もうお盆休みも終わりですね。早いものです。
さて今回はリクエスト回!内容はタイトルからお察しの通り、勇者たちによるアストラルヒート談義回。まだ本編でも番外編でも出て来てないキャラのものもあるけど、それは将来出るかもということで。それではどうぞ
サーガーシテー♪ Astral Finish!!!!
アストラルヒート
それはブレイブルーにおける各キャラクターの一番の大技であり、文字通りの必殺技の総称である。通称AH。
特殊な状況下でヒートゲージ(必殺技ゲージ)を最大までに溜めた時のみに使えるロマン技だが、その鮮やかさとかっこよさで多くのファンを惹きつけて止まない。
これはそんなド派手な技に魅了された少女たちのある放課後の話である。
「いつも思うんですけど。みなさんは誰の必殺技が一番良いと思うんすか?」
『必殺技?』
小学生の三ノ輪銀が放課後の部室で勇者部にいる勇者と巫女たちにある話題を出してきた。
「ほら、ラグナさんとか刃さんの必殺技ですよ!!どれも派手でかっこいいじゃないですか!!」
「そうよね〜。アイツらの場合、みんな技の名前を叫んでるけどどれも様になってるわよね〜」
部長の風も小銀に同意する。そこへ小銀は更に話題を深めてきた。
「そうですよ!!しかも色んな人が来るようになってから毎回違う技を持っているし、せっかくなので語り合いたいんです!!」
「何を?」
「どの必殺技が好きなのかとか再現出来そうとかですよ!!」
「なるほどね〜。確かにアンタの言う通り面白そうな話ね、銀ちゃん」
二人の会話にまず一番手をあげたのは球子だった。
「じゃあまずはタマからだ!!やっぱりかっこいいって言ったら萬駆のやつだろ!!あの…なんだっけあんず?」
「多分…『
「そうそう!!それ、その長いやつ!!」
球子は萬駆のAHを推してきた。樹海の中では流石に襖が突然出現したりはしないが、それでも十分に派手な技だ。
「バーテックスに釘を打ち込んだところを全身に火を纏ってパンチだぞ!!叫んでるのがまた良いんだ!!こう、ザ・必殺技!!みたいな!!」
「なんとなく勇者パンチに近い印象があるよね!私もあの技好きだよ!」
「そうだろー、結城!!タマの感性に間違いはない!!うおお!!考えただけでもなんか燃えてきた!!」
「タマっち先輩、一旦落ち着こうね〜」
球子は絶叫し出すと杏に押さえられて冷静さをなんとか取り戻した。
「それじゃああんずは誰が良いんだよ?」
「私は…沙耶ちゃんのが良いな。『ヴァルキリーペイル』」
「まあ!それは沙耶さんが聞いたら喜びますね!」
杏は同じ遠距離系統の武器を使う沙耶のAHを推してきた。彼女は巫女だが、ベルヴェルクを持ってからは戦闘に参加するようになり、勇者たちと共に戦うようになったのだ。
因みに義理とはいえ、自分と若葉の子孫が肩を並べて戦う様を見たひなたは個人として沙耶を可愛がっていることも相まって、感動のあまりにアクティブフロウを起こしていたのは言うまでもない。
「方陣による当て身からの乱れ撃ち…そして周囲の弾丸がバーテックスの周りに大爆発!かなり実用性も高いのではないかと!」
「そうだったのか。タマはてっきり敵の周りをグルグル回って最後にドカーンの方かと思ったぞ」
球子はホッと胸を撫で下ろすが、彼女の思いに反して杏は顔をどんどん球子から逸らしていった。
「あ、杏さん…?」
「いや違いますよ!?違いますからね!?」
「……あまり深くは聞かないが、気を付けないとラグナに怒られるからな」
「……うん」
「つ、次の方に聞きましょう!若葉ちゃんはどの技が好きですか?」
「私か?そうだな……色々なものがあるが、やはりアイツの技が一番印象に残ってしまうな」
若葉がその人物について言及した途端、東郷と須美の目が輝きだした。
「若葉さん!それはもしや!!」
「ハクメンさんのあの技ですね!!」
「…ああ。『
若葉は以前ハクメンと共に戦った時のことをよく覚えている。あの時は大型のバーテックスに囲まれていたが、白い須佐男が巨大な紅い方陣を展開して攻撃されると瞬く間に全ての敵が塵と化していた。
その時に周囲の勇者には世界が白く染まり、黒い軌道を持った斬撃がバーテックスを次々と屠っていくように見えた。その時に国防コンビはハクメンに向かって敬礼していた。
「全ての敵を薙ぎ払い、最後静かに納刀する後ろ姿はいつ思い出しても敬服せざるを得ません!!」
「正に兵の背中、ですね!!東郷さん!!」
「同感だ。あの流麗で力強い剣は是非とも身につけたいものだ。一体どれだけの修練を積めばあの境地まで行けるのだろうな」
「若葉ちゃんならきっとたどり着きますよ」
「ありがとう、ひなた」
その時は必ず大切な者たちを護れるようになれると強く思う若葉である。次に高嶋友奈が声を上げた。
「私は『マコちゃん』の技を勧めたいな!!百裂拳からの超アッパー!!」
「『プラネットクラッシャー』のことね、高嶋さん」
「マコっちだよ〜」
「その声真似何!?」
マコちゃんとは最近入ってきた衛士の「
そんな彼女の一番の大技はプラネットクラッシャー。30発のパンチを素早く叩き込み、最後はアッパーで敵を空の彼方へ吹き飛ばす。
星の名を冠することの多いバーテックスからすれば星砕きなんていう洒落にならない名前を持った技だ。
「最後の決め台詞もかっこいいよね!!私はもう、勝っている…だって!!」
「千回勇者パンチも出来るから今度三人で一緒にやってみようよ、高嶋ちゃん!!」
「それ良いね、結城ちゃん!!」
友奈ズが大はしゃぎしている横で今度は棗が自分の番だと言わんばかりに推しについて語った。
「私は…ペロの技が良いな」
「ペロ…て、ああ。ヴァルケンハインさんのことね」
「そうだ」
棗の一押しはヴァルケンハインの「ブルート・フォルモント」。人狼に変身して素早く敵を切り裂いていく技は老いを全く感じさせない迫力を持つ。
棗が言うに人狼や狼になったヴァルケンハインは自身が飼っていた老犬を思い出させるらしく、時折ペロと呼んでしまっているらしい。なお、当のヴァルケンハインは特に気にしていない模様。
「狼になって敵を攻撃する勇姿は共に沖縄で戦ってくれたペロと同じものを感じた。是非ともペロとも会わせてやりたかったな」
「流石にアンタの犬と会ってくれって頼まれたらヴァルケンハインさんも困っちゃうわよ?」
やれやれと思いつつも風は快く引き受けるヴァルケンハインの姿が見えた。
「じゃあ次はアタシね!なんといっても派手さとパワー!!というわけでアタシが推すのは神楽の『
同じ大剣使いとして風は神楽のAHを挙げた。こちらでは黒いオーラを纏った大剣を大きく振り下ろして敵を粉砕する技だ。
シンプルな見た目だが、その破壊力は本物。何体もの大型バーテックスがこれの前に倒れた。
「いやー、ネーミングも俊敏だし。大剣でズバーンは分かりやすく強くてかっこいいじゃない?」
「それ。間違えても神楽さんの前で言っちゃダメだよ、お姉ちゃん。また口説かれるから」
「それは樹に同感。睦月の技はかっこいいとは私も『シズク』も思うけど、本人の前で言うと鼻が伸びてくるから言ってない」
「『しずく』にもその評価って…何してんのよ、あのスケベ大佐…」
「あの時は本当焦ったわ…芽吹と真琴たちがいなかったらどうなっていたことか…」
「お姉ちゃん、意外と押しに弱いからねぇ。どう見たってあの人、日頃からあれやってるよ?」
「くっ…日頃から滲み出ているアタシの女子力が憎いッ!」
「滲み出ているのは神楽さんのスケベ心だよぅ…」
樹の溜息ツッコミを見て防人組はなんだか申し訳なく思っていると、風は樹に話題を投げた。
「でもそれを言うなら樹もエグいのを再現してたじゃない、この前」
「お、お姉ちゃん!それは!」
「この前って?」
「アンタたち防人が来る少し前ね。ちょっとアタシたちが危ない状況になったんだけど、奴さんが樹を怒らせちゃって」
風の言う奴さんとは峡真のことで、赤嶺が仕掛けたトリモチの罠に勇者たちが掛かっているところを彼が襲撃してきたのである。
その時に止せば良いのに勇者たちのことを酷く罵倒した。しかし姉のことに触れたことで唯一罠から逃れていた樹の逆鱗に触れてしまったのだ。
そのまま樹のワイヤーと峡真のウロボロスが激突し、赤嶺の助けもあってほぼ互角の戦いを繰り広げることができた。その時に樹は彼のAHを模倣してみせたのだ。
「確か『
「あの時の峡真の悔し顏は見ててほんっとにスカッとしたわよねぇ」
「サッちゃんもツバッキーも現実世界の勇者部に入るならいっつんが部長でいて欲しいって言ってたね〜」
「でもあれで樹が何かに目覚めてないと良いんだけど…」
「ちょっと夏凜!!家の可愛い樹をあんなヒャッハーと一緒にしないでくれる!!?」
「私、そんな趣味ないって!!」
姉妹が夏凜の心配を跳ね除けると今度は雪花が名乗りを上げた。
「じゃあ次私ね。私だったら敵だけど、『Es』の技は好きだにゃあ」
「あー!!良く覚えてるよ!!あのすっごく綺麗な技だよね!!」
「そうそう。必殺技なのにあれだけ綺麗だと見惚れちゃうよねぇ」
「みーちゃんもあの技が好きだったわよね?」
「うん。特にあの水晶のような羽は本当に絵本の妖精みたいで…しかも砕けた後まで魅せてくれるからとても印象的だったな」
Esとは偶然友奈たちが街中で遭遇した未知の存在。ラグナのことを知っているようだったが、互いは激突し、凄まじい戦闘を繰り広げた。
「その時に使ったのが『Type: Exterminator 『アルトリウス』』…と言ってたかな?あの娘、あの後すぐにどっか行っちゃったから分からないんだよね」
「本当に綺麗な技が多かったよね、エスちゃん。友達になれないかな?」
「どうだろうねぇ?あの娘、ちょっと普通の人間とは違う雰囲気だったし」
「それでも話し合いが出来ると思うんだ。なんとなくだけど」
「あの時は友奈ちゃんも少し様子がおかしかったわ。眼も『蒼色』になって…」
「そういやあの娘。友奈を『蒼の継承者』として認識していたわね…もしや何か関係が?」
「さあ、難しい話はここまでにしてどんどん行くわよ。そういう話はその時になってから考えりゃあ良いの!」
夏凜が会話を推し進めていくと次の人物の名前を出した。
「私は断然獣兵衛さんね!!二刀を使ったあの舞のような太刀筋!!見ていて痺れるわ!!」
「流石あのラグナの師匠だっただけはあるな。私も何度か稽古をつけてもらっているが、あの人の変幻自在な剣技からは色んなことが学べるよ」
「瑠奈ちゃんも懐いていますからね。子供の世話が上手なのかもしれません」
「その肝心の娘からは滅茶苦茶嫌われているんだけどね…」
夏凜の挙げた獣兵衛のAHは『
この時は獣兵衛も義眼が開き、フードも取れる。何気にレアな獣兵衛様が拝めるのだ。
「甘いわね、三好夏凜!スピードなら響さんも負けてないわ!」
「琥珀さんは怒らせると怖いからね〜。なんで神楽さんは懲りないのだか…」
「睦月によると、『琥珀と楠が怖くて仕事をサボれるか』だって」
「後でお仕置きね…」
「あ、神楽さんオワタ」
雀が怖いと言ってのける『
普段はデスクワークの彼だが、戦闘でも芽吹が認めるほどの実力者。一番の大技は暗闇を発生させ、その中で影を生み出すドライブ、「ダブルチェイス」を使いながら敵に斬撃を与える「
「言われてみれば響さんの技は繊細でかつ鋭く攻めてくるものが多いですわね。たまに空間が切れていると見間違えることがありますわ」
「そういう『
「確かにレイチェルさんを推したいところですが、私の好みに合っているのは椿姫さんの技ですわ!!あれほど神々しい技など中々ありませんわよ!!」
『
「あの時の椿姫ちゃん、よく裁きを!とか断罪を!と叫んでいるようだけれど、何か理由でもあるのかしら?」
「私が聞いた話だと、ツバッキーは小さい頃から時代劇が好きみたいでその影響でそういうの叫ぶらしいよ〜?」
「あら。それは良いことを聞いたわ。私とも話しが合いそうね」
「なんでか知らないけどそれに否定出来ないアタシがいる…」
「椿姫ちゃんもハマる時はとことんまでハマってしまいますからね」
「東郷から変な影響を受けなきゃ良いけど…」
「どういうことかしら、夏凜ちゃん?」
同性か異性の違いだけで実は東郷同様、好きな相手に対する愛情がそこそこ重い椿姫が東郷から変な影響を受けないことに夏凜は祈った。
「次は園子なんだぜ〜!」
「私たちはさっき挙がったレイチェンの『クラウニッシュ・カレンデュラ』を推すんだぜ〜!」
「大迫力の稲妻と共に舞い散るバラが素敵ですよね。私もあれが好きですよ、レイチェルさんらしくて」
「おぉ、分かってるね〜ひなタン〜。レイチェンらしいというのがまた大きなポイントだよ〜」
園子ズとひなたはレイチェルのAHがお気に入りのようだ。赤いオーラに捕まれば、広範囲の敵を一度に何体も屠れるため、囲まれると逆に敵がカモにされる。
「その後のレイチェンの顔もまた嬉しそうなんだよね〜」
「バーテックスの出鼻を挫かせたやったと誇らしげなのがまた良いですね〜」
今度は歌野の番だ。
「次は私ね!!私がやるとしたらスーパーよりもハイパーよりも上のグレード!!ズバリ、『アルティメットインパクト』よ!!」
「九重さんの技っすね、歌野さん!!」
「イングリッシュの響きも最高にクールで、科学の力を見せつけてくれるんですもの!人間の強さを改めて実感させてくれたわ!!」
歌野の言ったアルティメットインパクトとは、九重博士の切り札、『武装No99『
当時これを出した時はかの凶悪トリオであるスコーピオン、サジタリウス、キャンサーの三人衆が来襲してきたときだ。
この時ばかりは九重も一切の出し惜しみをせず、事象干渉で装置を召喚して攻守の要であるキャンサーを拘束。
最後は反射出来るものならやってみろと言わんばかりに巨大な隕石を引き寄せてキャンサーを肉片一つ残すことなく消し去ってみせた。
「本当にあれには驚かされました。まさか神世紀の科学力があそこまで発展していたなんて」
「ひなタン、あれが出来るのはココちゃんだけなんよ〜」
「堂々と神樹様より科学こそ力だって豪語したけど、あれを見ちゃうと反論出来ないよね…」
あの時ばかりは樹海が焦土になると懸念したが、そこは九重博士。きちんと対処をとってなんとか被害を最小限にした。
因みにブッパした理由は「アイツはこの手で消しとばさねばならない気がしたから」らしい。
「いやー、隕石落としは最高にクレイジーでオーサムな技だったわ!!」
歌野がそう言う横で銀たちはフフフと小さく笑っていた。
「銀さん?どうしたの?」
「フフフ…歌野!確かに九重さんの技がすごいのはアタシも大賛成だけど、迫力とインパクトならこの技よりも上はない!!」
「それは何なのかしら、三ノ輪さん」
千景が二人に聞くと銀たちは同時に大声でその技の名前を叫んだ。
「『キング・オブ・テイガー』!!!」
「うおーー!!タマもアレは好きだぞ!!なんたってバーテックスを持ち上げてそのまま急降下でドーンだからな!!」
小中学生の銀はテイガーのAHを強く推した。この技もかの三人衆が来た時に使ったものだ。
「銀ちゃんがスコーピオンの尾針に刺されそうになった時にテイガーさんが割って入って受け止めたんだよね!!」
「あの時ほど父ちゃんがロックに見えたことは無かったなー。ガッチリ掴んだ後に引き寄せてくんだもん、スコーピオン」
そう。テイガーは尾針を受け止めた後すぐにスコーピオンを自分の方へ引き寄せ、そのまま天高くジャンプした。
最後は待機していたサジタリウスの方へ落下し、二体のバーテックスを樹海の藻屑にしたのである。こちらも理由は「この敵は即刻排除せねばならない気がしたから」とのことだ。
「土煙とクレーターの中から一人出てくる父さん、かっこよすぎだろ!!!」
「ホントあれには興奮しましたよね、銀さん!!」
「そうだな、銀ちゃん!!」
「豪快さならテイガーさんが一番でしょうね。千景さんはどの方の技が好きですか?」
ひなたが千景に聞くと、彼女は小さく笑いながら言った。
「…私は…あの人たちの技が個人的に好きね」
「ラグナとナオト君の技だね!ぐんちゃん!」
「ええ。『ブラックオンスロート』に『
どうやら千景の琴線に強く触れたのはラグナとナオトのAHのようだ。この二人は千景と同様に鎌を使い、色合いも彼女の勇者服に酷似しているため、尚更惹かれたのだろう。
「本来なら敵になりうる闇の力を使って敵を倒すというのもポイントが高いわね」
「うーん分かるわ、千景!!あの二人の技から出るダークな感じとかもかなりカッコいいわよね!!」
「お姉ちゃん、それ中二病…」
「良いじゃない、中二病!!」
「あら?でも綾月さんは蒼の力って言ってませんでしたか?」
「タマ〜に闇の力ともいうぞ?」
「もう蒼だか闇だかハッキリさせなさいよ…」
「でもよく考えたら私たちが初めて見た大技ってラグナ君のものだったな〜」
友奈がそう言うと小学生組はそれに待ったを掛けた。
「実はですね、友奈さん。アタシたちが最初に見た大技ってラグナさんのじゃないんですよ」
「私たちの場合は刃さんのものよね、二人とも」
「うんうん!『
小学生組が今度語り出したのは刃のAH、煉獄氷夜。この技は相手を凍り漬けにした後に爆散させる技だ。当たれば最後、相手は死ぬ。
実は最初の御役目でもこの技でアクエリアスを撃沈させており、どうにも青や水系統と関係した敵に良く使われるジンクスがあったりする。
小学生三人がそう言っている間に中学生になった東郷たちも感慨にふける。おかしなところはあるが、自分たちが御役目に就いてから一緒に戦ってきた刃も頼りになる奴だったなと。
「ねえそのっち、銀。偶には刃君を誘って四人でイネスにでも行きましょうか?」
「おお、わっしーから誘うなんて珍しいね〜。そう言われたら応えないわけにはいかないんよ!」
「そうだな!取り敢えず刃が帰ってきたらすぐに相談しよっか!」
神樹館組が盛り上がっている中、芽吹は亜耶に聞いてきた。
「亜耶ちゃんは誰の技がお気に入りかしら?」
「そうですね。私は『
「あー!!あのネタ技!!アレで友奈さんたちが幼稚園児になったよね!!」
亜耶と雀が言及しているのは讃州市にある舞踊一座の座長を務める青年、『
この技を受けた者は姿を戦えないものに変えられてしまう。これを友奈ズ三人は事故で食らってしまい、幼稚園児の姿に変えられてしまったのだ。
その時に現場に居合わせた東郷と千景は三人の姿を見て昇天した。倒れた二人の周りには血の池が出来ていて、二人揃って「ゆうなとれ」とダイイングメッセージを残していた。
「使い方によっては平和的に争いを解決出来る、素敵な技だと思います!」
「私も使ってみたいなー、メブに」
「す〜ず〜め〜?」
「いやいや、冗談!!冗談だよ、メブー!!」
「私も幼稚園児若葉ちゃんをもう一度見たいですね〜。錦さんに頼んでみましょうか?」
「ひなたーー!!?」
その後も勇者や巫女たちは思い思いに自身の好きな技について話していた。
外には用事を済ませて入ろうとした他のメンツもいたが、なんだか邪魔するのも悪いと思ってか外で待機している。特に自分の技が聞こえてくるとどこか恥ずかしそうにしながらも嬉しそうだった。
いつの時代も必殺技という物は人を惹きつける。そんな童心を思い出していった一日だった。
「私の必殺技はやっぱり『勇者パンチ』かな!!」
「私はもうあるぞ!『
「きゃーーー!!!素敵ですよ、若葉ちゃーーん!!!」
「アタシは『
「では私はハクメンさんに倣って、『
「ならば私は…『
「私は結城ちゃんと同じだけど、ぐんちゃんはどんなのが良いの?」
「そうね…私なら昔、技に『
「うわー!!カッコいいね、ぐんちゃん!!」
「にぼっしーなら『にぼし斬り』とか〜?」
「流石にそんな技使わないわよ!!?」
恐らくブレイブルーファンならば一度はやったことがあるであろう、アストラルヒート談義。因みに筆者は悪滅が好きです。
そしてもし勇者部に絶対に喰らいたくないAH大賞があったならきっと満場一致で「アルター・オブ・ジ・パペット」でしょうね。もしくは「n無限大」。
次回からは少し投稿ペースを落としていきます。流石に休みが終わるので。それではまた本編で。もしあればまたのリクエストをお待ちしています。