9人の女神と想いを繋げて   作:シデンカイ

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書ける時はサラサラ書けるのに書けない時は本当に書けないな


第11話

俺達が屋上で練習した後に休憩している時でそれは突然の事だった。

 

 

 

 

「来年度入学者受付のお知らせ・・・・・」

 

「「「「「これって!?」」」」」

 

「中学生の希望校アンケートの結果が出たんだけど」

 

「去年より志願する人がずっと多いらしくて」

 

「・・・って事は!」

 

「学校は・・・」

 

「存続するって事やん!?」

 

「さっ・・・再来年は、わからないけどね」

 

「後輩が出来るの?」

 

「うん!」

 

「やったぁ」

 

 

 

 

高坂先輩が南先輩を見つけた後に話しかけたけど他の人達も廃校が無くなったので安心したみたいだった。放課後になり生徒会長が自分の妹に話していて妹の方は音ノ木坂学院に入る気でいるようだ。だけど・・・・・

 

 

 

 

「あの・・・」

 

「うん?」

 

「私ちょっと買い物があるからここで・・・」

 

「なに買いに行くの?」

 

「ちょっと・・・」

 

「付き合おうか?」

 

「ううん・・・大丈夫!じゃあ」

 

 

 

そう言うと南先輩は急ぐような感じで帰って行ったけど俺は南先輩の事が気になった。

 

 

(あの様子だと高坂先輩には話してないみたいだけど・・・園田先輩は知っているのかな?)

 

 

それから少し時間が過ぎて歩いていると南先輩と園田先輩の2人がいたので場所を変えて話しかけた。

 

 

 

 

「遅らせれば遅らせるほど辛いだけですよ」

 

「うん」

 

「もう決めたのでしょう?」

 

「うん・・・でも決める前に穂乃果ちゃんに相談できてたら何て言ってくれたのかな?ってそれを思うとうまく言えなくて」

 

「言わなければならない相手がいるのにそれを言葉にして伝えられないってのも何だか悲しいですね」

 

「うん」

 

「園田先輩も言ってましたが辛いだけですよ」

 

「うん」

 

「俺が南先輩なら全員を屋上に集めて正直に言ってしまうかも知れないです」

 

「どうして?」

 

「何故なら伝えられないまま別れてしまう方が残された側としたら悲しいし何でもっと早く相談してくれなかったんだ?ってなりますから・・・」

 

「そうだよね」

 

「祐天寺君ならどうしますか?」

 

「本来なら完全に部外者の俺が言う事じゃないんですがちゃんと皆に話して欲しいなって思います」

 

「うん」

 

 

 

次の日になり俺達10人は集まってお祝いムードになっていた。

 

 

「にっこにっこにー!皆グラスは持ったかな?学校存続が決まったと言う事で部長のにこにーから一言挨拶させて頂きたいと思いまーす」

 

「「「「おおお」」」」

 

 

 

そんな中で俺と南先輩と園田先輩の3人は何を話したら良いのかわからずに黙っていた。矢澤先輩が話してる最中に乾杯が始まって矢澤先輩の話が強制的に終わらせてしまった後は一部の人達は食べたり飲んだりと楽しんでいた。

 

 

 

「ホッとしたようだね。エリチも」

 

「まあね。肩の荷が降りたって言うか」

 

「μ'sやって良かったでしょ?」

 

「どうかしらね?正直私が入らなくても同じ結果だった気がする」

 

「そんな事ないよ・・・μ'sは9人それ以上でも以下でもダメやってカードは言うてるよ」

 

「そうかな」

 

 

 

 

 

こんな楽しそうにしている時に園田先輩が南先輩に話しかけていた。

 

「ことり」

 

「でも・・・今は」

 

「ことり・・・」

 

 

そしたら園田先輩は何かを決意したかのように立ち上がり皆の方に向いた。

 

 

(園田先輩は南先輩の代わりに言うのですね。俺としては南先輩から自分で話して欲しかったけど仕方ないよな)

 

 

「ごめんなさい・・・皆にちょっと話があるんです」

 

「うん?」

 

「聞いてる?」

 

「ううん」

 

「言うのですね。園田先輩・・・ならお願いします。」

 

「実は・・・突然ですがことりが留学する事になりました。・・・・・2週間後に日本を経ちます。」

 

 

園田先輩が南先輩の話を知らないメンバーに話すと話を聞いていた人達はまだ理解できてないような表情だった。

 

 

「なに?」

 

「嘘・・・」

 

「ちょっと・・・どういう事?」

 

「前から服飾の勉強したいって思っててそしたらお母さんの知り合いの学校の人が来てみないか?って・・・ごめんね。もっと早く話そうって思っていたんだけど」

 

「学園祭のライブで纏まっている時に言うのは良くないとことりは気を使っていたんです。」

 

「それで最近・・・」

 

「行ったきり戻って来ないのね」

 

「高校を卒業するまでは多分・・・」

 

 

 

 

 

その話を知らなかったメンバーの何人かは悲しいような何とも言えないようなそんな雰囲気だった。だけどその時・・・・・

 

 

 

 

 

「どうして言ってくれなかったの?」

 

「だから学園祭があったから」

 

「海未ちゃんと祐天寺君は知ってたんだ」

 

「それは・・・・・」

 

「知ってましたよ」

 

「祐天寺君!」

 

「どうして言ってくれなかったの?ライブがあったからって言うのもわかるよ?でも私と海末ちゃんとことりちゃんはずっと」

 

「穂乃果・・・ことりちゃんの気持ちをわかってあげないと」

 

「わからないよ!だっていなくなっちゃうんだよ!ずっと一緒だったのに!離ればなれになっちゃうんだよ!なのに・・・」

 

「何度も言おうとしたよ?」

 

「っ!?」

 

「でも穂乃果ちゃんライブやるのに夢中でラブライブに夢中で・・・だからライブが終わったらすぐ言おうって思ってた。相談にのって貰おうと思ってた。でもあんな事になって・・・聞いてほしかったよ?穂乃果ちゃんには1番に相談したかった。だって穂乃果ちゃんは初めて出来た友達だよ!ずっと側にいた友達だよ!そんなの・・・そんなの当たり前だよ!」

 

「ことりちゃん!」

 

「くっ!やはりこうなったか!ごめん!お姉ちゃん!俺は南先輩を追いかける!園田先輩は後をお願いします!」

 

 

 

 

俺は園田先輩に後の事を頼んだら南先輩を追いかけるように走って出て行った。けど南先輩を見失った俺は立ち止まった。

 

 

「園田先輩が今きっと話しているだろうけど・・・戻りづらいな・・・俺も南先輩と一緒に戻らずに行こうとしますかね」

 

 

 

 

 

その日の夜にお姉ちゃんからメールがあったので俺は見て返事を出す事にした。

 

 

 

 

「優乃は知ってたんやね」

 

「知ってたよ」

 

「いつから?」

 

「園田先輩も言ってたけど学園祭の前だよ」

 

「そうなんやね」

 

「このままにする訳にはいかないと思ってな」

 

「でも今のままだとダメなんやない?」

 

「でもね。お姉ちゃん?俺は思うんだ」

 

「何を?」

 

「あの日あの時あの場所で伝えられたら?今と違った結果になっていたのかな?って」

 

「それは・・・」

 

「もう遅いからまた明日ね。お姉ちゃん」

 

「そうやね。おやすみ優乃」

 

「おやすみなさいお姉ちゃん」

 

 

 

 

このメールを最後に俺は寝る事にした。次の日の朝になって俺は生徒会長に南先輩を除いた全員を屋上に集めて欲しいと伝えた。その後に俺は屋上に行くとμ'sの8人が屋上に全員揃っていたので俺は近づくように歩いて行った。

 

 

 

 

 

「ライブ?」

 

「そう!皆で話したの、ことりがいなくなる前に全員でライブをやろうって」

 

「来たらことりちゃんにも言うつもりよ」

 

「思いっきり賑やかなして門出を祝うにゃ」

 

「はしゃぎすぎないの!」

 

「にこちゃん何するの!

 

 

 

それでも高坂先輩は前と違ってやる気と言うか落ち込んでいるような感じに俺は見えた。

 

 

 

 

「まだ落ち込んでいるのですか?」

 

「明るく行きましょう。これが9人の最後のライブになるんだから」

 

「私がもう少し周りを見ていればこんな事にはならなかった」

 

「そんなに自分を責めなくても」

 

「自分が何もしなければこんな事にはならなかった」

 

「アンタねぇ!」

 

「そうやって全部自分のせいにするのは傲慢よ」

 

「でも!」

 

「それをここで言って何になるの?何も始まらないし誰も良い思いもしない」

 

「ラブライブだってまだ次があるわ」

 

「そう!今度こそ出場するんだから!落ち込んでる暇は無いわよ」

 

「出場してどうするの?」

 

「えっ?」

 

「もう学校は存続できたんだから出たってしょうがないよ」

 

「穂乃果ちゃん」

 

「それに無理だよ、AーRISEみたいになんていくら練習したってなれっこない」

 

「アンタそれ本気で言ってる?」

 

「・・・・・」

 

「本気だったら許さないわよ」

 

「・・・・・」

 

「許さないって言ってるでしょ!」

 

「ダメぇぇ!」

 

「離しなさいよ!にこはね!アンタが本気だと思ったから!本気でアイドルをやりたいっなって思ったからμ'sに入ったのよ!ここで賭けよう!って思ったのよ!それをこんな事くらいで諦めるの!こんな事くらいでやる気を無くすの!」

 

 

 

矢澤先輩が高坂先輩に言っているが矢澤先輩は3年生で来年には卒業する人だから特にラブライブに対しての思いも強いだろう・・・・・1人辞めてまた1人辞めてと人がいなくなって最後は矢澤先輩1人になってしまったのだから・・・でも今回の高坂先輩の話で俺も自分の言いたい気持ちになった。

 

 

 

「なら俺も高坂先輩に言わせて貰いますけどねぇ・・・」

 

「優乃?」

 

「俺達はAーRISEになる為にμ'sを結成したんですか?違うだろ!俺達はμ'sだけどAーRISEじゃないんです!」

 

「優乃!ダメやって!」

 

「お姉ちゃん!離せよ!矢澤先輩みたいに俺も高坂先輩に言わなきゃならない事あるんだから!」

 

「エリチ!」

 

「わかったわ!」

 

 

 

お姉ちゃんと生徒会長に押さえられながらも暴れる訳にはいかないので俺はお姉ちゃんと生徒会長がケガしないように気を付けながら高坂先輩に話し続けていた。

 

 

 

 

「高坂先輩は廃校を阻止する為に最初は高坂先輩を入れた3人しかいなかったメンバーと一緒にファーストライブをやったり生徒会長と対立したりチラシを配ったりと地道に色々やって来たじゃないですか!あの時の高坂先輩は今と違って悩みながらも楽しそうにしていたのに!それが今では何なんだ!南先輩の話しに対してどうして言ってくれなかった?言いたかったんですよ!でも南先輩も言ってましたけどラブライブ夢中だったじゃないですか!ライブに夢中だったじゃないですか!それなのに言ってくれなかった?そんな状態で言った所できっと高坂先輩は忘れてしまいますよ!それにまだありますよ!学園祭のライブの前の日の夜に雨が降っていたので高坂先輩は階段の所にいましたよね?俺は上から見下ろしてましたが高坂先輩にちゃんと言いましたよね?休む事も大事だと!皆の体調やケガに気を付けて練習をさせたのにって・・・・・言いましたよね!それは!本番前にケガしたり体調が悪くなったりして欲しくなかったから俺はμ'sの練習に気を使っていたんです!決定的になったのは学園祭ライブをする直前にも俺は言いましたよね?熱があるから辞退してくださいって!帰って休んでくださいって!大丈夫って言ってましたが大丈夫じゃなかったですよね!なら薬を飲んでくださいって言いましたよね!それなのに・・・・・それなのに!高坂先輩は学園祭のライブの時に倒れましたよね!周りを見てなかった?そうですね!ライブとラブライブに夢中で見てなかったですよ!自分が何もしなければこんな事にはなかなかった?少なくとも高坂先輩がスクールアイドルをやろうと考えなければ廃校になってましたからそんな事は無いです!スクールアイドルをやろうと考えたから苦労しましたが最終的には廃校を阻止したじゃないですか!今ここで諦めたら俺達のしていた事は何だったんですか!ここで諦めるぐらいなら最初からスクールアイドルやらなければ良かったじゃないですか!これからだって嫌な事なんて生きている限り腐るほどありますよ!それらの出来事に対して今みたいに落ち込んだり諦めたりするんですか?俺は・・・・・俺はぁぁぁ!そんな高坂先輩達3人の2年生μ'sに協力してきた訳じゃないんです!最初は0だったファーストライブと比べて今は人が集まって練習は厳しいけど頑張って来たじゃないですか!」

 

 

「優乃!もうアカンよ!」

 

 

「まだ!言い足りねえよ!お姉ちゃん!少なくとも今ここにいる矢澤先輩は許さないって言ったじゃないか!それは!高坂先輩が倒れて皆に迷惑かけたり周りを見てなかったと今になって気付いたからでしょ?遅い!遅すぎる!気付くのがもっと早ければ今みたいな事にはならなかったかも知れなかったのに・・・・・」

 

 

 

「祐天寺君もう止めて!」

 

「じゃあ穂乃果はどうすれば良いと思うの?どうしたい?・・・・・答えて」

 

 

俺は押さえられながらも高坂先輩の答えを待つ事にした。

 

 

「・・・・・辞めます」

 

「「「「「「えっ!」」」」」」

 

「私・・・・・スクールアイドルを辞めます」

 

「それを言うまでになっていたなんて・・・高坂先輩が・・・・・そんな人だとは俺は思わなかった!」

 

 

 

 

 

高坂先輩が屋上から出ようと歩き始めた時だった。園田先輩が走って高坂先輩の腕を掴んで振り向かせて・・・・・

 

 

 

「貴女がそんな人だとは思いませんでした・・・・・

最低です・・・貴女は・・・・・貴女は最低です!?」

 

 

 

 

 




久しぶりに何と書いたな
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