ポケモンと俺達の学校生活は   作:クラッカーV

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平和ってなんて素敵

「これからは気を付けるのよ?次に巫山戯たら駄目ですからね?」

 

「ふぇ〜い」

 

あの後先生に呼び出され注意された俺、今話が終わって職員室の前

 

くそっ、俺のせいじゃないのに!隣の日ノ丘さんが俺のことウジ虫野郎って言ったからだし!俺悪くないし!!

 

てかもう休み時間ねえじゃん!

 

………なんでウジ虫野郎なんて言われたんだ?俺なんかしたっけ?

 

教室に戻りながら必死に考える俺、教室のドアを開けるとハッチーとナナがすぐ近くにいて、俺を見ると急に吹き出しやがった

 

「よ、よおwwお帰り、ウジ虫野rブハァww」

 

「せ、先生の話はどうだったウジ虫野rブッフォww」

 

こいつら…………

 

「…………ライデン、"10万ボルト"」

 

「「あばばばばばばばばば!」」

 

いっちょあがりだぜ。暫く眠っとけ

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

おっ、ちょうどチャイムが鳴ったな。席に着こう

 

え?ハッチーにナナ?何それ、ウジ虫の名前?知らないなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

「昼飯だー!」

 

ハッチーが大声で叫んでる、昼飯くらいでそんな大袈裟な

 

え?なに?時が経つのが早すぎるって?気にすんな、これがキングクリムゾンだ

 

「昼飯食おうぜー、ナナ、葉月!」

 

「おーう、屋上にでも行くか?今日は晴れてるしな」

 

「おし、行こうか」

 

俺達は各自弁当を持って席を立ち屋上へ向かう

 

立った時に日ノ丘さんがこっち見てた気がする、なんだろ恐い

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャッ

 

屋上のドアを俺が開ける、すると心地よい風が俺の体を吹き抜けた

 

一番にハッチーが入る。続いて俺とナナの順に屋上へと飛び込んだ

 

「うお〜、気持ちいいなナナ氏よ!」

 

「そうですな八幡氏よ」

 

「お前ら喋り方変だぞ。……ほ〜ら、お前らのご飯だ、仲良く食べるんだぞ?」

 

俺はライデンとエリキテル、コマタナにポケモンフーズをあげる

 

残りのポケモンは俺達の手持ちを全部ここに放すと色々と大変そうなので、ここはご都合主義として処理してもらいたい。いつか紹介するからよ

 

ああそうだ、エリキテルとコマタナのニックネームを言うのを忘れてたな。エリキテルがエレキ、コマタナがムラマサっていうんだ。ちなみに今の俺はビンビンに電波受信中だ

 

三匹は仲良くフーズを食べている、なんとも可愛い

 

「「…………………」」

 

ん?何か視線を感じるぜ

 

「どうしたお前ら?」

 

「「いや、別に(こいつ、ポケモンの世話してる時が一番幸せそうだな)」」

 

なんだこいつら?まあいいや、はぁ〜可愛い。こいつらのこれだけでご飯三杯はいけます

 

「「いやいやそれはないだろ!!あとそのセリフはとても危ない!」」

 

やかましい、人の心を読むな馬鹿共!

 

「声に出てんだよ!」

 

「マジか!あと危なくない!!」

 

「いいや危ないね!!」

 

「「「あぁ〜ん!?」」」

 

メンチきり会う俺達、それを他所にポケモン達はもう慣れたよ、的な感じで黙々とご飯を食べている

 

ズガァァン!

 

突然俺達の後ろで鳴り響く爆音

 

「な、なんだぁ!?」

 

それはグラウンドから来ていた、俺達は屋上のフェンスまで行き下を見る

 

「ドータクン、"ジャイロボール"!」

 

『ドゥタックン!!』

 

「ライチュウ!"アイアンテール"で迎え撃て!!」

 

『ラァイッ………ラァッ!!』

 

そこには沢山のギャラリーに見守られながらもバトルフィールドで二人の男子がポケモンバトルをしていた

 

ドータクンとライチュウが戦っている

 

ドータクンは高速で回転しながらライチュウに突っ込む、ライチュウはそれを鋼鉄化した尻尾で迎え撃った

 

『ライ……………ラァイ!!』

 

だがライチュウは弾かれてしまった

 

「おいおい、なんでバトルやってんだよ。今は昼休みだろ?」

 

「どうやら順位を賭けた勝負みたいだな」

 

ハッチーの疑問にナナが答える

 

「順位って、そんなのできるのか?」

 

「下克上方式で下の順位の人からはできるらしいぞ。順位が下の人が勝てば順位を入れ替えることができるらしい」

 

順位、それはこの学校にいる生徒全員に割り振られている数字だ

 

順位というのはいわゆるバトルの順位のことだ。このアビノ都市の学校では学期の始まりに順位を決める為のバトル試験を行う。そこで技の威力、きれやどれだけ速く出てきたポケモンを倒せるか等をポイントに換算して学年ごとに順位を決めることになっている

 

この学校は一学年に40人のクラスが三つあり、一組がバトル科、二組がコンテスト科、三組が普通科というふうに分かれているんだ。ちなみに俺達は普通科だから三組だな

 

順位はコンテスト科を抜いた二組、バトル科と普通科の総計80人で決める

 

俺達の順位が知りたい?そうだな、いい機会だし教えよう

 

まずはハッチーだがこいつは意外にも強い、80人中24位というけっこう上位に入っている

 

次にナナ、こいつも強い、80人中26位とハッチーにも負けないほどの実力を持っている

 

そして俺だが……………俺はぁ!!なんとぉ!!なんとぉ!!?

 

…………………80位でしたー

 

そうだよ、最下位だよ悪いかコンチクショー!だって出てきた奴がマリルリだったんだもんよ!!可愛いかったよ!それに俺はバトルはあまり好きじゃないんだ。……色々あんだよ

 

「ありゃあ何位と何位の勝負だ?……………む、あれは。おい見てみろハッチー、ナナ」

 

「「………?」」

 

「あのドータクン使ってる人の腕に着けてるの、"メガリング"じゃねえか?」

 

「…………ホントだ」

 

メガリング、ある一定のポケモンをさらに上の次元へと進化、メガ進化させる為に必要な道具だ。本来ならメガストーンという石と一組で効果が発動されるのだが…………

 

「でもライチュウ使いの方は着けてないな」

 

「ってことはドータクン使いの方は10位以内の人か、また無謀なことするもんだな」

 

そう、メガリングは学年順位が10位以内の成績優秀者に贈られる代物であり、一度受け取ったらそれはもう順位が下がろうとその人の所有物になる

 

「じゃあこのバトルでメガ進化が見れんのか!?」

 

テンション上がってんなー、こいつ

 

「俺に聞くな、ナナの方がそういうのには詳しいんだから」

 

「どうなんだ、ナナ!?」

 

「いや、無理だろ。メガストーンは1位と2位にしか配られてないって聞くし、他のメガストーンの入手方法も未だ発見されてない。幾ら何でもいきなり1位や2位を相手にはせんだろ」

 

「そっかー、ん、バトルが終わるみたいだな」

 

下の方ではドータクンがライチュウにトドメを指しているところだった

 

そしてドータクンのトレーナーは腕を上に突き上げ勝利のポーズをしている

 

それだけを見届け俺達は床に座って昼飯を食べ始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごちそうさん…………順位ねぇ、なあハッチーよ」

 

「なんだ?葉月よ」

 

「なんでお前のエレキ進化させねえの?たいようの石持ってたよな、確か」

 

俺の言った言葉に少し目を見開く

 

少し考えるかと思ったがすぐに答えは返ってきた

 

「ああ、まださせねえよ」

 

「なんで?そろそろいいんじゃね?」

 

俺が疑問をぶつけるとハッチーは苦笑いして頬をかきながらの言う

 

「いや、俺はいんだけどよ。あまり見た目が強そうなポケモン持ってると先輩達に目を付けられてもなぁ。だから一年のうちは進化させる気はないんだ」

 

「ふ〜ん」

 

成る程、一年があんまりでしゃばってると先輩達にイジメられるかもしんないからなんだな

 

……………いや、この学校はそこまで治安が悪いわけないと思うんだが。しかもエリキテルの進化系のエレザード………強そうか?俺的には可愛いイメージがあるんだが、あのエリマキ広げるとことか

 

まあ本人がいいんならいいか

 

「そういう葉月はライデン進化させねえのか?」

 

む?ライデンを進化させる?そんなことするわけないないだろう

 

「ライデンはこのままが一番可愛いんだよ。ライチュウも悪くない、てか十分可愛いがライデンの方が俺は好み」

 

「あぁそうかよ」

 

なんか呆れられた?ナナもなんか変な目してるし

 

「お前は平和だな…………」

 

「全くだよ………」

 

喧嘩売ってんのか

 

「そろそろチャイム鳴るな、教室に帰るか」

 

ちょっと待てよ、表出ろゴラァ

 

「そだな。行くか」

 

だから待てって…………ライデン、"10万ボルト"

 

「「あばばばばばばはばばばば!」」

 

バタンッ

 

………………ふう、今日も空が青い

 

平和だ………………

 

 

 

 




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