諏訪子「注意点だよ。今回の異変はえげつないです」
アリス「残虐だよ。いっぱい人が死ぬよ。クトゥルフ神話も入っているから仕方ないね」
諏訪子「でも、安心してね。アタシ達の主人公、博麗霊夢が頑張って解決してくれるから!」
アリス+諏訪子「では、Re.ゼロから始まる幻想郷異変。果たして博麗霊夢は無事に解決できるかな?」
注意。今回の異変中の諏訪子様は最強無敵です。諏訪子さまを相手にするとどんな人でも神様でも絶対に、なにがあっても勝てません。なので容赦なく邪魔な人やルール違反をした人は殺されます。でも、異変のタイトルからわかるように、霊夢ちゃん達が頑張ってくれます。
また、ポケモンは一時終了ということで原作ジャンルを東方projectに変更させていただきました。ポケモン達はかわらずにでますが、メイン世界が東方に映ります。その次はガンダムの予定です。
Re.ゼロから始まる幻想郷異変~二人の巫女~
苦しい。暑い、熱い。身体が、幻想郷が燃えていく。博麗神社が、人間の里が、妖怪の山が地面が割れ、中から溢れ出した赤い物に触れて燃えていく。
どうしてこうなったのだったか……確か、最初は数日、異常なくらい暑い日が続いた。馬鹿みたいな熱さで、放置していられなくなったんだ。いや、その前に魔理沙が来てたか。
「霊夢。この暑さは何かがおかしいぜ。多分異変だ。解決にいかないか?」
と言われて、私はめんどくさくて勝手にいきなさいと言ったんだった。どうせ誰かが異変を解決するだろう。できなくても、時間稼ぎくらいはできるはず。こっちとら、ろくにご飯も食べていないのだから動きたくない。
「そうか。わかったぜ。どうなっても知らないからな! あとコイツはここに置いていく。くれぐれも持ち歩けよ!」
はいはい、と告げて見送った。でも、暑すぎて動きたくない。だから、もう少しだけ寝ようとしたんだ。
数日が過ぎて、寝苦しくて起きて外にでるといやに明るかった。後ろを振り返ると、博麗神社の本殿が燃えていた。
すぐに霊力を使って炎を吹き飛ばした。どうにか一部は無事だったけれど、私は激怒した。家を燃やされて黙っていられるはずもない。だから、まずは情報収集のために人間の里へと飛んで移動した。何かを忘れている気や違和感がするけれど、そうすると、人間の里は──―
「たっ、たすけてくれぇえええええぇぇっ!」
「家が、家がぁあああああぁぁっ!」
「畑がぁぁぁぁぁっ!」
──燃えていた。
妖怪の仕業? そう思ったけれど違う気がした。ただ単純に周りの温度が異常に高い。熱で視界が歪み、どんどん地面から水分が消えていっている。
「頑張れっ、頑張れぇ!」
「お願い、あんたぁぁっ!」
「がめぇえええぇぇ!」
声が聞こえてそちらに向かう。そこでは火事にあっている子供と母親が、家の中にいるであろう男性に声をかけていた。その男性の周りや家に向かって水を放っている亀みたいな見た事もない妖怪が複数いた。その亀は肌の色は空色などの薄い青系で、甲羅は茶系、お腹の色はクリーム色をしている。
「なにあれ……でも、害意はないみたいだし……」
「博麗の巫女!」
不思議な状況に考え事をしていると、呼ばれた。博麗の巫女というのは私の事だ。私は博麗神社の巫女と、妖怪退治、今回のような異変解決を生業としている。今回はまだ異変とはわからないけれど、私の勘が異変だと言っているから多分異変。
下の方を見ると、腰まで届こうかというまで長い、青のメッシュが入った銀髪をした人が声をかけてきていた。彼女は頭の頂に赤いリボンをつけ、六面体と三角錐の間に板を挟んだような形の赤い文字のような模様が描かれている青い帽子を乗せている。
衣服は胸元が大きく開き、上下が一体になっている青い服。袖は短く白。襟は半円をいくつか組み合わせ、それを白が縁取っている。胸元に赤いリボンをつけている。下半身のスカート部分には幾重にも重なった白のレースがついている。コイツの名前は上白沢慧音。里で寺子屋をやっている。
「慧音、何があったの? まさか放火?」
「違う。これは自然現象の発火だ」
「そんなことがありえるの?」
「ああ、ありえる。この暑さで空気が乾ききり、乾燥した状態に加えて降り注ぐ強烈な太陽の光。その光が集まって火が付いた」
「つまり、全部この暑さのせいってことね」
「そうだ。誰かはやく解決してくれ」
「やっぱり異変?」
「そうです。このようなことは今まで確認されておりませんでした」
新しく会話に入ってきたのは若草色の着物の上に、袖の部分に花が描かれた黄色の中振袖の着物を艶姿のような感じで纏っており、赤い袴。髪は紫色で、花の髪飾りをつけている。この子は稗田阿求。人間の里にある名家、稗田家の当主。九代目の御阿礼の子。幻想郷の妖怪についてまとめた書物、幻想郷縁起を編纂するため、千年以上前から転生を繰り返しているから色々と詳しい。それに能力も一度見た物を忘れない程度の能力。これなら全部覚えているんじゃないかと思ったら、転生の際に記憶の大半を忘れてしまい、それを何度も繰り返してきているから、前世の記憶はあまり残っていないという駄目な部分もある。
「そうなのね。で、コイツは?」
「わかりません。この子達もここ数百年は確実に存在しません」
「まさか、新しい妖怪?」
「ゼニゼ~ニ!」
頭をぶんぶんと振ってこちらの言葉を否定している。すくなくとも、こちらの言葉がわかるくらいの知能はあるみたいね。
「とりあえず、退治してみましょうか。それで異変のことがわかるなら……」
「駄目だよ巫女様!」
子供達が亀の妖怪(?)に抱き着いて私から遠ざけていく。大人達は子供を引きはがそうとするけれど、亀は本当に困っているみたい。というか、コイツ妖怪じゃないわね。
「どうしたんですか?」
「阿求、たぶんだけどコイツは妖怪じゃないわ」
「そうなんですか?」
「だって、
「博麗の巫女がそういうのなら、そうなのだろう。だったら悪い者ではないのだな」
「おそらくね。動物に近い感じよ」
「それなら警戒しながらでいいか。問題は飼い主が誰かということだ」
「飼い主?」
「こいつの首をみろ」
「ん? 丸い赤と白のボール?」
「そうだ」
なんとなく、触ってみる。するといきなり大きくなった。慌ててボタンを押すと、亀は消えてしまった。残ったのはボールだけ。
「ナニコレ?」
「さあ?」
「それ、ボタンを押して投げたらでてくるよ~」
「そうなの?」
試しにやってみると、確かに亀がでてきた。子供達に聞いてみると、
「手掛かりは見つかった。それじゃあ、私は……あ、里のこと、手伝った方が良い?」
「いや、この子達がいるから大丈夫だ。水を放ってくれるし、風を起こしてくれる。それにほら……」
「うわ、なにあれ……」
手が四つもある鼠色の大きな奴が壊れた家の木材を退かしていく。ソイツの首にもボールがある。
「ふむ……ああ、なるほど。連中が関わってるのか」
ボールからはとある神様の神気も感じられた。つまり、この異変は紫と守矢神社の連中が関わっているってことね。まずは妖怪の山に行ってみようかしら?
里を出てから妖怪の山に向かう。妖怪の山でも異変が起きていた。ここは完全な戦場だった。白狼天狗や烏天狗達が徒党を組んで妖怪ではない化け物と対峙していた。緑色の大きな鎧のような身体をした奴と黒とピンクの可愛い変な熊が高速で動く天狗達に刀で身体を串刺しにされるのも構わず、そのまま掴んで地面に叩き付ける。天狗達の翼が折れ、別の天狗が助け出す。
「くそっ、まただ!」
「きゅ~?」
「がぁ」
刺さった刀が引き抜かれると、傷口がまるで元に戻っていくかのように流れた血が傷口の中に入っていく。数秒で傷が回復し、元気に暴れだす。これは確かめた方がいいわね。
「ねえ、ちょっと参加させてもらうわよ」
「お前は博麗の巫女!」
「ど、どうにかできるのならお願いします!」
「どうかしら?」
とりあえず、弾幕を放ってみる。熊たちは両手をクロスさせてガードするけれど、ろくに効いていない。すぐに再生した。じゃあ、身体の中に霊力を叩き込めば? こちらも効果がない。いや、効果がでても巻き戻る。封印系も試してみる。符を使って封印する。これも巻き戻るかのようにして無効化された。ただ、再生しない傷もあるみたい。熊達の身体には少し怪我がある。
「あの怪我は誰が負わせたの?」
「それは白狼天狗が……」
「いえ、違いますよ。二匹同士で戦っていた時の傷です」
「……なるほど。もしかして、同士討ちじゃないと傷を負わないんじゃない?」
「「「……」」」
「でたらめなっ!」
本当にでたらめ。
「紫、見てるんでしょ! でてきなさい! 博麗の大結界が危ないわよ!」
叫んでみるけれど反応はない。何時もならでてくるはずなのにだ。これはいよいよ、シャレにならない事態が起きているのかも知れない。幻想郷の危機といっても過言ではない。
「でてきませんね」
「そうね」
「た、助けてぇぇぇぇっ!!」
「「「!?」」」
皆で声がした方をみると白狼天狗が飛んで逃げてきた。その後ろには巨大といっていいほどの大きな蜂の大群がいた。
「全員、逃げなさい。その熊達を盾にするのよ!」
「くっ、勝手に指揮するなど……」
「黙れ。ここでシバクわよ」
「わ、わかった。全員、撤収!」
すばやく熊達を盾にすると、熊達は嬉々として蜂達を襲いだした。二匹はあまりダメージを受けていないけれど、やはり再生はしない。
「あの蜂は切った?」
「斬りましたよ! でも、再生するんです! まるで時間を巻き戻したかのように!」
「そう。つまり、あの不思議生物は不思議生物でしか傷つけることはできないのね」
「その通りです!」
声が聞こえ、上から人が降ってくる。胸の位置ほどまである緑の長髪で、髪の左側を一房髪留めでまとめ、前に垂らしている。 衣装は白地に青の縁取りがされた上着と、水玉や御幣のような模様の書かれた青い袴。頭には蛙と白蛇の髪飾りは彼女の特徴ともいえる髪飾り。そう、そいつはこの異変の犯人の一人だと思われる奴、東風谷早苗だ。
「よくも顔を出せてわね」
「ひぇっ!? 暴力反対です!」
胸倉を掴んで思いっきりお祓い棒で頬っぺたをぐにぐにしてやる。
「アンタの所の神様が関わってるんでしょ?」
「はい、そうです。諏訪子様が関わっておられますが……その、なんといいますか……」
「なによ?」
「止めようとした神奈子様をボコボコにして、ミシャクジ様達で噛みまくって封殺しちゃいました。それから、見た事もない生物に乗って……」
「まって。反乱なの?」
「日頃の鬱憤というか、諏訪子様が出る前に言っていた言葉は……
「……待って。洩矢諏訪子の全盛期? 本当に?」
「はい。神奈子様が相手になっておられませんでした」
「はぁ……その言葉が本当ならそうでしょうね」
信仰の衰えた神と、日本の祟り神を統括するような洩矢諏訪子。力の差が歴然となっている。
「よし、帰って寝るわ」
「待ってください霊夢さん!」
早苗が私の巫女服を掴んでくるけれど、絶対に嫌だ。なんでよりにもよって、全盛期の祟り神を相手にしなきゃいけないのよ。弾幕ごっこだって守ってくれるかもわからないし。
「お願いします、見捨てないでください!」
「嫌よ。私だってまだ死にたくないのよ!」
「大丈夫、大丈夫ですから!」
「なにが大丈夫なのよ!」
「諏訪子様からちゃんと今回の事件の解決策は渡されていますから!」
「は? なによそれ」
「ど、どうやら、今回は規模こそ違えど、八雲紫が承認し、諏訪子様と組んでいる新しい人物が起こした異変みたいです」
「で、その紫は?」
「……諏訪子様曰く、
「まじ?」
「マジです」
幻想郷を乗っ取る。なるほど、違和感があった正体はそれか。博麗大結界の方を操作されたのか。あのおかしな生物は全部、ソイツが用意したのね。
「それで、一応……解決策はあるのよね?」
「はい、これです」
「冊子?」
「ぽけもんとれ~な~なるものの入門書です」
「どれどれ……」
書かれている内容は、妖怪、魔法使い、人とも違う生物で、ポケットモンスターというらしい。ポケットモンスターの特徴はボールに入り、小さくなるとポケットに入るからとの事。略称としてポケモンというのがあること。で、そのポケモン同士を戦わせることがポケモンバトル。私達はとれ~な~とかいうのになって、ポケモンを戦わせたらいいみたい。
「で、肝心のポケモンは? 私、そんなの持ってないんだけど」
「あれ、霊夢さんにも配られているはずですよ」
「は?」
「確か、諏訪子様が魔理沙さんに頼んだと……」
「……あ~~! そうだ。魔理沙がなんか置いていった!」
「それがモンスターボールですね」
「取りに戻らないと駄目なのよね?」
「ですね。
「確かに書いてあるわね」
現在の幻想郷ではポケモンはありとあらゆる攻撃で死なず、また傷を負ってもすぐに再生する。例外はポケモン同士のバトルであり、この場合は戦闘不能になる。
「能力で倒す事は無理です。おそらく、そのように博麗大結界を弄られているのか、それとも上書きされているのかはわかりませんが……」
「……勝ち目あると思う?」
「これはゲームという名を借りた試練です。なら、攻略できる方法は必ずあります」
「ちっ、やるしかないか。まずは博麗神社に戻ってポケモンをとってくるわ。それから調査ね」
「それがいいかと」
「ちなみにアンタはどんなのを持ってるの?」
「私ですか? 私はゲッコウガとジャローダです。かなり強いですよ」
「ふ~ん。諏訪子から渡されたの?」
「はい、そうです。二匹共、凄く鍛えられているそうですよ?」
「……なにその贔屓」
「諏訪子様は私には優しいですから。たまに今みたいに試練を課せられますけど」
「神様は気まぐれだから、仕方ないわね」
とりあえず、天狗達にもモンスターボールを探すように伝え、ポケモン同士で戦わないと駄目だとしっかりと教えておく。
「しかし、役に立つのですか?」
「馬鹿ね。小さいのもいるんだから、持ってアンタ達が飛んで攻撃だけさせればいいのよ。回避はお手の物でしょ?」
「なるほど。確かにそれならいけますな。武器だと思えばよいか」
「ただ、あんまり変な事をすると罰としてミシャクジ様に襲われるみたいですから、気をつけてくださいね」
「はい、肝に銘じておきます」
さて、早苗と一緒に博麗神社に戻る。博麗神社をでてから結構な時間が経っているけど、大丈夫でしょう。ん? なんだろう、これは……嫌な予感がする。
「急いで戻るわよ!」
「は、はい!」
空を飛んで博麗神社につくと、夜になっていた。だというのに真昼のように明るい。そう、博麗神社は燃えていた。地面は吹き飛び、その中から溶岩が溢れ出し、周りを全て炎に包んでいる。その溶岩の中からソイツはゆっくりと出てくる。恐竜のような姿をした巨大な赤色の鱗を持つ奴。明らかに前にみたポケモンとレベルが違う。
「うわ、3メートルから4メートルぐらいはありそうですね」
「わ、私の家が……許さない!」
「霊夢さん、無茶ですって! ここは私がやりますから、ポケモンを探してきてください!」
「わかったわ。お願い!」
「はい、頑張ります。奇跡の力で解決してみせますよ。でてきて、ゲッコウガ! ジャローダ!」
二足歩行の蛙みたいな奴と緑の蛇みたいなのがでてきた。どちらも強そうではあるけれど、たぶんあの親玉にはかなわない。
家の方に向かい、崩れる縁側から中に入って勘を頼りに探すと、二つのボールがあった。ただ、落ちて来た柱によってどちらも潰されていた。その中身であろう赤と白の狐っぽい子も近くでぐったりとして、血を出している。
「ちょっと!?」
慌てて手を当ててみるが、どちらも息をしていない。二匹を抱き上げて急いで外にでる。その時には家が完全に焼け落ちた。
急いで早苗の所に戻ると、そこには
「早苗!」
「れ、霊夢さん……にげて」
「なんで、なんでよ! アンタには奇跡の力が……」
「ははは、気づいて……なかったん、ですか……? ちから、なんて……つかえ、ませんよ……」
「う、うそ……でしょ……」
理解してしまった。今、この
「早苗!」
「霊夢……さ……あとは……まかせ、まし……」
「ふざけるな! ちょ!」
ゲッコウガと言われたカエルが私を掴んで急速に神社から離れていく。担がれながら見えた世界は真っ赤だった。妖怪の山が噴火し、火の玉が里などのいろんなところに降り注ぐ。魔法の森だけは無事みたい。どちらにせよ、幻想郷はほとんどが燃えている。
「あははは、なによこれ……夢なの……?」
「残念、現実だよ~」
「っ!?」
ゲッコウガが止まり、警戒をあらわにする。闇から浮かび上がるように現れたそれは蛙の帽子を被った小さな金髪の女の子。彼女は手には癖のある緑の髪に、真紅の瞳をした女性の頭部だけが握られていた。
「まさ、か……風見幽香を殺したの?」
「うん。だって、神奈子も殺ったし、次に暴れられるのって太陽の畑を荒らされた幽香だよね。だから、ポケモンを持たずにポケモンを殺そうとした幽香を、あたしが殺した。いや~強かったよ。何度か死んじゃった。もっとも、すぐに巻き戻るんだけどね」
「っ!?」
「あれ、早苗はどうしたの?」
「早苗は……赤い恐竜みたいなのに串刺しにされて死んだわ」
「……そっか、グラードンに殺されちゃったか。死んじゃったんだ。ざんねん~」
「それ、だけ?」
「うん、だって失敗したんだもん。
「それは……」
「怠惰な博麗の巫女。すぐに異変の解決に動けば、この事態は防げる。これは異変なんだ。つまり、ゲームだよ、ゲーム。勝ち筋はちゃんと用意されている。霊夢が動いたのは最終日。うん、そんなので防げると思うなよ。今回の異変はあの子曰く、博麗の巫女がターゲットだ」
「私の、私のせいだっていうの! この全部が!」
「そうだよ。だからさ、早苗も待ってるし──いっぺん死んでみなよ」
「っ!?」
気が付いたら両手両足を白い石の蛇、ミシャクジに食い千切られていた。血が溢れ出し、激痛が身体を襲ってくる。
「じゃあ、
掴まれて溶岩の中に放り込まれ、そんなことを言われる。それが私が聴いた最後の言葉だった。
苦しい。暑い、熱い。身体が、幻想郷が燃えていく。博麗神社が、人間の里が、妖怪の山が地面が割れ、中から溢れ出した赤い物に触れて燃えていく。
霊夢が溶岩の中に消えていった。すると後ろから声が聞こえてくる。
「あいあむうぃな~」
「あ~う~これでいいの~?」
「ふっふっふっ、いいんですよ、いいの! 早苗さんが死んじゃうのは予想外だったよ。でも、仕方ないよね」
「まあ、仕方ないねえ。あの子もこの頃、奇跡に頼りすぎだから、この辺りで一度懲らしめておかないと」
「紫はどうしてる?」
「大人しくしているよ。だって、どうしようもないし。境界を弄ったら、博麗大結界の方も壊れちゃうかもしれない。だから、今回の異変をヤキモキしながら見ているしかない。後が怖いけど!」
「まあ、本人も納得していたし、大丈夫、大丈夫」
「だよね、だよね」
「じゃ、巻き戻そっか」
「無かったことになるのは残念だね。いっそ……」
「それ駄目だよ。すくなくとも幽香の記憶を消さないと後が大変」
「あ~う~確かにそうだね。アリスお母さんにもいっぱい怒られる」
「それは確定だよ。念入りに記憶を巻き戻してね!」
「は~い。では、
世界は巻き戻っていく。異変が始まる最初のページまで。一部の人達の記憶を残して。
「っ!? 」
苦しくて苦しくて、身体が焼かれて溶けていく。早苗が殺された姿がみえ、慌てて起き上がる。胸を押さえて、身体を触って確かめる。ちゃんと身体はある。能力をためしてみてもしっかりとある。凄い汗をかいている。気持ち悪い。起き上がって、井戸まで移動し、桶に水を汲んでかぶる。冷たい水によって身体が清められて目が覚めた。
「アレは夢? 夢よね?」
しばらく様子をみてみよう。とくに博麗大結界の方はしっかりと調べておきましょう。細工はみつからない。何度入念に検査もした。でも、違和感は拭えない。
「……水? 雨ね。やっぱり夢、よね?」
空を見上げると雲っていて、ぽつぽつと雨が降ってくる。
そんな感じで数日が過ぎた。相変わらず雨は続いている。続きすぎている。もう六日は雨が降り続けていて、里では近くにある川が氾濫する可能性があるらしい。
「霊夢。この雨は何かがおかしいぜ。多分異変だ。解決にいかないか?」
「っ!?」
私はめんどくさくて勝手にいきなさいと言ってしまう。どうせ誰かが異変を解決するだろう。できなくても、時間稼ぎくらいはできるはず。こっちとら、ろくにご飯も食べていないのだから動きたくない。
「そうか。わかったぜ。どうなっても知らないからな! あとコイツはここに置いていく。くれぐれも持ち歩けよ!」
はいはい、と告げて見送った。魔理沙が置いていったもの、それは──
赤 と 白 で 彩 ら れ た 二 つ の モ ン ス タ ー ボ ー ル だ っ た
諏訪子「皆さまは勤勉ですかぁぁぁぁっ! それとも、怠惰ですかぁぁぁぁっっ! というわけで、怠惰人は食べちゃうよ~。だから、勤勉にポケモンバトルをしようね! 約束だよ!」
東方の子達は皆好きです。でも、霊夢ちゃんはちょっと怠惰すぎると思うの。それがいいともいえるけれど。ごめんなさい。やっぱり異変なので主人公の博麗霊夢には受難を与えないと。クトゥルフ神話が入っているので絶望成分も多めで。
現在の記憶保持者
アリス(マリス):主犯
諏訪子 :実行犯
八雲紫 :指示者
八雲藍 :準備班
一週目
博麗霊夢 :被害者1
東風早苗 :被害者2
二週目
博麗霊夢 :被害者1
東風早苗 :被害者2
○○○○○○ :被害者3
オルフェンズのアリス開始時期およびルート
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火星でMAの登場から開始
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ビスケットを助けるため、地球辺りから
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女神Aliceの名の下に人類管理ルート
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マクギリスと一緒。ギャラルホルンルート
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マクギリスの代わりにアリスになるルート