「葉月〜」
「ん〜、どした?」
宿泊研修から帰って、休みも挟み早くも四日目の月曜日。今は二限目が終わり休み時間だ
響歌から貰った卵は未だ孵らず、いつ孵るのかねえ?
それにしても、やっぱり月曜日というものは怠いもので、授業なんて聞く気がなくなる。なので俺はライデンとヨウカ(俺の四匹目のポケモン。イーブイのことだ)を愛でていたわけだが、こいつらが可愛すぎて愛でているうちに授業が終わってしまっていたようだ(キリッ
「なにキメ顔作ってんだよ」
「気にすんな。んで、なに?」
「部活、作るって言ってたろ?」
………………んあ?あぁ〜、そうか。部活な
「OKOK…………あれ、ハッチーとナナは?」
「購買行くついでに部の届け出を出しに行ってくれてる」
「椎乃と榊原さんは?」
「呼んだ?」
うおっ!………いきなり後ろに現れないでほしいぜ
「部活の話でしょ?私だけその部活に入ってなかったのが今になっても傷つくわ……」
「う…………それは、なんといいますか「冗談よ」くそぅ!」
からかいやがってえ!
「おっす、帰ったぜー」
ん?ハッチーとナナが戻ってきたのか
「どうだった?」
「一応部の届け出を出したんだが……少し問題があってな」
「「「「問題?」」」」
「まずは顧問の先生がいないってこと」
「サトシ、顧問の先生決めてなかったのか?」
「あぁ〜、そういえば……」
おいおい、しっかりしてくれよ
「まあその話は一旦置いといてだな。次の問題なんだが………」
ナナが顔を顰める。どした
「PSM部って………なんだ」
「「PSM部…………?」」
椎乃と榊原さんが疑問符をあげる。ハッチーはうんうんと相槌をうっていた
「え、わからないの?」
お前らはわかるよなー、ライデン、ヨウカ?
『ピィカ?』
『ブイ?』
え、わからねえの!?いやいや、三年間やってたじゃん!あの日々を忘れたとは言わせねえぞお前ら!!
「いやまあ、俺達以外わかるはずないと思うが」
ちょっと待てよサトシ!こいつら知らないって、わからないって言ってるよ!?こいつら人間じゃねえ!……………人間じゃなかったよ!
「んで、なんなんだ?」
「ああ、葉月!」
……………ん?おお、そういうことね
「OK!PSM部とはッ!!」
「Pッ!!」
「ポケモンをッ!!」
「Sッ!!」
「育てッ!!」
「Mッ!!」
「愛でまくる為のッ!!」
「「部活だぁ!!」」
ババァーン!!
ふっ、決まったぜ。どこか某アニメの〜団みたいな感じになってるが、まあいいだろ
「「「「………………」」」」
………あれ、なんかスベった?てか周りからの目線すげえわ
キーンコーンカーンコーン
「あ、授業始まるぜ。席着こう」
「そうだな」
「陽菜、戻るわよ」
「うん」
え、ちょっと待ってよ
「放置とかマジやめてくれよ…………なあ!なあ!」
「天野君、なに一人で立ってるんですか?早く席に着きなさい」
「……………はい」
渋々俺は席に着いた
そして放課後ー。早いだなんて言わせない☆
俺達は今、屋上に来てるわけだが
「これから、"チキチキ!部活の顧問を掻っ攫ってこよう!!いや無理〜!の会"を始めたいと思う」
「いるか?そのタイトル」
バッカ、いるにきまってんだろ
「まずこの部の顧問だが、誰か推薦あるか?」
「「「「「………………」」」」」
誰もないのな
「あ、アッキーならどうだ?あの人確かどこの顧問もしてなかったろ」
「アッキーって、秋先生か?」
「そう、秋先生」
「八幡、お前はまた教師にニックネームを……」
秋 穂村《あき ほむら》。俺達の担任の先生であり国語の教師だ
「んじゃあ秋先生で行こう。………………あれ?あんま時間かからなかったな」
「先生の許可貰わないと駄目でしょ」
「実はさっき貰ってきてたりする」
流石ハッチーだぜ!そこに痺れもしないし憧れもしないがなぁ!
「それじゃあ、もう終わり?」
「いや、この部の活動内容を決めなければいけない」
活動内容?
「簡単だぜ、そこにこう書いとけ。
『部の活動の中でポケモンを育て、ポケモンと触れ合い、仲間とお互いを高め合いながらより良いポケモントレーナーを目指す部』
ってな」
ちなみに中学の頃はこれでコロッと落ちた
「……書いたぞ」
「そんじゃ、あとは職員室に持っていくだけだな」
「そうだな。行くか」
俺達は立ち上がり屋上を出る為にドアに手をかけた
ガチャッ
「……………ん?あれ、日ノ丘さん?どったの」
ドアを開けた俺の前には何故か日ノ丘さんがいた
「あ、天野君!?あ……んんっ……天野君こそどうしたのかしら」
なんか驚かれた。切り替え速いなぁおい
「ああ、色々とここで会議をしてたんだぜ」
「そう、私は屋上に用があるの。ちょっといいかしら?」
「おう、どーぞ」
俺達はドアから離れる。日ノ丘さんは屋上に出るとすぐにドアを閉めてしまった
「ねえ葉月。日ノ丘さんとはいつ仲良くなったわけ?」
…………ん?どうした椎乃。顔が少し恐いぞ
「仲良くなったっていうか………まあ隣だし?」
「ふーん……」
「どうかしたか?」
「…………別に?」
なんだよ………。よくわからん奴だ
「失礼しまーす」
俺達は職員室に入る。そして届け出を先生に出した
「うむ、確かに受け取った」
何故荒島先生に渡したのか気になる人も多いだろう。そりゃだってこの人学年主任だからね
「明日には部室の用意もできているだろう。今日は帰って勉学に励め」
「おいーっす。失礼しましたー」
これで俺達の部活ができたわけだ。また中学の頃のように楽しい日々が待ってると思うとワクワクだねぇ
届け出を出した俺達はそれぞれ帰宅し始めた
ハッチーとナナは正門の方から帰ってるので下駄箱を出たらお別れだ。軽く挨拶を交わし別れる
榊原さんも普段裏門から帰ってるらしいので着いてきていた。椎乃は正門から普段帰ってるらしいんだけど、なんでか今日は着いてきている
まあ俺も正門から帰ろうと思ったら帰れるんだけどさ、途中で可愛いポケモンに出くわしたらあれじゃん?あんまり愛でてるところを人に見られたくはないんだよね、知り合いなら未だしも
まあそれよりも
「明日には部室が用意できるってよ〜、楽しみだなぁ!」
「そうだ、掲示板にポスター貼らないとな」
「おう、そうだな!」
宣伝や報告は大事だからな
「ポスター?部員募集中、みたいな?」
ん〜、少し違うんだなこれが
俺は人差し指を立てて榊原さんに言う
「実はだな、PSM部ってのは裏では学校の悩み多き人達を助ける為のサポーターみたいなものなんだよ。スケットダンス的な?」
勿論、活動内容の端の方にも書いておいたぜ?抜かりはない
「椎乃も聞いたことあるだろ?中学生の頃」
「まあ、でも何か頼んでみようとは思わなかったけど」
「へぇ、面白そうだね」
「だろ?…………お、俺達こっちだから。じゃあね榊原さん、椎乃」
「じゃあね、また明日」
「また明日」
「じゃあな、二人とも」
そして俺とサトシは二人と別れる
全く、明日から楽しみでしょうがないぜ!
「サトシ、今日うちで飯食って帰れよ!家まで競争だ!!」
「ちょ、待てこの野郎!」
俺達の学校生活に幸多きことを願う
葉「さあ今回もやってきたぜこの時間。今日のゲストはハッチーだ!」
ハ「イェーイ!!」
葉「んじゃ、早速始めさせてもらおうか。なんか質問あるか?ハッチー」
ハ「あ〜、そうだな。そういやぁ葉月は朝月さんとは仲直りしたんだろ?じゃあバトルはもうできるのか?」
葉「ん〜、ハッチーにしてはいい質問だな」
ハ「俺にしてはってなに!?」
葉「まずバトルのことだが……、できないこともないだろうな。てか元々できるんだよ、本気出さなきゃな。でもやっぱあまりしたくはないな」
ハ「なんでだ?」
葉「……………なんとなく、だ」
ハ「ふ〜ん、あっそ」
葉「うん、そう。…………それじゃ、今回はここまで!」
「「感想、その他待ってるぜ!次回もお楽しみに!!」」
葉「でも今回、あまりギャグなかったよな」
ハ「まあこういう回があってもいいじゃん」