アンケートはまだ募集中(震え声)。
…先日、俺の元に一通の手紙が届いた。
どうやら送り元は、以前いた鎮守府の秘書艦からのようだが、手紙の内容は至ってシンプルだった。
―――久々に遊びにおいでや。
綴られた文字は彼女の気質というか、話し方というか…そういうものがよく表れていて、俺はなんとも懐かしい気持ちになった。
…断る理由もないし、どうせなら急に行って彼女たちを驚かせてやろう―――そんな思いに俺は駆られていた。
そして本日。
…辺りは闇夜に包まれている。
思ったより執務に手間が掛かってしまったので、予定していた時刻から大幅に遅れての出発となってしまった。だが今日行かなければ、またいつ行けるか分からなかったので、俺は愛車に乗って、懐かしの場所へと赴いた。
…今思えば、あの時の俺は少し精神がおかしかったのかもしれない。
普通に考えれば…そんな夜遅くに出向いたら、相手は迷惑極まりないというもの。
だがその時の俺は、そんなことに気付いているはずもなくて―――暗闇の中、自分の車をただひたすらに走らせていたのだ。
ポツポツと並ぶ街灯が現れては消えて…というのを何度も繰り返す内、俺はとある看板を視界に捉えた。
オレンジ色の照明に照らされて、その看板はポツリ寂しく佇んでいる。
随分と寂れているようで、今にも朽ちそうだが、俺はそれに見覚えがあった。
確か俺の記憶では、その看板には「この先▲▲鎮守府」と記されていたと思うのだが…。
そこには別の言葉…「巨乳リ」という謎の文言が書かれていた。
一体何のことだ?
…と、そんな疑問を抱きつつも、懐かしの鎮守府へ行くことばかりに気持ちが向いてしまっていたので、俺はそのまま車を走らせてしまった。
そしてようやく念願の場所に辿り着いたのだが、どうやら鎮守府は明かりを灯していないようで、巨大な黒い影が立ち尽くしているように俺は錯覚した。
波の音と木々のざわめきが何となく騒がしいようにも感じる。そして俺が車から降りようとした、まさにその時だ。
突然、鎮守府全体に光が灯り、正面玄関と思われるところから少女がフラフラと這い出してきた。
そしてよくよくその少女を見ると、何かがおかしい。
そして気が付いた時には、俺は車を急発進させ、一目散にその場から逃げ出していた。
―――少女はその背丈こそ小柄だったものの、その胸部は人間のものとは思えないほど肥大化していて、一言で言い表すのならとんでもない巨乳であった。
…これは後から聞いた話だが、どうやら俺が以前いた鎮守府は、数年前に深海棲艦の猛攻を受けて崩壊、解体となってしまったらしい。
なのでそこは更地になっているはずで、鎮守府などあるはずもないらしいのだ。
日頃の執務に追われ、そんなことなど露知らずだった俺は、その話を聞いて、心臓が止まるかと思った。
そしてあの少女だが…。
俺は彼女に見覚えがあったような気がした。
いや、見覚えがあったでは済まされない…むしろ深い関わりがあった気がする。
でもあまりに違いすぎる部分があって、断定することは出来ない。
…どちらにせよ。
俺があそこを訪ねることはもう無いだろう。
「巨頭オ」って短文ながら不気味で、怖いですよね?
次の題材について。お気軽にお答え下さい。多分ご存知だと思いますけど、完全にネタで書いてるのでガチホラーとか求められても、作者の力量では到底書けませんので悪しからず。作品投稿いつになるかは未定です。思ってたのと違う…っていうのはご容赦下さい。ちなみに回答の○×○は艦娘が主人公の場合もありますし、艦娘自体が怪異になる場合もあります。
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テケテケ×漣
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くねくね×金剛
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きさらぎ駅×睦月
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チェーンメール×那珂
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口裂け女×大井