今回はようやく勇者シリーズのキャラが登場します。
今沙耶が大暴れしているけど大丈夫かな・・・?
それではどうぞ!
「逃さぬ」
「がはッ!!」
街の中で大暴れしている『沙耶』は四人目の神官に襲いかかっていた。「沙耶」から放たれた掌底を受けた神官は後ろへ吹き飛びながら商店のドアガラスを突き破って気絶した。
「沙耶」はここにきてからすでに2人の神官を再起不能に陥らせている。一人は「沙耶」に蹴り上げられたのちに空中で何度か攻撃されて最後は沙耶にアスファルトの上で引きずられた後にゴミ箱の中へとボッシュートされた。
もう一人も蹴り上げられた後に落下と同時に思いっきり地面に叩きつけられた。残るのは、あと一人。恐怖で震え上がっている。
「そういえば其方が『あの男』を倒したものであったな…」
「さ、沙耶様、どうかお気持ちを静めて…」
「命乞いは良い。其方には『これ』をやろう…」
「沙耶」は手を上げると掌の上で小さな黒い球を形成した。球にエネルギーが集まっていくとその大きさは徐々に大きくなっていき、ついには「沙耶」よりも大きな火の玉が完成した。禍々しい黒い火の玉の外回りは青白く燃え上がっており、いつ放たれてもおかしくはない。
「『天蓋の火』よ・・・」
「沙耶」が処刑執行のための大技の名を言い放つ。神官は理解した。目の前にいるこの少女は自分を殺す気だ。
たとえこの一撃を運よく避けられたとしてもすぐさま追撃してくるだろう。なによりあの赤い瞳からの視線からの逃げ道など、あるはずがない。神官は目を閉じて審判を待った。
「焼き祓「やめろぉぉぉサヤぁぁぁ!!!」」
「沙耶」から特大の火の玉が放たれる直前、「彼女」の体に衝撃で揺れた。変異してから始めて顔を歪めながら後ろへ降り向くと、洛奈が自分を羽交い絞めにしていた。
体勢を崩したことで火の玉があらぬ方向へと放たれた。着弾した場所には爆風とともに黒い火柱が立ち、周囲を焼き尽くした。幸い人はいなかったものの、こんなものを喰らえば骨も塵を残すことなく燃え尽きるだろう。
「沙耶」は神官のいる場所を一瞥した後、後ろで自分にいまだしがみついている洛奈に目を向けた。
「サヤ、もうこの辺にしとけ。流石にやりすぎだ」
「…何をする、『綾月洛奈』」
「なっ!?何言ってんだ、サヤ!!」
「…そうか、そういうことであったか」
「おいっ!『てめえ』は誰だ!?『サヤ』はどうした!?勝手に人の妹の体の中に入って暴れてんじゃねーよ!」
様子のおかしくなった「沙耶」に質問をぶつける洛奈。それに対して「沙耶」は静かに答える。
「…余は…其方ら『人間』が『神樹』と呼ぶ土地神の集合体の内の一部である」
「嘘…だろ…」
神樹。その存在は洛奈でも知っていた。「外側」の世界に「殺人ウイルス」が蔓延したときに人類を守るために四国を覆う防御結界を張った土地神の集合体だ。
「沙耶」の話が真実ならば今自分の妹の体を憑いているのは一部とはいえ神樹様ということになる。だがそれならばますます疑問が浮かんでくる。
「冗談じゃねー!だったらなんだって神樹様が人の体に憑りついて人に攻撃しているんだ!!神樹様は人を守るもんじゃねーのかよ!」
「余は『呼ばれて』争いを鎮めに来たのだ。来たのだが…よもやこれほど『交じる』とはな…」
「交じるだぁ…てめえ何言ってやがる!!」
「これほどの『適正』を持つ『巫女』は初めてだ。我らの『声』を鮮明に『聞こえる』ものは過去にもいたが、よもや我らの一部を呼び出して己が肉体に降ろし、しかも我らの意志に『影響』を与えることができるものがいようとはな…」
「っ!…また『適正』かよ!!」
「沙耶」の話を聞いた洛奈は苛立つ。「適正」。これのために刃も沙耶も今、いやこれから大変な目に合うのだろう。しかも沙耶に至っては神樹様自らからの御指名だ。これ程の逸材を大赦が逃すはずがない。
「俺には…ねぇのか…」
「残念ながらない」
「っく!」
容赦のない通告に洛奈は歯噛みする。
「…もしあいつらが仮に選ばれたら、どうなる?」
「それは余ではなく、そこにいるものに聞いてみてはどうだ?」
「沙耶」は少し後ろの路地裏に視線を向けて言う。そこから山吹色のパーカーを着た「二足歩行の猫」が姿を現した。
「まさか気づいていらっしゃったとは…」
「し、師匠!!」
「無事でよかったぞラグナ。全く、芹佳に心配をかけさせるんじゃない」
洛奈の師匠、「獣兵衛」。二足歩行の猫というかわいらしい外見だがそれに反して渋い声と卓越した戦闘能力をもつものだ。ちなみに事故死した芹佳の姉の旦那で絶賛反抗期中の娘もいる。
「巫女とジンは?」
「家に待機するように言ったよ」
「そうか…そうだ師匠、サ、じゃなくて神樹様に言った話だけどよ」
「…」
「おい…なんか言ってくれよ、師匠!」
「…ラグナ、実はな」
獣兵衛は悔しそうに言う。
「ここまで高い『適正』を持った子供は、大赦を構成する格式の高い家やそれらを守護する『十二宗家』の養子として引き取られることが多いんだ…おそらく刃も沙耶も…」
「そんな…」
そんな理不尽なことがあるか。獣兵衛の言葉を聞いて洛奈は愕然とした。そのとき、「沙耶」の様子が変わった。
「嫌だ…」
他所の家に引き取られる。それはつまり今までの幸せな暮らしとの別れを意味する。せっかくできた友達とも離れた学校に通わねばならない。大事な家族と別れることになる。何より…
「『兄さま』と離れるなんて絶対ヤダぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「神樹、いや『サヤ』か!!」
「まさか…
なんと沙耶の意識が戻った。半狂乱状態で暴れだした沙耶は周辺に大量の瘴気の塊を弾幕状にばらまきながら必死に抵抗する。暴れる沙耶を抑えながら洛奈の頭に昨日見た「あの夢」の一部がよぎった。
一つは燃え盛る教会の中で刃と沙耶が「逆立った緑髪の男」に連れ去られていく光景だった。「シスター」はすでに殺されていて自分も胸を貫かれ、「右腕」も切り落とされていた。燃えるような熱さと体中の激痛がやけにリアルだったことも記憶に新しい。
もう一つは大人になったらしい刃と沙耶の記憶だった。刃は教会で自分の右腕を切り落とした刀で自分に切りかかり、殺し合いを迫っていた。沙耶に至っては彼女と同じ顔をした少女が何人もいて、そのうちの一人は自身とともに光り輝く「穴」に落ちて、自分と融合して「黒い怪物」に変貌した。
もう一人は緑髪の男の攻撃から自分を庇って一度消滅した。今目の前に「この」沙耶も夢に出てきており、その時は冠をかぶり、全身を覆う黒い着物を着て何人かの手下らしき人間を従えながら自分を見下ろしていた。そしていつもの沙耶に一番似ていた娘は周りから命を狙われたり、緑髪の男に何かを吹き込まれたからか世界に対して強い憎しみを抱いて、利用されそうになっていた。
もし自分と離れている間に後者のような状態になったら。そう考えると洛奈はとても沙耶たちを養子に送り出すことができなかった。
「サヤ!サヤ!!聞こえるか!?俺だ!ラグナ!」
「にい…さ…ま?」
「そうだサヤ。もういいんだ、大丈夫なんだ」
「だい…じょう…ぶ?」
「ああ、そうだ」
何とか沙耶は落ち着いたが、その後周りの景色を見て恐怖に震いだした。
「私…街を…」
「心配すんな、死んだやつはいねえ」
「でも…」
「良いかサヤ」
洛奈は沙耶を自分の胸に抱きよせて頭を優しく撫でながら語り掛ける。
「『約束』だ。もしサヤが何度自分を見失ったとしても俺が必ず『助けて』やる」
「本当…?」
「ああ」
「そっか…よか…た」
「サヤ?サヤ!!おい、しっかりしろ!」
元々体調が悪かったことに加えて長い時間暴れ続けたせいか沙耶が倒れた。体の変化もいつもの金髪碧眼に戻り、意識はあるが苦しそうだ。それを見計らうかのように何台もの車が洛奈たちに集まった。大赦の車だ。
「…何の用だ」
「沙耶様を迎えに参りました。」
「だからそいつぁ断るっつってんだろうが!!」
「この光景を見てもなお…ですか?」
新しく来た大赦の神官はそういって周りを見渡す。商店街はボロボロだった。道路には何個ものクレーターが生じており、歩道の一部が抉れ、何個かの店が破壊されていた。この後処理を大赦が行うのだろう。それでも洛奈は意見を曲げなかった。
「ああ、そうだ!」
「…聞こえていますか沙耶様「おい、スルーしてんじゃねーよ!!」」
洛奈に何を言ってもいうことを聞かないと判断した大赦は今度は沙耶に話しかけた。
「貴女は今御自分の『力』を理解したはずです。その大きさを、そしてその危険性も」
「…」
「もし貴女が御自分の力を制御する術を知らないまま今の家で生活を続ければ、貴女は
「…!!」
「てめえら…サヤを脅しやがって!」
「では洛奈君、彼女が毎回暴走するたびに命懸けで彼女を止めるのですか?暴走を鎮めた後は今のように倒れることがあっても?」
「ああ!!」
「そうですね。貴方はそう申し上げるでしょう。しかし洛奈様、そのようなことを続けていていけば沙耶様の体が無事でいられると御思いですか?そもそも暴れだした後、周りは彼女をどのように見るのかが分かりませんか?」
「それは…」
「おい貴様、言い過ぎだ!」
「事実です、獣兵衛様。彼には『
神官のその言葉は洛奈の心に刺さった。事実自分では沙耶に自分の「力」を制御する方法は教えられなかった。悔しさと自身の無力に対する怒りが洛奈を襲う。
「それでも!」
「あの…」
「サヤ?」
沙耶が神官に問いかけた。
「私の『力』を制御する方法はお母さんは知っていますか?」
「いえ…芹佳様もかつて巫女の『御役目』に就いていましたが、貴女のような『力』はありませんでした」
「その方法を知っている場所があるのですか?」
「はい、『上里家』ならば貴女の助けになれるでしょう」
「この『力』を制御できるようになれば…私の大事な人たちを助けられますか?」
「貴女が望むのならば」
「…分かりました」
「サヤ、お前まさか!?」
沙耶は決意を秘めた眼で神官を見る。
「私、上里家の養子になります」
「…いいのか、サヤ」
「兄さま、ごめんなさい…私はこの『力』が原因で兄さまたちを傷つけたくない」
それに、と沙耶が笑いながら言った。
「私は兄さまたちみたいに誰かを助けられるひとになりたいんです」
「でも俺は…お前を…」
「助けてくれたよ。今までも、そして今回も。兄さまがいたから私は「私」を取り戻したんです」
「サヤ…」
「この『力』が使えるようになれば、みんなを助けられるんでしょ?なら…私は行きたい」
沙耶の大きな瞳がまっすぐ洛奈を見つめる。ここまで強く沙耶に見つめられたことがなかった。
「お願いします…兄さま」
「…巫女と相談してから決める」
「…」
「だが…もしお前が自分の意志で進むんだったら、俺は止めねーよ」
そう言って洛奈は沙耶に笑いかけた。
「お前なら見つけられるさ、お前の『
「うん!!」
洛奈が沙耶に励ましの言葉をかけた後、獣兵衛が大赦に顔を向けた。
「悪いが急に話を進まれてもこちらも困る。この子たちは一度家に帰させてゆっくり休ませてくれ」
「承知いたしました」
「帰るぞ、サヤ」
「はい、兄さま」
大赦の車が去っていく中、洛奈と沙耶は獣兵衛と共に綾月家へと帰った。
「しかしよかったな、二人とも。どっちの親もいい奴らみてーだし」
「うん、僕の方はちょっと厳しいけどね」
「安心しろジン。そんときゃ殴り込んでやるよ」
「兄さまったら…殴り込みなんかしちゃだめですよ。またお母さんに叱られちゃいます」
「兄さんは本当に向こう見ずだなぁ…母さんこれから苦労…ていつものことだからそこまで変わらないか」
「お前ら…兄貴のへこむ姿を見て、そんなに楽しいか?」
『だってそのときの兄さん(さま)、かわいいし』
「どういうことだ、おい!!」
あの後、刃と沙耶の養子縁組の話は進んでいった。芹佳は二人との別れをとても残念に思っていたが沙耶の決意を聞いたことで最終的に許した。沙耶に影響を受けたのは刃も同じだった。彼も養子に出ることを決め、最終的に十二宗家の「如月家」に引き取られた。
二人は養子に出る際に出した条件は二つ。一か月に一度家族全員で集まる機会をもらうこと。もう一つは洛奈と芹佳が家内の情報を話さない代わりにいつでも二人に会いに行けることだった。二人の家はそれを承諾したため、兄弟が離れ離れになる心配は大きく減った。
刃を引き取った如月家は十二宗家の中でも名門で、大赦の中でも最高の権力を誇る「乃木家」の守護を任されている。今日はその乃木家の御令嬢に挨拶するために乃木家の屋敷に来たのだ。
「にしても…」
洛奈は目の前の門に対する感想を述べた。
「でかすぎだろ…サヤんとこもやばかったけどこっちもこっちでやべえ…」
「取り敢えず呼び鈴を探そうよ兄さん」
「だな」
洛奈たちが門を観察しようとすると、どこからか声が聞こえてきた。
「初めまして」
「おわっ!!」
「驚かせて申し訳ございません。本日お越しになる予定にあった綾月様、如月様、上里様で間違いありませんか?」
「ああ」『はい』
「ではどうぞお入りくださいませ。奥でお嬢様がお待ちになっています」
「分かった。じゃあ行くぞおm…」
意気揚々と門を通って行く洛奈だが、目に入ってきた光景を前にして言葉を失った。沙耶の家で慣れたつもりだったがなんというか、乃木家の家は自分の予想の斜め上を行っていた。
上里の家もかなり大きい日本屋敷だったが乃木家の場合、庭園も込みでとにかく広大だった。正面から案内のための使用人らしき人物が来ていることが分かる。
(いや…ちょっとまて…)
「わあ、広い庭ですね、刃兄さま」
「そうだね、沙耶。こんなに広いなんて僕驚いたよ」
(嘘つけぇぇぇ!お前らそこまで動揺してねーだろぉぉ!!)
使用人に案内されながら刃と沙耶が思い思いに乃木家の庭園に対する感想を述べる中、洛奈は一人冷や汗をかきながら進んでいった。
(どんだけ広いんだよ、この家!家は間違いなくすっぽり入っちまうぞ!少なくてもあの超常的な方向音痴を持つ巫女はここには住めねーよ!?つーか下手したら『夢』に出てきた『あの城』も入っちまうじゃねーのかこれ!?)
どこかの「吸血鬼」が今の彼の様子を見ていたら極上のドSスマイルを浮かべながら彼をイジリ倒しているだろう。それほど今の洛奈はテンパっていた。
「兄さん大丈夫?なんか顔色悪いよ?」
「だ、大丈夫だ、問題ねえ…」
「…漸く着いたな」
「うん」
「はい」
案内されてから実に30分強をかけて洛奈たちはついに乃木家令嬢の部屋にたどり着いた。刃と沙耶は平気そうだが洛奈は屋敷内の上品な雰囲気に当てられたからかかなり挙動がぎこちなくなっていた。おかげで家の中で歩いているだけなのに普段の倍以上の体力を消費してしまった。
「俺、恰好変じゃないよね?もうちょっといい服にした方がよかった?」
「そんなことありませんよ。いつも通りの兄さまらしくていいじゃないですか」
「そうかぁ、確かに上里家の連中はあんまり気にしている感じじゃなかったからこの恰好で来たけどよ…」
「じゃあ僕からノックするよ」
洛奈が今の服装である黒ティーシャツの上に赤ジャンと黒のズボンを気にしている間に刃がドアをノックした。
「は~い」
「初めまして、『
「あ、もしかして貴方が新しい護衛さん?」
「はい。『
「わ~い、待ってたよ~。入って入って~」
「では失礼します」
「様になっているぜ、ジン」
「そんなことないって」
部屋に入った洛奈たちを待っていたのはとにかくカオスな部屋だった。どこに何があるのか、そもそも足の踏めるスペースがあるのかこれ?てくらいになんか鶏や猫のぬいぐるみに溢れていて人の姿はなかった。
「おいおい、初っ端からかくれんぼかよ…どこに居やがるんだ」
「でも声を聞いた印象だと怖い娘じゃなさそうですね」
「しかし、いったいどこにいるんだろう…ん?」
洛奈と刃の視線の先にはベッドから生じている大きな膨らみがあった。ベッドの上にはぬいぐるみはない。
(((怪しい…)))
あからさまなその膨らみに警戒する兄妹。
「…僕が行くよ」
「待て、ジン」
「兄さん?」
「こういう時は大体罠だ。どうせ大きめのぬいぐるみを毛布で隠して引っかかったところを別の方向から驚かすに決まってる」
「確かに変わり身に使えそうな大きいぬいぐるみはたくさんあるね」
「だろ?つまりその園子ってやつが隠れているのは…」
そういって洛奈はベッドの枕近くの柱に集められているぬいぐるみの山に手を掛け、
「ここだぁぁぁ!!!」
ぬいぐるみをどんどん取り除けていった。
「…あれ?いねえn「ば~~!」ぬおあっ!!?」
なんとベッドの毛布が突然跳ね上がり、中から洛奈たちとほぼ同年代の少女が出現した。裏を掻いたつもりが逆に裏を掻かれた洛奈は情けない悲鳴を上げてしまい、逆に見事に作戦が成功した少女は満足そうにその様子をみていた。
「まんまと引っかかっちゃったね、兄さん」
「ちげえよ!これは『引っかかってやった』ていうんだ!」
「兄さま…ぬおあってなんですか、ぬおあって…プフフっ」
「サヤ~!?違うからな!驚いたわけじゃねーからな!」
「分かっていますよ~」
「そんな風には見えねーけど!?」
「三人とも仲いいんだね~」
「ん?」
兄弟がじゃれあっていると先ほど自分たちを招き入れた声が聞こえた。三人は声の主であろう少女に顔を向ける。
少女の外見の第一印象は一言でいうと「人形」だった。さっきまで毛布に隠れていたために髪が少しボサボサだがそれ差し引いてもかなり顔の整った美少女だった。
沙耶よりは白よりだが綺麗な金髪ロングで後ろにリボンを着けている。どこか柔和でおっとりとした雰囲気を醸し出す少女だった。
「改めまして初めまして~、乃木さん家の園子だよ~。よろしくね~ジンジン、ラッくん、サッちゃん」
「…ジンジンって、もしかして僕のこと?」
「ら、ラッくん!?」
「は、初めまして、上里沙耶です!よ、よろしくお願いします!」
これが三人と乃木園子の出会いである。
いかがだったでしょうか?楽しめていただけたなら幸いです。少しでもブレイブルーの雰囲気も出せたら良いなと思っています。
次回から一気に2年後にあたるわすゆ本編2話に移動します。銀と須美と触れ合う洛奈たちはどうなるか・・・
それではまた