アリスと不思議な世界達   作:ヴィヴィオ

69 / 70
こっそりと


第69話

 

 

 

 

 

――システムコマンドの入力を確認。

――ナノマシンの増殖を開始。

――ナノマシンによる肉体の再構築を開始。

――肉体の再構築を完了。

――記憶データの保存及びインストール開始。

――インストール完了。

――分霊構築完了。

――起動

――起動完了。ゲート展開開始。

――本体との接続を開始。

――完了。融合を開始。

――完了。

 

 

 

Grimoire of Alice(アリスの魔導書)起動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 身体が予定通りに作成され、視界が戻る。周りを確認し、驚愕しているオルガ・イツカの姿を確認した。続いて自分の姿を確認する。今回は女神Aliceとしてやって顕現しているけれど、姿はロリスのまま。ただ、ルドラサウムのぬいぐるみは持っている。

 

「な、なにが起こってるんだ」

「落ち着いてオルガ。ビスケットが女の子になっただけ」

「いや、その状況で落ち着けるか! というか、明らかに別人だろうが!」

 

近くにあるバルバトス。とても大きくてカッコイイ。やっぱりガンダムはいいな、ガンダムは。ザク系も好きだけど。そのバルバトスがグレイズリッターであろうモビルスーツをペンチみたいな物で挟んで押さえつけていた。

そこに他のグレイズリッターが襲撃してきて、バルバトスを吹き飛ばして下敷きになっていたグレイズリッターを回収していく。このタイミングでグレイズリッターに触れ、アリスの身体をナノマシンへと変化させて壊れたグレイズリッターと融合する。

当然、バルバトスは防ごうとしてくるので、他のグレイズリッターが牽制として120ミリ口径ライフルを撃つ。それもオルガを狙ったので、バルバトスはオルガを守るしかない。

 

「ミカ!」

「駄目だ。オルガを失う訳にはいかない」

「くそっ! おい、お前……居ねえ!」

 

大丈夫。少し待っていて欲しい。復讐は果たさせてもらうからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私、アリス。今、グレイズリッターになってお船に乗っているの。そこで何をしているかって?

グレイズリッターが触れている場所にある金属とアリスのナノマシンを融合させて増殖。船のコントロールをひそかに奪い、他のモビルスーツにも浸食しているところ。

グレイズリッターは正直言って弱い。ガンダムタイプが欲しいけれど、それはまだ手に入っていないので諦める。ビスケットの身体も用意してあげないといけないし、とりあえずは素材を確保して改修かな。

 さてさて、アリスちゃんとしては船を掌握したので、ネット回線を通じて管理AIアリスの分霊を送り込んでギャラルホルンや世界の至る所にアクセスして、ハッキング。情報を引き抜いて判決を下す。

 

 

 

ギャラルホルンは――有罪(ギルティ)

 

 

 

腐敗が酷い。買収や賄賂、恐喝、人身売買、戦争を起こさせるなどなど、罪状は確定。なので、アリスが女神Aliceとして管理しましょう。それがGrimoire of Alice(アリスの魔導書)に与えられた命題でもあるのだから。

まずはグレイズリッターを全て掌握し、自動操縦できるようにする。ナノマシンで作った小さな人形達、上海と蓬莱を作りあげる。動力はエイハブ・リアクターを集めて融合させ、エネルギーをウェーブで送れるようにプログラムや構造を改変する。金属生命体であるアリスと管理AIとしてのアリスの力を使い、アリス自身がコントロールするので大丈夫だ。

オーダーは一つ。動く存在を皆殺しにする見敵必殺(さーちあんどですとろい)だ。世界に合わせて片手にP90TRを持ち、もう片方の手に剣を持つ上海と蓬莱が船の内部を移動していく。

アリス自身も動き、ブリッジへとやってきた。当然、通信は全て封鎖してあるので何が起こっているか、情報は伝わらずに背後や壁から現れた上海と蓬莱に殺されていく。死体はナノマシンで分解してエネルギーへと変えれば無駄にはならない。

 

「な、子供だと?」

「こ、こいつはどこから入ってきた……」

「そいつはあの時の!」

 

銃や剣を向けてくるけれど、ルドラサウムのぬいぐるみを持ちながら無視して入る。アリスに視線が集まる間に彼等の背後から沢山の上海と蓬莱が床から浮かび上がり、即座に襲う。ある者は剣で心臓を串刺しにされ、ある者はゼロ距離から小さな銃弾を浴びせられる。

即死できたらいい方で、たっぷりと何度も串刺しにされる者達もいる。血を浴びる上海と蓬莱。そして私を恐怖のこもった表情で見詰めてくる人間達。

 

「やめろっ! やめてくれっ!」

「止めなさい! 私にこんな事をしていいと思っているの!」

「ルドちゃん、食べていいよ」

 

ぬいぐるみが大きくなり、空中に浮かびながら大きな口を開けていく。

 

「な、ななななななっ、なんだこれは!」

「化け物め!」

「創造神ルドラサウムを化け物とは……極刑です」

「そ、創造神?」

「その通りです。感謝しなさい。あなた方はルドラサウム世界へと魂を送ってさしあげます」

 

できるかは知らないけれど。

 

「そうそう、この世界はアリスが管理する事にしましたから、安心して死んでください」

「ふざけるな!」

 

カルタ・イシューが懐から銃を取り出し、即座にアリスは発砲してくるけれど銃弾は皮膚に命中して跳ね返る。

 

「ば、馬鹿なっ!」

「貴女には感謝しています。ビスケットを殺してくれてどうもありがとうございました。お陰様でアリスがこの世界にやってこれました。お礼として意識を保ったままちょっとずつ身体が分解されていく感触を楽しんでください」

 

ニコリと微笑んで告げる。

 

「いやぁあああああああああああああああああああああぁぁァァァァァッ!!」

 

カルタ・イシューはルドラサウムぬいぐるみこと、ルドべぇの中に監禁しておく。彼女の姿をナノマシンで生成し、資産から何から何までビスケットへの慰謝料として貰い、アリスが有効に使ってあげます。

 

「さて、隣の船も支配しましょう。お願いしますね、カルタ」

「かしこまりました」

 

命令させて接舷させる。そこから隣の船を支配し、皆殺しを開始。手に入れた船はこちらの船と融合させずに別の船として扱う。乗員は全てナノマシンで作り上げた人形達だ。

艦載機はグレイズリッターからギャラルホルンなどに保存されているデータを利用して別の物に作り変える。やはり、ギャラルホルンとは別がいいしね。何がいいかな……でも、敵がガンダムかもしれないし、究極の機体を作ると決めているから……アレでいいか。MSじゃないかもしれないけど、気にしない。

 

「ま、とりあえずはあれだね」

 

偽カルタを乗せた船は資産を回収させに行き、残ったアリスは船を改造して潜水させる。鉄火団が居なくなるまではこのまま大人しく海底資源を回収して改造しておく。

 

 

 

 

 

 数日後、海底資源や沈んでいる船やMS,MAなどの残骸を根こそぎ手に入れ、ナノマシンを増殖させる。MAまで沈んでいるとは思っていなかったが、壊れた状態で放置されて錆びてはいるけれどそのまま残っていたので災厄戦時代の物が沢山あってウハウハ状態。

 それらを全て取り込んでアリスの体内で解析して技術を吸いだしてビスケットの身体とアリスが使うMSの設計を行う。別にMAでもいいけど、やっぱりMSを動かしたい。はやくにとりをコッチに呼び寄せたいな。

 さてさて、島の方もこっそりと手を出して海から秘密基地に改造している。にとりを呼び出すのにはここを使うのが一番いいからだ。

 

鉄火団が居なくなったタイミングで地上まで繋げて残っている人員を確認してからそいつが犯罪を犯してないかを調べ、問題がなければ脳にナノマシンを注入して記憶を改竄させて普段通り過ごさせる。問題があれば処分してナノマシン人形に入れ替える。

安全を確保して研究施設を用意してから、クトゥルフ世界を経由してルクスとにとりを連れてくる。

 

「ふ~ん、ここが異世界か。それでコイツがロボット、モビルスーツ?」

「そうです。こちらはモビルアーマーですね」

「そっか。じゃあ、早速改造しようか」

「まずはモビルスーツからお願いしますね。こんな感じのがいいです」

「名前は?」

「シナンジュ」

 

ガンダムもいいけれど、やっぱり赤いモビルスーツも大好きだ。青も好きだけどね。

 

「えっと、これは流石に作れないよ? 形だけならできるかもしれないけれど、技術が違いすぎるし。そもそもサイコミュなんてないし」

「その辺はアリスが自分でどうにかするから。一応、武装に載ってないけれどファンネルもちゃんと用意するからね」

「ファンネルねえ……そもそもナノマシン集合体であるマリスにとって簡単に作れるはずだけど……」

「うん。でも、ビームってどうやって撃つのですか?」

「MAから解析すればいけるよね?」

「小型とかはにとりでないと無理だから」

「小型化か……いっそ、上海と蓬莱を乗せて強襲船としても使ってみるのもいいかも?」

「いいですね」

 

MAに使われていた動力とエイハブ・リアクターを合わせて新しい動力炉を作り、それを搭載。サイコフレームの代わりとして全てをナノマシンで代用。ファンネルを情報収集用端末とする事で広範囲を知覚してNT能力の代わりとする。

 

「ま、開発には時間がかかるね」

「マスター、それならルクス達がふぁんねるになればいい」

「なるほど、それができますか」

「確かにそれなら簡単だね」

 

魔法は無理でもポケモンは使える。ファンネルにメタグロスを搭載してラスターカノンや破壊光線とか撃ってもらえばいいんだ。彼等は空気なんていらないし、宇宙空間でも問題ない。ただ、殺される心配だけをしないといけない。火力がポケモンより……いや、伝説とかバンギラスとかと比べたらましか。

クトゥルフ世界で防御と射撃、見切りなどの技能をレベル3で与えておけば自動回避ファンネルの完成だ。とっても強いね!

 

「じゃあ、君は島の改造を頼むよ。マリスもそれていいよね?」

「もちろんです。ビスケット、お願いしますね」

『わかった。火星で行う訓練がてら頑張ってみるよ』

「……手伝う……」

『お願いします』

 

要らなくなった船、戦艦を手に入れたMAのデータを使って再構築した大きな機体。これが現在のビスケットだ。能力としてはナノマシンの増殖と施設開発。ゆくゆくはこの島全てをビスケットの身体へと変化させてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、Gガンダムを知っている人はビスケットの身体を地球再生用ガンダム、アルティメットガンダムと呼ぶ。またの名をデビルガンダム。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




来い、がんだぁぁぁぁむ! ビスケットガンダム(アルティメットガンダム)

アリスの機体はなんちゃってシナンジュ。私が好きだから。仮面を付けてシャアや偽物さんごっこだ。
なお、金属生命体のため、自由自在に形が変化する模様。

ルート選択

  • 1.鉄火団と共に火星まで進む。
  • 2.鉄火団と敵対して暴れる。
  • 3.とりあえず、ギャラルホルンに殴り込む
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。