Lostbelt No.2.5 絶対■■帝国 ■■■ ~最■の男~ 作:>=
「と、いうことだ。だからカルデアを潰すなら今のうちがベストだと思うんだが。」
とある作戦室。
そこにはアルン、彼のサーヴァント、そして複数人の黒ずくめの男がいた。
異聞帯の王は欠席している為、司会はアルンが行っている。
彼らは今後の方針を決めるべく会議をしており、もう結論に至るころだろう。
「なるほど、空想樹もこれ以上育てる必要は無し。ならば向こう側の手札が少ない今が絶好の機会、ということですか。」
黒ずくめの男のうちの一人が言う。
「そゆこと。いつ彼らに強力な助っ人が来るかも分からない。実際、彷徨海辺りで怪しい動きもある。始末するなら今がいいだろう。」
アルンが答える。
「こちらの戦力は?奴らを確実に迎え撃てるほどの準備はできているのでしょうか?」
また別の黒ずくめの男が答える。
「それを俺たちこの三か月間頑張ってきたんだよ。俺の優秀なサーヴァントのおかげでその辺の準備は完璧だよ。ホント俺たち最強のコンビ。」
その質問にアルンが再び答え、隣に座っている彼のサーヴァントに同意を求める。
「まぁサーヴァントとしてはまだ赤子の私にしてはうまくやれた、という自負はある。」
そうサーヴァント『キャスター』は満足げに返す。
「空想樹の管理は完璧、兵器の貯蔵も十分、町の偽装もオッケー。後は兵士の君たちが大丈夫だというならば、俺たちは今が『最強』なはずだ。」
そうアルンは黒ずくめの男たちを挑発的に見るが
「ハッ、我らは常に戦争の準備はできております。それは愚問というものです。」
男たちはそれを笑って返す。
「それは頼もしい。期待しよう。黒い騎士さん達。
準備は整った。それではカルデアを歓迎するとしよう。解散!」
アルンが手を広げながら笑みを浮かべて言う。
「…はい。かくしてスカサハ=スカディは敗れ、北欧異聞帯は空想樹を失い、人類史から切除されました。残念ながらオフェリアさんは帰らぬ人となったのです…よよよ。」
場所は再びクリプター会議。
前回は未参加だったコヤンスカヤがわざとらしくそう事情を報告する。
「見え透いた嘘はやめてコヤンスカヤ。カルデアへのいら立ちより、アナタへの嫌悪がはるかに上回るだけよ。」
そう刺々しく返すのは芥ヒナコ
「キャーー、バレバレとか恥ずかしーーい!これでも同胞を失った皆さんに気を遣ってリップサービスならぬクライサービスをしたんだぞ☆」
コヤンスカヤは一転し、ふざけた態度で言い、さらに続ける
「オフェリアさんは私にとっても貴重なお客様でしたから。あの『宝石の魔眼』を私に譲っていただければ、私も全力で生存の手助けをしたのですが。」
「そう、ならそれがせめてもの救いね。彼女の瞳があなたのコレクションにされていたかも、なんて、想像するだけで目が眩むから。」
それに再び芥が嫌悪感をあらわに返す
「おや、人間嫌いの芥女史がオフェリアさんの死を悼むとは驚きですねぇ。失ってから初めて気づく親愛というヤツかしら?でもそれ、個人には何の救いにもなっていませんよ?
ただ見ていただけの貴女がいまさら友達面とは毛並みが良すぎるのでは?」
コヤンスカヤは急に真剣な表情になり、芥に語る。
「何も行動しなかったのなら何も言うべきではない。これ、人間社会の常識でしょう?そんなところにずっと引きこもっているからそんなコトも忘れてしまうんですよ、貴女は。」
そうコヤンスカヤが告げると、芥は激昂し、コヤンスカヤに憎しみの眼を向ける
「っ、女狐風情が…」
「うるせーよ、メス豚共が。」
そうアルンが呟いたことで、全員の視線がアルンに向く
それを確認したアルンは続ける
「女ってのはスゲーな。どーでもいい事で十分も二十分も話していられる。けどその特性をわざわざここで披露しなくてもいいから。」
そう辛辣に言い放つとペペロンチーノがそれに反応
「どうでも良くはないでしょ。私たちの仲間が死んだのよ?」
「戦争だぞ、一人死んだくらいで後ろ振り返ってたら首がもげ落ちるわ。」
「…サボり魔の貴方がそこまで言うのは珍しいわね。まぁその点に関しては私も賛成。私は異聞帯の報告をしに来ただけ。それも済んだのだから退席する。」
アルンの主張に賛同した芥はそのまま退席を宣言する
「ペペ、キリシュタリア。間違ってもそこの女狐を私の異聞帯に寄こさないで。その女は国を滅ぼすことしかできない女よ。」
そう要求し、芥は通信を切った。
「いいのか、ヴォーダイム。芥は僕のロシアとオフェリアの北欧が落ちた事に強い怒りを持っていた。“この役立たず”と叱責されてもおかしくはなかった。…実際反論できない立場だが。」
狼狽えるアルンを無視して自虐的に語るカドック
その言葉にベリルが反応する
「あーそれな。俺はそこも流せねえな。カドックは生還した。それはいい、喜ぶべきことだ。
でもさぁなんで生きてるんだ?カドック?
連中はカルデアを制圧したサーヴァントのマスターであるお前さんを生還させるほどお人好しなのかい?それとも
いまさらあっちに寝返ろう、なんて考えてないよなぁ、カドック・ゼムルプス?」
不気味な笑みを浮かべて尋ねるベリル。
「ハ。アンタらしい厭らしさだ。逆に安心するよベリル。
安心しろ。利用価値がないやつを引き抜くほど連中に余裕はない。僕は負け犬と無視されてここまで逃げ延びただけの敗北者だよ。」
カドックが自虐的に笑いそう答える。
「負け犬、ねぇ。
いやいや、ただの冗談、冗談!お前さんが生きていてうれしいよカドック!しかしまあ、お前さんもオフェリアも運が悪かったなぁ。いや、あちらさんの運が良かったのか?カルデアのマスターはまだピンピンに生きているときた!余程周りに大切に扱われているようで。ブタもおだてりゃ何とやらだ!」
先ほどの不気味な雰囲気と一転陽気に語るベリル。
「………」
その様子をアルンは冷ややかに見る。
「報告の限りでは私も同意見と言わざるを得ないな。デイビット。カルデアのマスターを君はどう見る。」
キリシュタリアが尋ねる
「そうだな、よくやると呆れている。普通、人は戦場に立つ時、確かな武器を手にしていなければならない。しかし、カルデアのマスターは自分に武器がない事を理解しながら戦場に立っている。よほど緊張感のない女か、それとも___
「………それしかないから、だろ。あいつは魔術師としては三流以下だ。だからバカ面のまま前線にいるしかない。震えている脚を誤魔化して必死に見栄を張っているんだよ、あいつは。」
カドックがそう声を少し震わせて言う。
少しの沈黙が流れる
「コヤンスカヤ、北欧を離脱したカルデアはどうした?」
デイビットが尋ねる
「はい。彼らはまだ欧州におります。しかし今も北海に向かって移動中です。1,2日でたどり着くかと。」
「北海、一体何が目的かしら。」
「何かあてがあるのだろう。妨害したいところだが、一日二日では難しいな。」
デイビットが手を頭に当てながら言う。
「そうね、こちらも戦力をすぐ整えられる訳じゃないし、
じゃあしばらくカルデアは放っておいて、私たちは自分たちの異聞帯に専念しちゃい_
ペペロンチーノがそう結論を出そうとすると
「いや、そいつはナシだぜペペロンチーノ。」
ベリルが割って入る。
「仲間が二人もやられたんだ。これ以上は放置できない。一刻も早くカルデアの残党を潰す。
なぁコヤンスカヤさん、確かに俺たちじゃあすぐには干渉できねぇ。っていうか俺たちは自分の異聞帯で精一杯だ。
けどアンタなら出来るだろ、コヤンスカヤさん。
あんたの単独顕現ならあいつらのもとに今すぐにでも行けるはずだ。」
「はい♡もちろん可能です。契約金に含まれていないサービスですが承りました。
ご依頼はカルデア残党の処理、でよろしいですね?
とはいえ、このご依頼は少々お高くなります。ベリル様にはお支払いできないでしょう。
なのでここは安価で確実な手段を取らせていただきますが、よろしいでしょうか。」
「へぇ具体的にどんな。」
「カルデアを無力化すればよろしいのでしょう?であれば、カルデアのマスターは一人しかいないのですから。誰にも気づかれることなくサクッと、暗殺してまいりますわ。」
そういいコヤンスカヤは去ろうとする。
「いや、その必要はねーよ。」
アルンがそこで久しぶりに口を開く。
「アルン?どういうことかしら?」
「そのままの意味だ。コヤンスカヤ、お前は何もするな。」
アルンはペペロンチーノにそう答える。
口調も普段のふざけたものではなく、真剣なソレだ。
アルンの珍しい雰囲気に周りも驚きを見せる。
「ほう、ではカルデア残党の無力化、という依頼はキャンセルという事でよろしいのですか?」
コヤンスカヤが尋ねる。
「あぁ、キャンセルでいい。その依頼は俺が変わりに受けよう、ベリル。報酬なんてもんもいらん。」
「…へぇ、珍しいなお前さんが自ら動くのは。すぐに戦力を送れるのか?てか、自分の異聞帯はどうすんだ?何か策でもあんのかい?」
ベリルが挑発的に尋ねる。
「策がなかったら言わねぇよ。あいにくとこちらは戦力を送る気もないし、異聞帯をほっぽらかすつもりもない。
俺が行くんじゃねぇ
あいつらがうちの異聞帯に来るんだよ。」
「「「「「「!?」」」」」」
その場にいた全員が困惑する。
“奴は何を言っているのだ”と
「どういうことだ、アルン。カルデアを誘導する気か?だが奴らはすぐに_____!?まさか、お前は」
追求しようとしたデイビットが一つの可能性に気づく。
「それじゃあ、オレ今から準備するからここで通信切るぞ?」
アルンがそういいデイビットを無視し、通信を切る。
「アルンお前は__、…もう議題はなさそうだ。俺もここで通信を切るぞ」
アルンに逃げられたデイビットはそのまま退席する。
「………いったい何を考えているのかしら、アルン。」
ペペロンチーノが不安げに呟く。
「ク、ク、クハハハハハ!アイツがここまで積極的に出るとはな!いやぁ面白くなってきたねぇ。一体何をしてくるのやら。」
ベリルが楽しそうに笑う。
「キリシュタリア、いいのかあいつ放っておいて。普段はイラつく程に何もしないが、暴走するときはとことん暴走するやつだぞ、あいつ。」
カドックが尋ねる
「そうだな、隠し事をするような人間ではないが、私もすこし不安を___何があったコヤンスカヤ。」
カドックの問いに返答するキリシュタリアだが、途中で何か信じられないものを知ったような様子で目を見開くコヤンスカヤに気づき、状況説明を命じる。
「…これは一体!?…皆さま、緊急連絡です。
アルン様の西ヨーロッパ異聞帯が急激に領域を拡大しております。」
「「「「!?」」」」
通信を切り、クリプター会議から退席したアルンは即座にとある人物を呼び、尋ねる。
「____君。準備は?」
「いつでも。」
男の返答を聞いたアルンは電話を何処かへ掛け
「もしもし?俺だ。
やれ。」
その瞬間、轟音が鳴り響く。
アルンが窓から外を見ると、彼の異聞帯を覆っていた嵐の壁が急速に遠くへ去っていくのが見える。
アルンはひとりでに呟く
「デイビット、そのまさかだよ。
言った筈だ。俺はこの3か月間かけて死ぬほど異聞帯を育てることに取り組んだ。結果、異聞帯は凄まじい速度で成長したよ。本来ならば1か月経つ頃にはオフェリアの北欧、カドックのロシアを取り込んでいただろう。ただまぁ2国ともカルデアと戦闘中だったし、こっちも情けをかけて、『異聞帯の領域だけを拡大させず』、取り込まないでやった。
そうだな…どんどんデカくなるスポンジがあると想像してくれ。そのスポンジを手で握り続けたらどうなる。スポンジはどんどんデカくなろうとする。しかし手がスポンジを握り続けている限り、スポンジは圧縮されサイズは変わらない。
そう、俺はスポンジを手で握り続けていただけだ。
ま、ちょっと特殊な『手』で握ったがな
あとは手を放してやれば、スポンジは本来の大きさに戻る。
簡単な話だ。
幸いまだ奴らは欧州にいるんだろ?こっちはカドックとオフェリアの二人に挟まれて場所的にもきつかったからな。今まで我慢してやったんだが、その二人の異聞帯も無い今、もう開放しても構わんだろう。
という訳で、異聞帯の領域を広げてカルデアを飲み込んじゃいまーす。」
所変わって場所は北欧。一面真っ白な大地の上で、孤高に走る黒い物体。
これこそが「シャドウ・ボーダー」。
人理継続保障機関フィニス・カルデアの現本拠地である。
彼らは先ほど、第二の異聞帯、北欧異聞帯にて激しい戦いの上勝利し、空想樹の切除に成功した。
現在は北海へ向かっている途中だ。
その車内では重苦しい雰囲気が漂っていた。
「………」
「………」
「………」
「………フォウ」
そんな重苦しい雰囲気の中、一人の男が耐え切れないように口を開く。
「だーーーーっ!もう、なんすかこの空気~~~~!
さっきから黙りこくって。俺だってそりゃ落ち込みますけど、ハンドル握っている以上しっかりしないといけないので。所長!行先は北海でいいんですよね!?」
男、ムニエルはそう所長に問い詰める。
「う、うむ。北海だな。そうしてくれたまえ。
…はぁ、私は又こんなことを。
私は見ての通り冷酷な貴族主義、選民思想の権化だが…それでも無垢な子供の笑顔を無かった事として忘れるのは難しいのだよ…」
そう呟くように答える現所長、ゴルドルフ。
彼らは異聞帯にて、大勢の子供たちを『無き』ものにしたという罪悪感に苛まれ、そして何より一人の少女が何も知らずに消えていく様を目の当たりにし、心に深い傷を負った。
「………そりゃあな。おっさんの言う通りだけどさ。こんな気持ちになるなら、異聞帯の住民とは関わらない方がいいかもだ。」
「………いや、それは」
このカルデア唯一のマスター、藤丸立香はその提案を却下しようとする。
「それは最も卑劣な行為、だろう?いけないよ、ムニエル君。それは顔も知らない相手だから殺せる、と言っているようなものだ。それはただの思考放棄、かつ自己防衛にすぎない。『人間は顔を知っている』ものとだけ戦うべきだ。
そうでなければ自分の正義も薄くなる。責任の取り方は人それぞれだけどね。」
藤丸立香の言葉を遮ってそう言う少女の名はレオナルド・ダ・ヴィンチ。
「見なかったフリで進む方が辛いってことか…いや心が死ぬって話だな。
ってダ・ヴィンチ!?ボーダーの制御はいいのか?虚数潜航の準備は!?」
「なぁに、空想樹ソンブレロの伐採、切除に伴い、北欧を覆っていた嵐の壁は消滅した。
虚数潜航の必要はしばらくないさ。
彷徨海があると推測されるのは北海の沖合だ。あとしばらくは快適な陸路の旅を____」
『ビーッビーッビーッ』
突如非常用サイレンの音がボーダー内に響き渡る。
「うん?この警告は何かな?ムニエル君?」
「なにって、ダヴィンチに分からないものが俺に分かるかって____はああああ!?
後方1kmから接近する物体を確認!ってこれは___
嵐の壁だぁぁぁ!!!」
そう狼狽えながら報告するムニエル。
「あ、あの…Mrムニエル?心労疲労が最も大きかったのは…」
そう言いムニエルの精神状態を心配するのはマシュ・キリエライト。
「そうじゃない!ほんとだって!後ろから嵐の壁が急速に接近しているんだって!」
「馬鹿を言うな!ソンブレロが切除され北欧異聞帯の嵐の壁は消滅したんだろう!?」
「違う!その嵐の壁じゃない!北欧異聞帯の嵐の壁とは全くの別物だ!!!
北欧異聞帯とは全くの別の、
新たな異聞帯に飲み込まれるぞ!!!」
「ウソでしょぉぉ!?さっき異聞帯を攻略したばっかだよ!?」
絶望に打ちひしがれ、オレンジの髪を掻きむしる藤丸立夏。
「ええい!北海まではあと何キロだ!?死ぬ気で逃げ切れ!」
「あと12キロだ!無理だ!絶対追いつかれる!無茶言うなおっさん!」
「と、というか何故嵐の壁が、異聞帯が迫っているのだね!?」
「それなんだけど、マップを見る限りだと異聞帯が急速に拡大してるみたい!そんなことも出来るの!?てか何のために!?何でいま!?」
「なるほど、まだまだ異聞帯には謎が多く隠されているようだ。
しかし、まずいな。このままだと嵐の壁に押しつぶされ我々は木っ端みじんだ。」
冷静にそう分析するのは、稀代の名探偵、シャーロック・ホームズ。
「な、何を恐ろしいことを平然と言っているのだね?経済顧問」
「駄目だ!あと3分以内に追いつかれるぞ!衝突は避けられない!」
「何とか逃げ出す事は出来ないのかね!?」
「残念ながら。速度は完全にあちらが上回り、なおかつ我々に長距離の虚数潜航をする程のエネルギーはありません。
ですが、生き残る手段なら一つあります。
嵐の壁の幅はおよそ2キロ。その距離分だけ虚数潜航で移動することです。」
「え、という事は…」
「その通りだ。ミス藤丸。我々は嵐の壁を虚数潜航ですり抜け、今より第三の異聞帯、
接近してくる西欧異聞帯に侵入する!」
「え、ちょ、まだ心の準備が____」
「ちょちょ、待ちたまえ!い、いきなり過ぎないかね?さっき第二特異点攻略したばかりでは__」
「そうも言っていられない状況です。もっとも、嵐の壁によって粉々になるのをお望みなら___」
「そ、そういう物騒なことを言うのはよしたまえ。ゴホン、それでは仕方ない。我々はこれより第三の異聞帯に突入する!技術顧問、ゼロセイルの準備を急いでくれたまえ。」
「ミス藤丸」
「うん、大丈夫。心の準備も整った。かなりきついけど、今度も絶対やってみせるよ。
行こう、マシュ!」
藤丸立香はそう覚悟を決め、隣にいる相棒に声をかける
「はい!今回もきっと大変な任務になると思われますが、頑張りましょう!先輩!」
「もう出来てるよ!みんな、急な展開で仕方ないけど、今回も休みはナシだ!ぶっ続けで行くよー!
ゼロセイル、潜航開始!!!」
「あと、みんな席ついて、幽体離脱に備えてねー。」
「嫌だ、私あの感覚ムリ!」
「まだ木っ端微塵の方がマシに思えてくるってどうゆうことなのか説明しなさいよね!ホント!」
異聞深度E− A.D1■4■
Lostbelt No.2.5 絶対■■帝国■■■
最■の男