「ありがとう、狂三。皆の怪我の手当、本当に助かった」
「いえ、いえ。わたくしなど……美九さんや七罪さんのおかげですわ」
「あはは……私のも、あくまで鎮痛作用がある〝歌〟ですから。気休め程度ですけどねー」
折紙と、そして〈アンノウン〉が姿を消してから士道たちが移した場所は、来禅高校の保健室。
本当ならば〈フラクシナス〉の医療用の顕現装置を使えればいいのだが、未だに琴里との連絡がつかず、士道の家や精霊マンションも周りが主戦場になってしまいめちゃくちゃになっていた為、仕方なしの妥協案として選んだのだ。
手をひらひらとさせ謙遜する美九だが、全身包帯だらけで見るからに痛々しい皆には彼女の〈
「いや、皆が楽になれてるんだ。助かるよ。七罪も……って……」
美九への礼と共に、治療におけるもう一人の功労者を労わろうとしたのだが……なんというか、恐ろしい
「……どうやら、しばらくはそっとして差し上げた方がいいようですわ」
「そ、そうだな……」
保健室の隅っこで膝を抱え、念仏のようにひたすら何かを呟く七罪。彼女には、能力を応用して酷い傷を手当してもらったのだが……ある程度自由に能力を引き出せると言っても、条件が条件なだけに絞り出すような使い方をすると、ネガティブ娘はああなってしまうらしい。
復帰したら、改めて労わってやらないとな、と苦笑する。
「にしても、博識だとは思ってたけど、こんなちゃんとした医療の知識まで知ってるんだな……」
顎に手を当て、心の底から感心する士道の目には、持ち込んだ医療道具を用いて十香たちの治療を行う『狂三』と、その手伝いをしてくれている四糸乃の姿が映っていた。
とてもではないが、保健室に備え付けられた包帯や湿布程度ではどうにもならない重病患者たちが、どうにか真っ当な治療を受けられたのは七罪だけでなく狂三の力が大きい。
移動の時点でも『狂三』たちの力は借りたが、まさか医療キットまで持ち込んだ上で、士道が驚くほどの技術と知識で十香たちの怪我を手当してくれるとは思いもしなかった。
士道とてある程度の知識はある。が、それは一般的な教育で学ぶ程度のもので、とてもじゃないが狂三ほど上手くやれる自信はなかった。
「大したものではありませんわ。『わたくし』はわたくしの過去、履歴。培った知識があれば、この程度の事はこなせますわ。偶然、わたくしの頭に医療知識が収められていたに過ぎませんことよ」
「……出来すぎた偶然に、感謝するよ」
賞賛の言葉を誇る事もなく、いつもの微笑みを浮かべて返答した狂三に、士道は困った表情で頬をかく。
少なくとも、偶然で済ませるには過ぎたる知識だと思う。まあ、狂三の器量と要領の良さを思えば、そういうこともあるかと納得する他なかった。
「――――――単なる、昔の名残り……ですわ」
ポツリと、こぼれ落ちたその言葉に。士道は目を見開いた。
「昔、って……」
「青臭い、何かを持っていた、わたくしの……」
「っ……」
息を呑む。確かに、士道は狂三の全てを知りたい、そう言った。しかし、それは
「……無理に話そうとしなくていい」
「え……」
「――――――俺は、ずっと待ってる。狂三が話したくなったら、話してくれればいいさ」
だから、そんな辛そうな顔をしないで欲しい。好きな子にそういう顔をさせたくないから、士道は頑張っているんだ。驚いた顔をする狂三を、ちゃんと元気づけられる笑顔を見せてやる。
「お前のことを知りたいのは、俺の勝手な願望だからな。もちろん、狂三が辛くない過去の話なら大歓迎だぜ」
「……ありがとうございます、士道さん」
「……お、おう」
へへへ、と笑いかける士道に、狂三は緊張が溶けたようにホッと息を吐いて、幼い少女を思わせる笑みで感謝を口にした。なぜだか、普段と違ったものを見るギャップからか胸が高鳴って顔に熱が行く。つまりは、いつもの事だった。
「……あのさー、イチャつくんなら外でやってくれなーい? 傷に響くんだけどー」
「達観。耶倶矢、それは不可能というものです。外に出たとしても、この甘い空気から逃れられると思えません」
『な……!!』
揃って見てみれば、ベッドから軽く身体を浮かせながら呆れた表情で士道たちを揶揄する八舞姉妹。いつものノリでやってしまったが、また二人だけの空間というやつを作ってしまったらしい。呆れた八舞姉妹の他に、少し頬を膨らませた十香、顔を赤く染めながらも興味津々な四糸乃、何故か興奮気味の美九、相変わらず壁とお友達の七罪がいる。
ちなみに、分身体は数人それぞれ表情が違い、なかなか個性が見て取れる……ではなくて、コホンと誤魔化すように空気を変えて、士道は事の本題に入った。
「……教えてくれ、みんな。あいつに――――折紙に、一体何があったんだ?」
――――――
士道が駆けつけた時、十香の【
予感はあった。しかし、それは荒唐無稽の予感であり……同時に、確信を持った予感でもあった。その当たって欲しくなかった予感は、的中した。
鳶一折紙は今日この日、間違いなく新たな精霊となってしまったのだ。
「いや……詳しいことはわからぬのだ。一度、あやつを吹き飛ばしたのだが……戻ってきた時にはもうああなってた」
「ふん、さすがにあれには驚いたな。く……あの派手な登場。なんとか参考に出来ぬものか……いや、しかし白というのはあまり我の性に合わぬ……」
「首肯。凄まじい威圧感でした。〈アンノウン〉の救援や、十香の霊力が完全でなかったなら、皆やられていたかもしれません」
「……そう言えば、折紙が精霊になって現れる直前に、通りすがりの人は何かを不思議なことを言っていたな。確か……『私も彼女を選ぶよ』、などと言っていた気がするが……」
「〈アンノウン〉が……?」
一体、どういう意味かはさっぱりではあるが……十香の言うことが確かなら、白い少女はまるで
この場にいない少女の代わりに、少女を知る狂三に目線を向けるが、彼女も小さく首を振って否定を返した。
「……察しの通り、隠し事が多い子ですので、わたくしも存じ上げませんわ」
「うーん……もしかしたら、折紙さんも〝神様〟に会って、それを〈アンノウン〉さんは知ってたーって事ですかねー」
「――――〈ファントム〉、か」
美九は琴里と同じく〈ファントム〉と思われる精霊によって、人から精霊にされた過去を持っている。他の者より、〈ファントム〉の存在に思い至るのも当然の話だった。
「……あいつ、〈ファントム〉のことを知ってるのか……?」
「可能性はありますわ。ただし、わたくしが訊いたところで、口を割ってくださるかは別の問題ですわね」
「狂三でダメなら、誰が訊いても同じだろうな……」
基本的に、狂三の言うことには従うほど狂三に入れ込んでいる〈アンノウン〉だからこそ、彼女が相手でも教えるつもりがなかったら、士道たちに情報はもたらされないだろうと頭を抱える。
〈アンノウン〉を今更疑っているわけではないが、少女が何か〈ファントム〉と因縁があるなら、本音を言えば知っておきたい。何しろ、行動目的や思想、何から何まで不明瞭なのだ。正体不明の〈アンノウン〉の方が、まだわかっていることが多い。
〈ファントム〉、〈アンノウン〉、そして少女が追いかけていった――――――憎む精霊になって、途方もない自己矛盾を抱えてしまった折紙が去り際に見せた表情を思い出し、士道は心に落ち着かないものを感じた。
「〈アンノウン〉は……折紙を追いかけて、どうしたいんだ」
「折紙さんは精霊になった。この事実がある以上、わたくしにも関係が出来てしまいましたわ。わたくしが関わる事柄なら、あの子も考えを保留にしているはずですわ」
「あいつが折紙を……倒すか、どうか……」
殺すかどうか、なんて言葉は言いたくなかった。少女だって、本心では折紙を殺したいなどと思っていない。
「精霊になった、か……」
折紙は精霊になった。故に、狂三が関わる事柄になった。正確に言えば、士道が関わる事柄と言えた。精霊と士道が、密接に関わる事象であるのだから。
「……あやつは、言っていた。精霊を殺すために、精霊の力を使うと。そして最後は……自分さえも、殺すと」
「……ッ」
「あら、あら。なんとも傍迷惑な
そう冗談のように口にする狂三も、からかうような表情ではなく真剣そのものだ。
自殺願望。まさに、その通りだ。自己という己を殺そうとした折紙は、いつか本当に自分自身を殺しかねない危うさがあった。そして今、考えうる限り最悪の形で士道の予測が現実に迫っている。
「折紙……」
どこかへ消えてしまった折紙。彼女の行方を探したいと思っても、士道では身動きが取れないのが現状だった。怪我をしている上に、霊力が完全に逆流し再封印が必要になった十香。彼女だけではなく、耶倶矢たちだって放ってはおけない。
今までであれば、〈フラクシナス〉の設備を使って捜索を行えたのだが、琴里たちと連絡が取れない今は机上の空論となってしまった。
となれば、取れる方法はそう多くはない。琴里や令音、〈フラクシナス〉の力を借りられないだけでこのザマだ。人に頼る事柄が多いことは自覚している。だからこそ、己が出来る最大限のやり方を取らなくてはいけない。
「狂三」
視線を送ると、こくりと頷き、士道が言葉を発するより前に彼が求めるものを狂三は言葉にした。
「精霊となった折紙さんとの対話の可能性。それを残すのは、あなた様ただ一人……今『わたくし』があの子と折紙さんの行方を探っていますわ。今しばらく――――――」
「――――――『わたくし』。
突然、影から現れた新たな分身体が手に持った携帯電話。既に通話が成されているそれを見て、士道たちは目を見開く。何せ、彼女と連絡を取る人物など該当する者は一人だけだ。
そんな中、狂三だけは至極冷静にふむ、と唇を指でなぞり、声を発した。
「変わりますわ」
訊くまでもなく、相手はわかっているのだろう。皆が見守る中で、狂三はその手に通話の繋がった携帯を手に取った。
「さて、さて、お電話変わりました。あなたのご主人様ですわ」
冗談めかした余裕のある会話。だが、電話の主が口にした言葉で然しもの狂三も、目を丸くすることとなった。
『はい、こちらご主人様の従者です。実は――――――
それは――――――どちらにとっても、ありえないと思っていた選択だったのだから。
「私に話……ですか」
「…………」
折紙が口に出した内容が、心底信じられない、という訝しげな口調で白い少女は折紙を見やる。
「……どういう風の吹き回し、なんて物じゃありませんね。あなたに限って、私に恩を感じているなどありえない話でしょうし――――――どういう意味です?」
「そのままの意味。あなたと話したいこと……頼みたいことが、ある」
「頼み事……ですか。内容次第ですが……」
ありえない。少女が知っている鳶一折紙という人間――――今は精霊となった元人間は、武装した忌むべき精霊に仲良しこよしで頼み事をする人物ではない。幾度か危機を救ったことはあるが、今更その事を蒸し返す性格ではお互いにないだろう。
折紙の言葉にますます意図が読めず、身動きが取れない白い少女に、彼女は構わず言葉を続けた。
「〈アンノウン〉。あなたの力を借りたい――――――私を、時崎狂三の元へ連れて行って欲しい」
――――――だが、その言葉を喉を震わせ空間に放った、瞬間。
「――――っ」
色のない刃が、折紙の首元に現れた。あと数ミリ、それだけで折紙の白い肌を赤く染めるであろう、鋭くも美しく、この世のものとは思えない色をした刀。それ以上に――――――折紙をして、感じた事のない狂気に呑まれそうになる殺気。
「……はっ。正気ですか、あなた。私の前で、そんな戯言を口にするだなんて」
「…………」
濃密なプレッシャー。殺気とは所詮、人が持つ感情の発露、その一つ。可視化するなどありえはしないが、そう思ってしまうほど、〈アンノウン〉の殺気はこれまで感じたことのない――――――否、ただの一度だけ、この狂気に迫るものを感じたことがある。
半年前。引いてしまった引き金が、五河士道を貫いてしまったあの日。幾ら悔いても、悔いきれるものではない、あの瞬間に……夜刀神十香、彼女が見せた真っ黒に淀んだ感情の塊。
「……あなたにとって、時崎狂三は」
「私の全て。私が無様に生きている、たった一つの理由。害を成すならば――――――精霊になった価値ある女王よ。あなたを、殺そう」
短く、簡潔的に。それでいて重く、強く。
精霊同士の繋がり、そう一定の予想を立てていた折紙を裏切る――――――まるで、折紙が士道を大切に思う、行き過ぎた感情。それと酷く似ている。
〈アンノウン〉は嘘をついていない。時崎狂三に害を成すなら、何があっても、誰であっても立ち塞がる。折紙と
今のこの場で折紙の首を刎ねる事に、少女は思考はすれど容赦はしない。
「お願い」
「…………」
忌むべき精霊に、このような謙った態度を取る事になっても、折紙の心にある微かな希望は、折れようとはしなかった。
「……もう少し、賢い人だと思っていたんですけど……そう言えば、後先考えない人でもありましたね、あなたは」
士道を守るためだけに、力を手放す事を覚悟して〈ホワイト・リコリス〉を扱った時。まともな装備も持ち出せないというのに、危険な戦場に突っ込んで無謀にも、エレン・メイザースと戦った時。
今この瞬間、鳶一折紙に状況打開の策があるのか――――――ないだろう。折紙がその気になれば、あるかもしれない。だが、少女に刃を突きつけられながら、天使を呼び起こす事すらしない折紙には、ない。それがわかるから、少女には理解できなかった。
「……あなた、死にたいんですか」
「生きる。私には、やらなければならないことがある。そのために、時崎狂三に用事がある」
「…………」
言っていることと、やっていることが矛盾している。少女も呆れ果てて言葉を失った。
頭が良く、要領も良い。だと言うのに、頑固で、頭が痛くなるほど強情で、やりたいことを言い出したら、どんな説得にも応じようとしない。
知っている。そんな人を。この世に二人といないと思っていた、強情極まる女の子を。
「っ……」
姿形も、纏う色だって真逆。なのに、少女の色彩は――――――黒と白が、重なってしまった。
手に持った刀が、小さな音を鳴らしてブレる。ほんの一瞬の迷いでしかないそれは……。
「……狂三に、一体なんの用があるんです?」
恐らくは、白い少女の
少女の心境の変化を感じ取ったのか、折紙はその言葉にようやく表情を緩ませ、すぐに引き締めて声を発した。
「時崎狂三に質問がある――――――その答えに応じて、彼女の力を
「あの子の力……――――――!!」
一瞬、疑問を浮かべた少女だったが、すぐさま折紙が何を求めているのか思い浮かべる。
誰よりも狂三に付き添って、誰よりも狂三の願いを知っている少女は、狂三が持つ唯一絶対の力――――――禁じられた弾丸に思い至ってしまう。
知れば誰もが望むだろう。どのような小さなことでも、欲というものがある生命なら、たとえ一瞬であっても願わないはずがない。故にその力は、
同時に、人の常識に囚われたものであれば、それがありえない事だと捨ててしまう。しかし、人の身を捨てなお、復讐という狂気に身を浸した折紙は――――――辿り着いて、しまった。
「……ああ、本当に……
もう、何度目かの、言葉。
少女の勘違いなのかもしれない。でも、折紙はその答えに行き着いたと、信じてしまう。
過去に囚われた
「……?」
「なんでもありません――――――自分の甘さに、呆れてしまっただけです」
「っ!! それは……」
言って、刀を下ろしただけでなく、それをゆっくり鞘に納めた少女を見て、折紙は純粋な瞳で声を発する。それは、初めて聞く彼女の
「……取り次いではみましょう。ただし、あの子から交渉の場を引き出せるかは、あなた次第です」
「問題ない。やってみせる」
「ろくな策もないのに、どこからその自信が来るのやら……少し待っててください」
まったく、焼きが回るとはこの事か。まさか、覆しようがないと思っていた命の取り合いを、他ならない鳶一折紙の手で止めさせられるとは。
だが、まあ。
「――――仕方ない、かぁ」
ほとほと、惚れた人に甘いのは、生まれの譲りらしい。
「――――――お茶のお誘いにしては、少々過激なお相手ですわね」
お客様、などと言えるような相手か。こんな状況で、狂三と話し合いの場を持ちかけるような人とは思えないが……この言い方は、間違いなく
『断るなら追い返しますけど……多分彼女、あなたの分身の首根っこ掴んで、引きずり回してでも押しかけて来ると思いますよ』
「……笑えないジョークですこと」
まあ、目的のためなら道理を飛び越えるのが折紙だ。街に放っている分身体がいるのは事実なため、容易にその場面は想像出来てしまう。今の折紙には、それだけの力がある――――――それだけの力があるというのに、その方法を取っていない。
「……わかりましたわ。場所は追って伝えますわ。お客様を、お連れしてくださいまし」
『――――かしこまりました、我が女王』
電話が途切れる。士道でも、十香でも、ましてや他の精霊でもなく、狂三。一体、何の用事があるというのか……狂三にわかるのは、白い少女に取り次いでもらうリスクを背負ってでも、
「狂三……」
「心配なさらずとも、平気ですわ。あの子が選んだお客様ですもの。ここは、わたくしに任せてくださいまし」
会話の内容で誰かが狂三とコンタクトを取ったことはわかっているのか、士道が不安げな表情をしているのを狂三は微笑みで返す。
狂三が折紙と接触する事を受け入れたのは、単に分身体の事があるからではない。白い少女が、それを判断したからこそ、だ。
折紙の排除を決めたあの子の判断を、当の本人がどう説き伏せたのか――――――狂三に会わせるだけの価値を、折紙が持っていたのか。精霊であるから、なんて楽な理由ではないだろう。どちらにしろ、少女が通すということは折紙は戦闘を望んでいないということだ。
「……少し席を外します。『わたくし』を一人置いていきますので、何かあれば頼ってくださいまし。では……」
「っ、狂三!!」
「……? はい」
どこか焦ったような、何かの焦燥に駆られるような、影へ消えようとする狂三をそんな表情で士道が呼び止めた。
「あ、いや……
「……ぷっ、ふふ。ええ、ええ。士道さんこそ」
今朝のやり取りと、逆転してしまった事に吹き出しながら、狂三は優雅に一礼して影へと消えた。待ち侘びているであろう、
後にして、思えば。士道は漠然と感じ取っていたのかもしれない――――――待ち受ける終末の、引き金を。
美九編でもわかる通り白い少女の惚れたとか好きは基本的には友愛のそれです。だがそれが愛情として劣ると誰が決めry みたいなノリだと思ってください。士道への方向性は、まあ今のところは想像にお任せします。一言言うのなら生まれの譲り、ですかねぇ。
原作だとマジで首根っこ引っ掴んで辿り着いてるしよく殺し合いにならなかったものですね。狂三は霊力消費避けたいから当然なのかもしれないですけど、普通折紙が精霊と話し合いとか気が狂ったとしか考えられないので。
次回、復讐鬼たちの再会。喜劇となるか、悲劇となるか。感想、評価、お気に入りなどなどお待ちしておりますー。次回をお楽しみに!