ポケモンと俺達の学校生活は   作:クラッカーV

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下克上バトル第二回戦 決着

「フリー、"ちょうおんぱ"!」

 

「ピジョン避けろ。そのまま相手を翻弄するんだ!」

 

フリーが"ちょうおんぱ"でピジョンを混乱させようとするがピジョンはそれを難なく避ける。フリーを翻弄するようにフリーの回りを飛び回っている

 

「まずいな……八幡!やはり二対一で戦おう。タイプ的にも分が悪すぎる」

 

「うっせぇ、戦うのはお前じゃなくてムラマサなんだぜ。ムラマサに無理させんな」

 

「…………だが」

 

ムラマサをチラリと見る。ムラマサ自身はやる気なのだが……限界なのは目に見えてわかる

 

八幡がこのままあのピジョンを倒してくれれば何も問題は無いんだが、フリーじゃどうも厳しい。レベルの違いに大差は無い、タイプ相性はこちらが不利、この状況で勝てるだなんて誰も思わない

 

当の八幡だって勝てるだなんて思ってない。だから俺に託そうとしている

 

「"サイケこうせん"!そして"ちょうおんぱ"だ!」

 

「"つばめがえし"!」

 

フリーが撃った"サイケこうせん"を避けたピジョン、更に"ちょうおんぱ"を避け、その鋭い嘴がフリーに突き刺さった

 

「っ!」

 

…………直撃だ

 

流石にあれは、耐えられないだろう

 

直撃の後、力無く地面へと落ちて行くフリー。八幡は受け止める為に走り出した

 

「フリィィィィィィ!!」

 

八幡が叫んだ。フリーは羽ばたく気配すら見せない

 

「ハッチー!!」

 

俺達の後ろから、大きな声が聞こえた。俺は振り返るが、八幡は気にせず落下地点へと走る

 

「まだだ!まだ終わってない!!」

 

「そうだ!まだ終わってない!!」

 

「「自分の"相棒《パートナー》"を信じろ!!」」

 

サトシも共に大声を張り上げる。パートナー………相棒……

 

そして次の瞬間……………

 

『フリィィィィィィィィィィ!!!』

 

フリーの、バタフリーの雄叫びが聞こえた

 

「なに……!?」

 

俺はまた振り向く

 

目の前の光景が、信じられなかった

さっきまで動く気配の無かったあのフリーが、体はボロボロなれどそこにいたからだ

 

「…………フリー?」

 

八幡は唖然として自身の相棒を見上げている

 

「…………ハッ!早くフィールド内から出なさい!」

 

「うぇっ!?……あ、はい!」

 

先生に言われ我に返る。そして急いでこちらに走って戻って来た

 

「おい、八幡。あれは……どういうことだ?」

 

「お、俺にもわかんねえよ。…………でも、なんか……今、すっげえ胸が熱い。あいつの、フリーのどうしても勝ちたいって気持ちが伝わって来るようでさ」

 

「どうしても勝ちたい………フリーの?」

 

「ああ。………へっ、おかしいよな。ただの下克上、しかも自分のじゃねえってのによ。どうしても負けたくねえなんて」

 

「……………何もおかしいことはないさ」

 

俺だって、勝ちたい

 

「なあ?ムラマサ……」

 

『………(コクリ』

 

座って体力を回復させていたムラマサは頷き、立ち上がった

 

「…………っ!」

 

瞬間、俺の胸にも熱く、込み上げて来るものがあった

 

『…………』

 

「行けるな。ムラマサ」

 

『(コクリ』

 

ならば、行こう

 

ムラマサと心が通じ合った気がした

 

今まで、心が通じて無かったのかと言えば……そうでは無かったと言いたい。ムラマサとは小さい頃から一緒に居たのだ。俺達の間には途轍もなく硬い絆がある

 

だけど、今はそれとは少し違う。心の底がリンクしたかのような、そんな感じ

 

「行ける。これなら勝てるぞ」

 

俺は拳を握り締めた

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやーはっはっ!まさかここで"アレ"になるなんてなぁ。将来有望だぜ、あの二人」

 

カッカッ、と笑いながら葉月は膝元に寝転ぶライデンの毛繕いをしている。ムラマサの変化に葉月とサトシも気が付いたのだ

 

「全くだな。どーする、追い付かれるまでもう遠くないぞ」

 

「いやいや、まだまだだよ。なぁライデン?」

 

『ピィカ♪』

 

「…………ホントの事だから余計質悪い」

 

はぁ、と葉月に呆れたように溜息を吐くサトシ

 

「だけどまぁ、時間の問題だな。しかも今回は稀なケースだ、ハッチーの方がな」

 

先程とは打って変わって真剣な目付きになる。そして前屈みになり、膝に肘を突いた

 

「トレーナーがポケモンと心が一つにリンクした時に起こる現象。その間、ポケモンの力はトレーナーの力量により底上げされる。この力は例え昔から一緒に居たポケモンでも起こることは無い。ポケモンとトレーナーの間の何かがキーになり起こる。更にこれは使いこなす、とまではいかないが訓練すれば自在に扱えるようになると言うことが俺達も出来ることから発見されてる。トレーナーの力量により底上げされる力の大きさが変わることから、人間の持つ気のような物をポケモン達へと上乗せしている、と考える奴らも多いが…………その全容はまだわかっていない。科学者なんかは科学的に証明出来る物では無いと断言し、研究をしているのはごく僅か。昔から起こり得る現象なのでメディアに取り上げられることも無く、知名度も低いまま現在に至る」

 

「お前、それ調べたのか?」

 

「姉さんがな」

 

「姉の受け売りかよ………。それでも覚えてるだけ凄いが、長い説明お疲れさん」

 

「あいあい、………お、終わるぞ」

 

「ん?……みたいだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリーとピジョンの戦いは激化していた。そこにムラマサが介入して、更に激しくなる

 

ムラマサの"がんせきふうじ"が飛び交い、フリーの"サイケこうせん"がピジョンを狙い宙を駆ける。ピジョンは持ち前の素早さを生かしそれらを避けていた

 

「くっ………なんで急に強くなってるんだよ!」

 

いける、これならいけるぞ!

 

「八幡、フリーにムラマサを!」

 

「OK!フリー、ムラマサを掴んで飛べ!」

 

八幡が命令するとフリーはすぐさまムラマサの所へ飛んで行き体を掴んだ

 

「しめた。今ならスペードが落ちるはず!決めるぞ、"はがねのつばさ"!」

 

「フリー、"サイケこうせん"で迎え撃て!」

 

「"つじぎり"だ!」

 

ムラマサを掴んだフリーとピジョンが交差する

 

"はがねのつばさ"を避けることは出来なかった。が、こちらの"つじぎり"も当たったはずだ

 

「「俺達の、勝ちだ」」

 

ピジョンとフリーは事切れ、落下を始める

 

「戻れフリー!」

 

「ムラマサ、お疲れ様」

 

「…………ピジョン、君やよくやった」

 

俺達はそれぞれ自分の相棒をモンスターボールの中へ戻す

 

「ピジョン、戦闘不能。勝者 赤崎 八幡 七瀬拓哉ペア!」

 

そして俺達の勝利は確定した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「葉月!」

 

「ハッチー!」

 

「俺達、勝っt「俺達買ったぞ、葉月」台詞盗んなよ!?」

 

葉月とサトシのいる所へ戻ってきた八幡と拓哉。二人にサトシは苦笑いし、葉月はにこやかに言う

 

「お前らが勝つなんて微塵も思ってなかったぜ!」

 

「「酷いなおい!?」」

 

「引き分けだと思ってたのになぁ………ライデンの毛繕いしてたのに、無駄になっちまったなぁ。なあ?ライデン」

 

『ピィッカチュ』

 

膝元のライデンはバトルがしたかったのか、少し不満気に答えた

 

「っざけんなよ!!」

 

そこに大声が聞こえた

 

「てめぇら、なんで普通科の雑魚どもに負けてやがんだ!」

 

大声を張り上げているのはあの坊主頭、安井兄だった

 

「けど、兄貴。向こうの実力は本物、負けたのは俺達の実力が足りなかったから「うっせえんだよ!学年1位のくせに負けやがって!1位ってのもホントはマグレなんじゃねえのか、あぁん!?」………兄貴、なんでそんなに怒って…」

 

弟に怒鳴り散らしている。葉月達は見ていて心地よいものではなかった

 

「あいつ、なんて野郎だ………!」

 

八幡が怒りを露わにする

 

「まあまあ、落ち着けよハッチー」

 

そこに葉月が八幡の肩を叩き前に出た

 

「いよぉ!大将さん」

 

「あん?」

 

葉月は安井へと声を掛ける

 

「そんなに納得がいかないならさぁ、今までのバトルは無しにして、俺とお前のバトルで決着つけるか?」

 

「なに?」

 

『……………は?』

 

その場にいる全員が、観客席で見ていた椎乃と陽菜も、監督の先生でさえ耳を疑った

 

「んじゃあ、始めるか」

 

いそいそとバトルの準備を始める

 

「いや………いやいやいやいやいや!ちょい待てよ葉月!お前、それだと俺達がバトルした意味無いじゃん!!」

 

「ああ、無いな」

 

「ああ、無いな………じゃねえよ!」

 

「いーじゃん?別に。折角俺がバトルしようって気になってんだからさぁ。こんなのまたとないチャンスよ?これ逃したら今世紀一回も無いかもよ?」

 

「どんだけお前のバトルは頻度が稀なんだよ!」

 

八幡と葉月は周りそっちのけで言い合いをしている。葉月は全ての言葉にあっけらかんと返していた

 

「上等だ。負けて泣いても知らねえぞ」

 

安井が前に出る

 

「さぁって、お前ら下がってろよ。俺のバトル、見せてやるよ」

 




V:…………さて、質問コーナー行ってみようか!

葉「待てよゴラ」

V:な、なんだよ

葉「前回から一ヶ月も経ってんじゃねえか。あぁ?」

V:え、えと、それは………ごみーんね☆

葉「ちょっとこっち来い」

V:え、どこ連れて行く気!?ちょ、待って引き摺らないで、アッーーー!!




椎「早速だけど質問コーナーに入りましょうか。今回は私、朝月 椎乃がゲストよ。よろしく」

葉「ふいー、いい汗かいたぜ」

椎「あれ、作者は?」

葉「知らね。それより質問なんだが、新しい質問が来てな。それも込みで答えてくれ」

椎「了解。質問内容は家族構成となに?」

葉「えーっとな………好きな食べ物や物。あとこれは女性陣だけなんだが、好みのタイプ。ついでに男性陣の中で恋人にするなら誰か、結婚するなら誰か、を教えて欲しいってさ」

椎「え、えぇ!?」

葉「どうした?あ、因みに俺の好きな食べ物はハンバーグだぜ!好きな物は………これと言って無いかな、ことで言ったらポケモン達のブラッシングだ。それでは椎乃、どうぞ?」

椎「わ、私は好きな食べ物は肉じゃがで、物やことは………読書かな。家族構成は父と母、私とポケモン達で暮らしてて、父も母もアビノ都市の東の方にある学校で教師をしてるわ」

葉「昔はよく勉強教えてもらったよな」

椎「そうね」

葉「それで、好きなタイプは?」

椎「え?」

葉「好きなタイプ」

椎「……………言わなきゃ駄目?」

葉「質問ですから」

椎「いや、でも…………「なんだ〜?言えないなら全部ハッチーにしとくぞ?」それは駄目!!」

葉「お、おぉふ。そんなに否定するとハッチーが可哀想だな。まあ言いたくないならタイプはいいや、結婚したい人と恋人にしたい人だけ答えてくれよ」

椎「い、嫌よ」

葉「なんでだよ。…………ん〜、仕方ない。強要してもアレだしな……んじゃ、紙渡しとくから書いといて。はい、これ紙とペンね」

椎「……………これ誰も見ないわよね」

葉「見ない見ない(読者以外はな……)」

椎「……………怪しい」

葉「そんなことないさぁ」

椎「……はぁ、わかったわよ。後で書いとく」

葉「よろしく〜。と言うわけで、今回はこれでお開きだ!次回のゲストは榊原さんだぜ。それでは!」

「「次回もまた読んでくれよな!/読んでね」」

葉「あ、因みに次回はもう一つあった質問、ハッチーとナナはどっちが強いのか?を榊原さんと話す予定だぜ。そして最後の方には皆の好きな食べ物、こと・物リストを載せるから、ぜひ見てくれよな!」




朝月 椎乃

好きなタイプ:あまり考えたことが無い

恋人にするなら:葉(ここからは何故かクシャクシャになっていて読めない)

結婚するならも同一人物と思われる
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