君の旋律に僕の音色をのせて。   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

最近ナースのあこちゃんを当ててテンション上がってます。

あと今回は視点変更が多々あります。

それでは本編どうぞ


初クエストはドキドキ

 

大助「母さん、これで大丈夫かな?どこか変なところ無い?」

 

大助母「大丈夫よそんなに心配しなくても。これで5回目よ?」

 

僕が何を気にしているのか?自分の服装だ。じゃあ何故服装を気にするのか、それは今日が白金さんとの初デートの日だったからだ。なのでさっきから落ち着かない。

 

大助「ってもうこんな時間か。じゃあそろそろ行くね。」

 

大助母「はいはい、あんまり燐子ちゃんに迷惑かけちゃだめよ?」

 

大助「分かってる。じゃあ行ってきます。」

 

〜駅前〜

 

僕は集合時間の1時間前に到着するようにここに来た。王道の『待った?』 『いや、今来たところだよ。』ってやつがどうしてもやってみたかった。

 

大助「えっと、待ち合わせ場所は、ってあれ?」

 

待ち合わせ場所を見ると同じく今到着したと見られる若い女の人、っていうか白金さんがいた。

 

大助「白金さん?」

 

燐子「し、信条さん?は、早いですね。」

 

大助「白金さんの方こそ。」

 

燐子「あ、えっと。その、緊張して早起きしてしまって。落ち着かないので待ち合わせ場所に来てしまおうと。信条さんは?」

 

大助「ぼ、僕も白金さんと同じ理由です。」

 

まさか今来たところだよ。って言いたくてとは言えない。

 

大助「それじゃあ行きましょうか。」

 

僕は白金さんの手を取って歩み始めた。

 

〜燐子side〜

 

危なかった。まさか楽しみすぎて早起きしちゃったなんて言えないし、それにしても今日の信条さんおしゃれですね。いつも以上にカッコイイ♡、さりげなくても握ってくれたし、私って恵まれてるのかな。

 

〜sideout〜

 

ヤバイ・・・よく見たら白金さん今日服めっちゃ可愛い。いつもより少しだけ派手目だが、白金さんの雰囲気とマッチしている。あと少し胸元が開いてる・・・少しだけどそれが余計なインパクトを///

 

燐子「信条さんどうかしましたか?顔が赤いですよ?」

 

大助「な、なんでもないです!」

 

危ない、今はデートに集中しなければ。

 

燐子「そう言えば今日はどこにいくんですか?」

 

大助「公園に行こうかと思います。」

 

燐子「公園ですか?」

 

大助「はい。公園なら今の時間のんびり出来ると思いますし、人も少ないでしょうから。」

 

燐子「・・・ありがとうございます。」

 

そういうと白金さんは顔を綻ばせる。人がいないのがやっぱり良かったのな?

 

〜燐子side〜

 

燐子「・・・ありがとうございます。」

 

信条さん。私のことを考えて公園にしてくれたってことかな?嬉しいな。自分でも顔がにやけてしまうのが分かる。は、恥ずかしいな。

 

燐子「そ、そう言えば今更なんですけど、服、すごくカッコイイです///」

 

大助「へ?あ、あの。白金さんもその、可愛いです・・・///」

 

燐子「あ、ありがとうございます///」

 

私の事可愛いって言ってくれた・・・おしゃれして良かったな///

 

〜sideout〜

 

ふ、服かっこいいって言って貰えた!嬉しいけど恥ずかしいな。白金さんのことも可愛い言えたし、良かったな。

 

大助「っと、公園着きましたよ?」

 

燐子「本当ですね。」

 

まずはベンチを探す。ある程度歩いたし少し休憩だ。

 

大助「ふう、じゃあ飲み物買ってきますね?」

 

燐子「いえ、私も行きますよ?」

 

大助「いえ、自販機すぐそこですから。何がいいですか?」

 

燐子「・・・お茶がいいです。」

 

大助「はい。すぐ買ってきますね。」

 

小走りで自販機に向かう。同じお茶をすぐ買うとベンチに戻る。

 

大助「お待たせしました。」

 

燐子「いえ、ありがとうございます。」

 

そして白金さんの隣に腰を下ろす。すると少しだけ白金さんがこっちに寄ってきてくれる。可愛い。

 

燐子「・・・信条さん」

 

大助「どうしました・・・ってうお!?」

 

急に白金さんが抱きついてきた。

 

大助「どうしました?」

 

燐子「甘えたくなってしまいまして。ダメですか?」

 

ウルウルした目で聞いてくる。こんなん断れるわけないじゃないですか。

 

大助「・・・(ぎゅう)」

 

燐子「ありがとうございます♪」

 

ああ、幸せだ。

 

大助「白金さん?」

 

燐子「はい?」

 

大助「ちょっと1回離して貰えますか?」

 

燐子「え?はい。」

 

大助「ありがとうございます。それじゃあ失礼して・・・チュ」

 

燐子「んん///」

 

ちょっと我慢できなくなってキスしてしまった。

 

燐子「し、信条さん///」

 

大助「すみません。ご迷惑でしたか?」

 

燐子「い、いえ、そ、その、嬉しかったです///」

 

ヤバイすっごい可愛い。ってヤバいそろそろ次の場所行かないとそろそろこの公園も人が増えてくる時間だな。

 

大助「そ、そろそろ行きましょうか?」

 

燐子「は、はい。」

 

次に向かったのはショッピングモールだ。人は多いが、買い物もできるし、それなりに静かな場所もあるから悪くないと思った。

 

大助「白金さんは何か欲しいものとかありますか?」

 

燐子「わ、私ですか?そうですね。アクセサリーとか見たいです。」

 

大助「分かりました。それじゃあ行きましょうか。」

 

〜燐子side〜

 

今私は信条さんに連れられてショッピングモールに来ました。それにしてもさっきのキスはビックリしたな///優しかったけどちょっと強引で・・・これ以上思い出すと恥ずかしくて死んじゃいそう///

 

大助「白金さんは何か欲しいものとかありますか?」

 

燐子「わ、私ですか?そうですね。アクセサリーとか見たいです。」

 

・・・とりあえず買い物して落ち着こうかな。

 

〜sideout〜

 

というわけで白金さん希望の店にやってきた。見回すとネックレスやブレスレット、指輪なんかが沢山置いてある。そして白金さんはと言うと1つのネックレスを見ながら目をキラキラさせていた。

 

大助「それ、欲しいんですか?」

 

燐子「え?いえ、大丈夫です。次のお店行きましょうか?」

 

遠慮しているのか僕に気を使ったのか、白金さんは僕の手を取りその店を出て行った。ってしれっと手を握られた///

そしてその後数件の店で買い物をした。白金さんも楽しそうにしてたし僕も満足かな。・・・そうだ!

 

大助「すみません白金さん。少しトイレに行きたいので待ってて頂いてよろしいですか?」

 

燐子「え?はい。」

 

大助「すみません。少し失礼します。」

 

急がなくちゃ。

 

〜燐子side〜

 

燐子「ふう、」

 

とりあえず近くにあったベンチに腰を下ろす。

 

ナンパ「おー、姉ちゃん可愛いじゃん♪俺とデートしね?」

 

ま、また!?私ってなんでこんなにナンパされるのかな・・・ってそんなこと言ってる場合じゃないや。逃げないと・・・

 

燐子「ご、ごめんなさい。私彼氏いるので。」

 

ナンパ「いいじゃんかよ〜、俺と来た方が楽しいぜ?」

 

大助「ほほぅ、言ってくれるじゃないですか?」

 

燐子「あ、」

 

〜sideout〜

 

ちょっと席を外してる隙に白金さんがナンパされてる。まぁ白金さんは美人だしスタイルいいからしょうがないと思うけどそれにしたってナンパされすぎじゃあないかな?

 

大助「とりあえず離れてくれません?」

 

ナンパ「んだよお前?今から俺がこの子とデートするんだけどぉ?」

 

大助「・・・」

 

めんどくさい。ここは周りに人も多いし、そう簡単に手は出せない。相手も一人しかいないし、どうするか。

 

燐子「・・・」

 

あれ、いつの間にか白金さんが俺の近くに来てる。

 

燐子「・・・ごめんなさい」

 

大助「はい?ってんん///」

 

なんと白金さんは俺に謝ったあとキスしてきた。

 

大助「・・・白金さん?///」

 

燐子「・・・私はこの人が好きなんです。だから、ごめんなさい。」

 

ナンパ「・・・チッ」

 

そしてナンパは去っていった。

 

観周「パチパチパチ」

 

大助・燐子「へ?」

 

なんか見物者が増えていた。この短時間で何故ここまで増えたのかは謎だが、面倒くさいのは御免なので白金さんとそそくさとその場を後にした。

 

大助「ふう、ここまで来れば大丈夫ですね。」

 

燐子「そ、そうですね。あの、さっきはすみませんでした。」

 

大助「え?」

 

燐子「さ、さっきのキスです///」

 

なんで謝る必要があるのだろうか。別に僕達は付き合ってるわけだし問題ないと思うのだが、

 

大助「気にしないでください。むしろ感謝ですよ。荒い手を使わずにすみましたから。」

 

燐子「そう言ってくれると嬉しいです。・・・あ、もうこんな時間なんですね。」

 

大助「え?あ、本当だ。」

 

空を見あげればすっかり紺色の風景が広がっていた。

 

燐子「今日はここまでですか・・・」

 

寂しそうに空を見上げる白金さんはすっごい綺麗に僕の瞳に写っていた。

 

燐子「ありがとうございました。今日は楽しかったです。」

 

ニッコリと笑う白金さん。・・・渡すなら今しかないかな。

 

大助「白金さん。これ・・・」

 

燐子「え?」

 

そして僕が取り出したのはあの時白金さんが見ていたネックレス。欲しそうにしていたからトイレを口実に買ってきたのだ。

 

燐子「信条さん、これって?」

 

大助「白金さんが欲しそうにしていたので。迷惑でしたか?」

 

燐子「迷惑だなんて、凄く嬉しいです♪」

 

笑顔で受け取ってくれる白金さん。やっぱり買ってきて正解だったな。

 

大助「ちょっと失礼しますね?」

 

燐子「え?あ、」

 

僕は後ろに手を回してネックレスをつける。

 

大助「似合ってますね。」

 

燐子「ありがとうございます・・・大助さん///」

 

大助「!?///」

 

今、名前で!?

 

燐子「・・・///」

 

大助「・・・こちらこそ、燐子さん。」

 

燐子「!?///」

 

白金さん、いや、燐子さんも驚いたような顔をする。

 

燐子「大助さん///」ギュウ

 

燐子さんが抱きついてきた。とても優しく包み込むように抱きしめてくれた。

 

燐子「また、デートしてくれます?」

 

大助「何回でも」

 

僕らはまたひとつ仲良くなって帰路についたのだった。




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