東方世界に戻ってから、諏訪子ちゃんにポケモン達を預けてインスタントダンジョンを作成し、レベル上げをお願いする。その後はにとりさんが作ってくれた研究所に紫さんに頼んで、移動させてもらってあちらから持ってきた回復装置を渡し、一緒にドッグに置かれている機械の開発を行う。
河童の皆さんと一緒になって作るのだけど、流石に使いこなせないのでARMSのアリスに変身して全力でお手伝いした。おかげで色々と開発できた
「八卦炉を使ったジェネレータも設置したし、武装も増幅して放てるようにしたよ」
「融合時における各パーツの電磁誘導システムの構築も完了」
「テストも問題なし。装甲はオリハルコン、アダマンタイト、ヒヒイロカネで作った超合金。生半可な事じゃ壊れないよ」
「ただし、コクピットは椅子だけだからね」
「ありがとうございます」
河童さん達からもらった装置を受け取りながら、拡張領域に仕舞いこむ。これがアリスの切り札。これが効かなかったら勝てない。な~んてことはないけどね。だって、趣味だし。
「おい、戻るぞ」
「はい。それでは失礼します」
「またきてねー」
「は~い」
にとりさんと挨拶を交わしてから、藍さんに送ってもらう。河童工房から戻ったら、ポケモンセンターが設営された建物に戻る。
ここは迷いの森にあるアリスお母さんと魔理沙お母さんの家の近くに設置されている牧場の中にある。誰でもポケモンの回復装置を使えるようにしてあるし、無数のモンスターボールも並べられている。
「ご主人様、おかえりなさい」
「ただいま、クオン」
ここの管理は藍さんとクオンに任せられている。弟子のクオンが教えてもらいながら頑張っているかんじかな。実力も大分上がってるらしいけれど、まだまだ時間はかかるらしい。
「じゃあ、私は紫様のところに戻る」
「ありがとうございます」
「はい。また後で」
「ああ」
スキマが開いて、藍さんが帰っていく。やっぱり転移系スキルが欲しいな。作ってみるか、何処かで覚えるか。どっちがいいかな。って、ポケモン世界の技術でできるじゃないか。モンスターボール限定だけど、彼方から此方まで送られてくるのだから転移魔法と変わらない。それにナーサリー・ライム限定だけど、転移できるのだから、それを解析して使えばできる。そう考えると、ポケモン世界の技術力って凄い。
「それで、どうしますか? 回復しますか? 連れていきますか?」
「えっと、クオンを持ち帰ってもふもふしたい」
「あう。わ、私は持ち帰り不可。でも、ご主人様が望むなら……」
顔を真っ赤にして可愛らしいクオンの尻尾に抱き着いてもふもふする。頬擦りしたり匂いをかいだり、撫でまわしたりする。
「ひゃうっ! あっ、ああぁぁぁっ!」
「なにやってるの?」
「もふもふしてるの」
「た、たすけ……」
「おー私もする~」
「んひぃいいいいぃ」
やってきた諏訪子ちゃんと一緒にクオンをもふもふしたら、腰が抜けたように座りこんでびくんびくんっと身体を震わせて頬を上気させ、荒い息をだしている。
「ありすがいたね~」
「あははは、ごめんなさい」
「諏訪子様、ここにいましたか」
外からメイド服姿のシロが入ってきた。彼女の手には沢山のモンスターボール……ハイパーボールやヘビーボールなどが入った籠を持っている。その数35。
「それは?」
「インスタントダンジョンで捕獲してきたポケモン達だよ」
「なるほど。海のポケモン達はどうなった?」
「んとね、きちんと鍛えてレベルも上げてあげたよ」
シロがテーブルの上にハイパーボールを置いていく。アリスも中身を確認すると、結構凄いのが集まっている。この頃、ハイパーボールからやっているので出てくるポケモンも進化しているのが出てきたりしているからか、ドサイドンやキテルグマ。バンギラスなどがいる。
「なんか連れてくの? 私としては蛇系がお勧めだけど」
「蛇はシロがいるからいいかな。あ、ギャラドスなら少し連れていきます。海で放し飼いにしますから」
「そっかー」
愛里寿としては戦車系……このさい、重量級とかで選ぼう。後は熊も好きだし。ドサイドンとキテルグマ、ボスゴドラ、カメックス。これにメタグロスを入れていいかな。残り一体は愛里寿だからヒメグマを用意しよう。
ボコに似ているのはヒメグマだからね。えっと、包帯を腕と頭に巻いて完成になるかな?
もちろん冗談だしやらない。普通にぬいぐるみを抱く。だって、本当に無傷なのにそんなのをつけたら見えにくいだろうし、かといって怪我をしていた時は治療してあげないと可哀想だしね。そうなると後一体はバンギラスでいいか。愛里寿はこれでいこう。
アリスはレジロックとレジスチル、レジアイスを手に入れよう。そう考えるとまず必要なのはホエルオーとジーランス。石板は……そもそも解除できないかな?
「諏訪子ちゃん、シロの仕上がりは?」
「まあ、それなりに戦えるよ」
「だったら、シロも連れていこうかな」
「おっけー」
「かしこまりました」
「そういえば、宝箱から変なのが出たんだけどさ~」
「変なの?」
「これだよ」
「わお」
諏訪子ちゃんに見せられたのはキーストーンと様々なポケモンのナイト。更にZクリスタルとか、Zリングや、ポケモンに使う様々な道具達だった。これは助かる。説明していく。
相談してから、皆で一緒に食事をする。必要な物は分けてもらう。それからお母さん達に挨拶してポケモン世界に戻る。もちろん、今回は本気なので、ファイヤーも連れていくし、他にも沢山のポケモン達を連れていく。
クトルゥフ神話の世界で今度はショゴスが現れた。アレには勝てない。だから、身体を壊される覚悟でどうにか逃げた。ちなみに触手で打たれて、全身複雑骨折で腕とかはあらぬ方向に向いたりした。でも、痛いのだけれど我慢すればいいだけだし、囮のためのボコ達を放ったのでなんとかなった。
「ご主人様、おかえりなさい」
門を潜って海底洞窟に到着した。するとジュカが抱き着いてきて、頭を擦りつけてくる。抱きしめて撫でまくる。子供姿のジュカも可愛い。彼女にとって身長も自由自在に変えられるしね。
「侵入者は?」
「こちらはいない」
「こちらは?」
「ルクスからは連絡がきた。潜水艇は守れた。ただ、誘拐されたのが二名。重症の子供が一名でている」
「どういうこと?」
詳しく聞くと、クスノキさん達が出掛けている時、二人は言われた通りに潜水艇を守っていたらしい。そのタイミングでクスノキさんの方が襲撃を受けたらしい、それでルクスはアリスの命令通りに潜水艇を守ることにして、アセロラだけで救助にでたとのこと。ただ、移動ポケモンが居なくて間に合わなかったらしい。ルクスとアセロラを交代すればいけたかもしれないけれど、ルクスは拒否したとのこと。ルクスにとってアリスの命令が最優先だから、仕方がない。融通が利かないのが難点かな。
「その子供には会いにいかないと駄目かな……わかった。それじゃあジュカもアリスと行くよ」
「わかった。シロも改めてよろしく」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
アリスの後ろに控えていたシロとジュカが話しだすので、彼女を解放して好きに話させる。その間にここの警備をもっと厳重にする。まず、持ってきた水ポケモン達を解き放つ。
「さあ、皆、でてきて」
大量のハイパーボールをトランクケースを開けて、量産型上海と量産型蓬莱達を使って投げては回収していく。深海ポケモンや普通のポケモン達もレベルアップに資質向上で深海でも理論上は平気で行動できるようになっている。そんなわけで、この子達に警備を任せる。
「威嚇攻撃した後、ここに来るのは全部敵だから、ポケモン以外は容赦なく排除して。攻撃してきたポケモンも同じように。それと皆は連携して当たるように。指揮官はルギア、お願い」
『心得た』
『頑張ってね~』
『うむ』
海はこれでいい。ここに陸上ポケモンを置くのもまずい。食料がないし、操られても困る。なので水中で生活するポケモン達だ。ボールは回収して全てトランクケースに仕舞う。
「ご主人様、これからどうする?」
「ご主人様は止めて。アリスでいいよ」
「私はご主人様がいいです」
「せめてジュカは止めてね。あなたはアリスのお友達だから」
「ん。わかった。アリス」
「よろしい。じゃあ、まずはここから脱出して病院に行くよ。アリスの不手際で大怪我をさせてしまったみたいだし」
「了解」
「かしこまりました」
二人を魔導書に戻す。さて、これからすることだけどルギアに外まで送ってもらう。それはいい。でも、あれだね。また窒息するのは嫌だし、うん。口の中に入れてもらおう。バリアを展開して口の中に入れてもらえば大丈夫だ。
「咥えて連れていって。それでいいから」
『心得た』
ぱっくりと食べられて、しばらく口の中で待機する。そして、海を越えて空に浮上したら口を開けて出してもらう。空に出たら空を飛んでルギア達と別れる。今回はさくらもアリスと一緒でもいい。
「さくら、あなたはどうする? 一緒に来るか、こっちで遊んでいるか、好きに選んでいいよ。出番ができたら呼ぶし、それまではずっとボールの中もありえるけど……」
『遊んでる! ボール中、やだ!』
「わかったよ。それじゃあ、また呼ぶね」
『うん! またね~』
「はい、またね」
さて、メタグロス、メルクを呼び出して乗りこむ。普通に女の子が空を飛ぶとか、有り得ないし。
「メルク、とりあえずカイナシティに移動して」
「がぁ!」
ポケギアを取り出して電波を確認してからアセロラに連絡する。メルクにはそのままカイナシティまで移動してもらう。
『アリス! よかったっ! ど、どうしたらいいっ!』
「落ち着いてくだい。話しは聞きました。それとも今も襲撃されているのですか?」
『ううん、それは大丈夫。アセロラが慌ててるのはルビー君っていう男の子が重症になったことだよ……』
聞き捨てならない単語があった。ルビー君、宝石、いや、君だから男の子。
「待っ、待ってください。ルビー君で間違いないんですか?」
『うん、間違いないよ。親御さんは新しくジムリーダーになったセンリさんで……』
間違っていなかったみたい。でも、なんでルビー君が? 彼の実力なら逃げられ……あっ、そうか。気絶した後、造船所に運ばれたりしていないのか。造船所にはルクスが張っていたわけで、アセロラまでいるわけだし、マグマ団単体では勝ち目がないだろう。ルクスはポケモンだし、人質を無視してでも攻撃するかもだし。彼女の最優先事項はあくまでも潜水艇を守ることだし。アリスがそう命じているし。じゃあ、捨てられた船でも交戦したらしいマグマ団なら……絶対に正面から戦わない。ルクスの存在が不気味すぎる。ましてやアセロラも四天王クラスの実力はあるし、様々な超能力まで使う。念力、念話、霊視とかは少なくともあるわけだし。後なんか直感も凄い。そんなアセロラとルクスから逃げおおせるのは凄いと思う。普通の人間なのによくやるよ。
「とりあえず、病院を教えてください。フォローしてきます」
『いいの?』
「これはルクスにアセロラの言う事をちゃんと聞くように言っていなかったアリスの責任ですから。それに相手がルビー君となれば、こちらにもメリットがあります」
『メリット?』
「はい。彼の持っているポケモンが欲しいんですよ。治療の代価に一時的に貸してもらうか、貰えないか交渉します」
借りるだけでアリスポイントが入るかはわからないけれど、貰って返してもいいと思う。どちらにせよ、アリスポイントが手に入る機会があるのだから、見逃すことはない。
『わかった。病院に一緒に行くよ。紹介しないといけないし』
「そうですね。お願いします。菓子折りも用意しておいてくれるとありがたいです」
『は~い。合流は病院でお願いね』
「了解です」
これで……あ、このままだとこの姿で会うことになるのか。それだとちょっと困るかな。島田愛里寿の姿でいいか。アセロラには少し前に知り合って、協力してもらっている感じで。それでいこう。人形師のアリスとはまた別の人扱いがいい。島田愛里寿の姿なら、デボンコーポレーションの身分もあるからいけると思う。ボコみたいに負けない精神で頑張って被害を少なくして捕まえてやるんだ。
「後は戦力を集めるのに何かないかな?」
口に出してみて考える。ルビー君が負傷しているから、このままだと色々とまずい。でも、彼とサファイアさんの代わりはアリスがするので問題ない。すでに完全に融合させてある。今さら分離させるのは紫さんの境界を操る力ぐらいだろうね。
さて、考えを戻そう。ルビー君の分、アリスが入っているので戦力的にはおそらくこちらの方が強い。でも、不安がないかと言われたら不安だ。こっちの手札はルギア、ルギア(さくら)、フリーザー、サンダー、ファイヤー、メロエッタ、メタグロス100体、ボーマンダ71、海中に放った水ポケモン97体、ゴーストタイプ83体。シロ、アリス、アセロラ。そしてジムリーダー八人と四天王、チャンピオン。あれ、余裕?
どのポケモンも最大レベルとは言わないまでも、資質向上でレベル詐欺はしてある。うん、いけるいける。基本的にアリスとポケモン達だけで決着はつけるつもりではあるけど……ああ、そうだ。イエローさんやレッドさん達、図鑑所有者達にも応援を要請しておこう。旅費とか全部、こっちで持つなら来てくれるかも。うん、イエローさんにメールだけ送っておこう。依頼だけして、捕まったら来てもらう感じで。報酬は彼等が持っているメガシンカのポケモンに使えるナイトとキーストーン。メガシンカの事も書いて送っておいた。
そんな風に手を打っていると、病院に到着した。病院の入り口を見るとアセロラが手を振ってくれているので、そちらに降りるように指示をする。あ、変身だけしておこう。それとシロもでてきてもらう。
「メルク、あそこに降りてください。シロは使用人として付き従ってください」
「がぁ」
「かしこまりました。お嬢様」
「お嬢様は本当にやめて。それならご主人様がいい」
「わかりました」
メルクが地上に到着すると、色んな人の視線が集まってくる。そこからシロが先に降りて、愛里寿を抱き上げて降ろしてくれる。荷物もシロが持ってくれるので、そのまま進むだけでいい。っと、メルクにお礼を言ってからボールに戻す。
「アリス、なんだよね? それとその子は誰?」
「愛里寿は愛里寿だよ。この子は愛里寿のメイドさん。応援として連れてきたの」
「応援……」
「ご主人様のメイドをしておりますシロです。どうかよろしくお願いいたします」
「こ、こちらこそ……」
二人が頭を下げ合って挨拶している中、イエローさんから返事が来て、聞いて見てくれるらしい。これでレッドさんとかが来たら大喜びだ。あ、ルギアの件でなんか言われるかもしれないけど、気にしたら負けかな。
「アセロラ、じゃあ、病室に案内して」
「うん、こっちだよ」
やっぱりアセロラはどこか元気がない。しょんぼり状態のようだし、彼女の手を取って一緒に握る。
「アリス?」
「大丈夫。アセロラのせいじゃないし、悪いのはマグマ団だよ。それに怪我だってちゃんと治すからね。それにボコみたいに何度やられたとしても、立ち上がってまた挑んでいけばいいんだよ。今度こそ、一緒に倒そう!」
「うん、ありがとう」
少し元気が出たみたいだし、アセロラにキーストーンをプレゼントしてあげる。ネックレスにしてあるので首に手を回してつけてあげる。
「これは?」
「それはキーストーン。メガシンカっていう力が使えるようになるとって素晴らしい力だよ」
「……あの人が使ってた力……うん、アセロラも使う」
「アセロラの手持ちだと、ゲンガナイトと、ジュペッタナイトかな」
「ありがとう。大切に使わせてもらうよ」
「うん!」
良かった。アセロラも元気が少しは出たみたい。アリスのせいでアセロラが悲しむ姿はみたくないしね。手を繋ぎながら病室の前に移動すると、中から怒鳴り声が聞こえてきた。こっそりと覗いてみると、包帯をグルグル巻きになっていたルビー君であろう男の子が、センリさんであろう男性に怒鳴られていた。お母さんであろう女性も怒っている。
「こんな状態でもまだコンテストなんかにでるつもりか!」
「そうだっ、ボクは約束したんだ! なんとしてもコンテストにでる!」
「駄目よ。ルビー。貴方は大怪我をしているのよ! 絶対に認めませんからね!」
「だ、だけど……」
「ちゃんと動けるようになるかもわからないのよ……もう家出も旅もさせないからね!」
確か、ルビー君はホウエン地方に引っ越した瞬間に家出したんだったよね。その状態で大怪我したわけだから、納得できるね。
「そうだ。すくなくともちゃんと走れて野生ポケモンから逃げられるまで旅は許さん」
「そんなっ!」
「だが、お前が普段の生活に問題なくなったら、俺が空いた時間でコンテスト会場に連れていってやる。しばらくはそれで我慢しろ」
「え……参加していいの?」
「お父さんはもともと貴方のコンテスト参加を誕生日の日に認めるって言うつもりだったのよ? それを貴方は手紙も読まずに家出して……」
「そうだったんだ……ごめん」
「ふん。俺だってコンテストの何がいいかなどわからん。だが、子供の夢を応援するのは父親として当然の事だ。だが、男がこうと決めたら投げだすのは許さん。精々、リハビリを頑張れ」
「うん……頑張る……」
さて、これ、どうしましょうかねえ。ルビー君は泣いているし、いっその事帰ってしまうか。振り返ってみるとアセロラも涙目になっていた。どうしよう。凄く中に入りずらい。
「さっきからそこに居る奴等、何の用だ」
「わっ!」
急に扉が開いたので、振り返っていた愛里寿はそのまま後ろに倒れて掴まれる。上を向くと怖いセンリさんの顔があり、こちらを見詰めてくる。
「あら、可愛らしい女の子ね。そっちの子は確か、ルビーを助けてくれた子ね。今日はお見舞いに来てくれたの?」
「そうなのか。それなら……いや、あのタイミングで入ってくるのは無理か」
「はい。それでお話しがあるのですが……」
「わかった。入ってくれ」
センリさんに言われて中に入る。さて、ここからは交渉になるかな。
オルフェンズのアリス開始時期およびルート
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ビスケットを助けるため、地球辺りから
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