「あれって・・・・・」
「ことりちゃん?」
俺達は今歩いてアイドルのグッズを買おうと思って歩いていたら南先輩にとても良く似ている人がいたので話しかけてみてしばらくしたら逃げられたので追う事にしました。
(やっぱりあの人は南先輩だったけど理事長先生は南先輩がバイトしてるの知っているのかな?)
「みぃつけた。 これ以上逃げたら、そのふくよかな胸をわしわしするよ~?」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
南先輩を捕まえた後は南先輩から話を聞く為に俺達は戻って来ました。
「えぇぇぇ!?こ、ことり先輩が・・・このアキバで伝説のメイドのミナリンスキーだったんですか!?
「酷いよことりちゃん!!言ってくれれば遊びに来て、ジュースとかご馳走になったのに」
「アイドルって訳じゃないんだね?」
「もちろん!」
「自分を変えたいなって思って・・・私、穂乃果ちゃん達と違って何もないから」
「そんなことないよ!!歌もダンスもことりちゃん上手だよ」
「2年の中では1番マトモね」
「このことはお母さんには内緒だから・・・」
「わかりました」
「それじゃあ今日はコレで解散にしましょう」
「そうしましょう」
「それじゃあ俺達はこれで帰りますね」
「また学校で会おうね」
俺達は南先輩と別れた後に各自で話ながら歩いているとあっという間に時間が過ぎてそれぞれの家に帰る事にしました。そんな南先輩の秘密のバイトから数日後・・・
「これより合宿に出発します。では部長の矢澤さんから一言」
「しゅ、しゅっぱーつ!」
「ちょっ!待ってくださいよ!」
「どうかしたの?祐天寺君?」
「どうして俺まで一緒に行かなきゃならないんですか!」
「祐天寺君もμ'sのメンバーだし」
「いやいや!南先輩!俺は踊って歌う訳じゃないからメンバーじゃないですよ!」
「先輩禁止よ」
「あー・・・・・そういえば、そう言ってましたね」
「それじゃあ行くわよ!ほら!祐天寺君も行くわよ」
「ちょっ!引っ張らないで!ダレカタスケテーーー」
「祐天寺君に私のセリフが取られた!」
何だかんだで移動して数時間後に目的地に着いた俺達は
真姫ちゃんの別荘に驚かされた。
「さすが真姫ちゃん!」
「スゴイお金持ちにゃ~」
「普通でしょ?」
「普通じゃねぇよ!コレが普通だったら他の普通の人達に謝りなさい」
「そう?」
「まずは俺達全員で今から荷物を置いてから外に出ましょう」
「賛成」
1度だけ皆と別れて各自で荷物を置いた後に外に集まりました。
「これが!合宿の練習メニューになります!」
「お~」
「・・・すごい、こんなにびっしり」
「だけどこの練習量はスポーツ系の男子でもコレは少しキツイな」
「それは重要だけど・・・みんな、もつかしら?」
「もたない方に俺は1票を入れます。このメニューは死人が出ますし・・・・・何よりも人間を辞めそうになりますね」
「大丈夫です!熱いハートがあれば」
「松○修○みたいな事を言わないでくださいよ」
「逃げろーー」
そう言いながら高坂先輩を筆頭に5人のメンバーが走り去って行った。そして残された俺達5人は・・・
「まあ仕方ないわね」
「いいんですか?絵里先輩・・・ぁ・・・」
「禁止って言ったでしょ?」
「今までのクセで言っちゃいますね」
「μ'sはこれまで部活の側面も強かったから、こうやって遊んで先輩後輩の垣根を取るのも重要な事よ」
「今までの生徒会長なら絶対に反対していただろうに・・・・・μ'sに入ってからは随分と丸くなりましたよね?」
「あの頃の私は廃校を何とかしなきゃって思ってたから余裕が無かったのよ」
「優乃から見たら今のエリチと前のエリチどっちが良かった?」
「それなら・・・今の生徒会長の方が好きかな?」
「ヴェェェ!?」
「おっと!優乃からまさかの衝撃的な発言が!」
「そりゃそうだよ!μ'sに入った今の生徒会長は話しやすいですけどμ'sに入る前の生徒会長は話し掛けづらかったし好きじゃなかったです。人の話を聞いてくれなさそうだなって思ってましたから」
「まさか祐天寺君にそう思われてたなんて・・・」
「自業自得じゃない?」
「けど今のμ'sは9人になって一緒に練習してそしてお互いに教えながらしていますから前より賑やかで楽しそうな雰囲気が伝わりますよ」
「そうですね」
それからしばらくして・・・
「買出し?」
「何かね?スーパーが遠いらしくって」
「行く行く!」
「じゃ、うちがお供する」
「だったら俺も一緒に行く」
「良いの?」
「人数が人数だし買う量も多いだろうしな」
「ありがとう」
「それじゃあ行こっか?」
「どういうつもり?」
「別に真姫ちゃんも面倒なタイプやな~って。本当は皆と仲良くしたいけど、なかなか素直になれない」
「私は普通にしてるだけで・・・」
「そーそー、そうやって素直になれない所やね」
夕飯の材料を買った俺達は別荘に戻ってから夕飯の準備をしました。
「手伝いますよ」
「アンタ・・・料理は出来るの?」
「家で俺は1人暮らしなんで料理してるんですよ」
「なら期待してるわ」
「先輩は家で料理してるんですか?」
「毎日してるわ」
「今回の合宿で家の夕飯とかは大丈夫なんですか?」
「家の事なら大丈夫よ」
「それなら良いんですけど」
矢澤先輩と2人で一緒に夕飯を作り終わったので盛り付けて全員に夕飯が行き渡った。
「それじゃあ食べましょうか?」
「そうだね」
「いただきましょう」
「「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」」
「おいしい」
「これからのアイドルは料理を一つや二つぐらい作れないと生き残れないのよ!」
「まあ料理が出来て困る事は無いですからね」
俺は食事が終わって片付けなきゃと思っていた時だった。
「よ~し!花火するにゃ~」
「皆も自分の食器は自分で片付けてね」
「それに花火より練習です」
「・・・これから?」
「当たり前です。昼間はあんなに遊んでしまったのですから」
「真姫ちゃんも一緒にやろうよ~花火~」
「かよちんはどう思う~?」
「わ、私はお風呂に・・・」
「じゃあ皆でお風呂に入ったらどうかな?その間に俺は洗い物をしてるからさ」
「そうしようかしら?」
「それに普段は出来ない事も出来るしさ」
「じゃあ皆で入りましょう」
「優乃・・・・・覗いちゃアカンよ?」
「俺を何だと思ってんのさ!お姉ちゃん!」
お姉ちゃん達がお風呂に入りに行ったので俺は10人分の洗い物をした後にお風呂に入ったけどお風呂も広かったので驚いてしまった。お風呂から出た後は全員分の布団が敷かれていた。皆が寝ようとしていたら高坂先輩がお菓子を食べていたり矢澤先輩の顔が緑色になってたりで中々にハラショーだった。そこから枕投げが始まった。
「よろしい!ならば戦争だ!」
誰かが投げた枕が園田先輩に当たってしまった。
「何事ですか・・・どういう事ですか・・・早朝から練習すると言いましたよね?」
「あああああ!」
今度は園田先輩の音速枕が矢澤先輩にヒットして倒れた。
「矢澤先輩が死んだ!」
「この人でなし!」
「ハラショー」
「ぐはぁ」
「高坂先輩!」
「ダレカタスケテーーー」
何人かの犠牲者が出たがそんな時にお姉ちゃんの枕が園田先輩に当たって周りが静かになった。
「流石お姉ちゃんだね」
「ちゃんと周りを見てればね」
「仕留めるんならもっと早めにしてほしかったけどね」
「もっと楽しみたかったんよ」
「そっか」
「それじゃあ今度こそ本当に寝よっか」
「そうだな」
次の日の朝になってからは朝ご飯を食べた後に9人で練習をしてそれから数時間後に家に帰る事にした。皆で泊まるなんてコレが初めてだったが特にケガも無く体調も悪くなかったので安心して過ごせた気がした。そしてそれから何日か経ったある日の事でした。
「祐天寺君!」
「どうかしたんですか?高坂先輩」
「これから屋上で練習するんだけど祐天寺君も来る?」
「あー・・・・・すいませんが実は理事長先生に呼ばれているんで今日は止めときます」
「そう?」
「行けても途中からになるか練習が終わってるかどちらかになると思うので」
「重要な話?」
「俺から見たら重要な話になると思います」
「なら仕方ないね」
「じゃあ来れそうなら来てね」
「わかりました」
μ'sの9人達と別れた後は理事長室に行ってノックをすると向こう側から返事が来たので俺は中に入る事にした。
「失礼します」
「突然呼んで悪かったわね」
「大丈夫ですよ。それと俺を呼ぶって事は・・・・・」
「オープンキャンパスの結果が出たわ」
「やはりそうですか」
「オープンキャンパスの結果は予想以上に良かったわ」
「って事は廃校の件については様子見になったって事ですね。・・・でも話はそれだけじゃありませんよね?」
「ええ」
「それについての話は俺の事ですね」
「申し訳ないと私は思ってるけどね」
「単刀直入に聞きます。いつまで俺は音ノ木坂学院にいられるのですか?」
「・・・・・12月の終わりまでよ」
「そうですか」
「本当は今の3年生が卒業するまでっていう事で来てもらったのよ」
「けど理事長先生以外の先生達は誰1人も俺が音ノ木坂学院にいるのを認めなかった」
「それと保護者の人達もね」
「女子校なのに男子が存在していれば親とか教師からすれば不安になりますからね」
「そういう訳で祐天寺君には12月の終わりまでは音ノ木坂学院に通えるわ」
「聞きたい事があります」
「何でしょう?」
「さっき理事長先生は12月までと言いましたよね?」
「確かに言いましたね」
「じゃあ俺は次の転校先は決まってるんですか?」
「それについては聞いているわ」
「それは何処ですか?」
「音ノ木坂中学校よ」
「聞くからに同じ名前ですがこの学校の中等部みたいな感じですか?」
「そうね。そしてこの学院にいる高坂さんの妹さんと綾瀬さん・・・・・生徒会長ね。その生徒会長の妹が通っているわ」
「ちなみに女子校なんですか?」
「ここは共学だから男子もいるけど女子の方が圧倒的に人数が多いし男子は片手で数えるぐらいしかいないわね」
「もしかして中等部の方は共学化したばかりなんですか?」
「今から2年ぐらい前かしらね。この音ノ木坂学院みたいに女子校だったけど人数が減ったから共学にしたのだけど・・・」
「人数が増えたには増えたけどそれは女子であって男子は来なかったんですか?」
「来るには来るんだけど1年に数人ぐらいなのよ」
「そんな所ですか」
「そして入学して半年も経てば男子が1人また1人と学校から去って行くのよ」
「男子から見たら片手で数えるぐらいしかいなくて後は女子しかいないから学校に通いたくないんでしょうね」
「1クラスに1人は男子いるんだけど・・・」
「自分の他は全てが女子だからジロジロ見られるし女子は女子で嫌な思いをするんですね?」
「そういう事よ」
「ちなみにその中学校は、この学院からどのくらい離れてるんですか?」
「歩いて10分ぐらいかしらね」
「そのぐらいなら大丈夫か」
「他に何か聞きたいかしら?」
「その中学校に今の男子は何人いますか?」
「0よ」
「・・・・・俺の耳が遠くなったのかな?もう1度だけ教えてくれませんか?」
「0よ」
「ええ!さっき数人いるみたいな事を言いましたよね!?」
「けど半年も経てば去って行くって話もしたわよね?」
「確かに・・・・・言ってましたね」
「理由としては女子ばかりの中で耐えられなくなり転校したそうよ」
「色々と厳しいですね」
「けど祐天寺君が通ったとしても2月までで3月になったら卒業だから短い事に変わりは無いわね」
「それなら今の3年生の卒業まで一緒に居たいのですが・・・」
「ごめんなさいね」
「けど仕方ないか」
「本当なら今の3年生の卒業まで通わせたかったのだけれど」
「本来ならば俺はこの学院に存在しないはずの人間ですからね。でも限られた時間の中で俺を通わせてくれた事には感謝しますよ」
「そう言ってくれると助かるわ」
「もう1度だけ聞きますが廃校の件については様子見になった。・・・・・っで良いんですよね?」
「そうよ」
「少なくとも今の1年生が卒業するまではこの学院は無くなりませんよね?」
「無くならないわ。それは確かよ」
「それだけ聞ければ良いです」
「それではコレで話は終わりで良いかしら?」
「はい!大丈夫です。色々と長く聞いてしまってスイマセンでした」
「わからない所あったらどんどん聞きに来て良いからね」
「そうします。それでは・・・失礼します」
俺は理事長先生がいた理事長室を出てμ'sの9人全員がいる屋上に向かって歩いて行くと屋上に繋がる扉が目の前にあったので俺は屋上の扉を開けて進む事にした。すると何かを話している最中みたいだった。
「ここに簡易ステージを作れば良いんじゃない?」
「それは良い考えかも知れませんよ」
「祐天寺君」
「いつの間に来てたの?」
「たった今です」
「そうなの?」
「所で・・・高坂先輩は何か嬉しい事あったんですか?」
「うん!実は私達μ'sがランキングで19位になったんだよ!19位!」
「そうなんですか?園田先輩?南先輩?」
「そうだよ」
「そうです」
「なるほど・・・・・って事はラブライブ出場圏内に入った訳ですか」
「そうだよ!それでまた今から練習する所だったんだ」
「練習するのは大事な事ですが体調とケガには充分に気を付けてくださいね?特に!高坂先輩!」
「私!?」
「最近の高坂先輩はオーバーワークです。俺はμ'sの練習に色々と話して皆が納得してから練習させてますがμ'sのリーダーは高坂先輩なんですから体調を悪くして熱を出して本番になって倒れました!?て言う事になりかねませんから気を付けてくださいよ?」
「・・・うん!」
「それじゃあ練習始めるわよ」
練習が始まってから俺は9人の動きや表現を見て思った事があった。
(やはり今の高坂先輩が他の8人と比べて少しだけズレてる・・・嬉しいのはわかります。でもそれではダメなんです。そしてもう1人・・・・・)
「今日の練習はコレで終わりにします」
「ええ!もっと練習しようよ」
「高坂先輩・・・・・練習は確かに大事ですよ?でも休む事も大事な事なんだっていうのも忘れないでください」
「でも私達は19位まで来たんだよ!」
「高坂先輩・・・・・μ'sの本来の目的は何ですか?」
「廃校を阻止する事だよ」
「そうです。だけど今は少しずつ練習して基礎をしっかりやって充分に休まなければ後でトンデモナイ事が起こりますよ」
「でも!」
「ここまで言ってもわからないんですか!?今μ'sに必要なのは何なんですか!ランキング19位になってラブライブ出場圏内に入って嬉しいのはわかりますがケガをしたり体調が悪くなって出られなくなる方が悲しいじゃないですか!」
「そうね」
「祐天寺君の言ってる事は正しいと思います」
「焦っちゃダメなんです。わかってください!高坂先輩」
「・・・・・わかった」
(とは言ってもどうせ家に帰ってしばらくしたら皆にはナイショで自主練しそうだな・・・今の高坂先輩ならば)
「それじゃあ今日は終わりにして着替えましょう」
(それに・・・・・高坂先輩とは別にもう1人だけ問題を抱えてそうな人がいるしな・・・帰る時に話し掛けてみるか)
着替え終わったμ'sの皆が帰る準備をして帰ろうとしていたけど俺はある人が気になっていた。そして俺は帰ろうとした時に高坂先輩と話をしていたその人は元気が無さそうな顔をしていたので高坂先輩が離れたのを確認してから話しかける事にした。
「南先輩」
「祐天寺君」
「高坂先輩とは違って誰かに何かを話したい事ありますよね?」
「何でわかるの?」
「今日の南先輩は練習中に僅かに・・・間違えてた所ありましたし何よりも何か気になる事が最近になってあるんじゃないかと思いましてね」
「実はね・・・・・留学しないかって話が来たの」
「服飾の話ですね」
「うん」
「それって行ったらいつ帰ってくるんですか?」
「少なくても高校卒業までは帰って来れないと思う」
「その話・・・高坂先輩には話してませんよね?」
「穂乃果ちゃんは今ラブライブに夢中になっていて話をしたくても話せないから・・・」
「はぁ・・・自分の近くにいる人が悩んでるにも関わらず気付かないなんて」
「だからね。穂乃果ちゃんには言わないであげて」
「それで良いんですか?南先輩は」
「良くは無いけど今の穂乃果ちゃんは私の話を聞いてくれそうに無いから」
「わかりました。俺からは言わない事にします。ちなみに園田先輩には?」
「まだ話してないんだ」
「誰にも話してないんですか?」
「せめて園田先輩だけでも話した方が良いと思いますよ」
「うん」
「俺から南先輩に何を言ったら良いのか良くわかりませんが最終的に決めるのは南先輩ですが俺は南先輩を応援してますから」
「ありがとう」
「それじゃあ俺は帰りますね」
「また明日ね」
「気を付けて帰ってくださいね。南先輩」
南先輩から離れた後どうしても気になっていた事が1つあった。
(俺から見て今の高坂先輩は見ていて結構不安だ。このまま何も無ければ良いが・・・何か嫌な予感がするんだよな)
家に帰りながらだったがどうしても高坂先輩と南先輩の事が頭から離れなかった。
最近は雨ばっかりでなかなか晴れないから何か夏っぽく感じないな