テスト明けって何かだるい感じがします。
ではどうぞ。
第97管理外世界 日本 海鳴市
気合を入れたあの日から一週間が経ち、俺は海鳴市にある本家、師匠の家にいた。
昨日、片付けが終わり今日は少しのんびりとした一日を過ごす予定だ。
事故以来、島から出ることがなかったので街らしい街に来るのはとても久しぶりのことだ。
ニ年も島に篭っていたので初めて来る街だが、なんだか少し未来に来た感じだ。
事故以前に住んでいた家は既に親戚の手によって売られてしまっていた。
一応親戚の人達には自分の無事を知らせてあるが誰も俺を引き取ってくれなかった。
どうやら俺が鬼であることは既に知っていたらしい。
因みに家が売られているのを知ったのは親戚に聞いたからではなく、師匠の知り合いの人が調べてくれていてそれを師匠から聞いたのだ。
と、まぁそんなことがあったので今は師匠の家で普通に暮らしている。
~□□□~
引っ越してから一週間位たち、小学校の入学式まで残り二ヶ月になったある日、島での習慣とだったランニングのコースを街タイプにするため探検を開始した。
因みにこの一週間は忙しくてまともに出歩くことも出来なかった。
と、まぁ勢いよく外に出たはいいが初めて一人で出てきたのでしっかりと迷った。
それはもう、見事なまでに。
と言うわけでたまたま近くに公園があったのでとりあえず寄ってみることにした。
……別に久しぶりだからって遊びたい訳じゃないぞ。
…すいません嘘吐きました、ホントは遊びたいです。
だって二年も島にこもって修行してたんだよ、ふつうこの年なら遊びたいと思うでしょ。
そんなことは置いといて、公園の中に入ってみると、まぁ同い年くらいの奴等が元気に遊び回ってる。
やっぱり子供は元気が一番だな。
ん?そこ!爺臭いとかいうな。
確かに前世から数えるともう既に二十歳越えてるが、ここではまだ五歳だぞ、五歳。
っと、思考がそれた。
また改めて公園の中を見回してみるとベンチで一人、本を呼んでいる少年を見つけた。
なんだかすごく気になったので話しかけてみることにした。
「なぁ、何で他の奴等と一緒に遊ばないで本なんか読んでんだ?」
「なんだい?外に出て本を読んじゃいけないのかい?」
「いや、そういう訳じゃないんだが」
話しかけてみたはいいがなんだか掴み所がないと言うか何と言うか、とりあえず不思議な奴だ。
「なら、少し話をしよう…えぇっと君は?」
………指パッチンは要らないと思うぞ、少年。
「あぁ、俺は兎烏 雪兎、ユキトって呼んでくれ」
俺が名前を言うとなにやら俯いてブツブツと小声で呟いた。
「…そうか、君が……」
「どうかしたのか?」
「いや、なんでもないよ…っと僕は音無 帝人、僕もミカドでいいよ」
音無…帝人?なんか引っかかる名前だな、まぁ気にしなくていいか。
そして彼の、ミカドの話が始まった………。
~□□□~
君は世界の意志というものがあることを信じるかい?
いや、答えなくていいよ僕はただ聞いてほしいだけだからね。
世界に選ばれた者のみがその身を持って体験するナニカ。
もしかしたら君にも少し覚えがあるんじゃないかな。
そう、例えば神にすら原因のわからない謎の死とかね。
何そんな顔してるのさ冗談だよ、冗談。
ん?もうこんな時間か、僕はそろそろ帰るよ。
僕のこんなつまらない話を聞いてくれてありがとう。
おかげで今日は随分と楽しかったよ。
また会うことがあればいいと僕は思うよ。
じゃあね、ユキト君。
~□□□~
ミカド少年が去った後、俺は少し考え込んでいた。
あのときの話から察するに彼はナニカを知っているような気がしている。
それもかなり重要なこと。
ただそれが何で彼が何者なのかはどんなに考えてもこれと言ってしっくりとくるモノはなかった。
さらに彼は去り際に妙なこと、と言うよりは限りなく正解に近いがそれ一つでは正解にたどり着けないヒントのようなことを俺の耳元で呟いて行った。
「君は選ばれた、君の運命はネジ曲がりもはや元の運命とはかけ離れたモノになった、まぁ頑張りたまえ、か」
なんか変な奴だっな、と考えていたことを頭の隅に追いやり、沈んでいく夕陽の中家に帰るため歩みを進めていった………。
が、歩き始めてすぐ自分の置かれている状況を思い出す。
「…そういえば今、迷子になってたんだっけ俺」
幸いポケットの中にテレフォンカードが入っていた。
なぜかは知らないが。
とにかく公衆電話を探して師匠に迎えに来てもらおう。
そう思いながらとぼとぼと歩いていく俺だった。
その後無事に家に生還した俺だったが迎えにきた師匠に家に着いてからものすごく叱られました。
その日の夕飯はコンビニのおにぎりだった。
…すごく、悲しいです。
あぁ、ランニングのルートはしっかりと決まりました。キリッ
音「ミカドとぉ~」
雪「ユキトのぉ~」
二人「「アトガキげきじょ~!!」」
音「と、言う訳でやってきました第二話です」
雪「…おい」
音「ん、何?」
雪「何でお前は本編に出てきやがった」
音「ん?何でって決まってるじゃないか、僕がこの世界の意志だからだよ」
雪「いや、答えになってねぇし」
音「すべては作者である僕の意志のままに」
雪「何かラスボスみたいだな」
音「そんなことは置いといて。第二話、いかがだったでしょうか。こちらとしては楽しんでいただけたらと思います」
雪「はぁ……っと、次回も見てくれたらとても嬉しいです」
音「ではまた次回」
二人「「さよぉ~ならぁ~」」
※この後書きは作者、音無 帝人のノリと思いつきによって構成されています。