「ナイスバトルだぜサトシ。イェーイ♪」
いよっす、俺は葉月だ
「イェーイ♪」
控え席に戻ってきたサトシと俺はハイタッチをする。横でナナとハッチーは口をポカン、と開けたままだがどうしたんだろうか。もしかしたら空に伝説なポケモンでもいたのかもしれない、なんて幸運な奴らなんだろうか
それよりも次は二人のバトルだ
「おい二人とも何してる?次はお前らだろ?」
「「………………はっ!」」
我に返ったようだ
「サ、サトシ!なんだよさっきの!!お前、メガストーンなんてどこで!?」
「何かそういったコネがあるのか!?」
二人がサトシに詰め寄る。見ているだけで暑苦しいな、はよ行けお前ら
「ま、まあまあ。全部終わったら話すから、だから行けよ」
サトシも二人に行くように促す。二人は渋々と言った感じでバトルフィールドに向かって歩き出す
「いよっしゃあ!勝つぜナナ!!」
「ヘマするんじゃないぞ、八幡」
背中からは何とも頼もしい雰囲気が出ているが、不安は拭いきれないな。あいつらが勝ってくれれば俺は楽なんだけどなぁ…………
「葉月、二人は勝てると思うか?」
サトシも心配なのか
「…………んあ〜、相手によるな」
ホント、こればかりはわからなくなってしまった。相手がいきなり学年主席を出してくるなんざ思わなかった。あいつらの相手も相当順位の高い奴らだろう
「まあ、順位云々は置いといて。一番重要なのはあいつらの選択だな」
「………やっぱそうなるか」
そうだ。実を言うと順位なんて殆ど関係無い
まあ、流石に最下位と主席じゃあ、それに見合った力を保持している場合はどう足掻いても勝てないだろう
例え順位が下であろうと、上の順位の奴より技術などが上回っていれば勝つことは可能だ。つまり、順位が10程違う相手でも勝てないわけじゃない。可能性はある、ということだ
ただしその場合は非常に稀だ。バトルの際、トレーナーがポケモンに的確な指示を、しかもその場での『最善』の指示を出さなければいけない
そしてその指示は常に『最善』でなければいけない。それ以外は許されない、それ以外の指示をするだけですぐさま負けに繋がる
つまりは『最善』は『最善』であって『最低限度』になる
あの二人は20位代。だいたい10位前半ならば頑張れば、1桁代ならば相当頑張れば勝てなくもない
ただ…………
「あの二人が、それを出来るか………だな」
俺の声は、響くことなく風に掻き消された
「俺達の相手はお前らか?」
俺は拓哉だ。皆からはナナと呼ばれている
今は葉月の下克上バトルに参加中だ。普段ならこういう面倒ごとは避けたいんだが………やれやれ、友達の為とあらばやるしかあるまい
それに今回初めての俺視点。これは頑張らねばならぬというものだろう?
……………何か今電波でも拾ったか。まあ気にすることでもないか
「そうだよ。よろしく頼んま〜す♪」
「よろしく」
なんだか軽そうな奴としっかりしてそうな奴が出てきた
「なんか俺達と似てるな、なあナナ?」
八幡もそう思ったのか俺に同意を求めてくる
「…………同意するが。どっちがどっちか解って言ってるんだろうな?」
「勿論俺が軽い方」
ふむ、ちゃんと解っているのか
八幡はこう言ったことはキチンとわかる奴だ。というか自分と言うものを理解している
「早速始めない?俺、ホントは不本意なんだよね〜。だって怠いし」
「俺もあんまり乗り気じゃないんだ。そっちは?」
………ほう、数合わせに連れて来られたって感じか?
「八幡」
「おう、わかってる」
俺と八幡は息を吸い込み、そして一斉に吐き出す
「「勿論、お前らをぶっ倒すつもりだぜ!!」」
俺達はそう宣言した
「…………へぇ、面白そうじゃん。俺は学年21位、瀬野 秋夜《せの しゅうや》!」
「俺は学年19位、荒井 史人《あらい ふみと》。そっちがやる気なら俺達もそれに応えないとね」
「そうかい、ありがとよ!俺は赤崎 八幡。学年26位だ!」
「学年28位、七瀬 拓哉。手加減はしないぞ」
それぞれが順位申告をしてモンスターボールに手を掛ける。そして一斉にポケモンを出した
『グルォォオ!!』
『ピジョッ!』
瀬野がグラエナを、荒井がピジョンを出す
対してこちらは………
『フリィィィイイ!』
『コマッ!』
八幡はバタフリーのフリー。俺はコマタナのムラマサだ
「使用ポケモンは二人で二体です。それでは、バトル始め!」
「クロ、"とおぼえ"!」
教師の声が響く。それと同時にグラエナが行動を開始した
『アオォォォォオオオン!』
成る程、攻撃を上げて一気に片を付ける気か
これはグラエナから倒した方が良さそうだ
「ムラマサ、グラエナに"かわらわり"だ」
「フリー!ピジョンに邪魔をさせるな!"かぜおこし"だ!」
ムラマサがグラエナに向かっていく間にフリーがピジョットの足止めをする
「させないよ。ピジョン、"つばめがえし"で速攻を仕掛けろ!」
「なにっ!?」
"かぜおこし"をする前にフリーは向かってピジョンが目にも留まらぬ速さで向かう
まずい………!あれをフリーは耐えられるのか!?
「フリー!"しびれごな"をばら撒け!」
『フリ!』
「それでピジョンの動きを遅くするつもりなのかい?でもその範囲じゃあコマタナも痺れちゃうよ!」
ふっ、舐めてもらっちゃ困るな
「ムラマサ、連続で"つじぎり"をして風を起こせ!!」
『タッナァ!!』
俺の指示でムラマサはその場にとどまり高速で"つじぎり"を始める
「ほ〜、すげえな。ナナのムラマサはあんなことが出来るのか」
「並大抵の技じゃないな。あの"つじぎり"、動きが一味違う」
『コマコマコマコマコマコマコマァァァァァタァァァァァアアア!!!』
「うお!どこからあんな力出てくんだよあのコマタナ…………クロ、"にらみつける"で動きを止めろ!」
「させるかよ!"むしのさざめき"!」
『フリィィィィ!』
ムラマサへと妨害が入らないようにフリーが止めてくれた。ありがたい
「よし、そのままグラエナに"つばめがえし"だ!」
『コマァ!!』
ムラマサは高速の突きをグラエナに突き出した。それは見事命中する
…………やったか?
『グ………ルアァァァァ!!』
な!?まだ体力が残ってるのか!
「そのまま"かみくだく"!」
『グルァ!』
グラエナはムラマサの腕に噛み付いた。ムラマサは苦しそうにもがく
あれでは動けないだろう。このままじゃ危ない!
「くそ!……フリー!ムラマサを助け「させない!」
八幡がフリーを助けに出そうとしてくれた瞬間、ピジョンがフリーを襲う
「ピジョン!そこから"フリーフォール"!」
そしてフリーはピジョンに捕まってしまった
「やばい!フリー!"ちょうおんぱ"で抜け出せ!」
八幡が必死に指示を出すがフリーは動けない!このままではムラマサもフリーもやられてしまう
………こうなったら一かばちかだ!
「ムラマサ!"がんせきふうじ"を落とせ!!」
「なにぃ!?」
俺の指示はムラマサへとしっかり届いたようだ。ムラマサは苦しみもがきながらも自分の上空に岩石を出現させる
「クロ、離れろ!そいつ、相討ちに持ち込むつもりだ!」
「させるな!しっかり掴むんだ!!」
グラエナがムラマサから口を離した。だが今度は逆にムラマサがグラエナへとしがみ付く
「ピジョン!コマタナへバタフリーを落とせ!!」
"フリーフォール"の攻撃が来る。ムラマサがグラエナを離さないのを見てグラエナ諸共戦闘不能にする気なのだろう
「八幡!!」
「わかってらぁ!!」
俺は八幡を呼んだ。八幡は俺の言いたいことが最初からわかっていたかのように応えた
「フリー!………根性、見せろやオラアアアァァァァァァァァァアアア!!」
隣で八幡が目一杯叫んだ。耳がキーンとする
『…………!フリィィィィ!』
だが、フリーには確かに届いたらしい。フリーはピジョンに向かって"サイケこうせん"を放ち逃れた
「おいおい、なんだそりゃあ……」
「余所見していていいのか?準備はもう完成している!」
ムラマサの状況があまり良くなかったから時間が掛かったがな
「っ!マズイ!」
「もう遅い!"がんせきふうじ"!!」
俺とムラマサはリンクしているかのように腕を上にあげ、そして振り下ろした
その瞬間、上空に待機させてあった沢山の岩石がムラマサとグラエナに降り注ぐ
「捨て身の一撃だ。耐えるんじゃあないぞ!」
ズガァ!ズガァ!ズガァ!ズガァ!ズガァァァァン!!
全ての岩石が集中するようにフィールドへと落ちた
「な………全部集中させてやりやがった!馬鹿だろ!?お前のコマタナも戦闘不能になるぞ!?」
瀬野が叫ぶ。その隣で荒井も驚愕しているようだ
「そんなことはないさ」
……………そうだ。俺のムラマサはこんなことじゃ戦闘不能にならない
俺はそう信じている
フィールドへ突き刺さる岩石の中から、一つの影が現れる
ムラマサだ
『……………タ、ナァ!』
そしてムラマサは、腕を高く掲げた
「嘘………だろ?」
「くっ…………でも今がチャンスだ!ピジョン、コマタナにトドメをさせ!」
荒井のピジョンがムラマサへと向かって飛んでくる
「おい、俺達を忘れるんじゃねえ」
その前に、フリーが立ちはだかった。フリーは"サイケこうせん"でピジョンを牽制する
「ナナ。流石に俺のフリーであのピジョンを倒すのはちぃとキツイかもしれねえ」
「ああ、そうだn「だけどよ」……?」
「お前のムラマサは今は休んだ方が良いだろ。だから、倒すとまではいかねぇが時間は稼いでやる。それまで回復しとけよ」
八幡は俺に顔を向けずにそう言った
「それは、後はムラマサに任せるってことか?」
「悔しいけどな」
……………そうか
「八幡、頼んだぞ」
「任せろ!こっからは俺達のターンだぜ」
そして八幡は一歩前に出て、掌に拳を打ち付けた
V:お久しぶりです。遅れてまことにもうしわけありませんでした!!(土下座)
葉「お前何やってたんだよ」
V:ネタに困ってた!
ハ「いかに在庫がないかっていうのがわかるな」
葉「ハッチー、それ今年のガキ○で松○さんが言った言葉じゃん」
ハ「あ、知ってた?面白いよな、あれ」
葉「なー。俺なんな録画して6回くらい再生したぜ」
V・ハ「多過ぎじゃね!?」
葉「まあ良いじゃねえか。それより、消費してない質問あんだろ?ほら、早く答えようぜ」
V:えーっと、質問内容は……皆の家族のことが知りたい、だと
葉「成る程ね。長くなるな…………」
V:そうだな。家族構成だけで良いのかな?
ハ「取り敢えずまずは家族構成だけな。あと職業」
V:ほい、それじゃあ葉月から
葉「俺の家族は父さん、母さん、姉さんの三人とポケモン達だ。父さんと母さんは元エリートトレーナーで、今してる仕事はよくわかんねえ。取り敢えず忙しくて世界を飛び回ってるとだけ。姉さんはこのアビノ都市の端っこで育て屋を営んでる。と、このくらいかな」
V:ふむふむ、てか親の職業知らねえのか
葉「そうなんだよ。聞いても説明がめんどい、って言って教えてくれねーしぃ?ほら次、ハッチー」
ハ「おう。俺は親父、お袋、妹の三人とポケモン達だな。妹は今中3なんだ」
葉「へぇ、来年にはうちを受けるのか?」
ハ「それがまだわからないんだよなぁ………俺としては受けて欲しいんだけど」
V:シスコンか?
ハ「違う。…………親父は大工やってて、お袋は自営業でちょっとした店を出してる」
V:へえ!すごいんだな
ハ「夏休みなんかそこで働いて小遣いもらうんだ」
葉「俺も働かせてもらおうかな……」
ハ「ナナも働いてるし、葉月もサトシも大歓迎だぜ!」
V:バイトかぁ…………。んで、次は誰の行く?
葉「なあ、これ分割した方が良くないか?」
ハ「そうだな。分割しようぜ」
V:いやでも、次の更新いつになるかわからないし………
「「そこはお前が頑張れよ」」
V:はい…………
葉「つーわけで、続きはまた次回な!次のゲストは………椎乃でいいな。次回は椎乃だから、皆お楽しみに!」
V:それでは!ここまで読んでいただきありがとうございました!
「「また見てくれよな!」」