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ハッチーの悲鳴を聞いた俺達は二人のいる二階へと走る
「サトシ、いつでもバトルできるようにしとけ!」
「了解!出てこい、ワタ!」
サトシはボールからワタッコを出す
二階へ上がった俺達、ハッチーとナナはどこだ!?
「おわぁぁぁ!」
「ん、来たのか二人とも」
俺達の右側から二人が走って来ている。てか冷静だなナナおい!?
「何があったんだ?」
「ゆ、ゆゆゆゆゆ、ゆーれ「落ち着け八幡」幽霊が出た!」
なん…………だと?
「え…………マズくないか?」
『何がですか?』
「いや、幽霊が出るってことが…………ん?」
……………ん?今喋ったの誰だよ。後ろから声が聞こえたような……てか声高くね?
あれ?ハッチーがめっさ驚いてる。少なからずナナも驚いてる?二人の視線は俺達の後ろ……………いや、まさかな
「サトシ」
「ど、どした葉月」
サトシの体から冷や汗が半端ないほど出てる。俺からも出てる
「一緒に振り向こう」
「OK………」
そして俺達はゆっくりと後ろを振り返り、目を疑った
そこには……………
『いや〜、そんなに見つめられたら照れちゃいますよぉ。私、ザ・照れになっちゃいますよぉ?』
地味に顔を赤らめ、頬に手を当ててクネクネしている見た目小学生の女の子だった。髪は腰まで長く、三つ編みにしている部分もある
……………いや、わけわからんし
「…………君は?」
いち早く我に返ったナナが問いかける
『私ですか?幽霊ですよ!』
無い胸を張って威張る少女
「………………可愛いな、おい(ボソッ」
「出てこいグレー、"どくづき"」
『グルッ!』
「ぐはぁっ!」
「ナナ、ハッチー連れて行け」
「了解」
『な、なんか流れるような動きでしたね』
「まあこんなこともあろうかと密かに練習してたからな」
俺達に抜かりは………ない(キリッ
「お前ら練習なんかしてたのかよ!!」
「復活したぁ!?」
「そんな………グレーの"どくづき"をくらって……」
「八幡………お前は、人間を辞めていたのか?」
『私達の仲間入り?』
「いやいやいやいや!てか可愛いとか思うのが駄目なのかよ!!人権の侵害だぁ!」
いや、別に悪いなんて言ってねぇよ。ただな?
「お前の場合、顔がもうアウトなんだよ」
そうそう、なんか犯罪臭漂ってるんだよ。アウト三つで攻守交代できるほどに
「だからお前はモテないんだよ」
「そこまで!?」
orzの形で落ち込むハッチー。そこに幽霊少女が近寄る………危ねえぞ、何されるかわからんぞ
『お兄さん元気出して?元の顔は悪くないと思うし大丈夫だよ』
「お、お嬢ちゃん」
天使でも見てるかのような顔になるハッチー。立ち上がってズボンを払う
「ほ、ほらぁ、な?幽霊が出るって噂本当だっただろ?葉月」
「……………え?今のダジャレ?ごめん、寒いわ」
「いや違うよ!?自分で言ってて少し思ったけど違うからね!?"ほらぁ"と"ホラー"掛けてるわけじゃないから!あ、ちょっやめろお前らその目!」
自分でも思ったんじゃねえかよ
『ふふっ、あははっ!』
幽霊少女が笑い始める。…………え?いや、マジで?
「もしかして、ダジャレで笑った?」
えぇ………あのダジャレでかよ。おい、そのドヤ顔やめろハッチー
『え?あぁ、いえ違います。さっきのダジャレは幽霊の私でさえ寒くなりましたから。正直言って人生やり直した方がいいんじゃないかって程です』
……………この子は案外毒舌のようだ
おいハッチー、流石に飛び降りようとするのはやめろ
「放してくれナナ!もう生きていける気がしないんだ!」
「…………え、いいのか?」
「……………」
ハッチーは無言で窓から離れ体育座りをしてイジケだした
「別に、わざとやったわけじゃねえのに…………。俺、寒くなんかねえし……どっちかっていうと最近皆の方が冷たいし……」
あぁ〜、めんどくさくなりやがった。まあほっときゃ直るか
「ごめんな幽霊少女。んで、何がそんなに笑えたんだ?」
『(幽霊少女?)あ、はい。それは貴方達が不思議だったからですよ』
「「「「不思議?」」」」
幽霊少女から出た言葉にハッチーも反応する
『だって、私は幽霊なんですよ?皆、この洋館を訪れた人達は私が姿を現すと恐がって逃げちゃいます。でも貴方達は逃げずに、私と面と向かって話をしてる。それを考えると、不思議でおかしくって。……………友達なんて、いませんでしたから』
おかしそうに、そして嬉しそう話す幽霊少女。だがその中には悲しみも含まれている
なんだ、いい子じゃねえか。わからねぇなぁ……
「………………はっ、こんな子から逃げるだ?アホじゃねえのか?」
なんで逃げるのかがわからねぇ
『…………え?』
幽霊少女は驚く
「なあ幽霊少女よ。俺達と友達になってくれねえか?」
「それ名案だぜ!なろうぜ友達!」
「お、立ち直ったか。…………俺からも、友達にならないか?」
「以下同文、ってね」
『………友達に、ですか?』
恐る恐る、といった風に聞いてくる幽霊少女
「そ、友達。ちなみに拒否権はねえぜ、もう友達確定だ」
「俺は赤崎 八幡。皆にはハッチーって呼ばれてる、よろしく!」
「七瀬 拓哉だ。ナナって呼んでくれ、よろしく」
「暁 聡っていうんだ。サトシでいいよ」
「そして俺が天野 葉月。さて、名前はなんていうんだ?」
俺達はそれぞれ自己紹介をして、幽霊少女の名前を聞く
『甘月 響歌《あまつき ひびか》…………です』
俯きながら言う響歌
……………響歌ね、いい名前じゃないか
『本当に……いいんですか?』
「ん?」
『本当にいいんですか?私は、幽霊なんですよ。それでも………それでも、友達になってくれるんですか?』
俺は三人にアイコンタクトを取る、そして四人で一斉に口を開き言った
「「「「もちろん!」」」」
『っ!…………ありがとう、ございます』
響歌は涙を流していた
『私……この屋敷から出たことないから、友達なんて一人もいなくて………。ポケモンには近付いちゃ駄目だって言われてたから、ポケモンの友達もできなかったし………。ずっと、ずっと友達が欲しかったんです。一緒に遊んで……笑って……皆さんのように、軽口が叩きあえて………そんな友達が欲しかったんです…………私の願いを叶えてくれて、ありがとう………』
泣きながらも満面の笑みを作る響姫、撫でてやろうと手を出すが幽霊だから触れないと思い手を引っ込めた
「…………よし!じゃあ遊ぼう!んでもっていっぱい笑おう!」
「「「おー!」」」
『はいっ!』
そして俺達はそれぞれ手持ちのポケモンを全て出し、響歌と共に沢山遊んだ
鬼ごっこや隠れんぼ、だるまさんが転んだ、他にもポケモンの技を使っていろんな遊びを考えて遊んだ
響歌の笑顔は絶えることがなかった。うん、いいことだ
そして、お別れの時間も迫っていた
「…………あ、今何時だ?」
「えっと、……………16時!?集合まで残り30分だ」
『もう………帰っちゃうんですか?』
少し寂しそうにこちらを見る響歌
「ごめんな、俺達は宿泊研修でこの森に来てたんだ。そろそろ帰らなきゃいけない」
「響歌ちゃんも連れて行けばいいんじゃないか?」
お、ハッチーにしては名案だな
『それは無理です。私は、この洋館から離れることができないから……』
ん〜、どうすればいいんだ?…………………!そうだ!
「いいこと思いついたぜ、サトシ!」
「どした?」
「夏休み、冬休み、春休みとここに合宿に来ればいいんだよ!部活のさぁ!」
「成る程!その手があったか!」
『…………え?どういうことですか?』
「つまりだな。今日は一旦俺達は帰って、また数ヶ月は会えなくなるけど、夏休みとかにはここに遊びに来るってこと!」
『本当ですか?』
パァァァ、と花が咲くように笑顔になる
「そりゃもう!」
「確かに、そっちの方が沢山遊べるしな」
「そゆことだ!それでOK?響歌」
『はい!OKです!…………そうだ葉月さん、皆さんも。ちょっとついてきてくれますか?』
そう言って響歌は洋館の奥へと俺達を案内する
何があるんだろうな?
『…………ここです』
ある部屋の扉を開けた先には箱が置いてあった
「なんだこれ?金庫みたいだな」
『葉月さん、今から私の言う番号を打ち込んでくれますか?』
「ん、わかった」
俺は響歌の指示のもと、番号を打ち込んだ
プシュッ
音を立てながら開く箱、その中には
「……………ポケモンの、卵?」
「綺麗な色してんなぁ………」
そう、中にあったのはポケモンの卵だった。透き通るような綺麗な青色をしている
「なんで、卵がここに?」
『何ヶ月か前に、見知らぬ男の人が置いて行ったんです。中身のポケモンは何なのかはわかりませんが…………葉月さん、良かったらこの卵をもらってくれませんか?私じゃ世話ができませんし』
「え?マジで?」
俺がもらっちゃっていいの?
『はいっ!お願いします』
「……………よしっ!任された!俺が立派で可愛いポケモンに育ててやるぜ!」
「良かったな葉月(立派で可愛いポケモン?)」
どんなポケモンが生まれるのかな?今からワクワクだ
「そろそろ急がないとヤバイぞ」
「帰るか」
そして俺達は洋館の前まで出てくる
「また夏に会おうぜ、響歌!」
「風邪ひくなよー!」
「いや、幽霊だから風邪はひかないだろ………またね、響歌」
「元気でな」
『はいっ!皆さんもお元気で!』
こうして俺達は洋館を跡にし、急いで集合場所へと向かった
荒「貴様らぁ!集合時刻に遅れるとはなにごとかぁ!」
「「「「すんませんでしたぁぁ!!」」」」
まあ結局遅れて荒島先生に怒られてるわけだがな。サトシの時計が遅れてたんだよ………
くぅ…………拳骨貰ったぜ、体罰だ体罰!訴えてやる!
てか趣味がトライアスロンとか何処の鉄人だ!拳骨めっちゃ痛いぞ!
「数分遅れるくらいはまだ許したが…………一時間も遅れるのは話が別だ!貴様らは学校に帰った後、反省文を書くように!」
「そんな殺生なぁ!?」
「無事に帰ってきたんだからいいじゃないっすかぁ!」
俺達の宿泊研修はこうして幕を閉じたのだった
そしてこれは後日談だが、椎乃に俺達が何していたか聞かれたので話したんだが………何故か拗ねられた。折角仲直りしたんだから椎乃も誘えば良かったなぁ……
葉「はい今回もやってきたぜこのコーナー、名前も主旨も全くわかっていないこのコーナーだが頑張っていきましょう。それでは今回のゲスト!
今回のお話で俺達の友達になった甘月 響歌です!」
響「え、えっと……どーも」
葉「テンション低いぜ響歌」
響「こういうの慣れてなくって………」
葉「そっか、まあここはてきとうに話してりゃいいコーナーだから」
響「そうなんですか?」
葉「そうなんです。…………そういや響歌、響歌に貰ったこの卵は見知らぬ男が持ってきたって言ってたよな?そいつが何か言ったりしてなかったか?」
響「え?えぇっと………いえ、特には。ただ、この洋館に隠しておけば安全だろうって、パスワードも呟いてましたし」
葉「ふ〜ん、てことはこの卵には何か秘密があるのかもなぁ(ニヤリ)」
響「そうですね。何が生まれるかまだわかりませんし、生まれてからのお楽しみです」
葉「ああ、楽しみだ!」
響「はいっ!」
葉「……………うし、それじゃあ今回はここまで!」
「「また次回もよろしく!/よろしくお願いします!」」
葉「あっ、ちなみに余談だが荒島先生のモデルはバカテスの鉄人らしいぜ。響歌は完全オリジナルだな」
響「(ヒロインだけじゃなかったんだ……)」