ルビが多すぎるので断念。
無駄に文字数が多くなるから
シカタナイネ!
原作キャラにさらに、被害者が?!
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
ーーシロネコ視点ーー
ふむ?コカビエルがなんか微妙な顔してますが
どうしたんですかね?
あ、いや、周りがあんまりアレなんで苦労
してるのはわかりますよ?
あんなのがトップだと大変ですよね。
「あまり具合が宜しくないようですが・・・
我々が生産してる胃薬を使いますか?原料に
フェニックスの涙を使用してますので、強制
的に胃を治してくれますよ?」
ここで彼が倒れたら堕天使陣営は阿呆しか
居なくなりますからね。
私としては別にソレでも良いと思いますが、
ご主人様的には堕天使も悪魔の敵として
存在してくれないと困るから、あんまり馬鹿
でも困ると思ってるらしいんですよねぇ。
だからと言って、賢い敵よりは馬鹿な敵の方が
良いわけですけど。まぁ馬鹿の度合いですよね。
少なくとも今回の一件で各陣営に楔を
打ち込むまでは死なれては困るみたいですし。
とりあえず今は恩を売って信用を高めるとしましょうか。
「お前たちはフェニックスの涙で一体ナニを
造ってるんだ・・・薬はありがたく頂くが」
あ、やっぱりツッコミは入りますよね?
「本来は稀少なモノですが、単純な回復薬
として悪魔が独占するよりも、こうして
薬品として配布することで他の神話勢力の
胃袋を掴むことが出来ますからね」
力で戦うだけが侵略では無いのですよ。
「なるほど。それが広がれば他の神話勢力も
悪魔を潰そうとは思わんし、あとは地道に数を
増やして勢力を増せば良いと言うわけか。
気の長い話ではあるが、何もせんで滅びを待つ
よりはよっぽどマシだな」
ふむ。やはりご主人様が睨んだ通りです。
「そう言うことです。戦争を語るには自国
の政治を理解している必要が有るとご主人様
は常々語っておられますが、現在の堕天使陣営
において政治を正しく理解出来ているのは
コカビエル殿だけであるとも言ってましたよ」
コイツはただの戦争好きではなく、政治を
理解出来る軍務大臣です。
その能力で政治を理解したからこそ今回の
狂言なのでしょう。
「俺を称賛してるのか堕天使を馬鹿にしてるの
かが微妙なところでは有るが……まぁ今回の
件に関してはそちらが予想している通りだ」
でしょうね。いくらなんでもこのタイミング
での単独行動なんか有り得ません。
「他の神話勢力の介入を利用して幹部である
貴方が動き、天界と悪魔と堕天使が関係する
事件を起こして各勢力にいる主戦派やソレに
支援する連中を炙り出す。
さらに失敗することで連中の企てを潰して
反省会的な会議の場を作らせ、アザゼルが
望む和平への道筋を造る。コレが貴方の狙いですよね?」
滅私と言うかなんと言うか。簪姉様曰く
『香ばしい生き方』ですよねぇ。
「・・・そうだな」
――――――――――――――――――
ーーコカビエル視点ーー
完璧に読まれている、か。流石はオセ。
あの若さでありながら、オセ家だけで我々
堕天使を滅ぼせると言われる戦力を揃え、更に
それを完璧に統率しているのは伊達ではない。
「今述べたように、我々は貴方の狙いが時間稼ぎ
と情報収集だと言うことは理解してます」
だろうな。
「そうか。その上でこうして直接会いに来たと
言うことは、オセ殿から何かしらの情報を
頂けると言うことで良いかな?」
アザゼルはオセを戦争を望むキ○ガイと思って
いるのだろうが、軍政家として見ればアヤツの
行っていることは何一つ間違ってはいない。
本当にキチ○イならば勝てると判断したら
即座に戦争をしかけて来るだろうさ。
『悪魔は悪魔らしく在るべき』と言うのは悪魔
としての存在の確立なのだ。
なら『堕天使が堕天使らしく』在ればどうなる?
答えはバラキエルやシェムハザが見せた。
我々は天使に頼らなくとも数を増やせるのだ。
あとはその産まれてくる子を育成できる場
が有れば良い。
オセは生物的な本能を利用して自領の悪魔の
出産数を増やして見せた。
ならば我々とて同じ方法を採れば数は増やせる。
今は実験段階に過ぎんが、着実に新世代は産ま
れて来ていたのだ。冥界に土地は余っているし、
オセが国境を警備している以上は勝手に侵攻して
くる悪魔も居ない。
このままなら堕天使と悪魔が増え、天界だけ
が数を増やせんと言う状況だが・・・そもそも
天界は人間を使い俺達を殺してきたからな。
戦力と言う点で見れば奴等は侮れん。
それに気付いたのが他の神話勢力の連中だ。
我々が着実に数を増やすことを嫌ったのだろう。
戦争を望む堕天使の若手と教会を煽り、勝手に
動かしやがった。
下っ端とは言え堕天使が教会のエクソシストと
共同で動き、あまつさえ聖剣を奪取してきたと
誇らしげに語って来たとき、ついアレを殺した
のは今でも間違いでは無いと言い切れる。
大した情報は持って無かったし、俺の名前で
行ったことにすれば、周囲も疑問に思って
動く前に情報収集をするだろうと踏んだのだ。
そして俺の事情を完璧に理解したオセの使者が来た。
「そうですね。まずは魔王であるサーゼクス様と
変態の長にして良い歳こいて厨二病のおっさん
より、コカビエル殿の助命嘆願が届いてます」
・・・なんと言うか。
「そ、そうか。サーゼクス殿はともかくとして
アザゼル!がそのようなことをしていたか」
本来なら感動するか、見くびるな!とキレる
べきなのだろうが・・・
「変態の長にして良い歳こいて厨二病のおっさん
からは『どんな条件でも飲む』とまで言われた
そうです。その心意気を酌んだ為ご主人様は
私を使者として遣わしました」
挑発・・・ではないな。普通に本心か。
俺に対しては主人であるオセの命令だから
礼を尽くすが、アザゼルに関しては別に興味
も無い、と。
いや、まぁ種族的に天敵同士だし、長年
争ってきた悪魔に対して、堕天使に対する
配慮云々を言うのもおかしな話。
それに俺個人に対してはしっかり使者として
礼儀を守ってるから何とも言えん。
「アザゼル!の配慮には友として感謝する
べきか、堕天使として私情に流されるなと
説教すべきか微妙では有るが、いまは良い
だろう。私が望むのは私の助命ではないと
言うことは使者殿も知っているだろうしな」
これ以上アザゼルを引っ張られても俺も
リアクションに困るからな。とりあえず他の
話題を頼むぞ!
「そうですね。では、まずは『禍の団』と言う
連中をご存じですか?」
禍の団・・・
「いや、知らぬな。そいつらが?」
奴等の後ろに居ると言う連中か。
「表面的にはそうですね。悪魔や堕天使、天界
に恨みを持つ連中が集まって出来た組織です」
ふむ、つまりは反三大勢力と言ったところか。
今までは地下に潜って各勢力に対して攻撃して
いたが、我々が和平を結ぶとなって連中も
纏まったということだろうな。しかし、
「表面的には?それはどういう事かな?」
ソレなら表も裏もあるまいよ。
「では基本的な情報からいきましょうか。
禍の団の主な構成員は、まず旧魔王派。
次いで人間の神器持ちが集まって出来た
英雄派と呼ばれる集団。そして魔法使いや我々
に恨みを持つ個人と大小の組織による連合です」
なるほど、確かにカオスだな。
まぁ旧魔王派はわかる。内乱で現魔王に力で
潰されて、僻地に押しやられた連中が僻地で
ウダウダ何かしらの悪巧みをしていると言う
のは有名な話だ。
だからと言って反三大勢力に与するのは
どうかと思うが、大前提としてやつらは
頭がオカシイからな。
オセのように土地を開発して自分の国を造った
方がよほど建設的だと思っては居たが・・・
旧魔王と言いソレを見過ごす今の魔王と言い、
一体ナニをしているのやら。
僻地に送りつけて蓋をするだけでは恨みが
積もるだけではないか。
価値観や主義主張が違いすぎるから話し合い
も出来ん。
さっさと滅ぼすか独立させるべきだったな。
そして英雄派。コレもわかる。神器狩りをして
いた我々堕天使は特にコイツらの恨みを買って
いるのだろうよ。
そして魔法使い。まぁ旧魔王派が協力するなら
魔法の研究も捗るし、天使やら堕天使を捕らえ
て実験でもする気なんだろうさ。
あとは純粋に我らを恨む連中か。
コイツらをみれば英雄派や魔法使いに対し
他の神話勢力が助力していると見て間違い
無いな。
しかしコレでは・・・
「気付きましたね?コレでは教会の主戦派
が動く理由にはなりませんし、そもそも
内部崩壊しないとオカシイのです」
だな。どう考えても英雄派が旧魔王派と
組む理由が無い。
堕天使を恨む連中は多いだろうが、それと
同じくらい悪魔が憎いはず。
さらに三大勢力を敵とするならエクソシスト
の主戦派が動く理由にはならん。
「・・・よほどの大物が纏めているのか?」
色々聞きたいことは有るが、まずはコレだな。
組織としてグダグダになるのが確定しているのを
しっかりと纏めているヤツがいるのだろう。
「えぇ。禍の団の首領は無限の龍神です」
はぁ?!
「オーフィスだと?!なぜヤツがそんな勢力を
率いているのだ!」
確かにヤツなら旧魔王派だろうが英雄派だ
ろうが力で纏めることが出来るだろう。
だが、ヤツにそんな意思があるとは聞いた
事がないぞ?!
そもそもヤツがその気になれば、組織など
作らなくとも我々を滅ぼせるだろうがっ!
「ですから『表面上』です。知っての通り
オーフィスには敵意と言うものは有りません。
もっと言えば全てに興味が無いのです」
そうだな。アレはそう言う存在だ
「つまり担ぎ上げて組織の顔としているのか?」
ソレならわかる。どうにかして接触して交渉
できたなら担ぎ上げることは出来るだろう。
ソレ自体が最大の難関だがな。
万が一交渉に成功して担ぎ上げることが出来た
なら、その名を最大限活用してしまえば……
『オーフィスが反三大勢力を表明した』と
言うだけで世界に激震が走る。
エクソシストとて下手にオーフィスを敵に
回すことは出来んし、天界がオーフィスから
教会を守れるか?と聞かれれば無理と答える
しか無いだろう。
聖剣狂いの後ろにいる者はソレを利用して
ヤツを動かしていたか。
確かに無限の龍神がバックに居れば教会を
出奔しても問題はないし、俺にでかい態度を
取って機嫌を損ねてもリカバリーが利く。
「しかしヤツもただのお飾りでは有りません。
何でもヤツは蛇と呼ばれる力の塊を構成員に
渡して、彼らを強化しているとか」
蛇・・・何かの隠語だろうが、オーフィス
の加護と言ったところか。
「しかしなぜオーフィスが其奴等の味方を?」
嘘か本当かはわからんが、貰える情報は
全て貰う。今までの情報だけでもアザゼル
への土産には十分ではあるがな。
「オーフィスの望みは静寂。いずれ次元の
狭間に戻ることが目的らしいですね」
・・・なるほど。オーフィスにも渇望があった
と言うことか。そして何者かがソレを理解して
突いたわけだな。
「ならばオーフィスの狙いは反三大勢力の
設立ではないな?」
静寂を求めると言うならば相手は我々ではない。
「そうです。オーフィスにとって禍の団はいずれ
グレートレッドを打倒するための兵士なのです」
「なるほど」
やはりそうか。しかしグレートレッドが狙い
とは、流石はオーフィスと言ったところか。
俺たちとはあまりにもスケールが違いすぎる。
「オーフィスの狙いはわかった。その為に
兵士に力を与えると言うのも良い。
力を求め、力を得た者たちが我々三大勢力を
潰したいと言うのも理解出来る」
それにオーフィスには敵対しても勝てないと
理解しているから、戦わずに傘下に加わると言う
ヤツもいるだろうし、オーフィスを利用するだけ
と言う連中も・・・いや、旧魔王派の連中が
馬鹿正直にグレートレッドと戦うはずがない。
借りは踏み倒し、そのまま利用するだけ利用
しようと言う連中が殆どだろう。
オーフィスにしてみたら百年後でも二百年後
でも大して変わらん。力を与えたヤツの中で
一人でも戦力になるヤツが生まれればソレで
良い、と言ったところか。
つまり禍の団とやらとオーフィスの利害は
一致している。しかし、しかしだ。
「そもそもオーフィスを担ぎ上げ、その渇望を
理解して交渉出来る存在など居ない。
なぁシロネ殿・・・オセ殿はナニを掴んだ?」
表面上オーフィスが首領で、各派閥の連中は
オーフィスを利用して居ると思い込んでいる
のだろうが、距離を取れば組織の歪さがわかる。
各派閥の連中やソレに力を貸す反三大勢力の
連中を操ってるヤツが居るのだろう?
そいつは誰にも存在を悟られることなく、
それでいて全ての勢力に対して手を伸ばし
ている。
「流石は堕天使陣営の良心にして最後の常識人
と言われたコカビエル殿。お見事です」
それはもう良いから!本心からの誉め言葉
なんだろうけど、そう言うのは要らないから!
「コカビエル殿の予想通り、彼らを影で操る
存在が居ます」
よし、話が進んだ!しかし、やはりそうか。
「・・・オセ殿は其奴が誰か知っているのだな?」
普通に考えれば、知っているのだろうな。
だからこそ勝てる戦争もせずに領地で戦力を
強化しているのだろう。
下手に表に出れば其奴が敵に回る、いや、
自分達も嵌められると考えたか?
「無論です・・・コカビエル殿は『神野悪五郎日影』もしくは『神野明影』と言う名を知っていますか?」
神野悪五郎日影?神野明影?
「いや、寡聞にして知らぬが・・・まさか人間が?」
人間が龍神に干渉するなど普通ならあり得んが
何かしらの神器でも使ったのか?
「流石に知りませんか。まぁ彼は名を変え、姿を
変えて世に在り続ける存在ですからね。
堕天使の貴方にわかりやすく言うなら、その名の
通りヤツは『神の影』です」
神の影!?それはっ!その名はまさかっ!
「デミウルゴスだとでも言うのかっ!」
ヤツが顕現して暗躍しているだと?!
「えぇ。その通りです。宗派によっては
ヤルダバオトとも呼ぶらしいですね?」
「あぁ。そうだ!しかしまさかヤツが・・・」
神の影。這い寄る混沌。この世の全ての悪。
蝿の王。そして原初の悪魔。
くそっ!確かにヤツなら全てが繋がるっ!
各神話勢力に対して影響力があり、オーフィス
の渇望とて見抜き、交渉も出来るだろう!
欲望を隠さない旧魔王派や魔法使いを操り、
復讐や功名を求める英雄派とやらも掌の上で
転がすようなものだろう!
洗脳による不勉強が根底にある一途な信仰心
しか持たないエクソシストなど、ヤツにとって
はまさしく玩具!
汚して貶めて腐らせてから殺すことなく
棄てるだろうよ。
しかもやっかいなのはヤツは1つの勢力に
拘らんと言うことだ!
禍の団?反三大勢力?ヤツにとっては暇潰し
以外のナニモノでもない!
自らは功名や権勢など求めていないのだ。
故に人畜無害を装い、全ての勢力に得が有る
ように利害調節を行うことも容易い。
そうして自分で創った舞台で踊る阿呆を見て
嘲笑するような存在だ。
ヤツには堕天使の事情だの悪魔の政治だの
他の神話勢力の懸念など関係ない!
等しく玩具、等しく道化。等しく塵芥。
全てを汚し、全てを貶め、全てを腐らせる。
オーフィス?まさしく表の看板だな。
だがその渇望を利用して客を集め、我々を
踊らせる名としては十分だ。
アザゼルっ!我々は想像以上にヤバイのに
目を付けられたぞっ!
「コカビエル殿にも事態の重要性が理解して
頂けたようなので、ご主人様からの提案を
お伝えさせて頂きます」
ん、あぁ、そうか。オセはヤツの存在を
知りながらもこうして暗躍しているの
だものな。
何かしらの対策を練っていると見て間違いは
無い。そもそも我らとの共倒れを良しとする
ようなヤツでも無いからな。
まぁオセにとっての最良の結果を出すための
案ではあるだろうが、今の俺たちには指針と
なるものが無い。つまりはこの提案が指針
となるだろう。
「うむ。失礼した。宜しく頼む」
どのような提案かは知らんが・・・もしも
我らから見て、ベストでは無くともベターと
判断出来るような内容ならばその意見を採用
することも吝かではない。
と言うか、時間に余裕が有るわけでもなければ
情報も足りんから、今の時点では提案を断れる
とは思えんがな。
「いえ、相手が相手ですから仕方在りません。
それで、ご主人様からの提案は・・・・・・」
―――――――――――――――――
ーーアザゼル視点ーー
「デミウルゴスだと?!」
禍の団については先日から調べてて、漸く
その名前や概要を掴んだってのに、まさか
首領と思っていたオーフィスがただの客寄せ
の表看板だったとはなっ!
確かにヤツが禍の団なんかの首領になった
動機や切っ掛けに関しての調査はまだ出来て
いなかったが、静寂への渇望とは・・・
でもって俺達の主戦派に直接関与して動かして
たのはハーデスか。
ケルベロスを貸し出されたぁ?ヤツにしたら
「コカビエルに頼まれただけ」とでも言うんだ
ろうがよぉ。
「何に使うかは知らなかった。むしろあのような
事に使われたことを遺憾に思う」ってか?
でもって管理不十分を理由に、自分の庭である
コキュートスにでも堕として口を封じるか?
なめ腐りやがって!
「皆殺しの大司教もオーフィスまでは知って
いるかも知れないが、デミウルゴスまでは
知らないだろうとのことですね・・・」
「だろうな」
そもそもオセがヤツの存在に気付いたことが
異常だ。だが、虚報にしてはオーフィスが
禍の団を率いているのは事実だし、ソレを
操る存在が居ると言うのも不思議はない。
情報源が気になるところだが、ヤツは無限鬼畜
との付き合いも有るからな。
「とりあえずは情報の裏取りだ。ヤツが裏に
居るってのを前提に調査をやり直すぞ!」
クソッ!ヤツが関わるとなれば、欲望に忠実な
悪魔や堕天使は相性最悪だし、強者との戦いを
望むヴァーリもヤバイか。
「了解です。シロネ・オセからの提案については
どうしますか?」
アレか。コカビエルは現場の判断で断れんと
判断したんだったな。
それにアレならサーゼクスからの手加減や
俺からの助命嘆願も両立出来る。
依頼はあくまで『殺さねぇこと』だからな。
「乗るしかねぇだろ。サーゼクス達はヤツの
ヤバさを知らねぇし、天界の連中は
親父無しでは戦えんと理解してるはずだ」
ヤツに関わるくらいなら逃げるだろうよ。
そうなれば和平なんか成り立たねぇ。
禍の団の連中に味方する他の神話勢力に
ヤツの存在を伝えたところで、証拠も
なければ逆に俺達を確実に潰せると判断
される可能性が高けぇ。
そもそもヤツに戦いを挑むのが間違いだ。
ヤツは殺せねぇし封じることも出来ん。
興味を無くして通りすぎるのを待つのが
唯一の最適解。
この場合は禍の団と俺たちの戦争か?
ソレが成れば、あとはどっかで見学して指差し
て笑って、飽きたらどっかに行くだろうよ。
クソッたれが!
だがソレならソレでヤツは俺たちの和平を
邪魔しないとも言える。
あとは他の神話勢力に警戒をさせずに和平を
結び、禍の団と戦えば・・・あぁクソッ!
難易度が高すぎるだろうがよっ!
―――――――――――――――
ーーカンザシ視点ーー
『ん~ベネ!ディ・モールトベネ!』
おんやぁ?神野サンがスゴく・喜んでるねぇ。
まぁ信仰心溢れる乙女なんか大好物だろうし。
「デュランダルの方は暫く動かないみたいだし、
そろそろ私たちも動かなきゃ駄目だから、今回
はとりあえずこの辺で良いかな?」
破壊の聖剣がどんな原理か見たかったけど、
あんまり欲張ってもアレだしね。
4つもデータが取れたなら十分ではあるし。
『聖剣に囚われた老害の目の前で聖剣を
汚す悦び!神を信じる乙女の前で神の死を
伝える悦びはもう!ぐろぉぉりあぁぁす!』
うんうん。ご機嫌だね!
「コカビエルに神野サンのことを告知も出来たし、
これからは大手を振って動けますよ~」
まぁあくまで『禍の団のべんぼう』として
禍の団の誰も知らない黒幕としてですけどね。
『そうだねぇ~アザゼル達は僕を禍の団の
黒幕と勘違いして動くんだろうねぇ~』
まさしく徒労。あのニワカ技術者気取りが
無駄に疲れてく所を指差して笑ってやります。
「そうですねぇ。何処にでも居て何処にも
居ないのが神野サンだし。
一度でも『そこに居る』と疑ったらアウト
なんですよねぇ」
いやはや。おっかないですねぇ~。
『そぉなんだよ!だから僕はいつだって
かんちゃんの側にいるのさぁ~!あぁ、
モチロンお風呂とかトイレとか主との
プライベートな時間は除くよ?覗くんじゃ
なく、除くんだよぉ~!』
「いや、さすがにそこを覗かれたら殴りますよ」
普通にご当主様に言い付けるし、なんなら
補佐官様にもお願いします。
『真顔だねぇ!いや真顔だよ!うんうん
そりゃ真顔になるさぁ!』
当然ですっ!親しき仲にも礼儀有りですよ!
(ФωФ)・・・なんで簪様がアレと仲良く
出来るのかがサッパリわからないにゃ。
コカビー胃薬を手に入れる。
回復薬。老害が得するだけのゲームで浪費する
くらいなら他で使えよ。と言うことで、ゲーム
に使用する分を減らしてオセ君が買って色々
ヤってるもよう。
下手に老害たちに販売して禍の団に横流し
されても困るし、不死鳥もちゃんと売れてて
新しいアイディアにもなるので損はしてない。
それにルヴァル=サンもゲームに見切りを
つけたからシカタナイネ!
原作だと天使も交配で増やせるけど、かなり
条件が厳しいみたいですんで、本能刺激して
も増えないです。
いつからシロネコが全員に本当のことを
言っていると錯覚していた?ってお話。
聖剣に囚われた老害と神を信じる乙女とは
一体・・・
神野サン。散々な言われようだけど、実は有名神
だったんだぜ!至高の御方は居ないぞ!