フランドール・スカーレット
そこはとある場所。妖怪の山の麓にあり、霧の湖にある島の畔に紅色を基調とした屋敷がある。門から屋敷へと続く道も紅に染まっている。少し離れた場所には廃館となったプリズムリバー邸もある。
ここは紅魔館。窓がとても少なく閉ざされ、門の前には門番が立ち、侵入してこようとする妖精や妖怪、人間を撃退する。そう、ここは吸血鬼の姉妹や魔法使いが住まう場所、紅魔館。
この紅魔館の主、レミリア・スカーレットは頭を抱えていた。またなにか考えてやらかしたみたい。本当に馬鹿なお姉様。何時も偉そうにして、実際に偉いけれど色々と問題を起こす。フランもだけどね
「た~い~く~つ~」
「この雨じゃ仕方ありませんよ、妹様」
今は様子が変わっている。現在、幻想郷では雨が異常なくらい降り続いている。
目の前にある霧の湖の水かさがここ数日の止む事のない雨で水が溢れ、こっちにも来ている。今は図書館に住んでいるパチュリーが魔法で対処している。
少ない窓から覗いてみる。門の近くの空に浮かんで魔法を行使している女の子が見える。彼女は長い紫髪の先をリボンでまとめ、紫と薄紫の縦じまが入った、ゆったりとした服を着用している。さらにその上から薄紫の服を着、ドアキャップに似たZUN帽を被る。また服の各所に青と赤と黄のリボンがあり、帽子には三日月の飾りが付いている。全体的にゆったりとしたその服装は寝巻きと呼ばれることが多い。彼女がパチュリー・ノーレッジ。精霊魔法を得意としていて、知識と日陰の少女、動かない大図書館とか言われている。
そんなパチュリーが門の部分から、広い紅魔館の土地を覆うように土壁を展開し、水の流入を防いでいる。普段は図書館から一切でてこないのに、今回は彼女が率先して動いている。理由は自分の大切な本達を守るためだろうけど。
もう一人、門番である紅美鈴も頑張ってお仕事をしている。紅美鈴は華人服とチャイナドレスを足して2で割ったような淡い緑色を主体とした服を着ている。髪の毛は赤く腰まで伸ばしたストレートヘアーで、側頭部を編み上げてリボンを付けて垂らしている。 目の色は青がかった灰色。
「ねえねえ、流石に出ないとまずいんじゃない?」
「駄目よ! 出ていったらフランが死んじゃう!」
「私が死ぬ?」
「お嬢様?」
家のメイドである十六夜咲夜がお姉様を不思議そうにしている。彼女の髪型は銀髪のボブカットで、もみあげ辺りから三つ編みを結っている。また髪の先に緑色のリボンを付けている。時間を止める能力をもっていて、さらに時間と密接に関係する空間を操る力を持っている。
姉であるレミリア・スカーレットは青みがかった銀髪をウェーブのかかったセミロングにしている吸血鬼のに真紅の瞳。身長は私と同じ人間で言えば10歳にも満たないような背の高さ。背中に大きな翼を持っている。
白の強いピンクのナイトキャップを被っていて、周囲を赤いリボンで締めている。結び目は右側で、白い線が一本入っている。
衣服は、帽子に倣ったピンク色。太い赤い線が入り、レースがついた襟。三角形に並んだ三つの赤い点がある。両袖は短くふっくらと膨らんでおり、袖口には赤いリボンを蝶々で結んである。左腕には赤線が通ったレースを巻いている。小さなボタンで、レースの服を真ん中でつなぎ止めている。一番上にはS字状の装飾がある。腰のところで赤い紐で結んでいる。その紐はそのまま後ろに行き、先端が広がって体の脇から覗かせている。 スカートは踝辺りまで届く長さ。これにもやはり赤い紐が通っている。
「私が死ぬってどういうこと?」
「いい、今は館の中だから大丈夫だけれど、一度外に出たら
「能力を?」
「そんなことが可能なのですか?」
「相手は自由に世界を改変して構築するすべを持っているの」
「それは凄い能力ですね」
「咲夜も同じだよ?」
「私が見た未来では炎だった。幻想郷を燃やし尽くす炎。これならまだ対策ができたし、してきた。でも、水だけは無理!」
「つまり、お姉様はこの異変のことを知っていたの?」
「そうよ! 知っていたし、支援もしてきた」
「よ~し、きりきり吐いて~」
「ふ、フラン?」
「教えてくれないの?」
「だ、だめよ!」
「そっか。じゃあ、お姉様なんて大っ嫌い!」
「だっ、だいっきらい! う、嘘よね? フランが……」
「咲夜、これからお姉様と会わないようにするから、食事とか全部別にしてね」
「ま、待ちなさい」
「ど、どうしましょう」
本当に教えるつもりはないみたい。なんか、いっぱいついてきそうだし、よ~し、それなら家出しちゃえ。雨の中なら追ってこれないだろう。それに能力が消えるっていうなら、私にとってそれは嬉しいことだ。
「ま、待って!」
「あの、お嬢様……」
二人の声を無視して移動する。私の部屋に移動し、雨の、流水の対策を張る。水除けの魔法。身体の周りに結界を展開して流水が直接身体に触れないようにする。五重に展開しておけばこれで大丈夫。
「ん? なにこれ」
部屋の中に見なれない熊のぬいぐるみがあった。ところどころ怪我をしていて、手当もされている。名前を見てみると、ボコと書かれている。制作者の名前にはアリスと書かれていることから、アリスが作った奴みたい。なんでこんな所にあるのかはわからないけれど、これを持って行ったら泊めてくれるかもしれない。隣に鞄があるけれど、なんか重いしこれはいいや。
「うん、いこう」
部屋から出て、玄関から外に出る。外は大雨で、凄い風が吹いている。風で水を外に飛ばしているのだ。
外に出て、空を飛んでいく。するとパチュリーがこちらに気づいた。
「フラン、外にでるつもり?」
「そうだけど……」
「止めておきなさい」
「やだ!」
パチュリーの制止を無視してお外に出る。霧の湖を進んでいくと、下で何かが光った。その瞬間、慌てて移動すると、目の前を光の光線が過ぎ去った。
「なにこれ!」
霧の湖の中には沢山の生命体の反応がある。それはいい。でも、青色の蛇みたいな奴等が、赤色の蛇みたいなのに率いられてでてきた。そいつらは私を狙って口から光線を撃ってくる。回避しながら掌に球体を作って握り潰す。
「きゅっとしてどっかーん」
能力を発動させる。これで全部終わり。そう思った。でも、結果は何匹かの身体が吹き飛んだだけ。それもすごい勢いで戻る。なにより威力が弱くなっているし、対象にできる数も減っている。後、疲れる。
そして、お返しとばかりに水と七色の光線みたいなのを放ってくる。急いで身体を左右に動かして回避する。いくら殺しても、焼いてもすぐに復活する。それにどんどん水が増えて、霧が濃くなってきて厄介極まりない。
「どうしたらいいの!」
ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を使っていくと、だんだんと弱まっていく。その分、身体の内側にあった狂気も収まってきているけれど、今はまずい。魔法で対応しようにもこちらも弱くなっている。いや、吸血鬼としての力が弱くなっているといえるのかな。
「答えてやるぜぇ!」
「ふぇ!? ど、どこから声が……」
「ここだぜ、麗しのお嬢さん!」
持って来ていたぬいぐるみが私の頭の上から、顔を覗かせる。リアルに作られた包帯が少し怖い。
「ぬ、ぬいぐるみが喋った?」
「俺っちはボコだぜ!」
「ボコ?」
「おうよ!」
「ボコはアレを知ってるの?」
「下にいるのはギャラドスの群れだな!」
「ギャラドス?」
「ポケットモンスター、縮めてポケモンだ。今、この世界はポケモンはポケモンでしか倒せないようになっている。お嬢さんの力でも無理だよ。それにだんだんと力が失われていっているはずだぜ!」
「た、確かに……」
何時もならもっと力が使えるはずなのに、威力が低いし疲れるしでやってられない。
「えっと、私はポケモンを持ってないけど?」
「大丈夫! 俺っちが持ってるぜ! だが、俺は見ての通り、可愛いぬいぐるみだ!」
「可愛い? 痛々しい気が……」
「いいか、だから俺が初期ポケモンが入ったモンスターボールをくれてやる!」
「どこにあるの?」
「鞄に……あれ、ない?」
「それなら重かったから置いてきたよ」
ギャラドスとかいうやつの攻撃を上に行ったり、下に行ったりして避ける。下からいっぱい撃たれているけど、弾幕ごっこみたいで面白いし、現状でも回避はできる。
「あの中に渡すはずのモンスターボールが入っていたんだが……」
「そんなの知らない、よっ!」
宙返りして避ける。目の前に光線が通り過ぎて髪の毛が数本焼けた。仕方ないので、このまま飛んで回避しながら逃げる。相手は水の中だし、多分大丈夫。まあ、水がどんどん増してきていて、周りの林もほぼ水没しちゃっているからどこまで安全かはわからない。ただ、時折、湖の中にとても大きな生物が泳いでいる気配がするけど、多分気のせい。
「お嬢さん、前」
「え? うわぁっ、なにこれ……これもポケモン?」
「そうだぜ! それもとっても強い奴だ!」
「うん、それはなんとなくわかる」
目の前に現れたのは綺麗な鳥みたいなの。全身が薄いピンク色で、丸びを帯びた飛竜みたいな感じ?
『遊ぼ~!』
「うん、いいよ~!」
「馬鹿やろう! 相手はルギアだぞ!」
「え?」
『じゃあ、いっくよ!』
そういったら、身体を回転させる。すぐに物凄い風圧に襲われて私は吹き飛ばされる。同時に水が竜巻となって吸い上げられてこちらに弾丸として放たれる。その威力は音よりも早く、とてもじゃないが防御が間に合わない。
「フォーオブアカインド!」
四人に分身して、三人を囮にして逃げる。なんとか林の中にある沈んでいない木々の一つに隠れる。枝に座って一息をつき、囮にした三人の方をみると、一体が頭を丸かじりにされて首が捥がれて水に落ちて行った。残り二体の内の一人は吹き飛ばされて身体中の骨が折れている。本来なら再生するはずが、遅々として進んでいない。最後の一人は必死に目を掌に移動させて握り潰してきゅっとしてドカーンを発動させている。でも、全く効いていないみたいで、恐怖に顔が歪んで涙まで流している。
「ななななな、なんなのあれ……」
「アイツはルギアっていう伝説ポケモンの子供だ」
「子供ってことは親がいるの?」
「そうだ。親はもっと強いぜ」
「能力が万全なら、壊してやるのに……」
私の能力ならあっさりと殺せるのに。でも、能力が使えないからか、変なことにならないみたいだし、私としてはいいけれど……これはない!
「どうにかする方法はないの?」
「ポケモンもないし……いや、ある」
「なに?」
「あるが……覚悟がいるぞ。また、それをやっても更なる地獄が待っているかもしれない。それでもいいならやろう」
「……いいよ、ここで終わるのなんて嫌だしね! もっと遊びたいもん!」
「いいぜ、なら、俺っちと契約して魔法少女になってくれ!」
「は?」
魔法、少女……? 魔法を使う少女?
「魔法ならもう使えるよ? それと、私、少女だよ? 吸血鬼基準で」
「それは少女といえるの……ぐべぇっ!?」
「なにか言った?」
「いえ、なんでもありません。じゃあ、この言葉をどうぞ」
「えっと、死の風は空に、死兆星は天に、冥光はこの腕に、破壊の心はこの胸に。魔法少女まじかる☆フラン! 邪魔するモノは全壊だよ! ふにゃぁっ!?」
言われた通りに唱えた瞬間、私が着ていた服が分解されて裸になる。それから、黒い光がでてきて足元からゆっくりと登ってくる。恥ずかしくて胸とか隠したいのに手とかは動かない。そのまま黒い物に浸食されていくと、下の部分から黒いのが黒い靴になり、服もゴシックドレスになった。二の腕までしか袖がなく、手首にはフリルの赤黒いリストバンドがある。スカートも黒で、フリルと裏生地は赤黒い。リボンは赤く、頭はY字のような蝙蝠の羽の髪飾りが二つついていて、長くなった髪の毛をツインテールにしていた。
「ナニコレ……ナニコレ……」
膝をかかえてず~んとなる。無茶苦茶恥ずかしいし、ポーズまで決めさせられて、決め顔。こんなの絶対にお姉様には見せられない。むしろ、見た奴は殺す。
「で、これで勝てるの?」
「無理だぜ?」
「は? ならなんでこんなことを?」
「変身できると思ったからやった。後悔はしていない。フランちゃんの裸シルエットからの変身はすばらしかっ……」
「きゅとして、どかーん」
目の前の奴の目を潰す。ぬいぐるみの身体が吹き飛んで粉々になった。
「まけねぇ、まけねえ! オラはこれぐらいじゃまけねえぜっ!」
「……」
無言でもう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。もう一度壊す。でも、すぐに復活した。
「まけねぇ! 絶対にまけない!」
もう一度壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。壊す。
「止めて! ちゃんと理由があるから!」
「くだらなかったらもっと壊すから」
「真面目に言うと魔法少女になったら、能力も普通に使えないぜ。それほど世界のルールは強固でかわらない。だが、例外がある。それはポケモンを呼び出す魔法なら使える。だって、
つまり、今回の異変を起こした奴は世界そのものを改変してるってことかな。凄い、そんなの魔女だって普通はできない。パチュリーだったらできるかもしれないけれど。
「つまり、ポケモンを呼び出したらいいんだね」
「そうそう。呪文は教えるから頑張って
「うん、頑張る」
生き残れ? 頑張れじゃなくて? アレ? まあ、いいか。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の魔法少女。祖には我が大師アリス。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
アリス? やっぱりアリスが関わっているのかな? というか、口が勝手に動いていっているし、両手を空に向けている。
「
目の前にとっても大きな魔法陣がでてきた。まるでパチュリーがやってる大魔法みたい。とっても期待ができそう。魔法陣の中に凄い力の塊が現れるけど、まだ不定形だ。
「──────告げる」
相手に言霊によって形と役割を与えていく。
「────告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。アリスの寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
相手の形が定まってきた。それは背面が黒、前面が赤で占められたワシやタカなどの猛禽類、あるいは飛竜のような姿をしており、翼と尻尾がある。
「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。汝、我が呼びかけに答え、異界の門より来たれ、破壊の担い手よ──―!」
呪文が完成し、目の前に6メートルくらいはありそうなとんでもない奴が現れた。
「ねえ、ナニコレ、ナニコレぇえぇっ!」
「やべえ奴を召喚しやがったな!」
ソイツは翼と尾羽を広げ、真紅に輝く。すると周りのありとあらゆる生き物の命を吸いつくしていく。木々は枯れ、地面は乾燥して砂になっていく。鳥などの動物は落ちて骨となり、やがて砂になる。
「アイツはイベルタル! ルギアと同じ伝説ポケモンだ!」
「じゃあ、強いの?」
「とってもな!」
『やーーー!』
そのイベルタルに向かっていく桜色の子。がんばれ、頑張れと応援していると掴まれて食べられた。相手になっていない。泉の中から巨大な気配を感じると、ソイツが現れた。桜色の子供よりももっと大きい。二匹は盛大に戦いを始める。その余波だけで周りは消滅していく。もちろん、私も例外なく余波でボコボコにされる。木々に頭をぶつけたり、足を岩にぶつけて折れて突き刺さったり、首が変な方向に向いたり。そして何より、どんどん体力や魔力が吸われていく。
「こ、これって……フラン、死んじゃうの?」
「ああ、そうだぜ。なに、次を頑張ればいい。何度だって立ち上がるんだ! 諦めなければ次がある!」
「おまえ、こうなることがわかっていたなぁぁぁっ!」
ぬいぐるみがその場でくるりと回ると、熊のぬいぐるみから紫色の髪の毛をした小さな女の子になった。腕が顔みたいな袖からでていて、その爪も布で覆われている。
「もちろん、わかっていた。楽しく踊ってくれた。良いお土産ができた」
「おみ、やげ……」
吹き飛ばされてころころ転がりながら、木の根に身体を預けながら、平気そうに空を飛んでいる奴をみる。
「今回の映像は録画してる。さっきのシーンも」
「……まさか……」
「レミリア・スカーレットは大喜び」
「あいつぅううううううううううううううううううううううぅぅぅぅぅっ!」
理解した。理解してしまった。この件にアイツ、レミリア・スカーレットも関わっている!
「それではさようなら。三週目で会おう」
「覚えてろ~~!」
鋭い爪で身体を抱え上げられ、顔が黒くなった相手に噛みつかれてそのまま食べられていく。
「っ!? 」
目が覚めると、ベッドに寝ていた。でも、食べられた感触は生々しくてしっかりと覚えている。だから、ぬいぐるみを探してみると、ない。ただし、ぬいぐるみが持っていた鞄は入っていた。中身を覗いてみると──
赤 と 白 で 彩 ら れ た 二 つ の ボ ー ル だ っ た
──よし、まずはポケモンってのを確認しよう。今思えば、これっていつからあったんだろう?
改めて鞄の中を調べると冊子も入っていた。内容はポケモントレーナー入門書。それを読んでみると色々とわかった。このボールがモンスターボールで中身に何がいるかはわからないけれど、適正にあったポケモンが用意されているらしい。つまり、あのイベルタルとかいうのも私の適正にあっていたから召喚されたのかもしれない。
まあ、もう召喚しない。というか、現状がどうなっているのかはわからないけれど、冷静に考えると実は死んでなかったか、再生したか。でも、アイツは三週目で会おうと言った。だから、これは三週目なんだろう。じゃあ、一週目はどこにいった?
これは色々と調べないといけない。
「えっと、このボタンを押して投げるんだったかな?」
ボールを投げると、中からポケモンがでてきた。そのポケモンは双子のようで金色と薄紫色のシャンデリアみたいなので、中心部が丸い。その子達はそれぞれ金色と青紫色の炎をだして周りを揺らしている。
「この子達が私のポケモン?」
二匹はすぐに私の周りをくるくると回る。
「は?」
その二匹は人型になった。同時に私の中から魔力が消費されて、まるで分身を作っているかのような感じがする。その二人は私とお姉様に似ていて、互いにサイドテールにして服装も色違いなだけで他は同じ。すぐに二人は仲良さそうに両手を合わせてこちらを見詰めてくる。
「なにコレ、まるでアイツと同じ……」
薄紫色の子は大人しそうな感じで、金色の子は深紅の瞳を勝気そうな表情で私をみている。
「そう、アイツの仕業か!」
二匹はこくこくと頷くと、冊子を捲って自分達の種族を教えてくれた。シャンデラ。色違いみたいだけど、両方とも同じだった。またプレイヤースキルとかいうので、私のスペルカードや能力が一部この子達に影響を与えたり、この子達が使えたりもするみたい。
「よし、アイツをぶん殴りにいくよ!」
「(こくこく)」
お姉様の所に行くと、すでに居なかった。だから、咲夜の所に来て聞いて見る。
「咲夜!」
「妹様。どうなさいました? そちらの子は?」
「なるほど、咲夜は無関係か。アイツ、お姉様はどこに行ったの?」
「そういえば、おかしいですね。つい先ほどまではお部屋にいらしたはずですが、
「へぇ~」
「ただ、このような手紙が……」
「かして」
咲夜から奪うように受け取って、読んでみる。
──大好きなフランへ。ごめんなさい。お姉ちゃんは失敗した。予想以上にアイツの成長速度がやばかった。平気で未来を変えてきやがる。いい、この世界は──────麗──に──き──
まるで手紙を書いている途中で何かあったように震えて、どうにか書いたように文字はもの凄く汚い。それにほとんどが読めない。それでも、必死に何かを伝えようとしているみたい。
「咲夜、これを書いた──」
伝えようとした瞬間、手紙が燃えて消滅した。まるで世界から消えるように。
「貴女達がやったの?」
「「(ぶんぶん)」」
「私も違います」
「そう。お姉様は敵の手に落ちたのね」
「本当ですか!」
「ああ、いや、敵ではないのか。共犯者の手におちたみたい」
「……共犯者、ああなるほど。これはあの子の異変ですか」
「知ってるの?」
「知っていますが、申し訳ございませんが答えることはできません。ただ、これはお嬢様が妹様が全力で遊べるように用意した異変です。相手も納得して用意しておられたはずです」
つまり、内容がかわった? 違う、さっきの手紙から考えて、相手の考えがお姉様の上を行っただけ。本当はもっと過激じゃないことを予想していたのかな? お姉様が大好きな私を傷付けるのを許容するとは思えないし。どちらにせよ、これは異変だ。
「咲夜、
「今日は──」
咲夜の教えてくれた日は私が覚えている日より前だった。それもかなり前だ。だいたい一週間と五日。アイツが言っていた三週目という言葉から考えて、おそらく、この世界のタイムリミットは一週間。私の覚えている暑い日も一週間だった。そして、五日間、雨が降り続いている。
「あははははは、この世界はループしている。アリスじゃない。別の誰か。誰かは知らないけれど、世界を巻き戻してまでポケモンバトルをさせようなんて、面白いじゃない」
「お嬢様?」
「難易度はノーマルじゃない。ハード? ううん、殺されたことから考えてルナティック! つまり、これはポケモンを使った弾幕ごっこ! いいねいいね、いくら殺しても大丈夫! 殺しても気にしなくてもいいなんて──―なんて素晴らしい世界!」
「楽しそうですね」
「ええ、楽しいの! だって、全力で遊べるんだもん! アイツもたまにはいいことをするね!」
「お嬢様が悲しみますよ」
「知らない。だって、説明不足のアイツが悪いんだもん! でもまあ、いい。咲夜、今から館中を探してここに載ってる道具を探してきて! 特にモンスターボール! あと、他にもポケモンを持ってる人はいないか調べて!」
「かしこまりました。こちらですね」
タイムラグがほぼない状態で戻ってきた咲夜が、手に沢山の道具を持っていた。うん、冊子を読む限り、この子達にはこだわりスカーフがいいかな。フォーオブアカインドを使わせて身代わりも用意すれば耐久力は誤魔化せる。
「私の部屋にはモンスターボールがありませんでした」
「ふ~ん。つまり、咲夜は参加不可。もしかしたら、各勢力一人の参加か。モンスターボールは……」
「6個ありましたが、中身は空です」
「この冊子じゃ、手持ちは三体まで。それ以外は回収されるって書かれているし、うん。他の勢力と協力して解決しろってことは確実だね」
「妹様、大丈夫ですか?」
「大丈夫、大丈夫。だって、殺しちゃっても巻き戻るだけだからね」
「それはどうかと……」
「気楽に接しられるって素晴らしいんだよ? 何時咲夜を壊しちゃうか、怖くて近づくのも気を張っているんだから」
「申し訳ございません……」
「いいのいいの。さて、じゃあ行ってくる。時間は無駄にできないから」
「はい。いってらっしゃいませ。あ、こちらにお弁当と水筒、お手拭きなど必要そうな物を用意しております」
「ありがとう」
受け取ったリュックサックを背負って、館から出る。空は真っ暗で雷がところどころ落ちている。雷鳴が轟いているけれど、吸血鬼にとってはとても過ごしやすい。というか、凄く暑いのと、大雨、雷雲だったらこっちの方がましだ。
「貴女達の名前をつけないとね。レミとドールでいいか」
「「こくこく」」
お姉様の嫌がらせも兼ねて、こっちのレミは可愛いがってあげよう。それに性格も全然違うしね。こっちの子は大人しいし。
「目が合ったら、ポケモンバトルよ! 来なさい、さいきょーのアタシのポケモン!」
ない。ないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないない!!!!!!!!!
「……質問です」
とある建物の中、一人の少女が椅子に座らされて固定されている。その隣には女性もいる。一人はレミリア・スカーレット。もう一人は八雲紫。八雲藍もいるが、彼女は紅茶などを用意していた。
「な、なによ……」
「おかしいなぁ、なんで、なんで、
ちなみに問題はレベル100だけではない。レミリア・スカーレットは彼女の力、運命を操る力でシャンデラでありながら、メタモンの変身能力を持って生まれるというバグのような存在を作り出した。それでそれぞれ自分と妹の容姿にしてみせたのだ。
「そうよそうよ! これなら霊夢にだってもっと強いのを渡せたじゃない!」
「ふ、フランが使うんだから当然よ! というより、なによあれ! あんなのが召喚されるなんて聞いてないわよ!」
「ふ、即死トラップはそこかしこに仕込んであります」
「お前っ!」
「当然です。だって、この異変で主人公達を殺して巻き戻したら、アリスポイントが手に入るんですから」
これは本当。とっても美味しい。でも、調子こいてたら逆に殺されるだろうけど。今回のはあくまでもゲームで、ちゃんと勝ち筋を用意してある。例えば彼女とか。諏訪子ちゃん、洩矢諏訪子はポケモンとして扱わせ、いくらでも即時再生するようにしている。だというのに、遊び半分としても全盛期の諏訪子ちゃんをポケモン無しで殺せる存在が野放しになっているのだから。
「だから、容赦なくやっているのね」
「もちろん。勝ち筋は用意していますよ。お助けキャラもそこかしこに配置されています。今回の異変の目的はポケモンを周知させることと、各勢力の困ったちゃん達に仲良く協力させて異変を解決させることにあるんですから」
「フランは困ったちゃんじゃない! 可愛い私の妹よ!」
「可愛いのは認めます。もらいたいくらいです」
「駄目よ」
「残念。ということで、フランちゃんには気にせず遊んでもらって、能力もばんばん使ってもらって慣れてもらいます。アリスの、マリスの世界では絶対に消滅しません。殺そうが、壊そうが、関係ありませんから」
「そうね。ここで慣れてもらう方が助かるわ。ところで輝夜の方はいいの?」
「あちらは勝手に殺し合ってくれますから放置です」
もこたんがファイヤーとホウオウ、ヒードランを持って強襲しまくっているのである。対して、輝夜が持っているポケモンはピカチュウとサンダー。フリーザーはあの子に渡してる。
「あ、フランちゃん死んじゃいましたね。残念でした~」
「待ちなさい! なんで妖精ごときにあんなの渡しているのよ!」
「彼女は最強ですから。氷に相性がいいですからね。魔改造フリーザーとの相性のせいか、生半可な伝説ポケモンと同じ強さです。対してフランちゃんの手持ちは火で二倍とはいえ、フィールドを整えられた跡ですからねえ」
「相手があの子だから油断したわね。初見殺しとしては確かに有用でしょう」
「四週目は誰がやらかしてくれるか、とっても楽しみです」
紅茶を飲みながら、この世界の法則をしっかりと握っておく。隙を見せればアリスから八雲紫が奪い返すのが目に見えている。レミリア・スカーレットも狙っているだろうし。
「ところで、この魔法少女まじかる☆フランの録画映像、いりますか?」
「要る!!!!!!!!!」
現在考えている主人公はこんな感じ。
霊夢(レッド)
早苗(グリーン)
フラン(イエロー)
???(ブルー)
ブルーが思いつかないのであの子です。といっても、上三人メインか、霊夢とフランがメインになりそうではある。
魔理沙は基本的に参加しませんし、お助けキャラみたいな感じ。アリスも同じ。何故なら、二人には一切の制限がかけられていません。つまり、ポケモンだろうが人だろうが、容赦なく狩れる。自分は無敵モードで。
イベルタルについて……ダイス目99。はっきりわかんだね。
オルフェンズのアリス開始時期およびルート
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火星でMAの登場から開始
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ビスケットを助けるため、地球辺りから
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女神Aliceの名の下に人類管理ルート
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マクギリスと一緒。ギャラルホルンルート
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マクギリスの代わりにアリスになるルート