とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

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まさか駒王町は下北沢だった?

白いナニカに覆われた男が酷い目に・・・

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第30話

 

ーーYOSHITUGU視点ーー

 

「貴様が槍のようなモノを持っている

のはわかってる!!」

 

はっ!OHスティックの間合いを見切る事を

諦めて俺の腕の動きから軌道を予想したか?

 

でもって槍なら持ち手の部分を抑えれば

ダメージがねぇとでも?

 

だがなぁテメェがソレを知ってるってのも

想定内なんだよぉ!

 

「受けろや!断空槍!」

 

この技の前に間合いなんざねぇ!

 

「甘いっ!槍で俺に勝てると思うなっ!

見えぬ攻撃など見飽きたわ!」

 

ほぉ?見えねぇ槍にきっちり合わせて

きやがるか。

コレは確かに見えねぇ武器との戦いも経験してるな!

 

「ならコレはどうだ?裂風迅槍衝!」

 

連撃が駄目なら一撃だ!

 

「お前の槍術に付きあう義理など無い!

槍に風を纏わせるならこれくらいはやって

見せろ!滅殺旋風牙っ!!」

 

ぐっ!技の出が早ぇ!その上簡易的な

竜巻との合わせ技だと?!

 

俺の技を潰すとともに頭巾も狙って

来やがった!

 

コレが無くなったら強制退場だからなっ!

 

「円圏っ!!」

 

槍を使ったマ・ワ・シ・ウ・ケ!

槍でも光でも火炎放射でもなんでもこいや!

 

「ようやく防御に回ったなぁ?喰らえ

光槍・千峰塵!」

 

しくった!全方位からの光の槍!逃げ場がねぇ!せめて急所をっ!

 

「ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

痛てぇ!だが耐えれねぇ痛みじゃねぇ!!

 

「トドメだYOSHITUGUっ!」

 

油断したな?タメがでけぇぞ!

 

「誰が死ぬか!渦龍回峰嵐ッ!!」

 

コカビエルごと、全部吹っ飛ばすっ!

 

「何ッ?!」

 

体勢が崩れたな?さぁ受けろっ!

 

「死ねやっ!OH!フラッシ『自称弟子。上です』・・・は?」

 

シロネサマ?上?

 

いきなりの通信はアレだが、ソレが必要なほどの非常事態か?!

 

本来なら敵を前にして視線を逸らすなど

有りえないほどの隙なのだが、俺の行動に

何かを感じたんだろう。

 

コカビエルも俺が見ている方向に目を向けた。

 

見上げれば視線の先に白が見える。

 

白い全身鎧。体の各所に宝玉のようなモノ

があり、背中には8枚の翼。

 

見た感じそこそこの実力者のようだが、

俺やコカビエルの戦に割り込めるほどの

実力者ではないな・・・

 

シロネサマはコレが何者か知ってるのか?

 

 

 

 

『や ら な い か』

 

 

 

 

・・・何言ってんだコイツ?

 

「・・・『白い龍(バニシング・ドラゴン)』」

 

あぁん?なんか白いのがいきなり

意味不明な発言して来たと思ったら

アレが噂の白龍皇か。

 

だけどアレって確かどっちかが負けて

殺されそうになったら出てくる予定じゃねぇのか?

 

確かに技術差で俺が押されてはいたが、

コッチもまだコカビエルを殺せる手は

有ったし、今も勝利を確信して油断して

たところにアレを当ててたら形勢は逆転

していただろうが、まだ明確な勝敗がつく

ような状況じゃねぇよな?

 

それが何でこの状況で来るんだ?

 

「『神滅具(ロンギヌス)』の一つ『白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)

鎧と化していると言うことはその姿は禁手

である『白龍皇の(ディバイン・ディバイディング)(・スケイルメイル)』か。

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』同様忌々しい限りだ」

 

コカビエルの反応からしてもコイツが

ココに来ることは予想外だったのか?

 

「邪魔をして本当にすまないと思っている。

アザゼルからはやり過ぎたら止めるように

言われてたんだがな。

流石に目の前でこんな戦いを魅せられたら

黙ってるなんてことは出来ないさ」

 

あぁん?そーいやコイツは強いヤツと

戦いたいとか抜かすガキだったな。

 

「戦いに惹かれたか。だが邪魔立ては・・・」

 

ん?邪魔っつーか、ソイツって確か。

 

「ふっ、邪魔立てしたらどうすると?」

 

さりげなく近付いて間合いを潰してるが

剣呑な気配は消せてねぇぞ。

 

普通なら俺を警戒してるからだって

思うんだろうな。

 

「破ッ」

 

けっ、味方面して近付いて、喋りながら後ろから不意打ちかよ。

 

狙いは体じゃなく羽か?確かどっかに

触ればいいらしいが・・・

 

「フッ。甘いぞ小僧」

 

「ヌッ!」

 

だよな?カオスなんたらの一味が自分を

口封じに来るってわかってんだもんな?

 

ソコで油断して奇襲なんか受けたらタダの馬鹿だし。

 

つーか白いのは絶対に当たるって思い

込んでたな?

踏み込みは中途半端で体幹も乱れてる。

 

毟るつもりだったか?なんだその手は?

足元もブレブレ、そして何よりっ!

 

「クルルァ!」

 

「グヴォ!」

 

ボディががら空きなんだよ!!

 

「この雑魚が、俺の戦闘を邪魔しといて

タダで済むと思うなよ?」

 

魔界の獣だってなぁ?縄張りやら餌を巡って

戦ってる最中に第三者が割り込んで来たら、

一時的に戦闘中断して邪魔者を優先的に排除するんだよぉ!

 

そもそも俺相手に殺気出しておきながら

コカビエル狙うって・・・舐めてんだろ?

 

俺がてめぇらの会話や戦闘を黙って見学してると思ったかよ!

 

「かはっっ!ざ、雑魚だと?!言ってくれるっ!」

 

いや雑魚だろ?つか今のボディに耐えたか。

 

・・・違う。耐えたんじゃねーな。

 

コイツの踏ん張りが足りねぇから攻撃を

受けたときに体が浮いたのか。

その結果偶然衝撃が逃げたってとこか・・・

 

コレ、録られてるんだよなぁ。絶対矯正だよ。

 

まぁいいや()今はこの白いのだ。

 

「別に奇襲や騙し討ちが悪りぃとは言わねぇ。

戦場で隙見せる方が馬鹿ってだけの話だ」

 

そん中には味方の裏切りだって有るだろうよ。

 

「だがなぁ。強者との戦いを望むとか

言いながら、相手の力を半減させるって

のはどういう了見だ?自分の力を鍛えて

伸ばすんじゃなく、相手の力を落として

自分と同じステージにしなきゃ戦えねぇ

ヤツが雑魚じゃなくてなんだってんだ?」

 

性根の段階で腐ってんだよ。

 

「ぐっ!」

 

ぐっじゃねぇよ。

 

「さらに硬い鎧と龍気で身を守り、攻撃を

受けても触れば何とかなると言う特性に

頼った油断慢心。もう話になんねぇよ」

 

下らねぇ。旦那や補佐官サマなんざ、触る

とかそう言う次元じゃねーぞ?

 

「戦士たるもの使えるモノは何でも使う!

そして油断慢心しているのは貴様だ!

戦国鬼神YOSHITUGU!」

 

あぁん?

 

「貴様が上から目線でおしゃべりしてる間に

10秒経過したぞ!すでに接触も済み!

条件は満たされた。我が名はアルビオン!」

 

『Divide!』

 

白いのの鎧が光って何かが俺の周囲に纏わりつくが・・・

 

「で?ソレがなんだ?カスが効かねぇんだよ!」

 

目の前に相手がいて、倒れても居ねぇのに、

勝手に勝利を確信して棒立ちしてんじゃねぇ!

 

もいっちょ喰らえや!ボディ!

か~ら~の~テンプルにOHスティック!

 

簪の姉御が創った鎧を貫通する槍の

一撃を受けろっ!

 

「ぐふっ!がっ!ば、馬鹿な?!」

 

二発でダウンかよ。だらしねぇなぁオイ。

 

「油断?慢心?コレは雑魚を前にした強者の

余裕って言うんだよ。

それにありきたりのセリフを吐きやがって。

『馬鹿な?』その後はなんだってんだ?

『そんなはずは無い!』とでも言うか?」

 

これだから能力頼りのガキは駄目なんだよ。

 

『な、何故だ・・・どうなっている!?』

 

あぁん?なんだこの声?コレは神器の中から声出してんのか?

 

「どうなってるもこうなってるもねぇ。

そもそもテメェの能力が全てのモノを

半減させる事が出来るんなら、大戦の際に

三大勢力が結託しようがナニしようが負け

ることなんかねぇだろうが」

 

半減させるコイツと倍増させる赤蜥蜴だ。

際限も制限もねぇなら負けることなんか

有り得ねぇ。

ソレが負けて殺されたって意味を考えろや。

 

『・・・』

 

「テメェらの力は既に調べ尽くされて

対策取られてんだよ。当たり前だよなぁ?

何時までも馬鹿みてぇに半減だの倍加だの

ご都合主義みてぇな力が通用すると思うな

クソ蜥蜴が」

 

相手の力を半減して自分の力に上乗せぇ?

そもそも力って何だって話だろうが。

 

旦那はコイツ等の力を龍気であると判断した。

 

基本的に神器であるコイツ等は人間にしか

宿らねぇ。そして人間に魔力はねぇからな。

 

それなのに今まで赤蜥蜴もコイツも普通に

神器としての力を発揮して来た。

 

極めつけはフェニックスの時に見せた

体一部のドラゴン化だ。

 

悪魔となった赤龍帝が普通に聖水とか

十字架を持てたんだろ?

 

つまりコイツらの力には悪魔としての

力は上乗せされてねぇ。

純粋な龍としての力だ。なら悪魔が魔力で

抵抗しても無駄だし、堕天使や天使も光で

何とかなるモンじゃねぇ。

 

そりゃ防御不能に見えるさ。

 

だが龍の力と分かってればいくらでも対処できるよなぁ?

 

コイツの能力の本質は龍気で相手を包み

魔力や生命力と言ったコイツが認識した

力を喰らう能力だ。

 

喰らった力を己の神器に取り込み、龍気に

還元して己を強化するってわけだ。

 

ただし強化はあくまで一時的なモノで

消化したら終わり。

喰いきれねぇ分は放出しねぇと体調を壊す。

 

はっ欠陥品が。

 

故に、龍気を阻まれたら喰らえねぇ。

コイツが認識出来ねぇ力は喰らえねぇ。

力の差が有りすぎれば喰らえねぇ。

 

そして喰らわねぇと戦えねぇ。

 

倍化と違って自分の強化が出来ねぇからな。

 

元の身体が有るときならソレでも良かった。

 

飛び道具やら何やらを半減させてしまえば

後は純粋な肉弾戦だ。

 

ドラゴンなら肉弾戦に負けることなんか

そうそうねぇからな。

 

だが人間の体じゃそんなことは不可能。

ハーフだかクォーターの体が宿主だから

今までよりは多少の強度は有るだろうが、

濁りは強化じゃねぇぞ?

 

純血悪魔と人間の間に生まれた子供が、

純血悪魔並の魔力が有って人間特有の

神器を獲るなんてことにはならねぇ。

 

ハーフより純血の方が魔力は多いし、

肉体強度も上なのは当然だろうが。

 

赤龍帝みてぇに悪魔の駒で転生でも

すれば話は別かもしれんが、コイツは

ただの人間モドキで悪魔モドキ。

 

そんな鎧で身を守ることが前提の戦い方

なんざ、鎧が使えなきゃ無意味だ。

 

「そもそも一対多数だろうが二対多数

だろうが負けて殺されたんならソレで

終わりだろうが。

二天龍?ほざくな負け犬の寄生虫が。

負けを認めて大人しくするならまだしも、

何時までも負けを認めずグダグダと・・・

見苦しい。うぜぇ。さっさと死ねよ」

 

『き、貴様ぁ・・・!』

 

いつまで最強気取りだ。旦那や姉御から

逃げ回ってる寄生蜥蜴が。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーアジュカ視点ーー 

 

「「「「・・・」」」」

 

まぁ、言ってることは間違ってない。

 

いきなり白龍皇が出て来てコカビエルに

奇襲を仕掛けたと思ったら回避されて、

戦いを邪魔されてイラついた戦国鬼神

YOSHITUGUにボコボコにされた上

説教されているのには驚いたが、それ以上に

驚いたのは白龍皇の半減に対処してきたことだ。

 

「えーと、アジュカちゃん。赤龍帝の力と

白龍皇の力ってもう解明されてるの?」

 

そう思うよなぁ。

 

「いや、少なくとも我々では解明出来ていない」

 

かつての大戦の際はどの勢力にもそんな

余裕が無かったし、神滅具になった後も

生け捕りが出来るようなモノじゃない。

 

最後は覇龍を使って周辺を巻き込んで終わりだからな。

 

更にココ数代はオセ夫妻が問答無用で

狩ってたし。

 

その時に特性を見つけたのか?

ソレとも大戦や内戦で散逸した資料の中に

二天龍に関する資料があったのか?

 

「ん~。まぁ敵を研究して対策するのは

当然ではあるよね?神滅具は全部で13個

もあるんだし?それぞれが有名なんだから。

表に出て来る度に「まさか」とか「そんな」

とか言って被害を出すってのは間抜けが過ぎるよねぇ~」

 

もっともだな。俺の覇軍の方程式はその場

の流れやら何やらも計算するが、あくまで

俺が理解出来ると言うだけの式。

 

体系として伝えることは出来んから汎用性が無い。

 

しかし奴、いやオセ家ではその根幹を理解して

対処法まで実用化しているのか。

 

コレはカンザシ・オセだな。やってくれる!

 

「赤龍帝もか・・・コレはりーあたんの

眷属の強化と補充を急がねばならんな」

 

サーゼクス・・・まぁそうだな。折角

悪魔陣営が手に入れた神滅具の赤龍帝が

欠陥品と言われてはな。

 

今のところリアスの最大の功績である

赤龍帝の入手が霞んでしまうことも

考えれば、出来るだけ早くその欠点を

教えて貰い強化しなければならんだろうよ。

 

しかしこの場合はどうなるんだ?

コカビエルがやり過ぎたら止める為の

要員である白龍皇が潰されたぞ?

 

リアスたちは気付いて無いだろうが

コカビエルが展開している魔法陣は

町を破壊するものではない。

 

衝撃や何やらを外に逃がさん為のモノだ。

 

堕天使陣営がコチラにもしっかり配慮

してくれていると言うことなんだろうが

ここからどうやって幕を引く気だ?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーアザゼル視点ーー

 

 

「白龍皇の力を無効化しただと?!」

 

調べ尽くした?対策済み?!どういうことだ!

 

「アザゼル、コレは・・・」

 

サーゼクスはそんなことを言って来た

事はねぇ。アジュカも神器に興味がねぇ。

 

ならばそんなことするのは一人しかいねぇ!

 

「カンザシ・オセっ!やってくれたなっ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーカンザシ視点ーー

 

ま、政治家なら神滅具の対策取るよねぇ?

 

『うーん。喋りすぎな気がするけど、

アレって良いのかい?』

 

まぁ本来なら良い事じゃ無いんですけどね。

 

「問題ないですよ。アレにも特に口止め

はしてませんし。魔王から問い合わせ

が来たら『天才のアジュカ様』を散々

NDKしてやる予定ですから!」

 

アザゼルと言いアジュカと言い、欠陥品

を堂々と見せびらかして恥ずかしくないの?

 

人工の神器?神器の研究?何千年研究

してそのレベルなのさ?

 

人間は100年足らずで月に行ったよ?

 

悪魔の駒?反乱防止も無ければ、老害に

奪われたらそのまま手も足も出ないって。

 

せめてシステムに外から干渉するような

ナニカを付けろよ。

自分でも意味が分からないモノを量産

するんじゃないよ。

 

しかも神器に興味が無い?馬鹿じゃない?

敵が使って来る兵器の研究しないで何が

国家の技術担当だよ。死ねば?

 

『かんちゃんが良いなら良いけどさぁ。

ま、とりあえず白いのもダウンしたし、

そろそろ僕の出番だよね?』

 

何もしてないのに色々カオスですけど、

ココからが神野サンの舞台ですよ~。

 

あ、そうそう。

 

「ですねー。ついでに白音ちゃんが残す

ように言ったアレも回収して来て欲しい

んですけど、頼んで良いですか?」

 

破壊の聖剣はともかく、デュランダルは

見てみたいよねぇ。

 

ヘクトールが使ったドゥリンダナなのか

ローランの歌に出てきた天使の祝福を

受けた剣なのか。

 

まぁローランの歌って言っても、アレって

人間同士の戦いでしょ?ソレに使われた

剣に何で祝福があるのか知らないけど。

 

と言うか、ローラン普通に味方の裏切りが

原因で死んでるし。

 

家族とか義理の親を悪く言うけど決断した

のは王でしょ?ジャンヌダルクと言いコレ

と言い、英雄を裏切って殺してから称える

のがフランス・クオリティなのかな?

 

・・・そう言えばランスロットもフランス人

に後付けされたんだっけ?

 

はぁ。やっぱりフランスは駄目だね。

 

『もちろんさぁ!だけどデュランダルと

エクスカリパーは良いとして、あの

小娘はどうするんだい?処す?処す?』

 

ん?アレかぁ。うーん。

 

「デュランダルの因子とか聖剣の因子

とか言うのを調べるから、分離機ですね。

まぁ神野サンが穴に入れた後でも因子

がどうこうなるわけでも無いですから、

その辺さえちゃんとヤってくれたら

好きにしても良いと思いますよ?」

 

ご当主様からも何も言われて無いし、

まぁ白音ちゃんが何か言ったらソッチ

を優先して欲しいですけど。

 

『了解!りょーかい!じゃあかんちゃんから

の合図がある有るまでアレで遊んでるよぉ』

 

うん。まぁ最初から死ぬことが任務の

エクソシストだし、駒王町に来た聖剣(笑)

は全部無くなってるからアレも本望だよね!

 

「よろしくお願いしますねぇ」

 

『おぉう。行ってくるよぉ』

 

 

 

 

 

 

 

 

(ΦωΦ)・・・分離機って。いやまぁ

堕天使だのエクソシストがどうなろうと

知った事じゃないけど、白音にあんまし

エグイの見せて欲しくないにゃあ・・・

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーコカビエル視点ーー

 

「さてコカビエル。もう邪魔モンは居ねぇ

と言いたいとこだが・・・俺的にはコイツ

を生かして良い事あるとは思えねぇし、

他人の戦場にしゃしゃりに出て来て無様に

潰されて気絶してる雑魚なんざ生かす価値

もねぇ。

話を聞く限り堕天使陣営らしいが邪魔して

みるか?」

 

『くっ・・・』

 

ふむ。コイツが俺に不意打ちを仕掛けて

来たのは、俺を倒してYOSHITUGUと

戦いをしたかったのか、それとも禍の団(カオス・ブリゲード)

関係の口封じなのか・・・どっちなんだろうな?

 

まぁどちらにせよ邪魔してきたのは事実。

だが三発でダウンした上にこの説教だろ?

 

ヴァーリ本人はアレかもしれんが白龍皇には

十分なダメージだし。

 

まさか赤龍帝だけでなく、白龍皇にまで

同情する時がくるとは思わなかった。

 

それに二天龍を負け犬の寄生虫扱いか。

 

オセ家の中ではこういう扱いなのだろうが。

神滅具も落ちぶれたもんだ。

 

「俺も貴様の気持ちはわかるんだがな。

済まんがソイツには聞きたいことが有る。

ココで貴様に殺させるわけにはいかんな」

 

とりあえず殺すのは何時でも出来る。

 

ならばコイツがどんな情報を持っているか

の確認をせねばならん。

 

「ほぉ?俺相手に足手纏いを抱えて

勝てるとでも?多少経験やら技術に差が

有るからって調子に乗りすぎだろぉ?」

 

・・・それは確かにそうだ。正直言って

コイツ相手に、気絶した足手纏いを抱え

ての戦闘など出来ん。

 

だが情報源と堕天使陣営の神滅具を失う

訳にも行かん。

 

さて、どうしたものか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ーー???ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『神は死んだ!!お前の努力や根性なんて、何の役にも立たないことは知ってるだろォ!』

 

「嘘だッ!うそだウソダうソダうソダ

うそダウそだうソだウソだうソだウそだ」

 

『きひっ、ひひはは、あーはっはっはっはっはっは!』

 

 




白いの、ハッテンすることなくダウン!

いや、作者的にコイツが強い理由が分からないんですよねぇ。

あとアジュカ。お前は神器に興味持たなきゃ
駄目だろ?魔王だよな?最低でも神器を研究
する組織くらいは作れよってお話。

白いのに対するツッコミ解禁だっ!

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