ライザーの野郎と麗しのリアス部長の
レーティングゲームが始まる!
あんなに修行したんだ!あの魔法を使って
活躍して、部長を勝利に導いてみせるぜっ!
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
「レイヴェル・・・アレかな?私の目が
おかしくなったのかな?
私にはリアス嬢がソファーに座って優雅に
茶を飲んでいるように見えるのだが・・・」
ルヴァルお兄様がご自分の目を疑うのも
わかります。私も正直よくわかりません。
ただこれだけは言えます。
「私もルヴァルお兄様と同じものが見えてます」
うん。多分。おそらくですけど、私たちは
幻覚か何かを見せられてるのでしょう。
「・・・すでに開始の合図は鳴ってるよな?」
「はい、確かに告知されました」
だって私がリタイヤ出来たんですもの。
いきなり私がリタイヤしたことで何かの
罠を疑ったのかもしれませんけど・・・
少しの間連中の動きが止まったかと
思ったら、当たり前のように女王が
お茶の準備をして、そのまま作戦会議を始めましたわ。
・・・どういうことなの?
「ふ、ふふふ」
「お、お兄様?」
今まで聞いたことがないくらい低い笑い声です!
「貴族たるもの『余裕をもって優雅たれ』
とでも言うつもりか貴族気取りの小娘がっ!」
あ、切れましたわっ!まぁ気持ちはわかります。
「貴様の相手はライザーだぞ!すでにプロで
実績があって!フェニックス家の才児と言われ!
多少増長してはいるが、ソレだってオセ殿に
憧れて自身を磨いてきた結果、試合で実績を
上げてきたことを背景とする自負だ!」
そうなんですよね。基本的にライザーお兄様は
努力を人に見せないことを旨としてますから
誤解されがちですが、ただフェニックスだから
と言う理由で勝てるほどレーティングゲームは
甘くありません。
ルヴァルお兄様がトップではなくトップ10に
居ることからもわかるように、対策などいくら
でも取れるのです。
その対策をねじ伏せてきたからこその勝利。
そして勝利を重ねてきたからこその自負。
そのライザーお兄様に初陣のリアス様、いえ
リアス・グレモリーが同じ土俵の上に上がり
張り合う為には常に全力全開で、その全てを
警戒して戦わねばなりません。
それなのにお茶。お茶って・・・
「……別にルール違反ではない。むしろ
気が逸って失敗するよりマシだと言う意見も
あるだろう」
まぁ、初陣ですからね。そういう可能性も
無きにしも非ずですが。
「だがっ!少なくとも私は評価しないっ!」
それはそうです。ライザーお兄様が全てを
懸けて戦おうというのに、自分が結婚
することが嫌で始めたこのゲームで、
あのような余裕を晒すことに何の意味が
あるのですか?
眷属に不安を見せないため?観戦している
我々に余裕を見せつける為?寝惚けるな!
そういう外面を気にしなくて良いように
今回は親族しか観戦しないようにしたんで
しょうがっ!
「ルヴァルお兄様。ライザーお兄様はご自身が
このような屈辱を受けて居ることを知りません
からまだしも、お父様やお母様はコレを
見てもまだアノ無能にライザーお兄様を婿に
する事がライザーお兄様の幸せだとお考え
なのですか?!」
ありえませんでしょう?!コレでは
結婚したあと、アレにどのような扱いを
受ける事になるか!
サーゼクス様にヴェネラナ様やグレイフィア様
のお三方に掛かれば、ライザーお兄様はタダの
若造に過ぎません!
勝手に眷属を愛人にし、家の財産を好き勝手
浪費して生きる無能を糺すこともなく、
ソレを咎めたライザーお兄様は悪者にされる!
大王家と魔王の家族であると言うだけで
ソコまでされなければ行けないのですか?!
「・・・父上や母上はグレモリー家が名家
であり、ライザーがその家の次期当主の婿に
なると言うことを重視しているのだ」
通常貴族の三男では家を継げませんから、
その考えも間違っては居ないと思います。
・・・普通ならそうでしょう。
「しかし名家と言っても、まさしく名前だけ
の家ではありませんか。
屋台骨はガタガタで、貴族としての信用も
失いました。あのような家を継ぐくらいなら、
ルヴァルお兄様がライザーお兄様の為の分家を
建てた方が、余程良いでしょう?」
ユーベルーナを正妻にして、そのまま家を
興せば良いではないですか!
「まったくもってその通りだ」
「それなら!!」
さっさと無能が声高らかに掲げている
婚約破棄を認めてしまえば・・・
「だがな。ライザーはフェニックス家の男子
なのだ・・・貴族なんだよ」
「貴族・・・」
あぁ、そうでした。そうでしたわね。
「わかるな?父上や母上の頭の中がどう
だろうと、コレは貴族家当主が決めた婚姻だ」
そうなりますわよね。
「つまり無能があそこでどれだけ騒いでも、
こちらの当主であるお父様と、向こうの
当主であるジオティクス様は婚約破棄を
認めてませんから・・・」
当然ですよね。溜まりに溜まった負債や
無くした信用を回復させる為にも、彼らに
とってこの婚姻は必要不可欠。
もし無能が言うように婚約破棄を認めて
しまえば、オセ家に続きフェニックス家
との間の契約も破ることになる。
そうなったらサーゼクス様の実家が
どうこうではありません。
「そうだ。現状を省みれば、彼らは
絶対に自分たちから婚約破棄を認める
事はない。
ライザーにはソレを認める権限がない」
・・・この試合にわざと負けると言う方法も
ありましたが、ソレはライザーお兄様が家の
誇りに泥を塗る行為であると言って拒否して
しまいましたし。
「だから、まずは全力で勝負に勝つ。
そして彼らの覚悟を問うのですね?」
無能が現実を見ることが出来るかどうか。
そしてグレモリー家がアレを諭すことが
出来るかどうか。
そしてその覚悟があるならばライザーお兄様が
ご自身の力で貴族家当主の婿にふさわしい
存在であることを証明し、無能が手に入れた
眷属を鍛え、互いの眷属を最大限活用して
共に朽ちかけた家を再興してみせると言うのが
ライザーお兄様の決断!
ソレをあの無能は・・・何が「個人として
見て欲しい」だっ!グレモリー家の庇護も
なければサーゼクス様の庇護も無い貴様
個人に何があると言うのですっ!
「そうだ。このゲームも、内容によっては
アレを再評価できる可能性も有ったのだ」
そう、勝てないなら勝てないなりに全力で
勝つための努力をすべきでした。
そして、その努力の集大成がアレですか。
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「イッセー、戦いは始まったばかりよ?
もともと『レーティングゲーム』は短時間で
終わるものではないわ。
もちろん、短期決戦の場合もあるけど、大概は
長時間使うわ。実際のチェスと同様ね」
そ、そういうものなのか?俺はてっきり
映画の合戦シーンのような戦いを想像
していたんだけど・・・
こう、「入り乱れて超決戦!」みたいな
「いきなり向こうの僧侶がリタイヤ
したのはアレだけど、名簿を見たら
リタイヤした僧侶って言うのはライザーの
妹のレイヴェル・フェニックスだったの」
「い、妹ぉ?!」
あの鳥野郎!妹もハーレムメンバーに
加えてやがったのかよ!
「おそらく、普段は経験を積ませるために
参加させてるのでしょう。だけど今回の
ゲームはライザーと私の、いわば私事。
妹を関わらせるのを嫌ったのね」
「な、なるほど・・・」
経験を積ませるためか・・・確かに
そういうのも必要だよな。それなら
まぁ納得もできるし、妹を自分の戦いに
巻き込まないって言うのもわかる。
それに妹って事は、そいつも不死鳥の力が
あるんだろ?厄介な敵が減ったって事だよな!
あと、あそこにいたのはみんなカワイイ子
だったよなぁ。
うん。俺だって好き好んでカワイイ女の子
を殴りたいわけじゃないし!
ここはラッキーって考えよう!
「わかったところで作戦会議よ。
レーティングゲームは戦場を使い
込んでこそ意義がある・・・祐斗」
「はい」
部長に促され、木場がテーブルの上に地図を広げた。
さぁ作戦会議だ!
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カクカクシカジカサクセンカイギトムートンイトウ
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お、俺にはわからない戦略分析会議が行われているぞ!
「祐斗は、まず森にトラップを・・・」
「はい」
命令されるやいなや、地図と怪しげな
トラップグッズを手に持って部室を出て行った。
「朱乃は祐斗が帰って来る前に・・・」
「わかりました部長」
朱乃さんが了承する。
すでに作戦は始まってるんだな。
俺とアーシアはどうしたらいいかわからんぜ。
「あ、あの、部長。俺はどうしたらいいんですか?」
何か仕事をしてたい!
「そうね。ココに座りなさい」
「はい!」
隣に座るよう指示してくるので、部長の隣に座った。
「ここへ横になるのよ」
ソレは伝説の・・・伝説の膝枕ってヤツですかぁぁぁ!?
「よ、よろしくお願いします!」
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「なぁレイヴェル。アレかな?私の目が
腐ったかな?無能が赤龍帝と仲良くして
いるようにしか見えんのだが・・・」
今現在のお兄様の目が死んでるのは確かですが・・・
「もしルヴァルお兄様の目が腐っていると
言うなら、私の目も腐ってることになりますね」
だって私にもルヴァルお兄様と同じものが見えてますから!
いくら今すぐの結婚を望んでは居ないとは
言え、婚約者が居る身でありながら・・・
更に、映像を両家の者が見ていると言う
ことを知っていながらコレですかっ!
奴は一体どれだけフェニックス家の顔に
泥を塗れば気が済むんですの?!
「そうか。やはり目の錯覚ではなかったか。
・・・私はこれだけでグレモリー家との断交は
可能だと思うが、レイヴェルはどう思う?」
「同意見ですわ!此処までコケにされて
ライザーお兄様を婿養子として差し出すだ
なんて有り得ません!」
それでも私としてはライザーお兄様の決断を
尊重したいところなんですが・・・ですが、
とりあえずこのゲームで見るべきところはありません!
ライザー兄様!あの無能に覚悟など問うだけ無駄です!
言い訳が出来ないくらい完璧に叩き潰して下さい!
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「ユーベルーナ」
「はいっ!」
今まで俺を支えて来てくれたコイツらに
したら、リアスなんかを正妻として迎え
入れることに当然抵抗もあるだろうに。
それにこの後の状況によってはオセ様と
敵対し、グレモリー家ごと消される可能性も
あるってことも理解しているだろう・・・
それなのに文句も言わず従ってくれるんだからな。
ほんとにいいオンナ達だよっ!
「予定通りだ。本来なら初陣のリアスの
戦術を見た上で迎え撃つのが正しいのだ
ろうが、今回はそんなことはしねぇ」
あんな連中に俺の眷属を傷付けさせて
たまるかよっ!
「了解です。あの小娘共に、我々の
実力を見せつけてやります!」
素質だよりの未熟者に教えてやるよ。
実戦に定石など無い。千変万化こそが戦場の理!
相手に猶予や手加減を期待するのがどれだけ無様を晒すのかを知れっ!
「全員突撃!
「「「「はっ!」」」」
リアス、ココがお前が望んだグレモリー家の
力もサーゼクス様の力も通用しない戦場だ!
現実を理解できねぇなら、夢想を抱いて溺死しろ!
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『・・・リアス・グレモリー様の騎士。リタイヤです』
はぁ!?木場がリタイヤ!?まだ開始から
10分もたってねーぞ!トラップを仕掛けて
る最中に殺られたってのか?!
「なんですって?!」
ぶ、部長も驚いてる!コレは完全に予想外ってことか?!
『・・・リアス・グレモリー様の女王。リタイヤです』
はぁ!?朱乃さんまで!?
「ど、どういうこと!?祐斗だけなら
まだしも、朱乃まで一言も通信出来ずに
落とされたというの?!」
そ、そうだよな!通信機があるし、それに
女王の朱乃さんがそう簡単に落とされる
わけがないよな!
『・・・ライザー・フェニックス様の兵士×8。
「女王にプロモーション」です』
「「はぁ?!」」
は、8人全員プロモーションっておかしいだろ!
ココには誰も居ないぞ?!
「まさかっ!イッセー上よっ!」
上?あっ!そういうことかっ!
まずい!俺はチャージすら出来て無いし、
アーシアがっ!!
「「「「「「「「遅いっ!!」」」」」」」」
「う、うわぁぁぁぁ!!」
「「キャァァァァァ!!」」
ぶ、部長っ!アーシアっ!!
『・・・リアス・グレモリー様の兵士、僧侶リタイヤです』
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「「「よくやった!!」」」
「り、りーあたーーーーん!」
「「「お前どっちの味方だっ!」」」
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兵士と僧侶がリタイヤしたがリアスは
まだリタイヤしてねぇ。
上に向かって滅びの魔力を展開して相殺したか?
咄嗟の判断としては間違って無いが・・・
「くっ!上に居たのは兵士だけ。
女王や僧侶を周囲に巡らせて全方位から
の攻撃だったとは・・・」
そういうことだな。少し考えれば
わかることだろうに。
「話にならん。リアス、お前はこの10日間何してたんだ?」
「なんですって?!」
林にトラップ?空を飛べる悪魔相手に?
まぁ普通なら効果があるだろうさ。
アホ面してまっすく飛んでくるヤツ
なんざ狙い放題だろうよ。
・・・数と質で上回ってればな。
林の中で一人で作業してるところを
ユーベルーナが狙い打って終わりだ。
上空に幻術?女王一人で単独で?
護衛の一人も付けずに?
アホ面して術を展開しているところを
全員で袋叩きにして終わりだ。
本陣で何してたか知らねぇが、人員が
足りねぇなら自分で動かねぇとダメ
だろうが。
中途半端に貴族ぶりやがって。
定石ってのは戦力が拮抗してる相手を
崩すために使うんだ。
「
掛けるほど強くなる。
それこそ神を滅ぼせる力があると
言われる
使い手が雑魚だろうがなんだろうが
ソレだけでも警戒する対象になるのは当然」
「・・・」
油断慢心ダメ絶対。直接教えを受けたワケ
じゃねぇが、俺たち世代なら誰でも知ってる
オセ様の名セリフだ。
「ならばどうする?時間を与えなきゃ良い。
なら俺の取るべき戦略は
さっさと終わらせることだ」
「・・・そうね」
悔しそうな顔してるがよぉ・・・悔しいのは
コッチだってんだ。小手試しの一撃で
全滅しやがって・・・コレをどうやって
評価すれば良いんだ?
貧弱ぅ!としか言えねぇよ。
「将来はどうか知らんが、今のアレは仲間が
居なけりゃチャージの時間も稼げねぇ雑魚だ。
チャージ前に倒せれば良し。もしもこの場に
居なければ全員でお前を倒して終わり。
ま、当たり前の戦法だな?」
それに対してお前は何をしてた?
「まさか貴方が此処まで余裕のない戦法を
とって来るなんてね。そんなにイッセーが
怖かったの?」
なんだ?自慢?挑発?
「当たり前だ。さっきの話を聞いてなかったか?
怖ぇのは眷属じゃねぇ。あくまでソッチだ。
「・・・くっ」
くっじゃねぇよ。挑発して一騎打ちでも
申し込むつもりだったか?
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!
さて、もう抵抗する事は出来んだろうが
獲物を前にペラペラ喋って足元を掬われ
たら話になんねぇな。
この映像はレイヴェルがオセ様に見せるん
だからな。万が一があったら俺の評価も
そうだがレイヴェルの立場もやばくなる。
そうなったら兄貴やフェニックス家だって
どうなるかわからねぇんだ。
「で、指揮官として完全敗北したわけ
だがコレ以上何か必要か?
愚痴は後で聞くし感想戦も後でしてやる。
見学してる方々にお前の愚痴を聞かせても
しょうがないから、今はさっさと自分が
するべきことをするんだな」
さっさと投了しろ。せめて最後は潔く負けを
認めろよ?
「・・・くっ!イッセーさえ無事ならっ!」
どうにもなんねぇよ。コッチは赤龍帝だけ
を警戒して、ソレを潰す策を用意してんだ。
場当たり的な対処でどうにか出来ると思うな。
「で?」
何度も同じことを言う気はない。
もしも無駄な会話をして引き伸ばして
サーゼクス様あたりの介入を狙ってるってんなら・・・
まぁなんにせよ、次の一言で終いだ。
「・・・私の負けよ。
『リアス・グレモリー様の
『私の負けよ』ねぇ。未熟な指揮官に
未熟な眷属で本気で俺に勝てると思われてたとはなぁ・・・
俺も随分舐められたもんだ。
まぁ何にせよコレで第一歩だ。後は・・・
はい。普通はこうなりますよね?
森にトラップって・・・空飛べるんですよ?
無警戒に飛んだところを強襲するには
対空のスキルが必要不可欠ですが・・・ねぇ?
ついでに言えば、どんな学校だって飛んだら
直線距離で10分以上掛かるわけありません。
原作では無能姫も告知から数分で一騎打ちしてるし。
原作の無能と性犯罪者のやり取りって、
アレはフェニックス陣営ブチ切れすると
思うんですけどねぇ・・・
両家の関係者に見られてるんですよ?ってお話。
きさまっ見ているなッ!どころの話じゃありません。