デート・ア・ライブ 狂三リビルド   作:いかじゅん

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次に作品作る時は絶対本編ぶっ通し再現とかしないで中編くらいのやつを作ろうと心に誓っている今日この頃




第八十四話『不可逆の破壊者(ユッド・ベート)

 

 空に輝く星ではなく、眠らぬ光の星を見下ろして、精霊は何を思うのか。

 都会の星は、眠らない。街を照らすイルミネーションは、見下ろせばその美しさを存分に見せつけている。整備された衛星都市ならではの光景と言えるだろう。

 高層ビルの屋上。肌寒さを感じさせるようになった風を受け、艶やかな黒髪が揺れる。

 

「…………」

 

 今更、このような光景に青臭い感傷を覚える狂三ではない。ここを選んだのは、単純に分身体の動向を見渡しやすい場所の一つ、と言うだけの話だ。故に、美しいとは思っても、彼女の心を揺れ動かし、感動を覚えさせるものではない。

 

 まあ――――――士道と共に、というのなら、全く話は別になるのかもしれないが。

 

「――――――は」

 

 らしくもない。そう言いたげな息を吐く。幻想的に街を照らす光は、好きではなかったはずなのに……随分と、ロマンチストになってしまったものだ。気の長い年数を耐え忍んできた精霊には、些か過ぎた幸せ、というやつだろう。

 色違いの双眸を閉じ、雑念を振り払う。そうして、数分。狂三のドレスが、ふわりと舞った。

 

「――――あら、あら」

 

「…………」

 

 白い、白い、衣。同色だと言うのに、その印象をまるで違うものと受け取らせるのは、もう一人の少女とは違い、彼女の纏う衣は淡い光を放っていることからだろう。狂三の霊装と同じように(・・・・・・・・・・・)

 

「随分と、様変わりされましたわね、折紙さん。あれほど憎んでいた精霊になった気分、如何なるものなのか。気になりますわ、気になりますわぁ」

 

「…………」

 

 折紙は、答えない。表情すら変えない。前までの折紙なら、この挑発でさえ許せなかったはずだ。嫌悪感の一つすら見せないとは、一体何があったのやらと疑問符が浮かぶ。

 けど、それでも、変わらないものはある。こうして交錯するのは、あの時以来。鏡合わせのような、その瞳。色ではない。宿す炎が、憎悪が、消えていない。

 

 

「ですけど――――――変わりませんわね、その目は……あの時から、ずっと」

 

 

 どうしてか、同じだから言わずにはいられないのか。同じだから、心がざわつかずにはいられないのか。

 その言葉を聞いて、眉一つ動かさなかった折紙の表情が変わる。何かを感じたのか、狂三と視線を――――先にある異色の双眸を見つめ、喉を鳴らした。

 

 

「そういうあなたは――――――変わった」

 

「――――――――」

 

 

 揺れる。時崎狂三の、心が。たったそれだけで、狂三の瞳は揺れてしまった。

 誰でもない、鳶一折紙に。誰でもない、同じ憤怒を持つものに――――――時崎狂三は、変わってしまった(・・・・・・・・)と、見抜かれた。

 悲しみ、怒り、絶望。あらゆる負の感情を心の炉に焼べ続けた者が、憧れ、喜び、愛情。抱えてしまった正の感情。あまりに矛盾したものを捨てられなかった少女は、矛盾を抱えたまま〝悲願〟の果てを諦めない。

 

 迷いがある。それでも諦めない――――――なんて、歪。

 

「……皮肉なものですわね。姿が変わった折紙さんは変わられないというのに、わたくしはこんなにも――――――」

 

 醜く、なった。それを口に出そうとして、出来なかった。したくなかった、の間違いか。だって、それは彼を、五河士道を……狂三を変えてくれたお人好しの少年を、否定しているようで、嫌だったのだ。

 それに、折紙の前でそんな事を言ってしまうのも、失礼に値する気がした。たとえその真意に、折紙が気づくことがなくても、だ。

 

「……なんでもありませんわ。それで、わたくしに一体何の用でして?」

 

 首を振り、関係のない話を切り上げて本題を切り出す。

 すると、狂三がその話を切り出すと同時、折紙を連れて来た白い少女は跳躍し、狂三の隣に立つ――――――正確には、狂三の一歩手前。万が一、折紙が何か攻撃に転じる動作をした時、狂三を庇える位置(・・・・・・・・)だ。

 こういう過保護なところは、何年過ごしていても変わらない。その癖、自身の事には無頓着なのだから、折紙の前だと言うのにため息の一つも吐きたくなった。

 対して、当の折紙はまるでそうするのは当然と言いたげな視線で、特に気にする様子もなく言葉を発する。

 

「……あなたと戦いに来たのではない」

 

「存じ上げていますわ。でなければ、仲介役にこの子を選ぶだなんて、無謀な事はなさらないでしょうし」

 

 口元を歪めて少女を見るが、少女は相変わらず折紙を見遣るだけで反応はない。

 最も、狂三の敵対者に対して異様に攻撃的な面がある少女にしては、かなり甘い対応だ。どうやら、余程ご執心のようだと狂三は肩を竦めた。

 

「ですが精霊嫌いの折紙さんが、人類の災厄そのものである〈ナイトメア〉に、どういったご要件があるのやら。お茶のお誘いなど、冗談がそのままというわけではありませんでしょう?」

 

「一つ。質問に答えて欲しい」

 

「質問、ですの。うふふ……この子にここまでさせたのですから、無下にするのは心苦しいですわね」

 

 物によっては、答えてやる。その言葉を了承と受け取ったのだろう。折紙は躊躇いなく事の本題に入った。

 

 

「あなたの天使〈刻々帝(ザフキエル)〉は、時間を操る天使。そして十二ある文字盤の一つ一つに、異なる能力を有している」

 

「…………」

 

「――――――そのうち十二のいずれかに、撃った対象を過去へ送る弾は存在する?」

 

 

 ――――――時間遡行。

 

 狂三が持つ最後の切り札にして、一度も撃った事がない最奥の弾。それを正確に言い当ててみせた折紙に、狂三は賞賛を送りたくなると同時、正直な話で言えば内心驚いていた。

 

「……もしあるとしたなら、どうだといいますの?」

 

 そのような動揺はおくびにも出さず、しかし狂三は嘘はつかなかった。

 ないものとして、追い返すことは可能だろう。だが、時間遡行の力は僅かながらでも士道たちに伝わってしまっている。その伝手で暴かれてしまう可能性もゼロではないし――――――何よりも、〝ない〟とは言いたくなかった。

 

 それは、否定であるから。自らの手で、再び(・・)大切な者の命を奪ってまで、成し遂げると誓った願い。それを否定してしまうような気がしたのだ。

 

「――――――時崎狂三、あなたの力を借りたい」

 

「……なるほど」

 

 折紙から告げられた意外すぎる言葉に、狂三はどこか納得したような声を発し、言葉を続けた。

 

 

「わたくしに、あなたのために時間遡行――――【一二の弾(ユッド・ベート)】を使えと、そう仰りたいんですの?」

 

「そう」

 

「…………あなた」

 

 

 まず最初に感じたのは、この度を超えた命知らずに対しての呆れ(・・)だった。仮に、狂三一人だったなら、狂三がその甘さを取り戻してしまっていなかったなら、問答無用で鉛玉をこの命知らずに撃ち込んでいただろう。

 

「わかっていますの? 物事というのはギブアンドテイク。このようなもの、交渉にすらなっていませんわ」

 

 馬鹿馬鹿しいにもほどがある。命知らずにもこの子に仲介役を頼んで、また命知らずにも狂三にそのような事を頼むなど、狂三が言えたことではないが頭が狂っているとしか言いようがない。

 恐らくは、折紙とてわかっている。わかっていて、彼女は頷いて言葉を発した。

 

「わかっている」

 

「【一二の弾(ユッド・ベート)】は、わたくしの持つ弾の中でも特別な一発。あなたに撃って差し上げなければならない道理はありませんわ――――――あなたは、それでも力を貸してほしいと?」

 

「そう」

 

 真っ直ぐに、迷いはない。だが、冷静な折紙がタダで無謀な賭けに出るとは思えなく、狂三は僅かながらその〝理由〟とやらに興味を抱いた。

 

「……聞くだけ聞いておきますけれど。【一二の弾(ユッド・ベート)】を使って何をするおつもりですの?」

 

「――――――私を、五年前の八月三日(・・・・・・・・)に、飛ばして欲しい」

 

 ――――――その年月は、狂三の目を大きく見開かせるには十分なものだった。

 

 

「――――五年、前」

 

 

 狂三は知らない。知らなかったはずだった。けど、知っている。

 

 

「その、日は……」

 

「その日に、私の両親を殺した精霊がいる。そいつを殺して、お父さんとお母さんが死んだという出来事を、〝なかったこと〟にする――――――私はこの力で、歴史を変える(・・・・・・)

 

 

 士道の、琴里の――――折紙の、運命が決まった日。

 歴史を変える。〝なかったこと〟にする。それは、狂三の悲願(・・・・・)

 

 時崎狂三と鳶一折紙に差があったのは、始まりを〝なかったこと〟に出来るか、出来ないか、その身が精霊であるかないか、それだけだけだった。その差は今、無いに等しい。折紙は狂三と同じ存在になり、折紙の手の先には――――――狂三の判断一つで、到達し得る希望があった。

 

 取り返しのつかない過去。取り返しのつかない間違い。取り返しのつかない、悲劇。

 甘く、鋭く刺さる、甘美なる誘惑。それが、折紙にここまでさせる理由。冷静沈着である折紙に、このような無謀な事をさせる理由。僅かな、儚き希望だろう――――――痛いほど、理解ができてしまった自分を、恨む。

 

「……【一二の弾(ユッド・ベート)】の使用には膨大な霊力が必要ですわ。それこそ、三十年前(・・・・)まで遡ろうとすれば、精霊数人の霊力を容易に使い潰すほどに」

 

「……三十年前?」

 

 唐突に、関係のない年月を出してしまったからだろう。怪訝な表情をする折紙に、狂三は言及を避けて言葉を続ける。

 

「そして、問題となるのは留まるための霊力(・・・・・・・・)。これに関しては、わたくしも感覚を掴めてはおりませんが……折紙さんの膨大な霊力を使用しても、五年前に留まれる保証はありませんわ」

 

 折紙の纏う霊力は、狂三と比べても遜色ないほど濃密なものだ。しかし、それがあっても遡行した先に留まっていられるか、確証はなかった。五年前となれば、それこそ……今士道の中にある霊力(・・・・・・・・・・)を使ってようやく、十分過ぎて余りあると言えるかもしれない。

 所詮、狂三の推測からなるものでしかないが、唯一の所有者である狂三の予想だ。大きな間違いはないはずだ。それがわかるのだろう折紙は、狂三の言葉に微かに顔を歪める。

 

 その時。

 

「――――――狂三。私の霊力も、使えませんか?」

 

 沈黙を保っていた白い少女が、そう声を発した。それに驚いたのは、狂三だけでなく折紙もだ。まさかの提案に、狂三は顔を顰めた。

 

「あなた、言っている意味が理解できていますの?」

 

「……お願いします」

 

「……………………はぁ」

 

 長い沈黙を挟んで、狂三が大きく息を吐いた。あまりに人間くさい仕草だったが、そうでもしないとやってられないと思ったのだ。

 この子が、自分の意志で、狂三ではなく誰かのために願う。それを――――――それこそ、無下にはしたくなかった(・・・・・・・・・・・)

 

 

「……あなたの霊力は、わたくしの所有物なのですが」

 

「……はい」

 

「それほど強く望むのであれば――――――使い道を決める権利は、あなた自身にありますわ」

 

 

 折紙はハッと目を見開き、白い少女も下げた頭を上げて狂三を見る。

 

「【一二の弾(ユッド・ベート)】で折紙さんを送り出し、何も成し遂げられずに帰ってこられては、わたくしと〈刻々帝(ザフキエル)〉の沽券に関わるというもの。それだけですわ」

 

「……撃って、くれるの?」

 

 そう、折紙が折紙でないような純粋な目で――――ああ、もしかしたら、この純粋さが本当の折紙だったのかもしれないが。狂三が撃つとわかっているなら、言ってくれるなと僅かに顔を背けて声を発した。

 

「あくまで、実験ですわ。一度も【一二の弾(ユッド・ベート)】を使わず〝本番〟を迎えたくはありませんでしたし、折紙さんという礎を築いて、糧となっていただきますわ」

 

「…………」

 

「そ・れ・だ・け、ですわ」

 

 半ば睨みつけるように白い少女へ言葉を吐く。さながら、余計なことを言ったら口を縫い合わすぞ、と言わんばかりの眼力だった。

 直前に、白い少女の霊力は所有物と発言している事を考えたら、狂三の発言は些か説得力に欠けるものがある。

 やり取りを眺めていた折紙は……笑う、には程遠く結びつかないが、僅かに顰めっ面の表情を和らげた。無表情に戻した、と言うべきかもしれない

 

「何か?」

 

「何も」

 

 ……誰も彼もが、調子を狂わせてきて頭にくる――――――それを受け入れてしまっている自分にも、本当に苛立ちを隠せない。

 

「なら、手早く済ませますわ。折紙さんの霊力頂戴いたしますわ。準備はよろしくて?」

 

「構わない」

 

 可愛げなく頷く折紙。まあ、そういうのが良いという人間……例えば美九などはそうかもしれないが、そうでない狂三は了承を得て淡々と仕事に入った。

 トン、トン、と。その場で地面に合図を送り、己の影を広げる。厳密に言えば、広げた影を折紙の元に集中させる。

 

「――――これは」

 

「〈時喰みの城〉。わたくしの領域ですわ。ま、折紙さんなら、どのようなものか覚えておいででしょうけど」

 

 普段広範囲に使用している物の、一点集中版といったところか。吸い取る対象の霊力を一気に取り込む事が出来る。わざわざ折紙の前で手札を見せびらかす趣味はないので、白い少女の分は折紙を送り出してからと決めていた……最も、普段から霊力譲渡のやり取りをしている為、狂三としては結果は変わらないのだが。

 

 この僅かな時間で、狂三は最後の確認のために唇を動かした。

 

「折紙さん」

 

「……なに」

 

「歴史を変えるという意味……あなたにはわかりますか?」

 

 唐突な狂三の言葉に折紙は訝しげに表情を眉を寄せる。

 思えばそれは――――――狂三自身への、戒めの言葉だったのかもしれない。

 

 

「あらゆることが、あらゆるものが〝なかったこと〟になるかもしれない。あったことを、有り得たことを、他者の権利を、根こそぎ奪うことになるかもしれない――――――身勝手な独裁者。それが歴史を変える、ということですわ」

 

「っ……」

 

「何かを叶えるということは、きっと何かを踏み躙るということですわ。或いは、忌むべき者と、全く同じことを繰り返しているのかもしれませんわ。ですが――――――」

 

「――――――それでも!!」

 

 

 真っ直ぐに、意志が貫く。五年間という人間には長すぎる月日を、未来があった少女が失うには重すぎる年月を。

 

 

「私は――――――世界を、壊す」

 

 

 それら全てを、折紙はこの一瞬に捧げようとしている。

 

「そう……ですの」

 

 その無謀な行いを。その無謀な決意を――――――狂三は、誰よりも肯定しよう。

 

 

「それでは、やってみせてくださいまし――――――このくそったれな(・・・・・・)世界を、壊すだけの覚悟と共に」

 

 

 瞬間。二人の想いに答えるように、狂三の背に文字盤が浮かび上がった。これまでとは比べ物にならない霊力に歓喜するかのように――――――或いは、歴史を変えようとする大罪人を笑っているかのように、〈刻々帝(ザフキエル)〉が黒い影を纏う。

 果たして、どちらか。言うまでもない。何故ならば、〈刻々帝(ザフキエル)〉は狂三を映す水晶なのだから。

 

 

「〈刻々帝(ザフキエル)〉――――【一二の弾(ユッド・ベート)】」

 

 

 そして、静かに。それでいて、心の灯った。最後の弾丸を呼ぶ。

 濃密すぎる影が装填された瞬間、手にした銃が大きすぎる霊力に震える。撃たせることを拒むか……不可逆の事象へ挑もうとする、愚か者たちへの祝福か。

 銃口を折紙に向け、引き金に指をかける。それを引く、その前に。

 

 

「旅立つ前に、一つだけ」

 

「……?」

 

「これは、貸しにしておきますわ。いつか必ず――――――わたくしたち(・・・・・・)へ、返しに来てくださいまし」

 

 

 それが少しばかり意外だったのか。目を丸くした折紙は、それでも間を置かず深く首肯をした。

 

「約束する」

 

「きひひ!! せいぜい期待しないでおきますわ」

 

「――――――鳶一折紙」

 

 今度は、少女が。簡潔な言葉を放った。

 

 

「幸運を、祈っています――――私が言うのも、おかしな話ですがね」

 

「……いいえ。感謝している(・・・・・・)

 

 

 ――――――或いは、折紙と話していて一番の驚きだったかもしれない。あの折紙から、曲がりなりにも感謝の言葉が出るとは思いもよらなかった。

 

「……私は精霊の中で、その言葉を一番受け取るべきではない(・・・・・・・・・・)精霊ですよ」

 

 少女は皮肉げな口調でそう言って、狂三に視線を投げかけた。

 言うべきことは言い切ったのだろう。ならば――――――神に抗う時間を、始めよう。

 

 

「さあ、行ってらっしゃいまし、折紙さん――――――そして、見せてくださいまし」

 

 

 何を。そう折紙が口にする前に、漆黒の弾丸が折紙の身体を穿ち。

 

「……ッ!!」

 

 捻れが生まれ、歪曲する。それが折紙の全てを呑み込んでいき、やがて空間から消え去った。

 残されたのは、狂三と白い少女だけ。そして、もう既に届きはしないその言葉を、狂三は自分自身に祈るように、形にした。

 

 

「世界を書き換えようという愚かで無謀な行いを、神がどこまで許すのかを」

 

 

 力を抜かれた手から、銃が影へと、消えた。

 

 

 





全体的に対応が甘くなってる狂三ちゃんであります。さてはツンデレにジョブチェンジしてry
そんなこんなで満を持して、ついに解禁【一二の弾(ユッド・ベート)】。察しの良い方はお気づきかと思いますが、燃費が独自の設定で悪化してます。って言ってもオリジナル精霊が狂三側についてる都合上での話なんですけどね。霊力解決しちゃうと物語全部茶番になりますからね、HAHAHA。笑い事ではない。

誰よりもこの時の折紙の気持ちがわかるのは狂三なんですよ。その悲願、わからないはずがない。だからこそ、原作では折紙が起こした悲劇を認めるわけにはいかなかったのでしょう。なぜならそれは、長い年月をかけて駆け抜けた自分自身の敗北を認めることと同じなのだから。この作品では……どうなることでしょうねぇ。

前書きのお話をすると次回作作るなら絶対そうするって話です。もうこんな無謀なこと二回もしないし出来ません。やるならヒロインは狂三再びか琴里でオリジナル展開を書きたい。ちなみに前者はネタがあるが後者はノープランです。
まあ狂三でも琴里でも士道くん主人公のままなんですけどね。こやつオリジナルキャラを作る気がない。どちらにしろ、リビルドを完結させてからの話なので気長気長に頑張ります。

次回、折紙さんの楽しい楽しい時間遡行回。変更点はあるのですが、変化を多くつけられなかったのが心残りです。この辺の問題もこの作品の欠点って感じです。
感想、評価、お気に入りなどなどお待ちしておりますー。次回をお楽しみに!!

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