君の旋律に僕の音色をのせて。   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

それでは本編どうぞ。


ジョジョの奇妙な運命

大助「父さん、何してんだよ?」

 

燐子さんがナンパされてた、助け出そうとしたのだが、思わず思考と動きが停止してしまった。だって、なんで父さんが燐子さんを?

 

大助父「・・・チッ」

 

いつもの如く舌打ちする父さんだが、僕は恐怖を感じる余裕すらなかった。

 

燐子「・・・大助さん」

 

小さな声で震えながら助けを求める燐子さん。その声で我を取り戻し、声をしぼり出すことが出来た。

 

大助「な、なに、してんの?」

 

大助父「・・・」

 

押し黙る父さん。そしてその腕の先で震える燐子さんを見てると、怒りを覚えてきた。

 

大助父「なんだ?その目は?」

 

父さんは父さんで少し状況を理解してきたのかいつもの調子になってくる。

 

大助「僕の・・・俺の燐子さんを離せ」

 

大助父「ほう?そんな口がよく聞けるようになったな?」

 

燐子「ひゃあ!?」

 

不意に父さんが燐子さんの腕を離しバッグに手を入れる。そこからV字の黒い塊をを取り出す。あれは紛れもなく・・・

 

大助「・・・銃!?」

 

大助父「てめえ、俺のお楽しみの時間を邪魔したんだ・・・だからな、お前の大事なもん、奪ってやる」

 

大助「よせ!やめろ!」

 

俺が父さんに追いつくより先に引き金が引かれる

 

バン!!!

 

高めの音と同時に燐子さんが後ろに倒れる。

 

燐子「・・・!?」

 

大助「燐子さん!?!?」

 

俺は直ぐに燐子さんのところに駆け寄り抱き上げる

 

大助「燐子さん!しっかりして!」

 

燐子「だ、いす、けさ・・・ん」

 

最後にニコッと微笑むと意識を失ってしまった。

 

大助父「悲しんでる暇はねえぞ?次は、てめえだ」

 

肩をゴキっと鳴らしながら俺の方に近づいてくる、ここまでかと思ったが、

 

大助「!?」

 

大助父「・・・チッ」

 

外した、のか?さっきの燐子さんと同じくらいの距離だぞ?・・・ん?また右腕をならした・・・そうか。まだ銃の扱いに慣れてないのか。だから利き手の右腕に負担がかかるし照準も合わない。さっきのはたまたまか。てことは、照準合わせに時間がかかる!

 

大助「はぁ!」

 

大助父「んな!?」

 

素早く間合いに入り横から蹴りを入れる、脱臼を治したばかりの腕だ、すぐに力は入らない。呆気なく銃は吹き飛んでいった。

 

大助父「この!」

 

銃は諦めたか、俺の方に向き直り殴りかかってくる。だがしかし、もう怖くなんかない。燐子さんを撃たれて、家族関係どうこう言ってる場合なんかじゃない。それに数人相手の不良の攻撃を俺は躱せるんだ。こんなやつ1人の攻撃避けるなんて、大したことない。

 

大助父「なぜ当たらない!お前はいつも!」

 

大助「当たってたって?」

 

次に殴ってきたのを受け流し、顔面に一撃を入れる

 

大助父「ぐはぁ!?」

 

そのまま尻もちをつく、正直、見ていて情けない

 

大助父「な、なんだよ、それ、く、くるな!」

 

大助「・・・お前は俺が止めてって言った時、やめてくれたことが1度でもあったか?」

 

大助父「も、もうお前の女にも手を出さない!お前らの前から消える!」

 

大助「・・・」

 

目の前の情けない父親の姿を見て、正直冷めきってしまった。数分前までグツグツに湧いてた心は冷えきってしまったのだ。燐子さんも心配なことだし、こんな奴、ほっとくべきか、

 

大助「・・・わかった、次お前の顔を見たら承知しねえからな」

 

大助父「あ、ああ、分かった、・・・お前が消えるからその心配もないがな!」

 

大助「何!」

 

その瞬間、ズドン!と音がした、と同時に腹部に激しい衝撃を受ける。

 

大助「ぐはぁ!?」

 

撃たれた、のか?銃はさっき・・・見るとさっきとは違う銃を持っている、まさか、2丁持ってたのか、

 

大助父「ふん、俺に逆らおうとするからだ、昔からこうなるってわかっていたくせに、馬鹿なヤツだ。」

 

と言い俺の腹部を蹴り、その場を去ろうとする

 

まて

 

声にならなかった。意識が朦朧としている。ここまでなのか、と思った。燐子さんを撃たれて、仇も取れないどころか俺が撃たれるなんて、情けない・・・でも、負けたんだ、俺・・・僕は。結局、最後まで勝てなかったんだ。

 

・・・起きてください

 

誰だ?

 

聞いたことある声だ、僕の大好きな、そんな声がする。その瞬間、僕はある事を思い出す。それもひとつじゃない。コンビニで美女を助けて、その人が燐子さんと知り、お互いにすごく早く恋に落ち、過ごした日々の事。まだ日は浅いけど、これから作っていけばいいんだから。だから、作るためにも・・・

 

大助「ここで終われるか!」

 

大助父「何!」

 

今度はしっかり声に出たようだ。そして不思議なのが、体が嘘みたいに軽い。

 

大助父「お、お前、その目なんだよ・・・」

 

大助「ん?」

 

カーブミラーを確認すると僕の片方の目だけ青くなっている、非日常的すぎるが、僕の体に奇跡が起きたみたいだ。そして目を確認したら他にも気づいたことがある。目がとんでもなく良くなってる。それだけじゃない。五感の全てがパワーアップしている。こんな事って、あるんだな

 

大助父「そ、そんな風になった所で、腹を撃ち抜いたんだ!お前が勝てるわけない!」

 

僕に突っ込んでくる父さん。その動きさえ遅く見える。掌底でデコの当たりをグッと返すと

 

大助父「うがぁ!?」

 

2mくらい吹き飛んだ。これは、凄いな。

 

大助父「く、来るな、もう本当に来るな!」

 

今度は完全に脅えているようだ。僕の目が変わった動揺からか銃を置いてきたらしい。丸腰だ。

 

大助「来るな、か。」

 

大助父「ほ、ほんとに悪かった!警察も行く!だから許せ!」

 

ここまで言っているがどうだろうか?もし足首にナイフを忍ばせていたら?とか考えたりしたが、それ以前の問題だ。燐子さんを撃ち、俺を騙した、なんならこの状況、母さんを貶めてる事にもなる。そんな奴、逃がすか?

 

大助「断るね。」

 

大助父「ひぃ!?」

 

そしてそんなやつ、サヨナラ(アディオス)を言う価値もないな。

 

大助「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァ」




どうだったでしょうか?

なんか作品の世界観壊れましたかね?でも、目と最後のセリフは絶対に入れると最初から決めていたので、どうしても外せませんでした。すみません。

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