【5週目 守矢神社 東風谷早苗】
私、東風谷早苗は、守矢神社に住まわれている八坂神奈子様と洩矢諏訪子様の巫女として、
そんな巫女な私は現在、諏訪子様の部屋で必要な物を探しています。ですが、やっぱりないですね。
「早苗、あったかい?」
「ルギアは回収されていますね」
「そうか。それでどうするんだい?」
「そうですね~」
霊夢さんは幽香さんを仲間に率いれました。なら、私も誰かを仲間に率いれないといけません。同じ巫女として負ける訳にはいきませんしね。信仰が必要ですし。そうなるとこちらも強い人を探さないといけませんが……
「神奈子様はポケモンを持ってたり……」
「ないねぇ~。私は今回のことは関与していないし」
「ですよね……」
「ただ、ポケモンかどうかはわからないが、巻き戻っている間に強そうなのを見たことはある」
「本当ですか!」
思わず神奈子様につめよってしまいました。
「ああ、竹林だ」
「迷いの竹林ですか……わかりました。行ってみます」
「気をつけて行っておいで」
「はい!」
詳しい事情をポケモン達を連れて移動します。目指すは迷いの竹林!
【5週目 迷いの竹林】
迷いの竹林はいつも深い霧が立ち込め、竹の成長が早く日々変化するためこれと言った目印がありません。また、緩やかな傾斜により方向感覚も狂うため、妖精ですら迷い、よほどの強運が無ければ脱出できないとも言われています。上に飛べば良いのでは? と思うでしょうが、ちゃんと飛行しても簡単には出られないようにされております。
「あれ、早苗じゃん。どうしたの?」
「てゐさん」
声が聞こえて振り返ると、そこには癖っ毛の短めな黒髪と、ふわふわなウサミミ、もふもふなウサ尻尾を持つ幼い姿の女の子がいました。服は桃色で、裾に赤い縫い目のある半袖ワンピースを着用していますが、彼女の正体は因幡の素兎伝説の兎だと言われているので、実際の年齢はアレです。そんな彼女の周りには白いや茶色の兎達や
「実はここに強いポケモンがいるって聞いたんですが……」
「強いポケモン? ポケモンかどうかはわからないけれど、強いのはいるね~」
やっぱり、ここであっているみたいですね。問題は協力してもらえるかですね。
「というか、それで私達はここに逃げてきてるわけだしね~」
「ど、どういうことですか?」
「や~何時もの輝夜と妹紅の喧嘩だよ。変な生物を使ったね」
「……どこですか?」
「案内するのは嫌だから、自分で行ってきてよ。たどり着けるように使いづらくなってる幸運をあげるから」
「わかりました」
「頑張ってね~」
幸運の兎、てゐに言われた通りに進み、結界を抜けるとそこは──―
地 獄 だ っ た
──―燃え盛る竹林は黒い炭へと代わり、空から無数の炎の羽が降り注ぎ、地上から溶岩の嵐が吹き荒れています。その中心部にいるのはその二体のポケモンを使っている二人の少女。互いに互いを燃やしながらも、気にせず攻撃し合っています。
当然、この二人も互いに弾幕を展開して殺しにかかっています。
「死ねっ、カグヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァッ!!」
「そっちが死ねぇええええええええええええええぇぇぇぇぇっ!」
空も周りも真っ赤に染まり、地面も焦げて真っ黒。ここだけ世紀末ですね。というか、暑すぎて汗が止まりませんし、服に汗がひっついて透けて気持ち悪いです。
「って、あぶなっ!」
直径数十メートルはあろう炎が襲ってくるので、慌てて下がってゲッコウガを取り出してハイドロポンプで消し飛ばします。本当は奇跡で炎なんて気にせず進めるのですが、使いそうになって使えないことに気が付きました。
「あの~お二人様、聞こえますか? 戦い止めて~~!」
「「うるさい!」」
「ちょっ!」
二人の攻撃が同時に私の居る場所に殺到して視界一面に広がる炎の壁のような球体と地面の下から溢れ出す溶岩に襲われてなす暇もなく、身体を粉砕されて服が肌ごと燃やされて激痛を感じるまもなく真っ暗になりました。
【6週目 守矢神社・早苗の自室】
「おお、早苗よ。死んでしまうとは情けない」
「なぜドラクエ風ですか!」
「いや、今やってるから」
「はぁ……」
「で、どうだった?」
「燃やされました。燃やされましたとも。完膚なきまでに」
「相手は?」
「妹紅さんと輝夜さんです。全然、止まってくれませんでした」
「あの二人なら仕方ない。で、どうするんだ? 説得できるのなら、私が力付くで止めてやってもいいが……」
確かに神奈子様ならあの二人を止められるでしょう。でも、その後はしっかりと説得しないといけません。私の言う事なんて聞いてくれないと思います。よし、それなら説得できる人にお願いしましょう。
「まずは人を呼んできますので、少し待っていてください」
「わかった。それなら神力を溜めておこう」
「お願いします」
さて、思いついたことは実行できるか、不安です。ただ、お土産はもっていきましょう。
【6週目 人里 天候・嵐】
やってきたのは寺子屋です。ここに説得できる人がいるはずです。雨ではない
ですが、風がきついし雷も鳴っているので少し怖いです。
「すいません、慧音さんはいらっしゃいますか?」
「ん? こんな日になんだ?」
扉を開けると、何故か妹紅さんがでてきました。
「何故、ここに? 竹林には行かなかったのですか?」
「何故って、こんな天気だからな。
なるほど。記憶は引き継いでいなくても、天気によって行動が変わっていくんですね。これはフランちゃんに伝えないといけませんね。
「で、何の用だ?」
「お話しがあるので、中に入れてもらってもいいですか?」
「ちょっと待ってろ。慧音に聞いてくる」
「はい」
少しして、許可がもらえたようで入れてもらえました。慧音さんの自宅の方に案内されて、畳の上で正座してちゃぶ台の上に持ってきたお土産を置きます。
「まずはこれをどうぞ。お酒とおつまみです」
「ほう」
「後で飲むか」
「そうだな。それで要件はなんだ?」
「ある意味では解決したのです。妹紅さんの説得を頼もうと思ったので」
「私の?」
「ふむ。この異変か」
「はい。今から言う事は信じられないかもしれませんが、事実です。霊夢さんも認めています」
「博麗の巫女が認めているなら事実なんだろう。聞こう。いいな、妹紅」
「ああ、構わない」
「ありがとうございます」
それから、この世界がループしていることや、ポケモン達のことについて知らせていきます。すると妹紅さんが目に見えて狼狽えました。
「知っていたのか?」
「ああ、確かに私は知っているし、預かっている。彼女から異変の協力要請を受け、報酬としてポケモンを貰っている。そうか、これがそうなんだな」
「おいおい、わかっていないのか?」
「ああ、基本的に育てたら貸して欲しい時に貸してくれ、と言われただけだし。後、異変の時は好きに動いていいが、できれば巫女達に試練を与えてから協力してやってくれと頼まれたな。輝夜が持っているのは驚きだが……」
「……試練、します?」
「まあ、ただで協力してやるのも面白くないしな。よし、決めた。試練の内容は私とポケモンバトルで……」
「嫌です! 勝てません! 前の周回で軽く殺されましたから!」
「あ~」
「燃やされたんだったか。よし、それなら私が試練をやろう。妹紅もどうだ?」
「それでいいぞ」
「じゃあ、これから私が問題を出すから、それを答えて50門中、40点以上で合格とする」
100点で考えたら80点で合格範囲。私は高校で勉強していたらからいけるはずです。がんば、早苗!
「では、第1門。妖怪が歩いていますが、どうしますか?」
「退治します」
「はい、駄目」
「なんでですか!」
「良い妖怪と悪い妖怪がいるからな。むやみやたらに退治するのは駄目だ。というか、私の前でよくそれを言えるな」
「訂正します。虐めます。いたっ」
「まったく……よろしい。どうせ時間が巻き戻るんだ。だったら幻想郷の常識をしっかりと教え込んでやる」
「頑張れよ~」
「性格の矯正もしておこう」
「いやぁぁぁ!」
9日もかかりました。ただ、合格がもらえたので、妹紅さんが仲間に入りました。一度、世界は滅びましたけど、その間にフランちゃんに手紙を出しておいたので大丈夫です。
フランドール・スカーレット
【7週目 紅魔館 天気・晴れ】
「ふはははは、時は来た!」
「お嬢様?」
「咲夜、外にいくよ!」
「え、こんな天気ですよ?」
「だからだよ! これから復讐に行くの!」
「は、はぁ……かしこまりました」
咲夜に全身にクリームを縫ってもらってから、傘を差してもらい外に出る。容赦なく降り注ぐ太陽は私にとって天敵だ。でも、今日しかない。
「あ、美鈴」
「おや、お出掛けですか?」
「うん。ちょっと仕返しにね」
「気をつけていってきてください」
「は~い!」
目の前にある湖に移動して、目的の奴を探す。
「お嬢様、目的は誰なのですか?」
「チルノだよ」
「チルノですか、少々お待ちください」
「あ、能力はいざという時に置いておいて。使えなくなるから」
「かしこまりました」
歩いて他の妖精達に話しを聞いて調べていくと、居場所が見つかった。湖の近くにある木陰で休んでいるみたい。
「チルノみ~つけた♪」
「え? え~と」
「大妖精に用はないよ。それより、ポケモンバトルをしようよ。目と目があったらするんだよね?」
「いいわ、やってゆるわよ!」
「駄目だよ、チルノちゃん! こんな熱さじゃ倒れちゃう!」
「大丈夫ぶ! アタイはさいきょ~だから!」
「じゃあ、勝負!」
互いに距離を取ってポケモンを出す。私はもちろん、シャンデラのレミとドール。ちゃんと瞑想させておいたし、天気の力も充分に受けている。
「来なさい、アタイのさいきょーポケモン! ふーちゃん!」
出て来たのは水色の綺麗なポケモン。私を殺してくれた奴。だから、容赦はしない。
「あ、最強のポケモンならこっち、二体使ってもいいよね?」
「ふん、当然よ!」
「チルノちゃん……」
「ふふふ、じゃあダブルで小さくなる」
周りは灼熱地獄だから、火力も上がる。瞑想で1ランクあげているし、小さくなるで、回避率が二段強化された。
「冷凍ビーム!」
「避けて、レミはサイコキネシスで動きを封じて、ドールは目覚めるパワー!」
サイコキネシスで押さえ、四倍弱点を狙って目覚めるパワーでごりおす。岩にしたので大ダメージ。氷タイプだから、周りの影響でどんどん弱っていっている。
「ドール、熱風! レミは炎の渦!」
「あちゅいぃいいいいぃぃぃっ!」
「あははは、殺された恨みを思い知れぇ~! やっぱいいや。私もいっぱい殺してるしね!」
相手の攻撃を回避しながら、着実にダメージを積み重ねていく。最後に傷薬で体力を回復させ、スカーフの効果を掌を向けて握るようにして指示する。
「ダブルオーバーヒート!」
直径10メートルの炎がフリーザーを飲み込んで焼き尽くす。綺麗な青い炎によって焼き払われたフリーザーは戦闘不能。これで仕返しは終わり。
「チルノちゃんを虐めないで!」
「あ~一回殺したら大丈夫。えい♪」
「チルノちゃあああああああああん!」
ぷちっと踏みつぶしてやる。泣きわめく大妖精を見ながら、モンスターボールを取ってフリーザーを戻す。これでコイツはゲット。
「そいつはアタイのだ!」
「あ、もう復活しましたね」
無限復活する妖精ならではの速さ。
「返せ~!」
「ふふん、返して欲しければ私達に協力してよ」
「あ、あの、どういうこと、ですか?」
「??」
事情を説明すると、快く言う事を聞いてくれることになった。チルノはわかっていないけど、大妖精ちゃんにお願いして連れてきてもらう。そんなわけでこれでこっちは大丈夫。博麗神社で合流してから迷いの森へと向かおう。
「お嬢様、申し訳ございませんが仕事が入りました。ですので、美鈴に後をお願いします」
「わかった。いってらっしゃい」
「はい、いってまいります」
どうせお姉様の命令だろう。どうなるかわからないや。
【七週目 博麗神社】
迷いの森に行ったけれど入れなかった。結界みたいなので防がれていた。そのことから、皆で相談したら、あることがわかったので博麗神社に戻ってきた。
「んじゃ、やっていいわよ」
「やっちゃえ!」
「アタイに任せなさい!」
チルノとフリーザーを使って、博麗神社の裏手にある温泉を氷らせる。続いて幽香のリコリスがそこから鶴を地下に潜らせてこじ開けさせていく。すると、地震が起きて地面が割れて中から巨大な存在がでてくる。軍神である神奈子の加護ももらって全員で、ガチバトルだ
アリス
ふむ。グラードンとのバトルが始まったね。そして、終わった。
風見幽香が強すぎるんだよぉぉぉぉぉぉぉっ!
風見幽香のドレディアと早苗のジャローダが草、チルノのフリーザーと霊夢のロコンが氷、水がゲッコウガ。どれも高レベル。いや、霊夢のはまだ弱いか。鳳凰とファイヤーは等倍だけど強いし、うん。
グラードンはまず、宿り木の種を植え付けられてギガ・ドレインとかでドレディアが壁になって、炎系の攻撃はフリーザーや水系が防いでボコ殴り。まあ、博麗神社が壊れたからリセットで収支はプラス。グラードンはこれで使えない。使える伝説はあとレックウザとカイオーガ(アリス)。
そう思っていたら、レックウザがコントロールできなくなった。なんで? なんで? なんで?
「マリス、あなたはやりすぎたのよ」
「そうそう。やりすぎよ」
「何を言って……」
「はい、これ」
スキマが開いて映像を見せられると、
そして、レックウザの頭の上に不機嫌そうに仁王立ちをするアリスお母さんと、操られているであろうジュカとルクスの姿。
「なんで、なんで隔離していたはずなのに!」
「ふふふ、なんでかしらね~」
「ふっ」
「お前かぁぁぁっ!」
「まあ、スキマが使えないわけではないしな」
「霊夢を何度も殺されて私が黙って見ているはずないでしょう?」
「フランは楽しそうに遊んでいるけど、やっぱりね」
「くっ、正論すぎる!」
「いいもん、第二ステージに移行させるもん!」
「完全にスネたわね」
第二ステージを発動させる。
「にとり!!」
通信機をとって叫ぶと、楽しそうに声が聞こえてくる。
『じゃあ、行きますか! メタグロスナイトMk-II、発進!』
数十機のメタグロスナイトが──発進されない。
「どうしたの?」
『ごめん、無理になった』
「え?」
『こわ~いメイドさんと天狗達に押さえられた』
「レミリア・スカーレット……」
「くっくく、咲夜も参加させないと可哀想でしょう?」
「ま、まだだ、こっちには諏訪子ちゃんが……」
「ねえ、一つ忘れてない?」
「な、なに?」
嫌な予感がひしひしとしてくる。どう考えても彼女達の手で踊らされている気しかしない。
「ここにいるのは私、八雲紫とレミリア・スカーレット。それで、守矢神社はそちらに協力している。で、他にポケモンを持ってる勢力が無かったかしら?」
「……あ……」
「増援や奇襲は戦術的に当然として、戦略的にどのタイミングでいれるかが重要よね。なにせ最終的に勝てばいいのだから」
急いで確認すると、画面には諏訪子ちゃんがガチで戦って苦戦している連中がいた。その人達は額に角を持ち、戦いや大騒ぎが大好きな連中。そして、その人達がいる場所を管理する管理者にして、今回の件で色々とご協力を願った勢力。
「地獄の勢力、地霊殿!」
「はい、正解です」
「正解者には私とお姉ちゃんのお友達になってもらうね!」
振り返るとそこにはやや癖のある薄紫色の髪の毛をした子と、薄く緑がかった癖のある灰色の髪の毛した可愛らしい双子の女の子達がいた。薄紫色の髪の毛のボブにした深紅の瞳の少女は古明地さとり。彼女はフリルの多くついたゆったりとした水色の服装をしており、下は膝くらいまでのピンクのセミロングスカート。頭の赤いヘアバンドと複数のコードで繋がれている
薄く緑がかった癖のある灰色のセミロングに緑の瞳した女の子は妹の古明地こいし。鴉羽色の帽子に、薄い黄色のリボンをつけている。結び目は左前辺り。上の服は、黄色い生地に、二本白い線が入った緑の襟、鎖骨の間と胸元とみぞおちあたりに一つずつ付いたひし形の水色のボタン、黒い袖。下のスカートは、緑の生地に白線が二本入っていてラナンキュラスの花柄が描かれている。姉のさとりと同じように、左胸に閉じた目がある。そこから伸びた二本の管は、一本は右肩を通って左足のハートへつながり、もう片方は一度顔の左でハートマークを形作り、そのまま右足のハートへつながる。
これでわかった。私が彼女達の事を頭から抜け落ちていたのは無意識を操作されていたのだろう。古明地こいしの能力が無意識を操る程度の能力なのだから。
「正解です。こいしにお願いして、マリスの思考から無意識に私達を排除してもらいました。鬼達を押さえるのは苦労しましたが、そろそろ目的のポケモンを認識させ、使わせるというのは果たせたと判断しました。ですので、四天王の方々を解き放ちました」
姉のさとりの方は心を読んでくるので、対人戦では滅法強い。対策として考えられることはこんなこと?
「っ!?」
「殺せないのなら、その分戦いが楽しめるって大好評だよ! って、お姉ちゃん?」
さとりんは顔を真っ赤にして両手で手を覆っている。我等、同人誌愛好家達が考え出した必殺、エロいことでさとりんを真っ赤にさせて徹底的に辱しめる○辱作戦!
「おっ、女の子がっ、なっ、ななななんてことを考えているんですかっ!」
「ふはははは、心を読むのが悪いんです! これはこちらの計画を壊してくれた報復である!」
「え~お姉ちゃんにどんなことを読ませたの?」
「それはですね~」
「だっ、駄目っ! こいしは知らなくていいことだから! 教えちゃ駄目っ!」
「何をやっているの。それで、マリスはこれからどうするつもり?」
「勝ち目は消えたでしょう?」
「そうですね。もうこうなったら、有象無象共から皆殺しにしようかな」
「「「っ!?」」」
「ま、待ちなさい! なんてことを考えているんですか!」
「あはははは、もう遅い! 違反者はみんなまとめて死んじゃえ!」
この領域から空間転移して、幻想郷上空に移動する。そこでアリスは幻想郷を見下ろしながら、両手を広げる。
「小さな世界、光り輝く地上。真っ赤な大地と暗い洞窟、死者達の楽園。くるくると回り、違反者達がたどり着く場所は見渡す限りの海で、とっても綺麗なお花見会場! まずはラストステージ、第一幕。始まりの
世界の舞台を変更する。世界が塗り替えられ、空から大量の海水が降ってくる。それらは瞬く間に幻想郷を埋め尽くし、水没させる。膨大な海水が落ちてくる姿はまるで海その物が落ちてくるよう。
「散らせえぇっ!」
無駄なの。世界は改変された。水没した幻想郷へと。続いて無数のゴンドラを配置する。海への変化を耐えきった人達は小舟に乗っていき、アリスを見上げる。だから、笑ってくるくると回りながら宣言する。
「命を賭けた戦いが、好きな皆。楽しい楽しい人形劇のはじまりはじまり。題名はゴンドラに乗る人形達のお花見」
指を鳴らし、
「頼れる仲間と船に乗り、旅は始まり前途は多難。先に待つのは希望の出会いか悪意の罠か。それはともかくあちらの事情は興味津々。ひとりぼっちは寂しいものね。だから、あなたも一緒に遊びましょう」
「やめっ、やめなさいっ! それだけはやめてっ! やめなさいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃっ! 」
八雲紫が泣き喚きながら必死にこちらを制止しようとしてくる。その泣き顔を見て不思議に思う。八雲紫の願いは叶うのだから、別に問題ないのに。
「い・や・よ。契約の時は来たんだよ。アリスは約束を守る。だから、
スキマから開く八雲紫の悲鳴を聞きながら、海から出てきた無数のアリスは小舟の上にでてきた霊夢達に身体を貫かれながら、両手を広げてくるりと回ってみなに笑う。
「
み ん な で お は な み を し ま し ょ う
」
数百メートルを超える大樹は無数の枝から綺麗な桜色の花を咲かせ、花びらを舞わせていく。それは、それはとても幻想的な光景で、思わず人もポケモンも関係なく皆が見惚れていく。
「無限誕生・西行妖」
置換したのは冥界にある桜。それを巨大化させて海と繋げて改造して封印を解いた。ここに封印されているのは多くの人間の精気を吸った妖怪桜であり、幻想郷でも最高クラスの力を持つ八雲紫ですら手出し出来ないほどの力を持っている。でも、西行寺幽々子の亡骸によって封印された。だから、それを解いてあげた。
そして、この海は液体金属、ナノマシンで作られた海。故に無限誕生が作れる。西行妖の力を使い、その力を小分けにして生み出して解き放つ。
「いやぁぁぁぁっ、幽々子ぉぉぉぉっ!!!」
無限誕生を使い、西行妖と幽々子の身体、二つを作って一つは保存する。それ以外は無数の西行妖が他の生物の生命を吸収していく。そうなると始まるのは一大決戦だ。
「さあ、さあ、お花見が始まったよ。楽しい楽しいお花見。みんな、頑張って殺し合ってね。大丈夫。安心して欲しい。人とポケモンは巻き戻るのだから、死ぬことはないの。諦めたら永遠に殺されるだけだからね。くすくす」
桜の枝に座りながら、皆に聞こえるように言う。すると鬼達は歓喜し、人々は絶望する。水没して死んだ人やポケモン達もリスポーンしているから大丈夫。精神的な死もちゃんと巻き戻してあげるしね。
「ありゃ?」
「あ、お帰り、諏訪子ちゃん」
隣に出現させた諏訪子ちゃんはアリスの隣に座り、一緒に下のパーティーを眺める。シロ達も参加して頑張っている。どんどん殺して欲しい。それこそがアリスの狙いなのだから。
「流石に諏訪子ちゃんだけで彼等全員を相手するのは無理だから、そのかわりだよ?」
「それ以外にも目的があるよね~」
「もちろん。紫さんと約束したからね」
「ふ~ん。そんで、あわよくば貰ってやろうってことか~」
「力が欲しいからね」
「まだ力を求めるんだ」
「神様と戦えて滅ぼせるぐらいは欲しいかな」
「傲慢だね、人間」
「傲慢だよ、神様」
けらけらと二人で笑いながらお酒を生み出して飲む。下では生命力を延々と吸い取られていきながら、戦っている人達。足場はゴンドラしかないし、空を飛んで戦っているのが基本だ。延々と殺されては復活することで、人里の無力な人達がポケモンと協力して戦いだす。人とポケモンがしっかりと協力し、巨大な敵に挑んでいくことで絆が生まれる。そして、強さはそのままで巻き戻されるポケモン達はどんどん強力になり、量産型西行妖たちを追い詰めていくことになる。
「いつの時代も多種族が協力しあうには共通の敵が必要か~」
「それがベターだしね」
「にしても、収支はどうなってるの?」
「ん?」
「吸収している生命力、全部、マリスが奪ってるよね~?」
「プラスなわけないよ。巻き戻すのも、固有結界を維持しているのもアリス、マリスだよ? いくら、他の人達から徴収しているとはいえ、限度があるし」
「それもそっか」
固有結界をこんな長時間維持し、このような戦い方をするには大量の魔力が必要だ。Extraのアリスは聖杯からのバックアップを受けているから魔力が足りたかもしれないけどね。だからこそ、今回は幻想郷の強い連中から能力や力を封じる過程で魔力を吸い取った。グラードン達からは生命力もだ。それらを魔力または生命力を魔力に変換して使っている。西行妖に関しては吸収した生命力を貰うのはもちろん、身体を用意するのも、こちらで西行妖の力とアリスの力を混ぜてやっているからそこまで負担ではない。でも、作る量が多いのでやっぱり収支で考えたらマイナスになる。それでも計画が成功すれば力が更に増えることになる。
「アリスに怒られるだろうねえ~」
「それは……まあ……怖い……」
「あははは、頑張れ~」
「諏訪子ちゃんも危ないかも?」
「あ~う~」
「ふふ、道連れ……」
「よし、今から助けに行こう!」
「あっ、ずるい!」
「とー!」
諏訪子ちゃんが飛び降りて戦いに参加しだした。それも敵側として、ミシャグジ達を率いてだ。これで地霊殿、守矢、鬼、博麗、魔法の森、竹林などなど、様々な勢力がここにやってきて戦っている。次第に空から援軍として他の勢力までやってくる。
ラスボスのマリスが現れた。
マリスは世界改変を行い、フィールドを海に変更した。
量産型西行妖が現れた。
諏訪子が裏切って敵側についた。
マリスはぼっちになった。
さあ、西行妖とアリス・ナインのダック対東方+ポケモン勢力。ただしフィールドワークは海と小舟、大樹のみ。そんな状態で360体の量産型西行妖が常に襲い掛かってくる! でも、大丈夫! 死んでもリスポーンするから!
さあ、血桜を鑑賞しよう!
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ネーム:Grimoire of Alice
ベーシック:東方・旧アリス
アリスポイント:9
スキルポイント:0
アリス(東方旧作):《捨食》《捨虫》《魔力Lv.10》《人形を操る程度の能力Lv.10》《バリア(反射)Lv.10》《弾幕Lv.3》
久遠寺有珠(魔法使いの夜):《魔術刻印Lv.10》《プロイキャッシャーLv.10(左目)》《魅了の魔眼Lv.10(左目)》
聖夜の旅人アリス(幻獣契約クリプトラクト):《鏡の世界の紅き祭典》《マッドスウィートケイクLv.10》《真っ赤なお口のトナカイさんLv.10》《2回行動・強》《滅殺・魔族キラー》《滅殺・ウォーリアキラー》
ハードゴア・アリス(魔法少女育成計画):《変身・魔法少女Lv.10》《どんなケガをしてもすぐに治るよ》
アリス(ARMS):《世界最高の頭脳》《科学者Lv.10》《金属生命体》
アリスとありす(Fate/EXTRA):《魔力Lv.10》《陣地作成Lv.10》《変化Lv.10》《自己改造Lv.10》《誰かの為の物語Lv.10》
島田愛里寿(ガールズ&パンツァー):《戦術指揮官Lv.10》《騎乗Lv.10》《カリスマLv.1》
アリス(Infinite Dendrogram):《冒涜の化身》《管理AI》《無限誕生》
アリス・キャロル(ARIA):《黄昏の姫君》《天才》《操舵術Lv.1》《歌Lv.1》
カイオーガ(ポケットモンスターSPECIAL):《原始回帰》《始まりの海》《根源の波動》
魔導書:《人形師の魔導書Lv.1》《魔法使いの魔導書Lv.1》《セラエノ断章Lv.10》《ナコト写本Lv.1》《黄衣の王Lv.1》《ネクロノミコンLv.1》《万魔殿の魔導書Lv.10》《簡易迷宮作成の魔導書Lv.10》《資質向上の魔導書》《レアリティアップの魔導書》《ドロップ生成の魔導書》
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オルフェンズのアリス開始時期およびルート
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火星でMAの登場から開始
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ビスケットを助けるため、地球辺りから
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女神Aliceの名の下に人類管理ルート
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マクギリスと一緒。ギャラルホルンルート
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マクギリスの代わりにアリスになるルート