3人のファーストライブが終わって数日が経って小泉さんと星空さんが2人で一緒に話をしていた。俺は話す事はしないで3人の様子を見ようと教室から出て歩いていたらメンバー募集と書かれているポスターの近くに何かが落ちていたのを見つけた俺は見てみると生徒手帳だった。誰のだろう?っと思って生徒手帳を確認すると西木野さんの生徒手帳だったので俺は拾って教室で渡そうかと思ったけど珍しく教室と音楽室にも本人がいなかったので西木野の家に行って届けようとしていた時だった。
「あれ?祐天寺君」
「小泉さんか?どうかした?」
「祐天寺君がここにいたから不思議に思って」
「生徒手帳が落ちてたのを見つけたから拾って届けようとしてね」
「誰のだったの?」
「クラスメイトの西木野さんだったよ」
「西木野さんの」
「少なくとも西木野さんはここにいたって事だな」
「教室に行くの?」
「もう行ったけど教室とか他の場所にはいなかったから学校には、いないんじゃないかな?」
「じゃあどうしよう」
「俺が西木野さんの家に行って届けてくるよ」
「西木野さんの家に行った事あるの?」
「無いけど近くまで通った事あるから知ってるんだよ」
「私も一緒に行っていいかな?」
「大丈夫だろ?それじゃあ一緒に行くか」
「うん」
小泉さんと学校を出て一緒に歩いてしばらくすると西木野さんの家に着いて思ったんだけど結構凄かった。
「・・・すごいなぁ」
「だけどいつまでもここに立ってる訳もいかないから鳴らすぞ」
「うん」
俺がチャイムを鳴らすと家の中から声が聞こえてきました。
「はい?どちら様ですか?」
「西木野さんのクラスメイトなんですけれど」
「しばらくお待ち下さい」
チャイムを鳴らした後に玄関から誰かが出てきたから見てみると西木野さんに似ている人が出てきた。
「お待たせしました。中に入っていいですよ」
家の中に入ると高そうなテーブルやソファーが置かれていて驚いた。
「待っててね、病院の方に顔を出してるところだから」
「病院?」
「ただいま、誰か来てるの?」
「こ、こんにちは」
「生徒手帳を俺が拾ったから届けに来たんだよ」
「・・・ありがとう」
「μ'sのポスターを見てたんだろ?」
「人違いじゃない?」
「でもポスターを見てて気になってたんじゃないの?」
「ヴェッ!エッ!ああっ!」
「大丈夫?」
「へ、平気よ。まったく、ヘンな事を言うから。」
「そうかな?」
「それより、あなた・・・アイドル、やりたいんでしょ? 」
「ん?」
「この前のライブ、夢中で見てたじゃない。」
「やりたいのであればやればいいじゃない。応援してあげるから」
「なら逆に俺が西木野さんに来くけど前に俺が言ってた自分の気持ちに素直になれたか?」
「私の音楽は終わってるの」
「それで?」
「将来は医者になって病院を継ぐ事になるから・・・・・」
「だから音楽は終わっているって言うのか?」
「そうよ」
「それが本当の気持ちなのか?」
「えっ」
「人生は誰だって1度だけなんだ。そして学生でいられる時間は限られている」
「急に何を・・・」
「西木野さんなら音楽も医者としての勉強も両立は出来ると思うよ」
「どうしてそう言えるの?」
「西木野さんは医者を目指しているんだから勉強は出来て当たり前かも知れないがそれとは別に音楽も好きなんだろ?だったら今の内に・・・・・学生でいられる内に音楽も楽しめば良いじゃないか」
「どうしてそこまで言うの?」
「西木野さんが医者になったら将来的には音楽を諦めざるを得ないかも知れないが後で後悔しない為にも出来る内は、やっておいて良いと思うぞ」
「・・・・・」
「高校を卒業して数年が経った時に思い出すと思うよ?もっと音楽を続けてれば良かったってな」
「そんなもんかしら?」
「そんなもんだ」
「高校生じゃない発言をしていて実際には結構考えて言ってたわね。貴方の名前を教えて貰えるかしら?」
「俺の祐天寺優乃です」
「珍しい名前ね」
「俺は最近になって引っ越してきたばかりですからまだ何処に行けば何があるかとかわからないんですけどね」
「真姫ちゃんと付き合っているのかしら?」
「ちょっと!ママ!」
「いいえ!付き合っては無いですが教室で一緒に話をしています」
「貴方なら真姫ちゃんを任せても良いと思ったんだけどね」
「何を言ってるの!?ママ!」
「まだ俺は西木野さんの事を良く知りませんしいきなり言われて驚きましたが嫌いでは無いですよ」
「じゃあ将来は真姫ちゃんと結婚してくれないかしら?」
「それは西木野さん本人の気持ち次第だと思いますから俺が今どうこう言うのは違うと思います。それに・・・・・」
「それに?」
「俺には好きな人が今いるんです」
「あらあら」
「そうなの!?祐天寺君!」
「小泉さんだけじゃなくて誰にも言ってなかったんだよ」
「誰!誰なの!?教えなさいよ!?」
「なんで西木野さんに教えなければいけないの?」
「それは・・・」
「それは?」
「もういい!?」
「ちょっ!西木野さん」
「真姫ちゃんには教えられないなら私に教えてくれないかしら?」
「実は・・・俺の好きな人は・・・」
「人は?」
「人は?」
「秘密です」
「凄い気になるわ」
「こればかりは教えられませんから」
「けど今日は届けに来てくれてありがとう」
「いえいえ!こちらも普段は教室で西木野さんと話したりしてますけど今は来年の事も考えなければっと思いましてね」
「来年の事?」
「来年は高校受験なんです」
「えっ?でも真姫ちゃんと同じ学校なのよね?」
「その事なんですが・・・・・」
俺は西木野さんの母親に今までの事を話す事にした。俺が話をしている時に西木野さんの母親は俺の話を真剣に聞いてくれたので俺は自分でわかる範囲で伝えなければならないっと思って話をした。
「・・・・・っと言う事なんです」
「なるほど」
「じゃあ来年は何処に受験するのかしら?」
「実は決まってないですね」
「そうなの?」
「引っ越して来たばかりだからか何処に行けば何があるのか?そういうのまだわからないんで引っ越しの作業が完全に終わってないので片付いたら行こうとかって思ってまして」
「それなら私達の執事に頼んで手伝うように頼んであげましょうか?」
「いいえ・・・・・そのお気持ちだけ受け取っておきます。そう言ってくれてありがとうございます。」
「何か困った事があったり怪我したら西木野総合病院か家に来てね」
「もしそうなった時はよろしくお願いいたします。そうならないように気を付けますけどね。それじゃあ小泉さんと一緒に帰りますね」
「そうだね」
「またいらっしゃいね」
「はい」
「はい」
俺は小泉さんと一緒に西木野さんの家を出て少し歩いていた時だった。
「最後に行きたい所あるんだけどいいかな?
「別に良いけど」
「歩きながらで良いんだけど実は祐天寺に相談があるんだ」
「相談?」
「実は・・・・・」
小泉さんの相談したい事は自分の事ではなく星空さんの事だったけど俺達は歩きながら俺は話を聞いていた。
「そっか・・・」
「どうすれば良いのかな?」
「様子を見るしか無いと思うよ」
「どうして?」
「他の人から見れば良くてもその人から見て自分が着たくない服だったら誰だって着たくないでしょ?」
「それは・・・」
「それに最終的に決めるのは星空さんだ。星空さんが自分の意思で決めなければならない事で俺達が言って決めさせたりするのはダメなんだよ」
「そうだよね」
「俺は俺なんだ。星空さんが俺に・・・小泉さんが俺になる訳じゃないよね?」
「そうだね」
「俺達は相手の話を聞いて誰かと話をするにしても最終的な判断は自分でしなければならないんだからさ」
「祐天寺君って本当に中学生?」
「そうだけど」
「何か中学生らしくないね」
「そうかい?」
「あっ!着いた」
「この場所?」
「そうだけど祐天寺君はどうする?」
「あー・・・・・中に入るよ」
小泉さんがお店の中に入ったので俺も中に入ってみると高坂先輩がいました。
「いらっしゃいませ!店番あるから上で待ってて」
そう言われた俺達は上に上がって近くの部屋があったので開けてみる事にした。
「こうすればお姉ちゃんみたいに!」
「・・・」
「・・・」
部屋を間違えた俺達は次の部屋があったのでここかな?っと思って開けてみたら・・・
「ラブアローシュート!?」
「・・・」
「・・・」
またしても部屋を間違えた俺達は静かに閉めて小泉さんに話しかける事にした。
「どうしよう」
「・・・見てはいけないのを見てしまった。」
そう思いながらも今いる部屋から離れて奥の部屋に行こうとしたその瞬間だった。
「見た!」
「見ました!」
俺は恐る恐るだけど後ろを振り替えるとそこには2人の般若がいました。
「ナニモミテナイデスヨ」
「やっば!見つかった!あばよ!とっつあん!?」
「待ちなさーーい」
「どうしたの?海末ちゃん?」
「ことり!」
「南先輩こんにちは」
「こんにちは」
「高坂先輩こんにちは」
「こんにちは!ことりちゃん!頼んだのもって来てくれた?」
「うん」
南先輩の持ってきた物で確認してみたい物があったのか5人で見る事にしました。
「これってファーストライブですよね?」
「みたいだな」
「でも誰がいつ?この動画を?」
「・・・・・」
(考えられるとしたらあの時の7人の内の誰かだろうな・・・今いる3人はライブをしていたしまず絶対に無いから数には数えないとすると小泉さんと星空さん?いいや!この2人はライブを見ていた。ならば西木野さんも違うな・・・実際に見てたし・・・お姉ちゃんは中には、いなかったけど外から見守っていたから違う・・・黒髪のツインテールさんも違いそうだし・・・・・だとすれば残りは生徒会長さんかな?)
今いる人達と話をしてファーストライブの確認等をしていたりすると帰る時間になったので各自で帰る事にした。そして翌日・・・・・
「何してるの?」
「西木野さん」
「あなた、声はキレイなんだから、後はちゃんと大きな声を出す練習をすればいいだけでしょ?」
「・・・でも」
「それより今日こそ先輩の所に行ってアイドルになりますって言わなきゃ!」
「・・・うん」
「そんなに急かさない方がいいわ!もう少し自信をつけて!」
「な~んで西木野さんが凛とかよちんの話に入ってくるの!?」
「別に!何ならそっちの方がいいって!」
「かよちんは、いつも迷ってばっかりだからパッと決めてあげた方がいいの!」
「待って!どうしてもって言うのであれば私が連れて行くわ!音楽に関しては私の方がアドバイスできるし、μ'sの曲は私が作ったんだから!」
「そうなの?それじゃあ早く早く!」
「ダレカタスケテェー!」
1年生3人の話とは別の場所では・・・
「1、2、3、4、5、6、7、8・・・・・ストップ!南先輩!遅れています!高坂先輩は腕をしっかりと伸ばしてください!園田先輩は2人より動きが速いので合わせてください!」
「わかりました」
「うん」
「わかったよ」
「もう1度だけやります。いきますよ!1、2、3、4、5、6、7、8・・・・・はい!それでは終了にしましょう」
「終わりましたか」
「きつかったね」
「確かに」
「でも最初の時と比べると3人の実力は少しずつ上がってますから今は基礎と練習をしっかりやりましょう!それでは休憩にしましょう」
「やっと休憩だね」
「お疲れ様でした。飲み物を用意してあるんでどうぞ」
「ありがとう」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
「・・・・・どうやら皆さんにお客さんが来たみたいですよ」
「お客さん?」
屋上の入り口から西木野さんと星空さんと小泉さんの1年生3人組が歩いて俺達4人に近付いてきてから小泉さんが俺達4人に話しかけてきた。
「私・・・小泉花陽と言います!1年生で背も小さくて声も小さくて得意なモノも何もないです!でもアイドルの想いは誰も負けないつもりです!だからμ'sのメンバーにして下さい!」
「よろしく」
「2人はどうするの?」
「えっ?どうするって・・・ええっ!」
「えっ?どうするって・・・ええっ!」
「まだまだメンバーは募集中ですよ」
それを見ていた俺は誰にも気付かれないようにしながら静かに屋上から出ていって屋上の階段から降りて教室に向かおうとしていた時だった。
「メンバーが増えたんやね」
「お姉ちゃん・・・まあね」
「これからどうするの?」
「アイドル研究部に1人いるよね?」
「そうやね」
「6人になったからと言っても今あるアイドル研究とは別にまた新しくアイドル研究部は作れないし、うかつに部は増やせないからアイドル研究部の人と話をしてくるよ」
「それで?」
「今のアイドル研究部の人がメンバーに加われば7人になるしアイドル研究部も無くならないしね」
「そうやね」
「俺は教室に行ってから帰る事にするけどお姉ちゃんは?」
「ウチはバイトあるから」
「気を付けてね」
「ありがとう」
お姉ちゃんと別れた俺は教室に戻りながら考えていた。
(これで6人か・・・・・賑やかになりそうだな)
そう思いながらも次に何をするかを考えながら歩いて行った。
次回どこまで書こうかな?