デート・ア・ライブ 狂三リビルド   作:いかじゅん

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何処も彼処も単純じゃないからめんどくさいですよねぇ。




第百十一話『関係性(パワーバランス)

 

 

 何かあったな。その確信に〈アンノウン〉が至るまで、長い時間はかからなかった。何かあったのに加え、それはすぐに解決出来ない厄介事だとも。

 

「…………」

 

 形だけ瞑っていた目を開け、閉じられた扉へ視線を向ける。令音がその扉から消えて数時間――――――少なくとも、少女が目覚めて彼女がここまで席を外した記憶はなかった。

 仕事熱心なのやら、この部屋に持ち込んでまで少女に付きっきりだったのだ。それでも、人並み以上に物事をこなせる令音に呆れるべきか……それとも、誇らしい(・・・・)と思うべきか。

 

「ふん……」

 

 馬鹿馬鹿しい。そんなこと、少女に思われたところで迷惑なだけだろう。己の愚かな考えを振り払うように、少女はベッドの上から降り立って出口へ向かう。

 とにかく、彼女ですら簡単に解決できない〝何か〟があったというのなら、確かめないわけにはいかない。傷に障らない程度の足取りで少女は扉の前へ歩いていき。

 

「……外側から鍵、ですか」

 

 普段はかかっていないロックが外側から掛けられていたことに、少女は頬をひくつかせた。さすがは〈ラタトスク〉の最新鋭技術。外からだろうが軟禁程度容易いものである。

 一応、部屋の中にもロックを解除できそうなパネルはあるのだが、少女の知識で操作したところで解除は難しい。令音に行動を読まれることはわかっていたが――――――こうなると、何がなんでも部屋から抜け出してやりたくなる。

 

「……狂三ほど天邪鬼ではない、と思っていたのですが」

 

 大人しくしていろ。そう令音は言いたいのだろう。いつもは言われる側ではなく、言う側だった言葉。それが、令音に諭されるとは全く想像もしていなかった。これが令音ではなく琴里であったなら、少女も仕方なしと大人しく従ったかもしれない。

 部屋を見渡して、脱出できそうな場所がないか探る。幸いにも、この部屋は精霊を保護するために特化したものではなく、やろうと思えば抜け道にできそうな場所はある。

 

「……っ」

 

 だが、少女自身の身体が問題だった。傷の中心、貫かれた腹に鈍い痛みが走って少女は咄嗟に壁に寄りかかり息を吐き出す。

 

「く……」

 

 天使の権能は作動している。しかし、これでは武器を振るうどころか跳ぶことすら難しい。自身の身体の貧弱さに、思わず苦笑が零れた。

 化けの皮が剥がれてしまえば、少女にできることなど限られすぎている。この傷とて、〝彼女〟ならこんな無様は晒さない。けれど、少女は結局その程度なのだから、現実を受け入れて無いものは無いなりに進むしかない。

 

「……さて、壊すわけにもいきませんし、どうしたもので――――――」

 

聞き慣れた(・・・・・)重音が響いたのは、それに言葉を遮られたこの瞬間だった。

 壊すわけにもいかない、と言った傍から煙を吐き出し、機能を停止した扉を再び頬をひくつかせ無言で見つめていると、壊れた扉を力づくで開けた精霊(・・)が姿を現した。

 

「あら、起きていらっしゃったのですね」

 

「……仮に寝てても、こんなことされたら嫌でも起きますよ」

 

 直球に嫌味をぶつけてやれば、悪びれることもなく肩を竦める『狂三』。見慣れたメイド服を着て、段々と態度が本体と逆転してきている気がする分身体――――の、特殊個体(・・・・)

 

「これ絶対高いでしょう。謝るの私なんですからね」

 

「別に良いではありませんの。必要経費ですわ」

 

「今すぐこの組織の経費を計算してる人に謝ってください」

 

 銃で扉を破壊することが必要経費であってたまるか。全く反省することもなく銃を遊ばせる『狂三』に、少女は頭を抱えて大きくため息を吐く。

 出られるには出られたが、令音の小言が間違いなく増えた。まあ、今はとにかく切り替えるしかないと少女は声を発した。

 

「……で、何の用です」

 

「出立の前にご報告を、と馳せ参じた迄ですわ。あなたの代わりに、わたくしが例の件(・・・)で出張ることになりましたので」

 

「……ああ、なるほど。第二の精霊(・・・・・)ですか」

 

 それは確かに、申し訳ないことではあった。本来であれば少女も同行するはずだった案件であろうが、このザマでは足手まといにしかなるまい。だからこそ、少女の代わりを務められる『狂三』が動く……少女にとっては、あまり好ましい事態ではないのだが。

 

「分身の『わたくし』だけで話が済めば良かったのですけれど、敵も流石の警戒ですわね。輸送機の離陸を止めることは叶いませんでしたので、当初の予定通り網を張るのが得策ですわ――――――『わたくし』も、今は動けないでしょうし」

 

「っ、狂三に何かあったのですか?」

 

 その言い方は、確実に何かがあった。士道に何かが起こったのは察していたが、狂三までは聞いていない。

 わかりやすい焦りを見せる少女に、『狂三』は優雅な微笑みを崩さず言葉を返す。

 

「予想外のトラブルがありましたわ。影に控えた分身体を出すこともままならないということですので、作戦行動を先に取っておいて正解でしたわね」

 

「原因は?」

 

「詳しくは不明ですが、士道さんが関わっているのは、間違いありませんわ」

 

「……!!」

 

「最悪の場合――――――この戦争(デート)の幕は、ここで下りてしまうのかもしれませんわ。ああ、ああ。楽しみですこと」

 

 トン、トン。とステップを踏み、言葉通り楽しそうに『狂三』が踊る。最悪の場合と語る割には、内心で本当にそう思っているのか怪しく見えてくる。

戦争(デート)の終わり。その言葉が意味のままならば――――――狂三が士道を喰らう(・・・)事態が、万が一でも想定されるほどの事象が起きている、ということになる。これは急いだ方が良さそうだと、少女は病室から出て『狂三』へ問いを放つ。

 

「狂三はどこに?」

 

「この施設の司令室に当たる場所ですわ。どの道、あなたがそちらへ向かうことは想定していましたけれど、『わたくし』をくれぐれもお願いいたしますことよ?」

 

「……わかってます」

 

 この身に変えても。覚悟は、傷を負った身でも変わらない。取り敢えず、『狂三』の言葉を信じて狂三と令音のいる司令室を目指して歩き出す――――――その前に、一瞬だけ少女は『狂三』に言葉を放った。

 

 

「……あなたも、わかっていると思いますけれど、無理はしないように――――――あなたが消えたら、私も命の使い方を考えなければならないので」

 

「きひひひ!! わたくしがいなくとも、使い方は考えて欲しいものですわ」

 

 

 狂気的な笑いと微笑みを見せ、『狂三』が影へと消える。それを見届けた後、少女も背を向けて施設内を歩き出す。

 

 『狂三』の願いに答えるのは――――――無理な話だと、微かに微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ!! 良いです、とても良い!! しかし私には司令という真に忠誠を捧げたお方が……」

 

「うるさいですわよ。足掛けは足掛けらしく、黙って跪いてなさいな」

 

「アァ――――――!!」

 

 臨時司令室に入ったら、女王様が本当に女王様になっていました。どうすれば良いでしょうか。教えてください五河琴里。

 

「…………えぇ」

 

 結果、呆れた声を微かに零すだけに留まった。他に言いたいことがないわけではなかったが、ありすぎて言葉に出来なかったとも言う。

 〈ラタトスク〉の施設。地下の一角に備えられた部屋に、琴里を除いた空中艦〈フラクシナス〉のクルー面々が勢揃いしていた。巨大なモニターには、水着を着た士道と精霊たちがアップで表示されている。何やら作戦行動の最中、といった様相――――――なら、我が女王の女王様ムーヴは何なのだろうか。

 チラ、と司令席を見遣れば見たこともないほど不機嫌な狂三が物語によくいる偉そうな女王様のようにふんぞり返って、副司令……だと思われる神無月恭平を足蹴りにしていた。クルーたちはそれを気にしてすら……否、各自気にしないように頑張っているようだ。職務を全うするのも大変だなぁと同情を禁じ得ない。

 ともかく、この混乱極まる状況を一番説明してくれそうなのは、狂三が〈アンノウン〉の人生史上類を見ない狂い方をしている以上、もう一人の探し人しかいない。大変に気は進まないが、少女は歩きながらため息混じりに〝彼女〟へ声をかけた。

 

「……解析官」

 

 手元のコンソールを叩く手がピタリと止まり、村雨令音が椅子を回転させ少女へ身体ごと向き直る。

 何ともまあ、珍しいもので。令音は正しくじろりと睨むような(・・・・・)目付きで少女を捉えた。

 何を言いたいか、何を言われるか。それがわからないほど少女は間抜けではない。ローブの下で視線を逸らすくらいは容易いはずなのに、バツが悪そうに思わず顔ごと背けてしまう。

 

「……悪いと思っているなら、養生していて欲しかったね」

 

「……あなたが、いつもの時間になっても来ないのが気になったんですよ」

 

「……寂しかったのかい?」

 

「なっ、誰が――――っ!!」

 

 令音にらしくもないと思ったばかりだというのに、自分がらしくもなく声を荒らげてしまったことでクルーたちがどよめいて視線を少女へ向けた。慌ててぺこりと頭を下げて何事もないことを伝える。

 少女は〈ラタトスク〉を邪魔しに来たわけではなく、状況の確認に来たのだ。騒ぎ立てるのは本意ではない。八つ当たり気味にわかりもしない睨みを利かせながら、少女は令音と会話を交わす。

 

「……取り敢えず、状況を説明してください。頼れる人があなたしかいないんですよ。我が女王も……何か、アレ(・・)ですし」

 

 狂三をアレ(・・)という表現で伝えなければいけないのは、恐らく少女の人生でこの一度きりだろう。そのくらい、今の狂三の様子は常識を逸している。

 ふむ……と顎に手を当て考えるような仕草をした令音が、彼女の隣にある用意されていた(・・・・・・・)もう一つの椅子を指し示し、静かな声を返した。

 

 

「……君が私の言うことを聞いてくれるなら、考えよう」

 

「………………ああ、もう」

 

 

 それ、実質選択権がないでしょう。そんな事実確認は言葉にならず……動きが読まれているのは、どうにも奇妙なものだと、少女は大人しく椅子に収まりながら思う――――――心地が良いのが、また苛立たしい。

 

 

 

「……はぁ。つまり、五河士道がチャラくなったので精霊の皆さんで元に戻そう。ということですか?」

 

「……非常に簡略化された表現だが、そうなるね」

 

経路(パス)の狭窄による霊力循環の不具合。それに伴う高熱、及び霊力の影響で自制心が外れた五河士道。ジゴロ(・・・)になったというべきか、はたまた彼自身が演じるそれに呑まれてしまったというべきか。

 席に腰掛け、続く精霊たちによる士道を(・・・)デレさせる……精霊への好感度が高い彼へ正しく言うなら、ドキッと(・・・・)させる作戦をモニター越しに見ながら、少女は把握した状況の整理を始めた。

 

「……狂三はどうなんです?」

 

 狂三は士道に封印された精霊ではない。だが、士道からの影響を一番に受けている精霊と聞いた。影響を多感に受けた結果が、あの女王様ムーヴというのは何とも不可思議な話ではあるが。

 少女の問いに難しげな顔で令音は言葉を返す。

 

「……シンと狂三の経路(パス)は狭窄を起こしていない。それどころか、正常すぎるくらいだ」

 

「――――怖いくらいに、ですか」

 

「……ああ。それしかわからない以上、精霊たちとの経路が正常化された時、二人の経路に何かが起きないことを祈る他ない」

 

 それは、かなり厄介な案件だ。ひとまずは落ち着いたようだが、封印された精霊とは勝手がまるで違う士道と狂三の経路(パス)。その上、〈ラタトスク〉の最新鋭設備を余すことなく使える令音でさえ、ろくな解析結果を出すことができない。

 今の士道の身体が単純な時限爆弾だというのなら、二人の経路(パス)は解体した時に何が起こるかわからないパンドラの箱。中に入っているのは希望か、それとも……。

 

「……まあ、理屈はわかりましたけど、それとあの狂三の奇行に関係はあるんです?」

 

 聞いておいてなんだが、なかったら困る。幸いにも、令音は間を置いたりはせず言葉を返してくれた。

 

「……シンの異常に影響を受け乱された霊力を強引に制御したことで、シンの精神状態と似たものになっていると推測できる。自制心が外れた状態にあるようだ」

 

「……あれが、狂三の願望なんです?」

 

 相手が喜んでいるとはいえ、あまり好ましい願望ではない。不安がる少女を見て、令音は緩やかに言葉を否定した。

 

「……いや。どちらかと言えば、ストレス解消(・・・・・・)ではないかな」

 

 流石にSな女王様の願望はなかったらしい。一安心ではあるが、それはそれで別の問題が発生してしまう。

 ストレス、というと……経緯の中に到底信じられない出来事があった。恐らく、それ(・・)のことだろうと少女は口に出した。

 

「……五河士道に無視された、ですか。ちなみに、好感度の程は?」

 

「……下がってはいないが、機嫌はマイナスを超えて最悪だね」

 

 無視されたというのに好感度は下がらない。が、機嫌は類を見ない下がり方をした、といった感じか。

 ふむ。と口に手を当て、一言。少女の本音が漏れ出た。

 

「……難儀な子ですね」

 

「聞こえていますわよ」

 

「……これは失礼」

 

 不機嫌そのまま、ギロりと睨みつけて少女へ声を飛ばす狂三に肩を竦めて冗談交じりに謝罪する。体調不良と聞いていたが、少女の本音を拾い上げるくらいには回復しているらしい。

 

「……解析官は、どう考えています? 五河士道の意図」

 

「……ん、可能性としてはシンが狂三に嫌われることを内心で恐れ、避けたいと思っている、などが考えられるね」

 

「……うーん、何かもっと単純な(・・・)気がしますね」

 

 腕を組んで考え込む少女に、令音も賛同するように頷いた。

 

 

「……君と同意見だ。些か、可能性としては安直と言える」

 

「……そうですねぇ。何せ――――――五河士道ですし」

 

 

 今までのことを考えて、彼の狂三への想いを見てきた少女にとって、令音が口にした最初の可能性は、彼女の言葉を借りるなら些か自分本位(・・・・)が過ぎる。

 常に狂三のことを考え、けれど自分のために狂三が欲しい。そんな矛盾した思考の持ち主が五河士道という少年だ。その彼が、一方的に狂三のことを無視して、身の保身のためだけに狂三の機嫌を損ねるなど、まずありえない(・・・・・)

 本人に理由を聞ければ一番早いのだが、当の本人が暴走状態であり、最も聞き出せそうな人物を避けて通るものだからどうにもならない。今まで士道と狂三の間にあったものは、目的の食い違いしかなかった。そのため、こういったカップルの痴話喧嘩(・・・・・・・・・)は少女と令音でもお手上げなのだ。

 放って置くわけにもいかないので、士道攻略中は暇を持て余している少女が何かしらを講じておきたいところではある――――――が、次の瞬間。

 

「――――――っ!!」

 

 エマージェンシー。非常事態を告げるアラートが臨時司令室に響き渡る。

 

「なんですか、これ?」

 

「……してやられた。シンと精霊たちがいる施設の上に〈バンダースナッチ〉の反応――――――離れた位置に、エレン・メイザースと思しき反応もある」

 

「……ちっ。どこから嗅ぎつけたんですか、あのいけ好かない男の腰巾着は」

 

 思わずそう吐き捨て、少女は思案を巡らせる。DEMが今目的とするものとなれば、間違いなく精霊の力を自在に操る士道だろう。

 

「……この距離まで接近を許したのは不味いですよ。私も狂三も動けず、確か精霊の皆さんも今霊力を行使するのは危険なんでしょう?」

 

 攻略を終えた精霊は、八舞姉妹と七罪のみ。四糸乃は今まさに士道を攻略中だが、それを含めてもようやく半分。約束の時刻、夜の十二時まで妨害ありきで間に合う保証はない。

 しかし令音は、この状況でも大きな焦りを見せる様子もなく、冷静に会話を続けた。

 

「……ああ。だが、こういう時のための対抗策は用意してある。……できれば、使いたくはなかったが」

 

「……宛はあるってことですか――――――そういうことです、我が女王。大人しくしていてくださいね」

 

 顔だけを向けてそう言葉を発してやれば、腰が浮きかけた(・・・・・・・)狂三が少々不機嫌な表情で投げやりに言葉を返した。

 

「言われずともわかっていますわ。あなたではないのですから」

 

「あら、魔女っ子ちゃんが霊力を使った時は、心配でハラハラした顔を隠せていなかった――――――」

 

「撃ちますわよ」

 

「……と、解析官が言っていました」

 

「……何もそこまでは言っていないが」

 

 ポリポリを頬を掻く令音に、如何に狂三と言えど脅し文句は飛んで来なかった。今の狂三なら冗談抜きに銃を抜きかねないので、揶揄うのも程々にしなければならないかもしれない。

 兎にも角にも、狂三の制止には成功した。あとは現場の琴里たちに状況と指示を伝える令音を待つだけ――――――

 

 

『奥義――――――』

 

 

 だったはず、なのだが。モニター内の士道が何かの構えを取り、両手を合わせ腰元に構えている。

 少女、そして令音までも眉を顰めたその動作。士道は、迷いなくその両手を突き出し霊力を解き放った(・・・・・・・・)

 

 

『瞬・閃・轟・爆――――破ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――ッ!!』

 

 

 モニターを埋め尽くすほどの極光。その霊力波は、少女の記憶に違いがなければ十香の〈鏖殺公(サンダルフォン)〉や折紙の〈殲滅天使(メタトロン)〉の最大火力(・・・・)に劣らないものだ。

 〈バンダースナッチ〉が崩しかけた天井を完全に貫き通し、滞空していた数十機の人形を欠片の一つさえ残さず粉砕しきる。

 

「……対抗策って――――――」

 

「……違うよ」

 

「……ですよね」

 

 見ていた誰もが予想外だっただろうな。と少女は苦笑いを浮かべる。

 

 

「…………かっこいい、ですわ」

 

 

 約一名、その予想外にうっとりと頬を赤らめた方がいたようだが、士道ならなんでもいいのではないかと少し不安に思う〈アンノウン〉であった。

 

 

 






狂三の中ではかっこいい判定入るの……かなぁ?まあ作中時間の狂三の状態での判定なので、普段なら真相は闇の中。

謎が深まる分身特殊個体。ただ単純に原点の狂三の代役というだけではないのです。

この回と次の回で令音とアンノウンのバランスは見えてくると思います。ていうかもうお気づきの方が大半でしょうが、基本的に令音側が強いです。というより、アンノウン側があまり強く出ない、のが正しいかもしれません。なんででしょうね(棒)

士道が自分本位だけで狂三を避けたなら好感度も何かしら変化したかもしれません。忘れないで欲しいのは、本作の士道は心の底から彼女に狂っているのです。だからこそ、暴走状態でわざわざ狂三を避けた異常性には必ず理由があります。どんな理由なのでしょうね。答えは必ずありますよ、ふふふ。

感想、評価、お気に入りなどなどお待ちしておりますー。次回をお楽しみに!!

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