ウルフ
アリスは2を出しましたのでサーペント。
外れなしだったと思う卵ガチャを選んだ。一つだけ、手に取ると奥で音が聞こえてきた。そちらに行ってみると、奴隷商と尚文おにーさんが話していた。
「契約できましたか?」
「ああ、できた」
「次はお嬢様ですな」
「はい。お願いします」
カゲボウズとダンバルに魔物紋を刻んでもらう。最初から高い方を刻んでもらって、安い方と高い方、二つのインクと筆を注文しておいた。筆は三つで、インクもそれぞれ三つ。
「用意できました。こちらに血液をお願い致します」
「どうぞ」
口で指を切って血をインクの入った皿に流し込む。その皿のインクを使って魔物紋を描いていく。これによって二体の身体にしっかりと魔物紋が現れた。
「よく頑張ったね。ありがとう。これからよろしくね」
「がぁっ」
「ろー」
二体を抱きしめて撫でてあげる。それから、卵の処理もしてもらう。
「じゃあ、尚文おにーさん。この瓶を二つ、盾に吸わせてください。それからあの中から卵を選んでくださいね」
「卵か?」
「これはモンスターの卵です。便利ですよ」
「コイツだけでいいんじゃないか?」
「いえ、二人じゃ限界がきますし、効率が悪いです。魔物は移動にも使えますから、荷物持ちに使っても効率がいいです」
「そうか、確かにそうだな。金は後で返す」
「はい」
さて、インクを魔導書に入れるとインフォメーションが流れてきた。
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魔物使いの魔導書・初級と中級が解放されました。
魔物使いの魔導書・初級(未解放)
装備ボーナス:効果は魔力上昇(小)、魔物成長補正(小)、魔物強化(小)
魔物使いの魔導書・中級(未解放)
装備ボーナス:魔力上昇(中)、魔物成長補正(中)、魔物強化(中)
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後は装備して熟練度をあげていけば効果が永続してくれる。詳しい内容はヘルプにあったのでそれを見る。
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『武器の変化と能力解放』
武器の変化とは今、装備している伝説武器を別の形状へ変える事を指します。
変え方は武器に手をかざし、心の中で変えたい武器名を思えば変化させることが出来ます。
能力解放とはその武器を使用し、一定の熟練を積む事によって所持者に永続的な技能を授ける事です。
『装備ボーナス』
装備ボーナスとはその武器に変化している間に使うことの出来る付与能力です。
例えばエアストバッシュが装備ボーナスに付与されている武器を装備している間はエアストバッシュを使用する事が出来ます。
攻撃3と付いている武器の場合は装備している武器に3の追加付与が付いている物です。
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これを考えると、モンスターボールを吸わせてみたらどうなるだろうか? 試しにやってみよう。どうせこの子達は魔物紋を入れたからいらないし。
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モンスターハウスの魔導書(未解放)
魔物収納、魔物回復(小)、捕獲(小)
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なんか予想していたのよりも凄いのがでた。これならいろんな魔物を連れ歩くこともできるかもしれない。
「アリス、そっちはどうだ?」
「魔物使いの魔導書を手に入れました」
「俺は盾だな」
「よかったですね。奴隷紋のインクや奴隷の血を入れるだけでも色々と効果が生まれますよ」
「わかった。本当に助かる」
「いえいえ、こちらも助かりましたから」
奴隷商で買い物は他にないので、残りのお金を貰って移動する。
「これからどうするんだ?」
「私はこれから狩りに行くつもりです」
「それは俺達が一緒に行くわけにもいかないな。先に武器屋だし」
「ですね。あ、私は手早くこの国から出るつもりです。下手をしなくても王女に狙われるでしょうから」
「俺のせいですまないな」
「いえ、私なら大丈夫ですからね」
「まあ、クトゥルフ神話の世界で生き残ってたら、この辺じゃ大丈夫か」
「はい。といってもしばらくはこの辺りにいるので一緒に遊びましょうね、ラフタリアちゃん」
「は、はい……」
尚文おにーさん達と挨拶をしてから別れる。まずは協会に行って波の参加登録を行う。三勇教の人達は鬱陶しいけれど、私に何かをするのなら魅了するだけだ。
「魔導書の勇者様ですね」
「波の参加登録に来ました。それと龍刻の砂時計の砂を頂けませんか?」
「それはできません」
「わかりました」
まあ、貰えるとは思っていない。そんな訳で案内だけしてもらって参加登録だけしておいた。これで何処に居ても飛ばされる。後は布や裁縫道具を買ってでよう。
色々とお店を回って買い物をしていく。魔法書は高いので正直言って買ってられないので今はいい。やっぱりお金を稼がないといけない。
さて、街から出てオレンジバルーンを狩ることにしよう。同行者設定はしてあるし、ダンバルとカゲボウズに頑張ってもらおうかな。
「っと、その前に名前を決めないとね」
ダンバル、メタング、メタグロス。ルクスかな。カゲボウズは、ジュペッタからジュカでいいか。呪いとか使いそうだし、うん。女の子だから、呪歌という感じかな。
「ダンバル、貴女はこれからルクス。カゲボウズはジュカ。これでいいかな?」
二体とも嬉しそうに頷いてくれるので、良かったと思う。さて、これで準備はできたし、まずはレベル上げだ。取り敢えずやることは一つ。
上空に爆発する弾幕を打ち上げる。周りに物凄い音が響き、大量のオレンジバルーンがこちらに向かってくる。それに対して私は真っ赤なお口のトナカイさんで全面爆撃を行う。召喚されたトナカイさん達が、空からプレゼントを落としていく。それは聖夜の奇跡。聖なる光の爆発。モンスター達に死のプレゼントを配る使者。
集まってきた敵は全滅した。周りの地形も抉れてしまったけれど、これは仕方ない。だって、知らなかったもの。ごめんなさい。こんな攻撃なんて思わなかったの。魔力がすっからかんになってしまったので、座って休憩する。敵が460体いたようで、経験値がそれなりに入った。レベル9に上がったし、魔物使いの魔導書のおかげでルクスとジュカはレベル19になった。私より成長が速い。
「じゃあ、私は休憩しているから、素材を集めてきて」
二体が頷いたので、ゆっくりと深呼吸をして魔力を回復する。魔導書のお陰で魔力自体が増えているので数をこなした方が良い。ただ、一回使用した扱いにしかなっていないので、全体攻撃は熟練度集めには向いていない。
「~♪」
休憩中は暇なのでこの世界の文字の勉強を……って、誰が教えてくれるんだ? いないじゃん! これは奴隷を買うしかない。私の情報を漏らさない為に奴隷の方がいいし、どうせならモフモフを買おう。それに小さなラフタリアとも遊びたい。
まあ、今は魔法の勉強をしようかな。人形を作りたいけれど魔法の方が必須だ。ちなみにクトゥルフ神話の魔導書は解放するのに特殊な条件がいる。例えば生贄が必須だとかね。魂を回収し、捧げなければいけないのが多い。基本的に邪神の魔導書だから仕方がない。
コピーしたから、ナコト写本とかの文字はわかる。なのでセラエノ断章から黄金の蜂蜜酒を造る方法でも調べてみるか。後催眠による精神操作の方法、時間遡行薬の製法でもいいけどね。やっぱり蜂蜜酒にしよう。そうなると蜂の魔物を捕まえないといけない。まあ、今はいいから普通にお母さんから渡された魔導書を読んでいく。巨大化とか使えるから。
「ガァ!」
「カゲ」
「ああ、ご苦労様。どんどん集めてきてね。敵がきたら倒していいし、危なかったら逃げてきて」
指示を出してから、魔導書に吸わせる。すると浮遊魔法の魔導書が出現した。装備ボーナスは浮遊魔法。空中に浮かんだり、浮かばすだけの簡単な魔法。ただ、これは使えそうなので後で使おう。
さて、一時間が経ったので場所を移動する。もはやここに敵はいない。なので、浮遊の魔導書に変えてみる。浮遊魔法を使う意思をみせると、身体が浮きあがってくる。ただそれだけで移動方向は決められない。
「引っ張ってくれる?」
「ガァ」
「カゲ」
二体に引っ張ってもらって移動する。奥にはもっと強い敵がいるはずだし、私に睡眠は必要ないから寝ないで狩りをしていく。もちろん、ポケモン達は寝かせるけどね。
次の敵は兎系のモンスター。森の中だから、爆撃は使えない。一体一体精密なコントロールで魔弾を撃って潰す。
ルクスとジュカにも戦わせるけれど、ルクスは何故か突進攻撃が無茶苦茶速くて、木を貫通していく。ジュカはゴーストタイプで、基本的に騙し討ちや影打ちを使うが、嫌な音で相手の防御力を下げて、そこにルクスを突撃させれば大ダメージになる。そして、相手が怯んだら影打ちとかで止めを刺す。そんな感じで戦ってもらう。
「個々は大切ですが、連携はもっと大切ですからね。ルクスはもうすぐ進化するはずですから、そうなれば強くなれますよ」
襲ってきたウサギ型の魔物を倒し、確実にレベルを上げていく。しかし、やはりこの辺りは弱い。でも、移動手段確保の為にはルクスをダンバルからメタングに進化させないといけない。兎の魔導書は脚力上昇(小)なので使えるからいいけどね。
一時間ほど狩ったら、ようやく覚えられた。次の魔物に向かう。まるで努力値を上げているみたいだ。そう思うと少し楽しくなってきた。
しかし、効率が悪い。魔物がいっぱい湧いたらいいのに……あ、そうか。波を利用したらいいんだ。後、確か悪魔の軍勢が砂漠に居たはず。そいつらを利用して経験値を吸い上げることが可能だったはず。でも、隔離されているし、あーそうだ。魔導書を解析したら掠めとることができるかもしれない。
やってきた兎を魔弾で迎撃し、倒す。死体の処理も考えないといけない。そもそも私の伝説の武器としての特殊能力ってなんだろう? 尚文おにーさん、盾の勇者からコピーしたらしいから、それと同じ?
「何かないかな?」
ヘルプ項目を参照して必死に探していく。そうしたら、とんでもないことが書かれていた。これは素晴らしい。もっとヘルプをしっかりと読もう。そう思ったら、森の奥から沢山のウルフがでてきた。空には鳥系のモンスターが多く、そいつらも私を狙っている。
「ルクスとジュカはウルフと戦ってて」
私は動いたら戦えない。運動音痴だから、その時点でこけて怪我をする。だから、動かずに魔弾を撃っていくスタイルのシューター。ワールドトリガーのメテオラみたいにして、魔弾を放っていく。
弾幕を展開して一斉に放つ。今の私が放てるのは36発が限界。でも、魔力が上昇しているから、連射は可能。空に向けて相手が突っ込んできたところに放つ。翼がやられれば後は放置でいい。
ルクスとジュカも頑張って狼と戦っている。ルクスが盾となり、ジュカが後衛として援護だ。やはりさっさと進化させないときつい。
「がぁ!!」
ルクスが光ると、防御力がかなり上がった。どうやら鉄壁を覚えたみたいだ。ジュカは鬼火で火傷を負わせてから祟り目で威力を2倍にして確実に倒していっている。成長補正が凄く仕事をしてくれている。しかし、レベルは上がらなかった。やっぱり弱い敵は駄目だね。
ウルフを魔導書に入れると、狼の魔導書が現れた。ボーナスは敏捷上昇(小)と嗅覚上昇(小)。臭くなった。凄く困る。
スカイイーグルという鳥は鳥の魔導書。飛行補正(小)、鷹の眼がもらえた。
「あ、レアアイテム」
手に入れたのは何かの結晶体だった。手に持ってみると、脱出アイテムと書かれている。これは私の能力ととても相性がいい。いや、むしろ能力があるからこそ、これがないと駄目なのか。
「脱出アイテムは手に入れたから、行きましょうか」
二体が頷いたのを確認し、私は能力を発動する。これは私が様々な世界を旅するアリスであるがゆえにハスターが用意してくれた能力だろう。
「インスタントダンジョン作成。形成アイテムは
目の前に巨大な渦が出てきた。二体を抱きしめて中に入る。これが私の成り上がりの第一歩!
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そこは湖の周辺にある深い深い黒き木々が生い茂る樹海。森の中央部には顔の無い無定形の生物達や名状しがたき者共の楽園。土の精によって管理されているン・ガイの森。
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そう思っていた時もありました。
「無理じゃぼけぇっ!」
ニャルラトホテプってハスタークラスの邪神であり、土を司る存在だ。地球上の聖地、ン・ガイの森に存在している。あくまでもクトゥルフ神話での話だけど。待てよ? なにも私が倒す必要はないのか。ここはン・ガイの森なんだ。それにあくまでも
問題はクトゥグアの召喚方法。フォーマルハウトが地球の地平線上に姿を現したとき、召喚の呪文を唱えればいい。召喚の呪文はセラエノ断章に載っているから、知っている。
フォーマルハウトは南の魚座の口に位置する白い一等星。現在の星空に存在したので後は呪文を唱えるだけでいい。
「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと んがあ・ぐあ なふるたぐん いあ! くとぅぐあ! ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと んがあ・ぐあ なふるたぐん いあ! くとぅぐあ! ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと んがあ・ぐあ なふるたぐん いあ! くとぅぐあ!」
呪文を唱えると、何もでてこない。おかしい。これでいいはずなのに。空を見ていると、巨大な火の塊が一定の位置で動かなくなっている。まるで何かに阻まれているみたいだ。
「よし、行ってみるか」
っと、その前に脱出アイテムの使用条件を確認する。調べてみると砕いたらいいだけみたいだから、歯に挟んで移動する。
少し森の中に入ると、ぬかるんでいる地面に足を取られてこけた。そして、目の前にはこちらをニコリと微笑む不定形の化け物。
「てぃけりり」
躊躇なく噛み砕く。そして、気が付けば入った場所に戻っていた。うん、アレは無理だ。少なくとも運動音痴をどうにかしないといけない。そうじゃないと話にもならない。
「さて、狩りの続きをしようか」
いくら怖くても頑張るしかない。二体も頷いてくれたので、次の場所に移動して狩りをしていく。もちろん、採取も平行して行って基礎能力を増やしていく。
さて、次にやって来たのはメルロマルクの城下町近くの草原を抜けた先にある森。更にその先にある村、ラファン村。ここには初心者用ダンジョンが存在している。私の能力、インスタントダンジョンとは違い、本物のダンジョン。ちなみにぶっちゃけると魔界大地のアイテム界みたいな能力だと思っていたのだが、微妙に違うようだ。修羅界というのなら、納得だけれど。
「何者だ」
「初心者用のダンジョンに来ました」
「こんな子供がこの時間に……?」
「私、魔物使いなので」
「そうか。それならここの冒険者ギルドで仲間を募るといい」
「ありがとうございます」
ラファン村に入ったら、そのままダンジョンに入る。私に仲間は必要だけれど、生半可な奴はいらない。それに私にはルクスとジュカがいるから大丈夫。
私は暗くてあまり見えない。鷹の眼を使える鳥の魔導書にしたらいいのだろうけど、まだ魔物使いの魔導書が終わっていない。なので、二体を使い魔とする魔術儀式を行って彼女達の視界をもらうこととする。ジュカはゴーストタイプだから普通に見えるし、ルクスは磁力で探知できるからね。つまり、私だけが暗闇の影響を受ける。
そして、ダンジョンの中では敵を引き寄せるので灯りをつけるのは控えた方がいい。暗視がなければ仕方がないけどね。
確か、尚文おにーさんは来たことないはずだし、何が出てくるか楽しみ。真っ暗な中、歩いているとオレンジバルーンがやってくる。コイツラは相手にもならないので、私が倒して進もうとしてふと気付いた。
「倒しておいて。私は魔法を使うから」
「めっ」
二体にやってくるモンスターの相手をさせつつ、物探しと人探しの魔法を使う。ダンジョンで調べる物といえば、まずは敵の宝箱! といいたいけれど、優先するのはモンスターの配置。続いて人の配置。イメージとして頭の中に電磁波によって習得した情報を立体的な映像で表示するようにする。続いて動いている物と止まっている物を映像に配置。上下左右から視点を切り替えられるようにしてみた。
情報量が過多になるかもしれないけれど、スムーズに処理できた。後に考えてみれば私は三人分のアリスの処理能力があるわけだし、どうにかできたのかも知れない。他にも情報を追加したいので熱源探知や超音波エコーも取り入れる。超音波と電磁波で調べられるのは同じかもしれないけれど、どちらか片方を誤魔化せる存在がいるかもしれないからだ。一応、これを探査の魔法として作っておく。
「行くよ」
作成したマップデータを
歩いていると、出っ張りが在ったのでわざと離れた位置から魔弾を放って押してみる。すると壁から矢が射出されてきた。
「やっぱりトラップだったね」
「めっ」
「がぁ」
撃ちだされた矢やトラップの部分の壁を破壊して、弓の部分も回収して魔導書に入れると、罠の魔導書が解放された。装備ボーナスは罠魔法。罠を作ったり解除したりできるとっても便利な魔法。
こんなのを手に入れてしまったので、ダンジョンの一階層をくまなく探査してどんどんトラップとモンスターを吸わせていく。
この初心者用ダンジョンは全部で五階層みたいなので、四時間で最奥までは容易くいけてしまった。最奥では待ちに待ったボス戦だ。
相手は蛇の魔物だった。口を大きく開けた大蛇と呼ばれるべき存在。人ぐらい丸呑みにしそうな数十メートルもある紫色の蛇。
「蛇は冬眠する。寒さに弱い。氷結せよ! な~んてね」
氷をイメージして放った弾幕は口を開け、毒を滴らせながらこちらに向かってきた蛇に命中して身体を凍らせていく。周りの温度が下がって息が白くなってしまった。絶望的な状況に大蛇は動く顔だけをこちらに向けてくる。
「このままルクスとジュカで倒してもいいけど、勿体無いよね」
「ねえ、君。私と一緒に来る気はある? そうしたら倒さないで置いてあげるけど」
「シャーッ!」
口から大量の毒液を吐き出してくる。ふむ、残念ながら拒否されたようだ。
「殺っちゃえ、ルクス! ジュカ!」
「カゲェェェェェェっ!」
「がぁ!」
ジュカが嫌な音で防御力を下げ、ルクスが磁力を使用して猛スピードで突進する。私の強化された視力でも微かにしかみえない。そんな速度で突進したら、身体が凍っていた蛇は即死した。ドロップアイテムとしてポイズンスネークの牙が手に入った。それを魔導書に吸わせてみる。今度は蛇の魔導書だった。ボーナスは熱源探知と毒魔法。どちらも使える。私は毒を使うのに抵抗がないからね。
「がぁぁぁ!」
「ん? ああ、レベルが上がったみたいだね」
初心者用ダンジョンとはいえ、ボスなので経験値はそれなりだったみたい。ダンバルからメタングに進化したルクスは親のメルクと同じ姿となった。高さ0.6メートルから1.2メートルまでの急成長。重さも95.2kgから202.5kgまで増え、特性としてクリアボディを覚えているので、防御力を下げる効果は効かないし、大分硬くなってくれた。鋼鉄タイプはいい。
ルクスも進化に大喜びで、ジュカも嬉しそうにしている。私も嬉しい。これでようやく足が手に入った。
「あれ?」
いいことは重なるようで、トランクケースから異音が聞こえてきた。慌てて開けてみると卵が孵化しだしていた。ケースに入れられた卵を取り出して、私とルクス、ジュカでワクワクしながら見守る。卵がひび割れて中から現れたのは蛇だった。
「白い蛇だッ!」
白蛇は白化現象、アルビノを起こした蛇だけど、その希少性により日本各地で縁起のいい動物として信仰の対象となっている。また、弁才天の使いとして富をもたらすものとして有名だが、水神としても有名である。これはその他多くの蛇神と関係ある。東方でいうところの諏訪子様の操るミシャクジ様みたいな感じだね。目指すはアレかな? いや、なんでもいいか。
「この子の名前はなんにしようかな」
ステータスでみる感じ、サーペントという種族に変わりはないのでやっぱりアルビノみたい。アルビノ、ホワイト、サーペント。単純でシロでいい気がしてきた。シロにしよう。
「貴女はシロ。よろしくね」
「シャー」
シロを首に巻いてから、これからどうするか考える。これで用が無くなったから、この部屋の宝箱を回収して帰るのがいいんだろうけど……待てよ。少し試してみよう。
罠魔法を使って効率よい経験値を稼ぐ。
罠魔法で作るのはモンスターハウス。これを発動すると即座にモンスターが復活し、周りのモンスターが転送されてくる。つまり、狩り放題になる。
発動すると、目の前にモンスターが現れる。それはボスのサーペントと一緒に他の雑魚まで大量に現れてくる。
「よし、倒そ――」
っと、シロも同行者設定してから弾幕を放ち、粉砕していく。護衛としてルクスを残し、ジュカは私と一緒に攻撃していく。シロは私と一緒に待機。レベルはまだ低いからね。
倒したらドロップアイテムを回収して、次を呼び出す。次第に良い物が落ちだしてきたので、数を倒したらいいのかもしれない。あ、お肉はどうしようかな。シロ達が食べるかはわからないし、試しに与えてみるか。後、卵の殻を魔導書に与えておく。
皆で必死にレベル上げをする。罠魔法を8個くらい用意して同時に発動し、弾幕で排除する。ルクスはメタルクローで弾き飛ばし、ジュカはシャドーボールを放っていく。レベルが上がりにくくなるまでは狩りまくろう。脱出アイテムも欲しいし、良いアイテムは脱出アイテムと蛇系モンスターの強化アイテムだったから、回収不可避である。
三日間、寝ずに他にボスを倒しに来た人がいる時以外、ほぼ休まずに狩り続けた。結果、3703体ほどぶち殺してしっかりとレベルを上げさせてもらった。
インスタントダンジョン。異空間にダンジョンを作成します。そのダンジョンは依代にした物によって難易度が変わってきます。
オルフェンズのアリス開始時期およびルート
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火星でMAの登場から開始
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ビスケットを助けるため、地球辺りから
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女神Aliceの名の下に人類管理ルート
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マクギリスと一緒。ギャラルホルンルート
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マクギリスの代わりにアリスになるルート