赴く為の準備を進めるイッセー達!
・・・その裏側のお話。
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
「山を破壊したって・・・何のために?」
グレモリー家の敷地内で起こった地震について、
地元の連中が調査に行ったって言うから、その
調査結果を買い取る形で情報収集させたんだがよ。
・・・なんだそりゃ?
山を吹き飛ばすって、何か意味があるのか?
その山に何かが封印されてたとか?
「何でも赤龍帝が魔力を打ち出した際に
思った以上の出力が出たようですね。
それで組手の相手をしていた無能の眷属が
ソレを回避した結果、山が吹っ飛んだそうです」
事故かよっ!
「馬鹿じゃねぇか!?」
いや、ほんとに。シェムハザも普通にアイツ
の妹を無能呼ばわりしてるけど!
つーか結界とか張らねーのかよっ!
張らねーなら回避すんなよっ!
日本の山を破壊したら責任問題になる
だろーがよっ!
山って簡単に言うけどよ!そこには沢山の
生物やら樹木やらがあるし、拳豪鬼神は
そーゆーのが大好きなヤツだぞっ!
それに山によっては水脈だの地脈が・・・
「そうだよ、地脈だよ!山を吹き飛ばしたって
ことは地脈とかやべぇことになるだろ?!」
普通に考えればいきなり山が吹っ飛んだら
付近の地脈はガタガタだし、近くに龍脈が
有った場合は洒落にならん被害が出るぞ?
まさかあの地震はソレが原因かっ?!
「地脈に関しては、一時的にかなり乱れたそう
ですが・・・今は既に修復済みとのことでした。
日本神話群からのクレームも一先ず落ち着いたとか」
・・・まぁソレなら良いんだけどよ。
サーゼクスも解決済みとは言え、自分の妹とその
眷属のミスなんざわざわざ公表したくは無いだろうし。
山の生き物や神については俺たちには関係
ねーから、奴らが交渉で何とかしろって話だな。
しかし・・・そんなのと結婚させられる
フェニックスが哀れでならんな。
オセと断交したってだけで悪魔社会だと
かなり肩身が狭くなるだろうし、更に
態々婚期を早めての結婚だろ?
前後関係は微妙だが、ソレを行う時点で
オセに対してフェニックスが喧嘩を売った
と思われても弁明出来ねぇ状況だ。
普通にしてればもっと良い相手が居ただろうに。
ま、オセの矛先がコッチから向こうに
向いたと思えば良いか?
しっかしよぉ。本当に結婚ってのは人生の
墓場だよな。
こりゃ暫く独り身で居た方が良い。うん。
そうしよう。いや、別に結婚に憧れとかは
まったくねーんだけど?
独身の方が色々楽だし?研究し放題だし?
はぁ。誰に言い訳してんだよ。
「・・・とりあえず地震についてはわかった」
目覚めたばかりの赤龍帝と、ソレを操り
きれない無能の主の合作ってことだな。
「やはり暫くは連中に近付くべきじゃねーな。
どんな事故に巻き込まれるかわかったもんじゃねぇよ」
もらい事故が一番下らねぇ上に被害が馬鹿に
ならんからな。
しかも保険に入ってねぇなら尚更だ。
「ですね。全員に伝えておきましょう」
「おう。んじゃ、そっちは頼んだぞ」
さて、コッチはコッチでさっさと例の話を
纏めねーと。
無能な妹が結婚したら、サーゼクスは会談
どころじゃ無くなるだろうしよ。
だがコイツらと手を結んだら、連中が何か
やらかす度に拳魔鬼神に『連帯責任』とか
言われるんじゃねぇか?
・・・・・・ミカエルにも相談しとくか。
――――――――――――――――――
「ぬわああああん疲れたもおおおおん!」
自業自得だバカタレが。
「でも良かったじゃない?私はオセちゃん
があんなに早く動いてくれるなんて思って
なかったよ?」
・・・そうだな。あそこまで顔に泥を
塗られて喧嘩を売られたにも関わらず、
尚もコイツと【契約】を交わし、更に特に
焦らしたりすることなく即座に対応して
地脈の修正をしてみせた手並みは、素直に驚嘆に値するぞ。
「彼は悪魔らしい悪魔だからねぇ。
契約を交わしたらそこに手抜きはしないし、
物事は中途半端にやらずに初手に全力で
行うのが最終的に一番労力が掛からない
ってちゃんと理解してるんだよぉ」
ふむ。ものぐさなファルビウムが言うと説得力があるな。
「その言いようだと地脈の問題はしっかり
改善されたんだな?」
契約でやつが手を抜くとは思えんが、
事が事だからな。
後から歪みがありましたと言われても困る。
「うん。大丈夫みたいだよぉ。いやぁあの
レベルの修繕を一日二日で終わらせるん
だから、ほんと彼の眷属は粒ぞろいだねぇ」
確かにな。俺でさえかなり面倒な仕事に
なると思ってたんだが・・・常時張り付いて
の調整ではなく、一度の修正で全てを
終わらせるというのは凄まじいの一言だ。
その地脈の専門家に加えてカンザシと
白音に奥方。
更にまだ何人か居るらしいが・・・
基本的に秘密主義でレーティングゲーム
にも参加しないから詳細は不明だが
敵にしたらかなり厄介なことは確かだ。
「ただ、その際に周辺に地震があったって
話だよね?それについては大丈夫なの??」
ふむ。地脈の修繕だからそういうことも
有るのだろうが、ソレで修繕方法が荒い!
などと言われても困るよなぁ。
「あ、あぁ。コレは最初から周辺地域に告知
していたし、そもそも修繕の為の工事のよう
なモノだ。
工事現場が五月蝿いからと言っても、工事を
しなければどうなるかはわかってるからな。
早期に修繕するならソコまで文句は言わんとの
ことだったよ」
「そうか」
その工事する必要になったのがリアス
のせいだし、向こうが納得しているという
のならこちらから言うことはないな。
「私としては、あそこ周辺の土地の譲渡で
話が済んだのは助かった。父上もソレは
納得してくれたしな。
後はオセ君が日本神話群の地域担当と話を
着けるそうだ」
「「「・・・」」」
本来なら外交はセラフォルーの仕事だが、
今はオセの邪魔をする気もないしなぁ。
面倒な仕事が減って良かったと言った感じか。
それに下手にサーゼクスが交渉して言質を
取られたりするよりは彼に任せたほうが
良いのも事実。
しかしこれだけの案件が土地の譲渡だけで
話が済むだと?
彼が地上の土地にこだわりを持つなどと
言った情報が有ったか?
「ん~サーゼクスが彼と結んだ【契約】は
グレモリー家の土地を譲渡することと、
地域担当の話し合いに介入しないこと。更に
リアスの監視体制を強化しろってことでしょ?
良くそんなんで彼が動いてくれたねぇ?」
その通りだよな?土地の譲渡はともかく
監視の強化は当然だ。
子供だから責任は保護者が取ると言うなら
保護責任を果たせ!と言うことだろう?
当たり前のことを当たり前にするのが契約
になるのか?と言われれば確かに疑問が残る。
さらにこれだとサーゼクスではなく
グレモリーの交渉だ。
だが断交を宣言した以上オセがグレモリー
と交渉することはないよな?
周辺地域の担当との折衝も本来は土地の
所有者が自分でヤルもんだし・・・
コイツ、他にも何かシテ来たんじゃないだろうな?
「いや、まぁ。その。な?」
おいィ?コイツ、あからさまに目を逸らしたぞ?
「「「お前、なにしやがった?!」」」
絶対勝手に何かやりやがったな?!
いい加減にしねぇとマジでかなぐり捨てンぞ?
「い、いや、別に何も譲ったり売ったり
したわけじゃない!ただ・・・」
むしろモノを売って来た方がマシだろうが!
その場で話が終わるんだからなっ!
「ただ・・・何をしてきたのかな?かな?」
行けっセラフォルー!やっつけろ!
「リ、リアスの保護責任者を、リアスが
グレモリー家を継ぐまでの間我々魔王が
務めると言った【契約】だ・・・です」
「「「はぁ?!」」」
なんでお前んとこのアホの面倒を俺らが
みなきゃなんねーんだよ!
「わ、我々ってことは・・・今後リアス
ちゃんがナニかしたら、私たちも責任を
取らされるって事ぉ?!」
「おいお~い。勘弁してくれよぉ・・・」
「だな。もうオセ家のフォローは無いんだぞ。
コレからどれだけやらかすと思ってるんだ?」
職務放棄して四日目にコレだぞ?コレから
当主就任まで何年あると思ってる!
「い、いや、ホラ、ライザーと結婚したら
家を継ぐし?そうしたらグレモリー家の問題
と言うことで、父上や母上がなんとか・・・」
ナニ言ってやがるっ
「「「お前結婚に反対してたろーが!!!」」」
部下もそのつもりで動いてるんだろ?
こっからまた結婚賛成派に回るのか?!
朝令暮改って知ってるか?過ちを知って改善
しないのは悪だが、コロコロ変わるのだって
良い事ではないんだぞ!
「くっ。リアスが結婚を嫌がってるのに結婚を
強要することは・・・だがゲームに負けて納得
してくれるならワンチャン・・・」
ねーよ!そもそも当主の決定に逆らって
おきながら、ゲームに望みをかける時点で
頭がおかしいだろうがよ!
フェニックスが結婚するってことすら怪しいよ!
もう監禁するか分家に養子に出してしまえ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・ライザー、決心は変わらんのだな?」
これが最終確認だ。決心が変わらんと
言うならば・・・家としては父上が動く
だろうから、私は兄として出来る限りの
ことをしてやろう。
「あぁ。あまりにも中途半端だし、家にも
兄貴にも迷惑をかけることになるけどよ。
やっぱり俺は俺の夢を諦めきれねぇ」
中途半端、か。確かに第三者が見れば
そういう風にも見えるだろう。
だが私やレイヴェルは知っているっ!
場合によっては、あのオセ殿を敵に回す
ことになると言うことがどういう意味を
持つのかと言うことをっ!
ソレすら覚悟して戦いに挑むライザーの
姿勢が中途半端などとは誰にも言わせんっ!
「兄貴・・・元々この試合は、グレモリー家の
都合によるものだ。
リアスに貴族としての義務である【婚姻】って
決断を迫ることで、普段の行動を自省し、
貴族としての自覚を持たせる為のモノ。
そのために【婚約】と言う契約を【結婚】にしたことが発端だった」
「あぁ、そうだな」
言い方は悪いが、ライザーはグレモリー家を
凋落させるような言動を取り続けるリアス嬢の
素行を抑えるための口実に使われたのだ。
まぁ自分の婚約者が阿呆で、婿に入る予定の
家を台無しにしようとしているのを見れば
それを何とかしようとするのも間違いではない。
「だが・・・リアスは素行を改めるどころか、
職務を放棄し、管理すべき土地を投げ捨てて
合宿を行うなんて言う愚行を犯しやがった!」
これもな。もともと十日と言うのはライザー
が言い出したことではなく、ジオティクス殿が
リアス嬢を納得させるための猶予期間として
十日欲しいと言ったからこそ、ライザーから
彼女へ時間をやったのだ。
普通に考えればプロで実績があるライザーに
対し、素人のリアス嬢が十日でどうにかなる
はずがない。
子供じみた夢を諦めさせ、現実を見せるのが
更正の第一歩と考えたらからこその猶予。
本来なら今まで貴族の権利を散々利用してきた
小娘が、当主の決めた事に逆らうなど有り得ん。
当主に結婚しろと言われたらソレを粛々と
受け入れるべきだし、もしも結婚をしたく無い
と言うならば、家を出るか結婚を早めることの
メリットとデメリットを確認・精査して、
ジオティクス殿やサーゼクス様、場合によっては
父上や私に対して各種工作を行って婚儀を引き延ばすべきであったのだ。
10日有ればそれなりの事は出来ただろう?
現実を正しく直視して、勝てない戦はしない。
戦に必要な準備が出来ないならば、戦では
なく外交や交渉の場を戦場とする。
コレが正しい貴族家当主の在り方だ。
もしそうして貴族として現実を見て、正しい
行動が取れると判断できるような提案が
出来たなら、彼らも我々も婚儀の延期を受け入れただろう。
ソレをまさか、その猶予期間を使って本気で
ゲームに勝つために使うなど考えもしなかった!
いや、勝てるわけないだろっ!
自分の眷属の数を見ろよ!質を見ろよ!
現実を見ろよ!家名を背負うんだぞ?!
領民の命を背負うんだぞ?!
プロとして場数を踏んでいるライザーの
眷属が、初陣の自分達でも勝てるような
雑魚に見えたか?
後宮のメンバーとして
為に、日々の鍛練を欠かさない眷属達が
一週間やそこらの鍛錬で勝てるような
おちゃらけた雑魚に見えたか?
寝惚けるなっ!
アレは明らかに誇りと言うのを勘違いしている。
貴族家当主の務めとは、勝てない戦に挑戦して
玉砕することではない。
例え泥水を啜ってでも、己の面目を潰すことに
なっても、生き延びて家を存続させることこそ
当主の務めなのだ。
にも関わらず私事を優先し、方々に迷惑をかけ
まくり、更にはソレを自覚しないなど有り得んことだ!
さらに、その迷惑をかけた相手はシトリー家
ではない。オセ家だぞ?!
こんなヤツの婿など、金を貰ってもお断り
だと言うのに、何故父上や母上は何も疑問に
思っていないのだっ!
本気で純血種との婚姻がめでたいことだと
思っているのか?
サーゼクス様と繋がりが出来ると思ってるのか?
貧乏神を自分から抱え込んでどうする?!
サーゼクス様はむしろ敵対するんだぞっ!
本来なら次期当主でしかない私に、この結婚に
反対する権限など無い。
こうしてライザーに対して当主の意向に逆らう
ような事を言うのは、ある意味でリアス嬢と
同じ行動を取っているとも言えるだろう。
だがっ!当主の頭がおかしくなって、家を
滅ぼしかねん決断をすると言うならば、
さっさと隠居させるのが次期当主の務め!
我儘抜かして問題行動を引き起こし、家を
滅ぼそうとしている小娘と一緒にされてたまるか!
レーティングゲームに関して言えば、正直
惜しい気持ちは有るが・・・ソレでも家を優先せねばならん!
「ライザー、連中はお前に。いやフェニックス家
に自分達の負債を抱え込ませるつもりだ。
先程も言ったが、それでもこちらは出来る限りの
ことはしよう。だが・・・その先は地獄だぞ?」
冥界に居る悪魔が言うことでは無いがな。
「兄貴には本当に申し訳ないと思ってる。
だがな・・・誰かに負けるのはいい。
でも自分には負けられない!」
・・・ふっ。子供だ子供だと思っていたが、
一端の口を叩くようになったじゃないか。
「そうか。ならば後ろは気にせず好きにやれ!」
いざと言うときはレイヴェルが居るからな!
「済まねぇ。そして・・・ありがとうございます!」
僅か十日でここまで成長出来るとはな。
今のコイツならもしかしたら・・・
――――――――――――――――――
「ま、魔王ぉぉぉぉぉっ!?部長のお兄さんって魔王なんですか!?」
「ええ」
・・・・・・
「・・・だから、部長は家を継がないといけないのか」
兄貴が魔王になっちゃったら、そりゃ仕方ないな。
次回デュエルスタンバイ!
君はフェニックスの涙見る・・・
いや、まぁ今回が戦闘準備なんですけどね?ってお話
しかし評価が赤くなったりオレンジになったり・・・
コレはアレですか?絹ごしメンタルな作者が
評価がオレンジになったら更新しなくなる
可能性を考慮した訓練された読者の方々による
絶妙な調整ですか??
ふっそろそろ作者のメンタルは木綿豆腐に
匹敵する硬度を持ち始めていると言う
ことを知らんらしいなぁ!