普通に"個性"があった場合   作:市松格子

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Q:幽霊な出久くんはどうしたの?
A:エタった

Q:この作品は完結するの?
A:エタる

Q:お前はいつもそうだ
A:はい

Q:誰もお前を愛さない
A:許して


オリジン

 ―――夢を見ている。

 

 

 

 

 幼少期、何度も見た動画があった。

 それはとあるヒーローがデビューした、大災害直後の動画だ。

 

『もう大丈夫!何故って?私が来た!!』

 

 笑顔を浮かべ、10分足らずで100人を救い出した、今では『平和の象徴』と呼ばれる、最高のヒーロー。

 

「超カッコイイなあ!!僕も"個性"が出たらこんな風になりたいなあ!!」

 

 その姿に憧れ、自分だけの"個性"を待ち望んでいたが。

 幼稚園の他の子たちが"個性"を発現するなか、僕だけはそれに目覚めなかった。

 心配した母に連れられ病院に行き、僕を診てくれたお医者さんは言った。

 

「足の小指に関節が有るか無いかで"個性"の有無が分かるんだ。"個性"がない人は関節が二つある」

「それじゃあ出久は……!」

「慌てなくていいですよ奥さん。出久くんは現代の普通の子供と同じく、関節が少ない。目覚めるのが遅いだけで"個性"はあります」

「良かった……!」

 

 お医者さんの太鼓判を貰って安心した様子の母は続けて、

 

「じゃあどんな"個性"が……?」

「それは分からないなあ。大抵は両親のどちらかと同じ、あるいは複合的"個性"が発現する。失礼ですが奥さんと旦那さんの"個性"は?」

「私はものを引きつける"個性"で、旦那は火を吹きます」

「しかし今のところ出久くんにはそういう"個性"の兆候がない、と」

「ええ……私がこの子くらいの頃には、おもちゃを引き寄せたりしてましたけど、出久はそういう様子はないですし……」

 

 お医者さんは、うーん、と唸り、説明を重ねた。

 世代を経るにつれて"個性"は複雑化していること。

 お母さんとお父さんだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんの"個性"を引き継いでいることだってあること。

 あるいは。

 

「"個性"が見た目には分かりにくい場合があります」

「分かりにくい……?」

「例えば、テレパシーの"個性"を持つ子がいたとして、それが厳密には『額を合わせた相手にのみ伝えることができる』、なんて限定的な条件がついたり」

「つまり、"個性"には目覚めているけど、それを使える条件が整ってない、と……?」

「あるいは、"個性"の影響が小さすぎるなんてことだってあります。結局のところ、今後も様子を見るしかないんです」

 

 分かったのは、僕にも"個性"はちゃんと宿ってるってこと。

 お医者さんは『不甲斐ないことしか言えず申し訳ない』なんて言ってたけど。

 

「お母さん。超カッコイイヒーローに、僕もなれるかな」 

 

 僕にだって自分だけの"個性"がある。

 それが分かれば十分だった。

 

「なれるよ!!絶対なれる!!!」

 

 これが、僕はヒーローになると決意した日。

 

 

 

 

 ―――夢を見ている。

 

 

 

 

 それから、数ヶ月。

 僕の"個性"は依然不明のまま。

 幼稚園では"無個性"なんじゃないかなんてたまに馬鹿にされたりするけど、お医者さんが"個性"があるって言ってくれて、お母さんが"ヒーロー"になれるって言ってくれて。

 不安がないわけじゃないけど、決してめげずにいたある日の夜。

 

「熱っ」

「お母さん大丈夫?」

 

 お母さんと二人で朝食を食べていたときのことだった。

 お母さんはお味噌汁を一口飲んで、その熱さで舌を火傷したらしい。

 

「温めすぎちゃった。出久、大丈夫?少し冷ましてから飲んでね」

「んー?丁度いいよ?」

「え?そうかしら……私のだけ熱いってことはないし……」

「スーってしたら丁度よくなるよ」

「フー、じゃなくて?」

「うん。スーって」

 

 僕はそう言って、お母さんのお味噌汁に顔を近づけ、息を吸うような仕草をする。

 お椀をお母さんに返すと、お母さんは一口それを飲んだ。

 

「……あれ。熱くない」

「ほらね!」

「……まさか!!!」

 

 突然大声を出したお母さんは、その声にびっくりして固まった僕の腕を引っ張り、外へ連れ出した。

 行き先は、病院。

 会ったのは、あのお医者さんだ。

 

「―――間違いない。温度が下がっている」

 

 お医者さんが用意したお湯を、お味噌汁と同じようにスーってした。

 お湯から取り出した温度計を見たお医者さんは言う。

 

「出久くんの"個性"は『熱』に関するものでしょう。ご両親の"個性"から推測するに、『熱を引き寄せる』と考えられます」

「よかった……!出久にもちゃんと"個性"が……!」

「"引き寄せた"熱はどうなったのか分かりませんが、恐らくは出久くんが吸収しているか、出久くんの周囲に集まっていると考えるのが妥当でしょう。いい"個性"だと思います」

 

 僕の"個性"は『吸熱』。

 お医者さんはそう判断した。

 見た目が地味だから僕はちょっとしょんぼりしたけど、お母さんはすごく嬉しそうにしていた。

 

「出久、すごい"個性"だよ!」

「そうかなあ……」

「そうとも、出久くん。この"個性"を鍛えれば、立派なヒーローになれる。火事のときに火の熱を引き寄せれば消火できるからね。将来は火災に特化したヒーローだな!」

「そっか……そうなんだ……!」

 

 これが、僕がなりたいヒーロー像を定めた日。

 

 

 

 

 ―――夢を見ている。

 

 

 

 

 "個性"が発現して、数年。

 

「お母さん見て、見て!!」

 

 僕はお母さんを呼び、駆け寄った。

 その右手にはライター。

 

「こら、出久!勝手に危ないもの持ち出して……!」

「う、ごめんなさい。……でも、これ見て欲しいんだ!」

 

 右手を伸ばしてライターを点火し、文字通り息を吸うように"個性"を使う。

 火は揺らぎながら、徐々に口に近づき、そして吸い込まれるようにに消えた。

 

「……!?ちょっと出久、熱くないの!?大丈夫!?」

「平気だよ!すごいでしょ!」

「ええ、すごいわ!」

 

 目指している、火災に特化した"ヒーロー"。

 今はライター程度の小さな火でも、将来は大きな炎だって吸い込んでみせる。

 そう豪語した。

 

「でも危ないことしたからお説教です」

「そんなあ……」

 

 もちろん怒られた。

 が、"個性"の特訓はやめなかった。

 ライターは僕じゃ手の届かない高いところに仕舞われてしまったが、熱いものは火だけじゃない。

 

「出久!!!お風呂に"個性"使ったわね!!!冷たいんだけど!!!」

「つい……」

「明日から私が先に入るわ……出久は後」

「はい……」

 

 お風呂で特訓。

 

「出久!!!部屋で"個性"使ったわね!!!寒いんだけど!!!」

「つい……」

「節電って言ってクーラー点けなかったのは私だけど、ここまで冷やすことはないでしょ!!!室温10度下回ってるわよ!!!」

「精進します……」

「程度の問題じゃないわよ!!!」

 

 夏のリビングで特訓。

 

「出久!!!ストーブに"個性"使ってるでしょ!!!」

「つい……」

「部屋が全然温まらないと思ったら!!!」

「でも僕の周りは温かいよ?」

「あら本当。……出久の周りに熱が寄ってるからでしょ!!!私は寒いの!!!」

「ひえっ……」

 

 冬のストーブで特訓。

 

「ひどいよかっちゃん……!泣いてるだろ……!?」

「なんだデク、"没個性"のくせにヒーロー気取りか」

「これ以上は、僕が許さないぞ!!」

「んなセリフはよお、もっと良い"個性"になってから言いな!!」

 

 公園で、幼馴染たちを相手に立ち向かう。

 

「この前も邪魔しやがってよお……俺の"個性"をちょっと耐えれるからって、調子乗ってんじゃねえか?」

「関係ない!!泣いてる子がいる!!泣かせてるやつがいる!!それだけだ!!」

「……やっぱ調子乗ってるわお前っ!」

 

 BOM!!!!と爆発する手にびびりながら、後ろで座り込んだ誰かを庇う。

 

 これが、僕がなりたいヒーローを目指す日々。 

 

 

 

 ―――夢を見ている。

 

 

 

 

 『最高のヒーローになる』。

 それは決して『架空(ゆめ)』ではなく、『現実』に繋がっている。

 

 

 

 

 ―――夢を見ている。

 

 

 

 

「×××××!!!」

 

 

 

 ―――誰かの叫び声が聞こえる。

 

 

 

 

「×××××!!×××××!!」

 

 

 

 ―――誰かの悲鳴が聞こえる。

 

 

 

「×××××!!×××××、―――!!!―――坊主!!!!」

「……っ!!!!」

 

 意識が覚醒する。

 知らない声に揺り起こされた。

 真っ先に感じたのは、ベッドが固い。まるで床で寝ていたような。

 いや、ベッドではなく、これはまさしく床なのだ。

 

「坊主!!!しっかりしろ!!!返事できるか!!!」

 

 知らない声はなおも僕を揺する。

 うつ伏せだった体を腕で持ち上げようとすると、横から腕が伸びてきて僕の体を支えた。

 

「大丈夫か!?生きてるか!?」

「……おじさん、誰?」

「そんなこと言ってる場合か!?」

 

 その腕を辿ると、慌てた様子の知らないおじさんが一人。

 状況が理解できない。

 ここはどこだ。

 

「意識をしっかり持つんだ!すぐにヒーローが来る!」

「ヒーロー……」

 

 そうだ、僕は緑谷出久。ヒーローが好きで……。

 そう、今日は小学校のクラスメイト数人で、親には内緒で遠出したんだ。

 家からバスで行けるショッピングモールで、最近人気のヒーローのショーがあるって知って、かっちゃんとか、かっちゃんの友達と一緒に。

 もうすぐ始まるってところで館内放送が流れて……。

 

『緊急警報!緊急警報です!!モール内にて火災が発生!!お客様は警備員の指示に従い避難を―――』

 

 放送は途中までしか聞こえなかった。

 視界が一瞬で白く染まり、遅れて大きな音が聞こえた。

 それが爆発だと理解したときには、すでに意識は落ちていこうとしていた。

 

「そうだ、みんなは!?」

「落ち着け坊主、お友達はみんなここにいる。怪我はしちゃいるが、意識はある」

 

 おじさんが後ろを示す。

 そこにはかっちゃんを含め、今日一緒に出かけたみんながいた。

 大きな怪我はないようだが、かっちゃんは渋い顔をして大人しくしている。

 他の子は泣き叫んだり、元気なく座り込んでいたり、さまざまだった。

 その他にも、ショーの会場で見かけた顔が多く並んでいる。

 血で染まった肩を押える男性。

 壊れたスマホをタップし続けている女性。

 倒れた母にしがみつく子供。

 

「避難経路は爆発で崩れているか、火が強すぎるかでどこも通れそうにない。俺たちは逃げ遅れたんだ」

「そんな……!ひ、ヒーローは!?今日のショーの……!」

「いるにはいる……が、見ないほうがいい。爆発の近くにいたみたいで、酷い怪我だ。動けそうにない」

 

 ちらりと、ヒーロースーツを着た男性らしき体が見えた。

 誰かの上着が掛けられていてよくは見えなかったが、スーツがボロボロで、露出した手などが火傷で赤くなっているのが分かった。

 

「ここにいるのは怪我で動けないやつか、意識を失ってるやつばかりだ。大人しく救助を待つしかできない」

 

 僕に状況を説明してくれているおじさんも、どうやら脚に怪我を負ったらしく、ちぎった服の切れ布を巻いていた。

 

「今のところここまで火は回ってきてないが……耐えるしかないな。テレパシー系の"個性"の人間がいれば、救助を呼んでもらったんだが……火に強い"個性"でもいいんだが、この大火事じゃ無理だな」

「火に強い"個性"……」

 

 おじさんのその言葉にはっとする。

 『夢』を思い出す。

 『架空(ゆめ)』を思い出す。

 

「僕……行きます」

「なに?」

「僕の"個性"なら、熱くても……」

「馬鹿言うな坊主!火に強くても無理だって言うのはな、火事ってのは熱だけじゃない、煙を吸うのだって不味いからだ!」

 

 煙を吸わずに。息を吸い込むことをトリガーに"個性"を発動させている僕には、難関だ。

 

「そもそも子供を一人で行かせられるか!大人しく救助を待つぞ」

「でも、それじゃ誰も助からないかもしれない」

「それはそうだが……!」

 

 ここに僕らがいることを知っているのは僕らだけかもしれない。

 他の場所にも僕らと同じように救助を待っている人がいるかもしれない。

 何より。

 

「僕より小さな子が、泣いている……!」

 

 ここで動けないなら、『ヒーロー』になどなれるものか。

 息を吸い込むのがトリガー?

 ならばそのイメージを捨てろ。

 息を吸わずに、"熱"だけを吸い込むのだ。

 辺りを包む火を全て自分の体に。

 その熱を奪え。

 その光を奪え。

 その力を奪え。

 

「ぼ、坊主……?」

 

 "熱"は全て繋がっている。

 火で、空気で、物体で。

 全て寄せ集めろ。

 僕はここにいる。

 僕を焼いてみろ!

 僕を灼いてみろ!

 捩じ伏せて、組み伏せて、叩き伏せてやる!

 

「"Plus Ultra(更に向こうへ)"……!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 夫婦でヒーローをしているウォーターホースは、ヴィランの暴走により大火災に発展したとあるショッピングモールにて消火活動を行っていた。

 しかしその活動の結果は芳しくない。

 火の手は予想以上に強大で、広大だった。

 焼け石に水とばかりに、"個性"で出し操った水は一瞬で蒸発してしまう。

 他の水流操作の"個性"のヒーローたちも同じ様子だ。

 多くは避難が間に合ったようだが、中にはまだ取り残された人がいるだろう。

 外にいる群集からはそこかしこから叫び声が上がっている。

 その中には妻や子を呼ぶ声が聞こえた。

 

「くそ、せめて中に入れるくらいに炎が弱まれば……!」

 

 消防隊も手を拱いている。あちこちが崩れ落ちたせいで、入り口にできそうな場所が見つからないのだ。

 

「……待て。様子が変だ」

 

 誰かが言った。

 火災現場の一角。

 最上階の、端のあたり。

 館内の地図で言えば、確かイベント用の広場の近くだ。

 

「火が弱まっている……?」

 

 先ほどまで煌々と燃えていた炎が、少しずつ、小さくなっていく。

 次第にそれはその一角だけではなく、連鎖的に、炎の赤が弱まり、建物の焦げた黒が見えてくる。

 火が弱まっているのが一目でわかった。

 

「何だ、何が起きている……!」

 

 それは忘れられない光景だった。

 さっきまで誰も手をつけられない程の火の手だったはずだ。

 轟音を立て、破裂音を響かせ、赤々と燃え盛っていた炎のはずだ。

 それが、静かに、鎮火されていく。

 

「きっと誰かの"個性"だ……!あそこに人がいるんだ!!」

「……!!急げ!!梯子を回せ!!!!」

 

 消防隊がその場所へ向かう。

 地上付近は他のヒーローに任せ、ウォーターホース夫妻も消防隊に同行し救助に向かう。

 

「―――こっちだ!!!早く来てくれ!!!」

 

 声が聞こえた。

 人がいる。

 まだ生きている。

 助かる命がある。

 

「早く……!!!あの子を助けてくれ!!!」

 

 その声の主は、男性だった。

 脚を怪我して動けないようだ。

 見れば男性は一人ではない。

 倒れている女性や、怯える子供、何人もの人がいた。

 しかし彼は、彼らは、広場の中心を指し、助けてくれと叫んでいた。

 

「落ち着いて……大丈夫、皆助かります」

「俺らは後でいい!!!あの子だ、あの子を早く止めてあげてくれ!!!」

 

 あの子。

 彼らの指が示す先。

 

「な……何だあれは……?」

 

 言うなれば、熱の塊。エネルギーの停滞。

 空間を歪めているかのように見える、熱と光の揺らぎ。

 その中心に、人の形が見えた気がした。

 

「子供が、まだ小さな少年が……!"個性"で火を『集め』てる!!!」

「……!!!」

「俺が、火に強い"個性"を求めたばっかりに!!!一人で苦しんでるんだ!!!」

 

 建物が隠れるほどの炎。

 それを、その熱を、一人で請け負っている。

 それは、どれほどの苦痛なのだろうか。

 ひょっとしなくても、命が尽きかけているだろう。

 だが、まだ生きている。

 まだその"個性"で、熱を集め続けている。

 小さな"ヒーロー"が、頑張っている。

 ―――ここからは、わたし達が引き継ぐべきだ。

 

「必ず助けてみせる……!」

「任せて下さい!!」

 

 

 

 

 その後数日は、どの番組でも同じニュースが立て続けに流れ続けた。

 ショッピングモールに逃げ込んだヴィランが暴走し、施設内各所で放火したこと。

 イベント用の設備に引火し、多数の被害が出たこと。

 施設一帯を覆う大火災となったこと。

 ヒーローの"個性"を以ってしても一日はかかるであろうと思われた鎮火が、数時間で済んだこと。

 ショッピングモールはほぼ全焼したが、周囲の施設等には被害が出ていないこと。

 怪我人こそ多数いたが、死者は一人も出なかったこと。

 その立役者となった、一人の少年がいたこと。

 

 ―――少年が、数日経った今も、目覚めないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暑っっっつい!!!!!!てか熱い!!!!!!」

 

 

 

 ―――が、その後ちゃんと目覚めたこと。

 

 

 




個性:吸熱
・周囲の熱を集めて吸収する
 ――火を吸熱すると光も一緒についてくる
・吸収せずに周りに停滞させることも可能
・吸収した熱を体内でエネルギーとして保管できる
 ――体内・体表面で発熱が可能
・吸熱量に応じて身体能力強化(チートその1)
・零度以下のものからも吸熱可能。(チートその2)
 ――理論的には絶対零度までいけるはず(試したことはない)

その他設定(未定)
・幼いころから吸熱で体温調整してたから、汗腺が未発達
・高熱に対してある程度自動で吸熱できる
 ――露骨な爆破個性対策
・拳に熱を集中!熱血パンチ!
 ――相手は火傷する
・熱を凝縮して口からビーム出せる(お父さん似?)
 ――相手は焼け死ぬ
・敵から熱を奪う
 ――相手は低体温症で死ぬ

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