君の旋律に僕の音色をのせて。   作:藤井 悠

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藤井 悠です。

それでは本編どうぞ。


ウィザードの魔法にかけられて。

 

今日はRoseliaのライブの日だった。ライブというものに始めて行くので少し緊張している自分がいたが、断然楽しみのほうが大きかったので昨晩は眠れなかった。

・・・何か遠足前の子供みたいだな。

 

大助母「あら?出かけるの?」

 

僕の格好を見て察したのだろう。母さんが不思議そうな顔で僕のことを見てくる。普段この時間はゲームで家にこもっているからだろう。

 

大助「うん。言ってなかったっけ?」

 

大助母「そういえばそんな事言ってたわね。あんまり運動してないんだから気をつけて行きなさい。」

 

大助「は〜い。言ってきま〜す。」

 

〜20分後〜

 

大助「ん〜?ちょっと早めに着きすぎちゃったかな?」

 

俺は開場のちょっと前の時間に到着してしまった。調べたところ。このライブハウス【CIRCLE】にはカフェがついてるらしいので、そこで時間を潰すことにした。すると間もない内に背後から声が聞こえた。

 

燐子「あれ?信条さん?早いですね。」

 

大助「白金さん。ちょっと早めに来すぎてしまいまして。まだメンバーの皆さんとかとは集まらないんですか?」

 

燐子「私も早めに来すぎてしまいまして。相席よろしいですか?」

 

大助「もちろんです。どうぞ。」

 

その正体は白金さんだった。僕の向かいの席に座るとスマホを確認した。

 

燐子「・・・」

 

大助「白金さん?何をそんなに真剣に見てるんですか?」

 

燐子「NFOのホームページです。今度のイベントの内容の確認がしたくて。」

 

大助「ああ!あのイベントですか。今回はソロで行くかパーティを組むかで報酬が変わるんでしたっけ?」

 

燐子「そうですね。噂によると2人以上で行く方はソロで行くクエストの比にならないくらい難しいらしいですよ。」

 

大助「あ〜。そういうクエスト多いですからね。まああこさんも含めた3人でいければだいぶ楽なんでしょうけど。」

 

燐子「そうですね。・・・あ!もうそろそろ時間なので行きますね?」

 

大助「はい。頑張ってください!」

 

そして白金さんはちょっと急ぎめにCIRCLEの中に入っていった。そういえばさっきの話で思い出したけどあこさんも白金さんが入ってるバンドにいるって言ってたな。どんな人なんだろうか?やっぱりゲームの中みたいに厨二病的な事を言ってるのか、それとも白金さんみたいにゲームと現実でギャップがある人なのだろうか?

 

大助「・・・まあ、結局今日わかることか。っと、そろそろ時間だね。」

 

僕もそろそろいい時間になったのでライブハウスの中に入ることにした。

 

〜15分後〜

 

友希那「Roseliaです。早速1曲目・・・」

 

僕はまず観客席に入った瞬間驚愕した。まるで既にステージが始まっているような熱気に包まれていた。それ故にRoseliaの人気をこの時点で感じることができた。そしてRoseliaのメンバーがステージに上がった瞬間のボルテージ。何よりも驚いたのはRoseliaの演奏力だ。僕はピアノしかやっていなかったが。音楽自体は好きなのでピアノ曲だけではなく様々なジャンルの曲を聞く。だから今ここで聞いてる音のレベルの高さはとても学生が出している音とは思えなかった。

そしてあっという間に1曲目が終わる。

 

友希那「改めて、Roseliaです。メンバー紹介、ギター氷川紗夜!」

 

その紹介のあとアイスグリーン色の髪の毛のギターの人がギターを鳴らす。それだけで客席が更に熱くなる。

 

友希那「ベース、今井リサ!」

 

そしてそれに答えるは茶髪のギャルっぽい女の子。今井リサと呼ばれた少女にも歓声が飛んでいく。 

 

友希那「ドラム、宇田川あこ!」

 

お!あの娘があこさん?思ってたより可愛らしいというか、小柄な娘だな。あの娘の口から厨二発言?

・・・想像できないな。

 

友希那「キーボード、白金燐子!」

 

白金さんだ。白金さんが奏でる音は落ち着いたものだったが、それだけで十分な盛り上がりをこの会場にもたらす。・・・実は僕、結構すごい人と友達になったのかも?

 

リサ「そしてボーカル!湊友希那!」

 

そして今までで、一番最高潮の歓声が飛び交う。

そしてまた演奏が始まった。1つ1つの個性が混ざり合う音色は僕を虜にするには十分なものだった。特にキーボード、僕がピアノをやっていたですというのもあるかもしれないが、特にこの音に惹かれた。白金さんが醸し出す雰囲気が、ウィザードとしての白金さんとも、オフのときの白金さんとも違う何処か凛々しく、格好いい雰囲気が感じられた。僕はこの瞬間に気がついてしまった。

白金燐子というウィザードに恋という魔法をかけられてしまったことを。

 

〜数時間後〜

 

大助「・・・すごかったな。」

 

本当にただそれだけだった。あのあとの演奏も僕はただ圧倒された。一種の感動さえ覚えた。僕がライブの余韻に浸っていると不意にどこかから声がした。

 

???「やめてください!」

 

・・・何かデジャヴ?僕がその方向を見ると5人の女子高生、ていうかRoseliaのメンバーがチャラチャラした5人に絡まれていた。

 

チャラ男A「イイじゃねえかよ〜姉ちゃんら暇だろ〜」

 

リーダー格っぽい奴が1人で言い寄り他の4人は気持ち悪くニヤニヤしている。

・・・やるか。

 

大助「すいません?ちょっといいですか?」

 

チャラ男A「あ?んだよ・・・ヒィ!!」

 

ん?いま悲鳴上げた?なんでだ?まだ何にもしてないのに?他の4人を見てみると4人中2人が震えている。

あれ?震えてる奴らだけ、共通して怪我してないか?

・・・あ!こいつらコンビニのときの不良だ。不良イメージからチャラ男イメージになってるから気が付かなかった。

 

チャラ男A「わ、悪かった。もう関わらないから許してくれ」ガクガク

 

これは話し合いで終わるかな?だったら助かるけど。後ろの方を見ると事情を伝えたのか、残りの二人も真っ青になっている。

 

大助「本当に関わらないんだね?次絡んでるの見たら誤っても容赦しないよ?」

 

チャラ男A「わ、わかってる。お、おい皆行くぞ!」

 

チャラ男Aは残りの4人を引き連れて去っていった。

 

大助「ふう、大丈夫ですか?何もされてません?」

 

燐子「大丈夫です。すみません、何度も助けていただいて。」

 

大助「なら良かったです。他の方々も?」

 

紗夜「はい。危なかったです。ありがとう。」

 

友希那「問題ないわ。」

 

あこ「あこも大丈夫です!」

 

大助「それなら良かったです。じゃあ僕はこれで。」

 

紗夜「待ってください。」

 

大助「はい?」

 

ん?この流れってどこかで?

 

紗夜「危ないところを助けていたお礼をさせていただけませんか?」

 

友希那「そうね?これから時間あるかしら?」

 

燐子「そうですね。信条さん私からもお願いします。」

 

あこ「信条さん?ってもしかしてジョジョさん?わぁ!りんりんが会ったって言うからあこも会ってみたいって思ってたんです!あ、勿論お礼もしたいです!」

 

大助「・・・分かりました。」

 

そして僕はRoseliaのメンバーとファミレスに向かうのであった。

 

〜ファミレス〜

 

あこ「やっぱりあれは大変だったよね〜。」

 

大助「そうだね。あれは苦労したな〜。」

 

僕は今、【聖堕天使あこ姫】改め僕は宇田川さんとNFOの話で盛り上がっていた。

 

あこ「そういえばさ?りんりんと大助さんって付き合ってるの?」

 

燐子・大助「「え?」」




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