銀ちゃんと亜耶ちゃんが誕生日イベントでアイドルになったらしい。衣装もとても可愛いです。本当にスタッフさん、ありがとうございます。
さて今回の話ですが、あんたまピンチ回の後編。明らかに嫌な予感がしますが、果たして二人は助かるのでしょうか?それではどうぞ。
他の勇者たちが必死に戦っている中、球子は一人でスコーピオンの攻撃を受け止めていた。自身の心臓を貫こうとする尾針が旋刃盤と激突し、全身に衝撃が響き渡る。切り札による強化は解除されていて、四肢も落下した時や敵の攻撃によるダメージで感覚がない。
しかしこのまま逃げれば後ろで気絶している杏が串刺しにされてしまう。そんなことはもちろん許容できない。それもあって球子は懸命に敵の攻撃を耐える。
「う……うん…」
「あんず…気が付いたか…!!」
「た、タマっち先輩!!」
杏が目を覚ますと最初に目に映ったのは自分を守る球子だった。彼女の無事を確認すると球子は安心した様子だった。
「早く…逃げろ、あんず!!」
「何言ってるの!?タマっち先輩を置いていくなんて…」
「ごめん…足の方が動かなくてな…あんずだけでも…」
「いや!!絶対にいや!!」
今まで自分を守り、心の支えとなってきた球子を見捨てることなんて杏は出来なかった。球子の言葉を強く拒否した。
「あんずの…分からず屋!!」
「分からず屋でも構わない!!タマっち先輩を見捨てるなんて出来ないよ!!」
説得は不可能だと分かった球子は苦笑しながらも決意を固める。彼女が逃げないのなら、自分が守るだけだ。二人の命を奪おうとするスコーピオンの攻撃で球子の旋刃盤にひびが走る。
攻撃を受ける度に意識が飛びかけたりするが、球子は倒れない。何がなんでも杏を守る。最初に出会った時からそう決めていたから。
(バーテックスが初めて襲ってきたあの日、真鈴の言葉を聞いてあんずを助けに行ったんだよな…)
自分にはない女の子らしさを持つ少女。そんな自分では決してなれないものに球子は憧れさえ抱いた。だからこそ、尊いと思ったこの少女を守ろうとそう誓った。
そんな想いを持った球子だからだったのだろう。彼女の旋刃盤に宿る霊力は土地神の配偶神にして楯である『
守りに徹する球子に対して杏は後ろから弩でスコーピオンに攻撃する。攻撃を続ければ倒せる可能性がある。その僅かな希望を胸に矢を放ち続けた。
(タマっち先輩はあの日から…いつも私を助けてくれた…)
勇者になる前までは病弱が原因で原級留置となり、周りと隔たりを感じた。そしてバーテックスが襲来した日でも自分は敵に恐怖し、戦うことが出来なかった。
球子と出会ったのはその時だった。自分の周りの敵を次々と倒していく彼女は正に物語のヒーローや王子様に見えた。久しくして心の拠り所を見つけたような気持ちだった。
だが今ではそれだけではない。かけがえのない時間をくれた球子のためにも杏は強くなりたいと願った。そしてその彼女が持つ弩に宿る霊力は岩戸をその一撃で破壊したと言われる『
(タマはあんずの楯!!絶対に傷つけさせない!!)
(タマっち先輩が私を守ってくれるなら、絶対に私がアイツを倒す!!)
相反する性質を持つ二人だが、互いを想う気持ちは一つ。強大な敵を前にしても二人の想いは変わらなかった。
しかしそれにもやがて限界が訪れる。球子の旋刃盤の亀裂はやがて全体に広がっていく。
死を齎す針は真っすぐ二人に向かう。
そして楯は、無残にも砕け散った。
「…………………」
スコーピオンの尾針が自分たちに迫りくるのを見た時に球子がまず感じたのは先ほどから繰り出される突きとは違う衝撃だった。自分と杏を力任せに後ろへ吹き飛ばす棒状のものの感触だった。
既に限界が訪れていた旋刃盤はその棒で砕けたが、自分は意識がはっきりする。痛みもどこにも感じない。ふと傍を見ると杏が何が起こったのかが分からない様子で自分を見ていた。彼女も無事のようだった。
「あんず、怪我はないか!?」
「だ、だいじょ………!!!!!」
杏が前を向いた瞬間、目を見開いた。いきなり顔の歪んだ妹分を見て動揺する球子だが、杏はそれどころではなかった。
「ぁ……ぁ……ぁ…」
「な、何があったんだよ!?一体何が」
口を抑えながら小さな声を漏らす杏の見ている方角へ振り向くとそこに原因があった。思えば奇妙な話だ。もしあそこで旋刃盤が砕けたなら球子も杏も生きていないだろう。つまり誰かが自分たちを助けたのだ。命懸けで、だ。二人の視線にあったのは
「ゴフッ………」
樹海の根までに突き刺さった針に腹を貫かれたラグナだった。
「ら……ラグ…」
「……何…ボケっ…して……ガッ…」
ラグナの手には愛用の大鎌があった。恐らくリーチの長さを利用して二人をスコーピオンの攻撃範囲から叩きだしたのだろう。しかしそれによって今度は自分がその範囲に入ってしまい、そして尾針は彼を貫いた。
貫かれた箇所だけでなく、ラグナの口や鼻からも夥しい量の血があふれ出る。身体中に毒が回り始めて来たようだ。
「……テメェら…逃げろ……!!」
「で、でも…ラグナさんが…!!」
「早く…行け……バカ野郎!!!!」
ほぼ瀕死の状況の中、ラグナは絞り出すように二人に逃亡するように怒鳴る。二人、特に武器を失った球子は戦うことが出来なくなった以上、もう下がるしかない。しかし二人は彼を見捨てずにいた。
そんな事情など知ったことかとスコーピオンは尾針を引き抜いて投げ捨てようとする。しかしそれが出来なかった。ラグナがそれを鷲掴みしていたからだ。右手から伸びる禍々しい赤い爪が尾針に食い込み、抜けなくしていたのだ。
「………舐め…じゃ…ねえぞ……この…クソ野郎…!!!」
身体中に激痛が走り、毒で全身の感覚が徐々に失われていく中でもラグナの眼から光は消えない。絶対にただでやられてたまるかという執念すら感じる。
尾針を掴んでいる蒼の魔道書がスコーピオンから力を吸収し始めた。徐々にスコーピオンの針が砂色になっていき、亀裂が入っていく。
「うおおぁぁぁぁぁ!!!」
絶叫をあげながら大鎌を大剣に戻すとラグナは最後の力を振り絞って剣の柄で針を叩き折った。最大の武器を失ってスコーピオンは奇妙な声を上げる。だがラグナもそれに耳を貸さずスコーピオンを自分の方へ強く引っ張り
「まだ……終わりじゃねえぞぉぉぉぉぉ!!!!」
大剣を樹海の根に突き刺して、敵を拳で殴り飛ばした。それによってスコーピオンは大きく吹き飛ばされてしまい、球子たちから離れた。
しかしここに来てラグナが力尽きてしまった。腹の針から抜けることは出来たが、そのままうつ伏せに倒れた。腹部を中心に血が止まることがなく、意識が朦朧とし始めた。
球子と杏が自分に向かって叫んでいるのは聞こえるが、よく聞き取れない。それでも意識がはっきりしなくても彼は僅かに動く右腕で立ち上がろうとした。しかしそれでも立つだけの力は彼には残されていなかった。
「おおおぉぉぉぉ!!!!」
「あああぁぁぁぁ!!!!」
若葉と千景は猛烈な勢いでライブラに斬撃を喰らわせていた。若葉は義経のスピードで、千景は自身の分身を七体形成する『
おかげでライブラの重りの片方を切り落とすことが出来た。立ち上がることが出来たものの、重りを失ったことでバランスのつり合いが無くなったライブラはもう竜巻を作れない。
「でりゃあぁぁぁ!!!!」
友を倒した敵への怒りに燃える若葉と加勢した歌野に身近にいた力の象徴が倒されたことへの恐怖で一心不乱に攻撃する千景。敵を抑える必要のなくなったので歌野も鞭による連打を浴びせる。しかしどれだけ敵を攻撃してもまともな傷を付けられない状態に陥っていた。
漸く進化体を倒し終えた雪花と棗も傷を負ったスコーピオンを追いかけて攻撃し始めた。最大の武器である針がなくなった今がスコーピオンを倒すチャンスだ。
「ううおぉりゃあぁぁぁぁ!!!」
「はあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
雪花の槍もスコーピオンの表面に食い込み、棗のヌンチャクもスコーピオンに叩きこまれていく。
もっと早く倒せていれば助けられたかもしれないという後悔を感じながらも二人は巨大な敵に攻撃し続けるが、やはり有効なダメージが見られない。
「アンちゃん!!タマちゃん!!ラグナ!!大丈夫!!?」
「ゆ……友奈…さん…」
「ラグナ!!おい、しっかりしろラグナ!!!」
若葉に杏たちを助けに向かうように言われた友奈が三人の元へと駆けつけた。そこには血だらけのラグナに必死に声を掛ける球子と泣きそうな杏だった。
ラグナの傷の様子を見て友奈が言葉を失った。腹に風穴が開けられていてどう見ても助かるものではなかった。震えながらも立ち上がろうとしてる様子がより一層痛々しさを物語らせる。
「ら、ラグナ……」
初めて会った時は少しおかしなところはあるけど良い人だなと思った。故郷から四国まで共に戦った時は頼もしかった。旅に出た彼の噂を聞いて自分のことじゃないのに嬉しかった。
「ぁ……」
諏訪でタケミカヅチが出現した時に真っ先に頭をよぎった外の人間は彼だった。その彼が怪物と戦うために残ったと聞いたときはショックだった。自分だって爆発の音が聞こえたんだ。普通は助からないとも分かっていた。
そんな中で彼と再び樹海で会った時は嬉しかった。無事だと知れて安心した。これから共に戦えると分かって嬉しかった。
「ぅ…ぁ…あぁ…!!」
そんな彼が別の世界からやってきたと聞いたときは驚いたものだ。そしてその過去の壮絶さを聞いた。でもやはりそれでも彼が優しい人間だと確信できた。
色んな形で助けてくれた。皆のことを大事に思ってくれていた。その彼は今
「うああああぁぁぁぁあぁぁあぁあぁぁ――――!!!!!」
目の前で死にかけていた。
友奈の叫び声は樹海に轟き、彼女はこの惨事を作ったであろう元凶へ向く。一目連を解除するとすぐに二体目の精霊を呼び出した。
その精霊は大社でも非常に畏れられた存在で使うことを止められた精霊だった。天より追放された天津神、
精霊を身に纏わせる友奈は凶悪になっていく目つきでスコーピオンを睨む。そしてその精霊の名を宣言した。
「来い………『
勇者服が変化したと同様に両腕の手甲は少女に不釣り合いなほど肥大化し、頭に角のような飾りが付いた。変化が完了すると友奈はスコーピオンの方へ一目散に駆け、殴り掛かる。
その様子を見て棗と雪花も驚く。友奈とスコーピオンの戦いにはとても自分たちが間に入れる隙は無かった。
「ああああぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
涙を流し、慟哭を上げる友奈の拳から放たれる強烈な打撃はスコーピオンの身体を粉々にしていく。同時に彼女自身の腕にも血が流れる。強力な精霊を宿らせた反動が容赦なく友奈の身体を傷つけていく。
それでも友奈は自分の傷に構わず拳を振るう。殴られていくスコーピオンの全身に大きな亀裂が走り、やがてその身体は爆散した。
しかし同時に躰の崩壊の直前に分離した星屑たちがいた。それを見て、友奈は突貫した。
「うううぁぁああぁぁぁぁぁ!!!!」
「友奈さん!!!ダメです!!それ以上戦ったら身体が!!!」
「友奈、戻ってきて!!後は私たちでやるから!!」
杏や雪花の制止を聞いても友奈は止まることはなかった。まだライブラもいる状況でこれは不味い。誰もがそう思った時、ラグナの右腕が人知れず疼いた。
誰かが叫んでいる。そう認識したのは倒れてから少し経ってからだった。声がいくつも聞こえ、必死に自分を呼んでいるようだった。
やがて一際大きな声が聞こえた。怒り、そして悲しみの籠った声だった。泣き叫ぶようなそれが遠のいていくのを聞こえると爆発のような音も耳に入ってくる。
声は治まる様子を見せない。その原因は恐らく倒れている自分なのだろう。
ならば起き上がらねば。声の主のために。守るべき仲間たちのために。敵を倒すために。敵を喰い殺すために。
「うぅぅぅぅぅ……」
ラグナは手を地につけると、彼の周りから非常に濃い量の瘴気と衝撃波が発生した。杏と球子も思わずゆらりと立ち上がる彼から離れる。本能的に今の彼が危険な存在だと判断したのだ。
「ラグナ……さん…?」
「ど、どうしたんだよ…ラグナ!?」
蒼の魔道書を中心に黒い瘴気は全身を覆っていき、両目も蝋燭のように残光を走らせながら紅く輝き出す。身体の傷も煙を生じさせながら少しずつ癒えていった。身体の麻痺も殆どない。
そして一瞬だけ後ろに見えた存在を杏たちは見逃さなかった。瘴気をまき散らす赤黒い多頭の怪物。ラグナの腕が見せた姿だった。
「うう”ぅぅぅぅお”お”お”お”ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
樹海が揺れ動くほどの怒号が響き渡った。何事かと彼の方へとそれまで戦っていた勇者たちも振り返る。スコーピオンから出た敵をひたすら攻撃していた友奈さえも自分の方へ注意を向けた。
ラグナは自身の大剣を握りしめる。大剣は中の力で増強されたのか、紅く点滅しながら瘴気を纏っていく。それを腰に付けてライブラを視界に捉えると、ラグナは走り出した。
「う”ぅぅぅぅあ”ぁぁぁ■■■■!!!!」
声にならない叫び声を上げながらラグナは他に眼もくれずライブラに狙いを定める。明らかに異常な状態の彼を見て、若葉たちもその進路を避けていく。
ライブラも微動だにしない。まるで獣に追い詰められた獲物の如く怯えているようだった。だがそれでもラグナは躊躇することなく大剣をライブラに叩きつける。
「■ーネー■■ザーぁぁ■■ぁ■ぁ!!!!!!」
普段よりも圧倒的に多い瘴気を振り際に発生させながらライブラを吹き飛ばす。そのとき、瘴気は怪物の頭部のようにも見えた。しかしそれでもまだラグナの攻撃は終わらない。
「イン■■ルノ■ィバ■■ー■ぁぁ■■ぁ!!!!!」
ライブラに追いかけて更にジャンプしながら切り上げる。瘴気を纏った大剣で一気に下からライブラを切り裂き、次第に敵を真っ二つにした。
ライブラは一匹の残党を残すことなく、灰と化しながら崩れ去っていく。逆に宙より着地したラグナの傷が最初の時よりもマシにはなったようにも見える。だがそれでも全く安心することが出来なかった。
「ぐるあ■■■ぁ■■■ぁ■■■ぁ■■■■■■!!!!!」
ライブラの死骸を足蹴にし、腹から血を飛び散らせながら星屑たちに向けて勝利の雄叫びを放つ彼は誰がどう見ても獣のそれだった。あまりの出来事に呆気を取られた者も多かった。
その時に若葉や千景たちの頭をよぎったのは過去の彼の話。かつて彼が暴走し、何体ものバーテックスを相手に味方すらも巻き込んで戦い、当時の勇者たちの尽力によってようやく鎮まったこと。ここでもそれが繰り返されるのか、今の彼と戦うのかと懸念した。
星屑たちは彼の猛る様を見たせいか、壁の方へと退散していく。ラグナも唸り声を上げながらそれを追いかけようとしたが、その直前に武器を投げ捨てて自身の左腕で右腕を掴んだ。
「■■■■■■■ァァァ…」
「ん…アレは?」
「■■■ァ■■ァァ■ァァァ……ォォォ治まりやがれぇぇ……!!」
いつもの彼の声が聞こえたことで勇者たちも理解した。ラグナは意識をギリギリのところで取り戻したのだ。蹲りながらもどうにか暴走を力づくで治めようとしていた。
それを見て若葉たちも彼の元へ駆けつけ、必死に声を掛けた。
「ラグナ、気をしっかり持て!!」
「ひなたさんもみーちゃんも貴方の帰りを待ってるのよ!!」
「ここで暴走したら自分の居場所を壊してしまうよ!!」
「まだコートは返してないぞ!!帰ってこい!!」
若葉たちの後ろから球子と杏もやってくる。二人とも心配そうに彼を見つめていた。
「ラグナ!!助けがいるなら言ってくれ!!タマがそこから引っ張り上げてやる!!」
「助けられたのに…こんなことで貴方と戦うなんて嫌です!!だから!!」
二人を見てラグナはかつての過ちを思い出す。あれを繰り返すわけには行かない。必死に魔道書に抵抗する中、二人に続くように千景も来る。顔を歪ませながら彼女は彼に怒鳴った。
「貴方、約束したんでしょ!!?暴走しないって!!私の…私たちの大事なものを奪いも奪わせもしないって!!だったらそれを守りなさい!!こんなことであの時、少しでも信じた貴方の言葉を嘘にしないで!!!」
千景の言葉でより意識がはっきりしてきた。右腕で握りこぶしを作って自身から魔道書に働きかけようとする。
「ラグナ………」
声の主である友奈の方にも目を向ける。腕から血を流しながらこちらを赤く腫れた眼で見詰めながら少し弱々しくもはっきりとした声で言った。
「ラグナは…ラグナだよ…!!そんな…黒き獣なんかじゃない!!だから…そんな奴に…負けないで!!!!」
それを言われて身体が息を吹き返したかのように活力が戻っていく。ラグナは叫びながらも魔道書に自身の身体の主導権を渡さなかった。
「うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!!」
喉が枯れるほど叫び、腕を押さえ続けていると全身の瘴気も次第に減っていき、やがて完全に腕は沈静化した。それと同時にラグナはその場で崩れ落ちるように意識を失った。
「ラグナ!!!」
若葉がすぐに彼の元へ駆けつけ、心臓の音を確かめた。周りがその様子を怖じ怖じとしながらも見守っていると、若葉が頷いた。
「…生きている!!腹の傷はまだ治り切っていないが、生きているぞ!!」
「そっか…良か……た…」
「高嶋さん!!」
酒呑童子による激しい反動とラグナの無事を聞いたことによる安心で緊張が解けた友奈は同じように気絶した。千景によって息があるのは確かめられたが、それでも両腕を中心に酷い状態だった。
戦いが終わるとまもなく樹海化が解け、勇者たちは急いで病院へ搬送された。ラグナの大剣は若葉が樹海化の解ける前に回収した。その時、ひなたが同行しながらもラグナの傷は少しずつ治っていった。
スサノオってヤマタノオロチを倒してるけど、彼のトーテムは蛇らしいんです。まあある意味、破天荒で有名なスサノオらしいけど。となるとテルミの碧からも蛇が出るのは自然だったのか…ようやく納得した。
次回は知っている天井を見てラグナは目覚める。それではまた。