「チラシ配り?」
「そうです」
「何故チラシ配りなのですか?」
「今の俺達は曲とグループ名が決まったと言っても出来たばかりのグループでありμ'sの知名度は0ですからね。他の人達から見て俺達はμ'sですって俺達が言った所で他の人達からすればμ's?何それ?って感じになりますからまずは俺達の事を知って貰う必要がありますから」
「なるほど」
「それは確かに言えてますね」
「その為にはまず何をすれば良いのか?を考えた結果がチラシ配りです。」
「色々と考えてるんだね」
「まずは少しずつでも良いので他の人達に俺達μ'sを理解して貰えるようにやってみる事が大切だと思います」
その為に俺達は街中でチラシを配っていたけど俺達が持っているチラシの量が結構あるからか少しは減ったけどまだまだ沢山あった。
「海末ちゃんのチラシが全然減らないね」
「だったら海末ちゃん!お客さんが野菜って思えばいいんだよ!」
「それはそれでどうかと思うけどね」
「お客さんは野菜・・・・・野菜・・・・・野菜」
「あっ!だったら」
「どうかしたの」
「今から学校に戻りましょう」
そんな訳で街中から学校に戻ってきた俺達はチラシ配りを再開してみたが街中の時と違って学校だからか遠慮しないでドンドン海末のチラシが無くなっていって最後は全員の分が無くなった。
「やっと終わったね」
「さっき何て今ここで見せてくれたら絶対に行くよって言ってくれた人達もいたし」
(その人が言ってたのは嘘だな・・・そう言っといて結局は来ないもんなんだよ)
「祐天寺君」
「うん?どうかした?」
「この後どうするつもりなんですか?」
「議事堂を借りられる事になっているから放課後はそこでファーストライブを始めるぞ」
「いつのまに!?」
「その辺りに関してはまあ別に良いからとりあえず3人は着替えて準備するようにな」
「はい」
「はい」
「はい」
「祐天寺君はどうするの?」
「俺はちょっと用があるんでね」
「そうなの!私達のファーストライブを見てくれないの!?」
「見れたとしても途中かも知れないし見れないかも知れないし良くわからないかな」
「そうですか」
「それじゃあ俺は先に行くけどケガとか体調には気を付けるようにな」
「はい」
「はい」
「はい」
俺は3人から離れて講堂に向かう前に俺は音楽室に向かう事にした。すると音楽室からピアノの音が聞こえてきたので俺は隠れて聞いていたけれどピアノの音が聞こえなくなったので俺は音楽室の中に入った。
「やっぱり音楽室だったか」
「ヴェェェ!?」
「あの3人の為に曲を作ってくれてありがとうな」
「私が曲を?何の事かわからないわね。それに私じゃなくて別の人かも知れないわよ」
「それは絶対に無いな」
「どうしてそんな事が言えるのよ」
「この音楽室は授業を除けば西木野さんの他には誰も来ないって事は知っていた。2つ目はファーストライブの曲の中に西木野さんの声で歌っていたし間違いなく本人の声だったから当然わかるさ」
「私の降参よ」
「そりゃあそうだろうな」
「それを言いに来たの?」
「それもあるよ」
「それも?他にも何かあるの?」
「あるんだ。まず1つ目は3人の為に曲を作ってくれたお礼を言いたかったって事が1つ目だな」
「2つ目は?」
「西木野さん・・・君は将来的には医者になるんだろうけど医者とは別に音楽を楽しんでいたよね?」
「どうしてそう思ったのかしら?」
「3人の為に曲を作ってくれたり音楽室でピアノを使ったりとしているだろう?音楽室に来てピアノだけ使うなら誰でも使えるしわからなくは無いが曲を作るなんて作れるだけの知識や経験が無いと無理なんじゃないかって思ってな」
「良くそこまで見てるわね」
「西木野さんって俺よりも歳上だけど同じクラスで一緒に勉強しているだろう?」
「だけど私は貴方に負けているわ」
「どんな相手だろうと勉強もスポーツも手を抜かないで全力を出すのが俺なんでね。それに俺はこれからも勝ち続けるし負けてあげるつもりも無い・・・・・特に得意な勉強とか得意なスポーツにはね」
「実際に貴方って何者?」
「俺か?来年の高校受験に向けて頑張っている普通の中学3年生だ」
「嘘ね」
「どうしてそう思ったんだ?」
「実際の貴方は中学3年でも貴方の勉強の実力は大学4年生レベルよ」
「・・・・・」
「それに私は見ちゃったのよ」
「何を?」
「休み時間の時に貴方が大学で勉強をするんだろうなって所を勉強してる姿をね」
「西木野さんも良く見てるね」
「実際の貴方が中学生でも実力的には、どの大学を選んでもその大学から推薦が来てもおかしく無いわよ」
「まあ俺の事は別に良いんだよ」
「それは余裕のつもり?」
「まさか!今の俺はあの3人を後ろから支えて上げるだけだ。それに・・・」
「それに?」
「君も早く自分の気持ちに素直になった方がいいよ」
「何に素直になった方が良いのかしら?」
「音楽だよ」
「なっ!?」
「曲を作ってくれたって事は少なくとも俺達に興味がある証拠だろ?それにメンバーはまだまだ募集中だから」
「私が入ると思ってるの?」
「思うさ」
「凄い自信ね」
「そうでも無ければ見知らぬ赤の他人の為に曲を作って上げる訳が無い」
「・・・」
「さてと俺はそろそろ行くよ」
「何処に行くつもり」
「3人がいる場所だよ」
「へぇ」
「先に言っとくけど今回のライブは間違いなく失敗するけどな」
「どうしてそんな事が言えるのよ」
「その答えが気になるんなら自分の足で歩いて来ればわかるさ」
俺は音楽室から出て3人がいる場所まで歩いていると途中でお姉ちゃんと生徒会長がいたので話しかけた。
「こんにちは」
「こんにちは」
「優乃はまだ帰らなかったんやね」
「まあな」
「あの子達やろ」
「けど今からやる今回のファーストライブは失敗で終わるけどな」
「なんでそんな事がわかるのかしら?」
「この学校のスクールアイドルはまだ出来たばかりなんです。それに他のグループみたいに曲もグループの名前も無かったのにそんなグループの為に人数が集まると思いますか?トップアイドルって訳でもないのに?集まらないし他みたいに知名度もありませんからまず今回は失敗しますが次回からは少しずつ人気が出ていつかはスクールアイドルのトップになりますから安心してください」
「貴方には未来視でこれからの未来が見えてるのかしら?」
「さあ?どうでしょうね」
「でも本当に失敗するのかしら?」
「します」
「即答なんやね」
「お姉ちゃんも会長さんも今回のファーストライブを最初から最後まで見てれば理解が出来ますよ。理想と現実の難しさをね」
「それなのに貴方はあの子達に協力するの?」
「しますよ」
「どうしてかしら?」
「あの3人はやりたいからやってるんですよ」
「あの子達は良くて何で私はダメなの!?」
「そんな簡単な問題もわからないんじゃ俺から会長さんに教えて上げる必要は無いですし今それを会長さんに言っても無駄だとわかってますから、あえて言いませんよ」
「っ!?」
「会長さんは今から別の場所に行ってライブを見るのはわかってますからそこで見ていてください」
「貴方まるで希みたいに言うのね」
「ちなみに俺と理事長先生の考えは同じですからね。わかるんですよ」
「貴方に・・・・・貴方に何がわかるって言うのよ!?」
「わかりませんよ」
「優乃!」
「俺は会長さんじゃありませんし会長さんも俺じゃありませんよね?しかも俺は理事長の指名でこの学校に来た中学生です。本来ならば俺から見てお姉ちゃんと会長さんはこの学校で会う事は無いんですから」
「ウチらが卒業してから優乃が入ってくるからやね」
「お姉ちゃん正解!そんな訳ですから知りませんし今の会長さんを知る気は俺には無いので安心してください」
「そろそろ行くんやね」
「わかってる結果だけど心配だから・・・・・先に行ってるね。お姉ちゃん」
俺はお姉ちゃん達から離れた後にライブの時間になったので見てみたら予想通り今いる場所には空席が多くステージにいる3人から見たらその様子は嫌でもわかるだろう・・・・・その証拠に高坂先輩は泣きそうになっていて今にも心が折れそうになっているのが目に見えた。
「諦めるんじゃねぇよ!?」
「祐天寺君」
「この日の為にダンスや歌の練習をしてきたんだろ?だけどコレが今の現実だ!?下を向くな!前を見ろ!?俺の他にも見に来てくれる人は確かに存在する!人数が少なくても良いからまずは最初から最後まで頑張る姿を俺達に見せてみろ!それに・・・・・見てみろよ」
「あれ?・・・ライブは?」
「ちゃんと見てくれる人が実際いるんだからちゃんと俺達と自分達が楽しめるようなパフォーマンスをちゃんと見せてやれ!いいな!」
「やろう!」
「えっ」
「えっ」
「歌おう!全力で」
「穂乃果」
「だってその為に今日まで頑張ってきたんだから!」
「っ!?」
「っ!?」
「歌おう!」
3人のライブが始まり改めて周りを見ると何人かの人達が3人のライブを見ているのがわかった。この場を出て少し離れた所で聴いてる人と羨ましそうに見ている人と3人を認められずに見ている人とアイドルが好きで見てる人とその人と一緒に見てる人と自分の曲と向き合いながらも見ている人達と少なからずこの場には俺を抜いて数人しかいないが確かに来ている人達だけど今回のライブは事実上の失敗に終わったがこの失敗した経験で気を引き締めて次にチャレンジして貰いたいなって思っていた。だけど会長さんが高坂先輩に話しかけて高坂先輩も会長さんと話して周りの人達が話を聞いていたそんな時だった。
「今私達がここにいるこの想いを!いつか・・・いつか私達必ずここを満員にしてみせます!」
ストーリーとしては全然進んではいないけれどゆっくり少しずつ書いていければ良いなって思ってます。