ポケモンと俺達の学校生活は   作:クラッカーV

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部室と初依頼

クルッポー、クルッポー、チュンチュン、チュンチュクチュクチュクチュンチュンチュイーン!

 

…………ラップ?いや、違うか

 

「………ん〜、起床!おはようお前ら」

 

俺はポケモン達へ挨拶を交わしベッドから飛び起きる。そして手早くカッターシャツとズボンを着て台所へ

 

朝食とポケモン達のご飯と弁当を作る為だ。まあ弁当は昨日の残りで充分だろうな

 

「♪〜♪♪〜」

 

鼻歌交じりに料理をする。ん?ご機嫌だって?当たり前さ!

 

なんたって今日から部活なんだからな!最初の頃は特に何もないだろうが、でも放課後で友達と集まって話すのって楽しいからな

 

……………よし、できた

 

「ほらできたぞ〜、飯だ!」

 

一匹一匹ちゃんと皿に入れて置いてやる。美味しそうに食べてくれているのを見ると嬉しくなるな

 

俺も飯食おう、朝食は食パンだけだけどな。ジャムとマーガリン塗って………

 

「いただきま『ピンポーン♪』あ?サトシの奴もう来たのかよ」

 

食パンを咥えながら玄関に行き戸を開ける

 

「お、おはよう」

 

そこにいたのは椎乃だった

 

「ふぃいふぉ?………こんな早くにどうした?」

 

まだ7時、余裕はあるはずだが

 

「別にいいじゃない。数年振りに一緒に登校しようと思っただけよ」

 

「そか、もうちょいしたらサトシも来るはずだから中入ってろよ。皆喜ぶ……飯は食ったか?」

 

「食べたわ。お邪魔するわね」

 

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

飯を食べ終えて流しへ持っていく

 

「そういや椎乃。椎乃って榊原さん以外の友達いんの?」

 

「いるわよ………。なに、そんなに私は友達がいなさそうに見える?」

 

「いや、榊原さんと話してるところしか見たことないからさ。心配なわけだよ」

 

お兄さんは心配症なのです

 

「心配?」

 

「そ、心配。他にもポケモンバトルの事とか」

 

「心配しなくて大丈夫よ……………もう守られてばかりじゃないんだから」

 

「そっか……………多分そろそろサt『ピンポーン♪』お、来たな。行くぞ椎乃」

 

「わかった。…………葉月、私の心配してくれるのは嬉しいけど、自分の心配した方がいいんじゃない?色々とね」

 

「え?うん、了解」

 

少し言ってる意味はわからなかったが、椎乃に心配されてたとはな………

 

俺と椎乃は靴を履き外に出る

 

「おはよう葉月……ん、椎乃も居たのか。珍しいな」

 

「はよっす〜」

 

「おはようサトシ。今日からは一緒に登校するつもりだから」

 

そうだったのか……

 

「そうだサトシ。ポスターは?」

 

「新に頼んだ、明日には仕上げるって。あいつ羨ましがってたぞ」

 

ほう、新にか。あいつ案外絵が上手いからなぁ……

 

因みに新は俺達とは違う学校に通っている

 

「そんじゃあ行こうぜ。今日は部室でゆっくりとお茶だな」

 

「ただ寛ぐだけの部活ってどうなのよ……」

 

気にすんな

 

 

 

 

 

 

 

それから学校に登校した俺達はハッチーとナナに合流。二人は椎乃が居ることに目を丸くしていたが、幼馴染みだからと理由で慣れたらしい。そして俺達は男子達の妬みの視線を浴びながらも学校行事全てを乗り切った

 

数名がバトルを仕掛けてきたのでサトシが全てを追い払ってくれた。え、俺?見てただけですけど?

 

「放課後だ、部活に行くぜ!」

 

「サトシから部活の裏の活動は聞いたぜ。バンバン依頼を解決してやろうじゃねえか!」

 

おう、その意気だ!

 

俺達は職員室で鍵を受け取り部室になる場所へと案内してもらう

 

場所は校舎四階の端、昔は社会科教室として使われていた所らしい。そこは結構広く、教室より少し広い所だった

 

端の方には机と椅子が積み上げられてる

 

「………広い」

 

「本当にいいんですか?ここを使っても」

 

「問題無い、元々使う予定も無い場所だからな。ただ………」

 

「ただ?」

 

 

 

 

「すっげ、ひっれー!!はっはっはっ!こっからこっちは俺の陣地な、入ってくんなよ!」

 

「バーカお前!そんなにお前の陣地広くしたら六人でちゃんと分けれないだろ!!先ずは六等分するところから始めよう」

 

「ハッ、何を言ってやがる。俺が上、お前が下だぁ!!」

 

「あぁ!?それは立場上のこと言ってんのかぁ!?だったら俺が上だろうが、俺がここの部長だぞ!!」

 

「マジで!?」

 

「マジで」

 

「ずっと俺だと思ってた………orz」

 

「なんでお前だと思ってたんだよ……」

 

 

 

 

 

「あの馬鹿共の教育はきちんとしておくように………」

 

「あぁ………了解です。まあサトシがどうにかしますよ」

 

 

 

 

「おいお前らぁ、巫山戯てないで掃除するぞ」

 

「「えぇ〜」」

 

「えぇ〜、じゃない。ほら、掃除が終わったらお茶入れてやるから。そのために持ってきたようなもんだし」

 

「マジで!?やった、サトシの入れるお茶うまいんだぜ?早く掃除するぞハッチー!」

 

「マジか!早速始めよう!!」

 

 

 

 

「……………ほら」

 

「………………ふむ、学校にポットや急須を持ってくるのはいいが、部活であるということを忘れないように」

 

「了解でーす」

 

「暁君の入れるお茶っておいしいの?」

 

「さぁ、私も初耳ね」

 

 

 

 

「葉月葉月!あれ見ろよ」

 

ハッチーが俺に話しかけてくる。指差す方を見ると、積み重ねている机の上にソファが三つとベンチが一つあった

 

「あ、あれは……!」

 

「多分使われなくなったソファとかだと思うぜ。あれ、部活の備品として使わねえか?」

 

「いいねぇ、ハッチーにしてはいいもん見つけてきたじゃねえか!おーい皆、ソファとベンチがあった。手伝ってくれ!」

 

俺は皆を集める。そして皆で協力してソファを下ろそうとした

 

「どこから下ろそうか……」

 

ナナが考えながら見て回る

 

「痛ッ!」

 

ソファに近付くと急に足を押さえ痛みを訴えだした

 

「どうした?」

 

「つ……足が、なんか締め付けられるように」

 

締め付けられる?……………どういうことだ

 

「キャッ!」

 

椎乃が見えない何かに襲われる

 

「危ない!チョロネコ、"ひっかく"!」

 

『フシャア!』

 

ガキィン!

 

チョロネコの"ひっかく"が椎乃を襲ったものを捉える

 

「これは………石?」

 

「見せて…………葉月、この石って」

 

締め付けられる…………石…………

 

「恐らくポケモンの仕業だ。この教室内に、ポケモンがいる!」

 

俺が言うと共に俺達はナナを後ろに背中を合わせ、それぞれポケモンを出す

 

「相手ポケモンのタイプは?」

 

「石を放ってきたのがよくわからないが、ナナの足が締め付けられたような後がある。エスパータイプの攻撃だろうな」

 

攻撃してきた理由はわからねえが………

 

「取り敢えず探して連れ出せばいんだろ?俺の親友に攻撃した罪は重いぜ……カゲボー、"みやぶる"だ!」

 

ハッチーのカゲボー、もといカゲボウズが周りを見破りにかかる

 

「……………そこだ!"シャドーボール"!」

 

『カゲ……ボゥッ!』

 

シャドーボールは一直線にソファの下側へ向かい、積み上げられた机に衝突した

 

そこから黒い影が飛び出てくる

 

「さっきはよくもやってくれたな。ムラマサ、"つじぎり"!」

 

『コマッ!』

 

いつの間にか出ていたナナのムラマサ、もといコマタナが黒い影へ一閃。そして黒い影は倒れる

 

「……………案外早く終わったね」

 

少し残念そうな顔をする榊原さん。案外戦闘狂なところがあるんだろうか?

 

 

 

 

 

「私達を襲ってきたポケモンの正体はバネブーだったのね」

 

黒い影を確認してみるとバネブーだった

 

「なんでこんなところにバネブーがいるんだ?」

 

「バネブーの生息地は山地のはず……」

 

「だとしたら誰かのポケモンか」

 

三人はバネブーを取り囲んで話をしている。おいおい、震えてるぜ……

 

俺とハッチーはナナの治療だ。結構キツく締め付けられてたらしい

 

「一応大事をとって保健室へ連れて行こう。ハッチー、頼めるか?」

 

「おう、立てるかナナ?」

 

「ああ、すまんな」

 

ハッチーがナナに肩を貸し、二人は部室を後にした

 

「……………さて、そのバネブーはどうする?俺の考えではこの教室に住み着いた所を俺達が来たから攻撃した、っていう感じだと思うんだが」

 

「それはおかしい、さっきも言った通りバネブーは山地に生息地してるはず。林の向こうに山地はあるけど、群れでもないのにここまで来るとは思えない」

 

「それがそうでも無いみたいだ」

 

サトシがバネブーを抱き上げる

 

「この傷見てみろよ。明らかにナナのムラマサがつけた傷じゃないものがある」

 

バネブーの体には傷が複数ついていた

 

「……………ホントだ」

 

「いつのものかわからないが打撲の後もある。山で何かあったんじゃないか?」

 

「そうなの?バネブー」

 

『ブヒィ!ブヒッ、ブヒッ』

 

肯定するかの様に騒ぎ出す

 

「確定だな………………ん!そうだ!」

 

いいこと思いついたぜ(ニヤァ

 

「どうした葉月?」

 

「ふっふっふっ。ようこそバネブー、我がPSM部へ!お前の悩み、俺達が解決してやるぜ!!」

 

「「「……………は?」」」

 

記念すべきお客さん第一号だ。気合い入れるぜぇ!

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。バネブーの悩みを解決するって……山に行くつもり!?」

 

「当たり前だ!そうと決まれば各自家に帰って用意だ!集合は17時丁度、学校で。ハッチーとナナは今回は置いて行くことにする。異論反論は認めねえぜ!」

 

「…………面白そう。この部活最初の依頼だね」

 

「え、陽菜まで………」

 

「諦めろ椎乃、こうなったらもう止められない。それに自分から言い出したんだ、きっと大丈夫」

 

「はぁ………わかったわよ」

 

「大丈夫だ…………四年前のようなことは起こさせない。サトシも本気のメンバー連れてこい」

 

「わかってる。ハッチーとナナには俺から連絡しとくからな」

 

「頼んだぜ。それじゃあ、各自先ずは帰宅だ」

 

さあ、高校初の依頼の始まりだぜ

 

 

 

 




葉「さあやってきたぜ今回のこのコーナー!今日のゲストは俺の幼馴染み第一号、朝月 椎乃だ!」

椎「どうも」

葉「椎乃は七輪花って呼ばれる人達の中の一人なんだ。七輪花の説明はこの小説を振り返ってくれ」

椎「自分でも信じられないんだけど」

葉「まあ椎乃は可愛いし、逆に当たり前じゃないか?」

椎「そ…………そう」

葉「さて、じゃあ今回は………何か質問がないか?」

椎「特に無いわね」

葉「…………………じゃ、終わるか。また次回も読んでくれてよな!感想、その他、どしどし待ってるぜ!」




椎「やる意味あったのかしら?」

葉「…………さあ?」




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