とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

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まさかYOSHITUGUが?!


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嫌いな人は読み飛ばし!


第31話

 

ーーYOSHITUGU視点ーー

 

「さぁそこの雑魚を守って見せろよぉ」

 

今までの俺ならココでヤル気無くしてさっさと

帰ってるんだろうが、テメェとの戦闘は姉御

からの命令で仕事だ。

 

俺の感情なんか関係無ぇし、そもそも

足手纏いを抱えて俺と戦うことを決めた

のはテメェだ。

 

テメェの決断にはしっかり責任持てや。

 

「くっ!破邪結界(マホカトール)!」

 

あぁん?そもそも堕天使が天使と同じ

光を使うこともアレなんだがよぉ。

 

そんな即席の結界で何しようってんだ?

 

いや、結界にしては中途半端、壊される

ことを前提にしてんな?

 

つまり破壊した時に俺に何かしらの

マイナス効果が出るヤツか。

 

なるほどなるほど。雑魚を狙って攻撃

したとこで俺の動きが止まったらその

まま攻撃を加えると。

 

でもって俺が警戒してアレを破壊

しなけりゃ雑魚は守れるってか?

 

まぁ・・・気持ちはわかるがよ。

 

「そんな即席の結界なんざ戦闘の余波で

破壊されて、そのまま雑魚ごと消滅して

終わりだろうが。舐めんなよ?」

 

せめて雑魚が気絶して無けりゃ逃げれた

んだろうけどよぉ。

 

「お前にゃ誰も守れねぇ。雑魚を守って

死ねや堕天使」

 

悪魔は悪魔らしく。堕天使に容赦なんざ

しねぇし、戦闘の邪魔をしてきた雑魚を

生かして帰す気もねぇ。

 

とは言え守りに専念したコイツを破るのは

ちと時間がかかる。

 

だが、ここで詰めを誤るようなら弟子失格

だよなぁ。

 

確実に仕留めるぜ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーコカビエル視点ーー

 

ちっ!弱みを抱えた俺の隙を的確に

突いて来る。

 

回避すればアレに当たる位置取りで、

下手に受け流せば結界が破壊される。

 

結界が無ければ余波で死ぬ。

 

クソっ!この強者気取りの小僧がっ!

邪魔した挙句に足を引っ張りおって!

 

「光槍・舞踏連刃!」

 

雷速で襲い来る光の槍の連撃ッ!大戦時

最も多くの悪魔を葬った奥義を喰らえぃ!

 

「チッ!ノーモーションで溜めもねぇ。

速さも威力も申し分ねぇっ。だがよ!」

 

なんだ?あの目立つ外套のような服を

楯に?そんなもので俺の槍を防げると

思ったか!

 

「何?!」

 

外套ごと穴だらけに・・・居ないだと?!

 

「隙だらけだ!」

 

馬鹿な!いつ間合いを詰めた!?

 

「ぐぅぅっ!」

 

右腕が持って行かれたっ!こやつ

何をした!?

 

外套を影にして俺の目を眩ませたのは

わかる。だがそこから俺の真横まで移動

するにはどうしたって姿が見える!

 

超速移動でも大気の流れや移動に

生じる音でわかる!

 

だが今のは何だ?!奴は完全に気配や

姿を消すことが出来ると言うのか?

 

いや、まて。姿を消す?・・・そうか

武器もこうやって消していたか!

知ってるぞ!その特性を持つ悪魔をっ!

 

「貴様!グラシャラボラスの血族だな?!」

 

現魔王の一人、ファルビウムの縁者か!

 

「はっ。流石にバレるか。まぁバレた

所でテメェに何が出来るわけでもねぇ。

精々そこの足手纏い守って、苦し紛れの

負け惜しみと断末魔を聞かせろや」

 

ちぃっ。頭巾で素性を隠しているところから

ソコを突けば多少の動揺は誘えると思ったが、

流石にこの程度では揺らがんか。

 

それにコヤツの言う通り、姿を消すという

単純なモノだからこそ対処は難しい。

 

何せコヤツは白龍皇(足手纏いの小僧)と違い能力に頼る

雑魚ではない。

能力を使いこなす強者だ。

 

揺らがず、惑わず、歪まない。

その若さでココまでの戦士を育成する

とは・・・流石オセと言ったところか!

 

『いやいやいや。正体がバレたら退場

するのが覆面キャラの宿命(さだめ)でありルール

なんじゃないかなぁ?』

 

「あぁん?何だ?また乱入者か?」

 

この、聞くものを不快にさせる声、そして

怖気が走る圧力・・・来たか?!

 

しかし、この反応を見る限りYOSHITUGU

はヤツが来ることを知らなかったようだが・・・

コレはオセが情報の拡散を嫌ったのか?

 

まぁ良い。ココからが俺の最後の舞台だ!

 

アザゼル!後は任せたぞっ!!

 

「来たなデミウルゴス。いや!神野明影!いつまでも貴様の好きにはさせんぞっ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーアジュカ視点ーー

 

『貴様!グラシャラボラスの血族だな?!』

 

はぁ?

 

「ファルビー?」

「ファルビウム?」

「どういうことだ?」

 

知り合いどころか親族じゃねーか!

 

「え、えぇぇ?!ウチにあんなの居たっけ?!」

 

まぁ覆面してるからアレだろうが、

言われて見れば体格的に納得できる

ところもあるし、武器やら自分を

透明化させるのはグラシャラボラス

の魔力特性だ。

 

実際に戦っているコカビエルの推察でも

あるし、まず間違いあるまい。

 

『はっ。流石にバレるか。まぁバレた

所でテメェに何が出来るわけでもねぇ。

精々そこの足手纏い守って、苦し紛れの

負け惜しみと断末魔を聞かせろや』

 

ホラ!本人も認めたぞ!つーか認めて

良いのか?隠してるんじゃないのか?

 

「ファルビーずるい!優秀な眷属だけ

じゃなくあんなのまで隠してるなんて

ずるい!今度マジカル☆レヴィアたんに

出演するように言ってよ!」

 

まぁ確かにあれほどの人材を隠すと言う

のはどうかと思うが・・・

魔法少女とアレをどう融合させる気だ?

 

逆に興味が有るんだが。

 

「いや、隠すって言われても、僕だって

アレだけヤれるのが身内に居たらもっと

使ってるし・・・ん?あ!もしかしてアノ

服ってオセが用意した衣装じゃ無く私物?

だとすればアレはゼファー?!」

 

ゼファー?グラシャラボラスのゼファー

と言えば・・・

 

「まさか凶児・ゼファードルか?!」

 

まぁアノ恰好は凶児というより狂児だが。

 

「まさか!彼はりーあたんやソーナ、

それにアジュカのところのディオドラと

同年代だろう?!ソレがコカビエルと

互角に戦える強者になるなどありえん!」

 

驚くのも無理はない。若手でも有望と

言われている連中とは桁が3つは違う!

 

「い、いや、僕も詳しくは知らないけど

5年位前に「武者修行に出る!」って

言って行方不明になってたんだよ。

二か月に1回は実家に手紙が届くから

無事だってことは知ってたけど、まさか

オセのところで修行してたなんて・・・」

 

武者修行・・・まぁリアスやソーナの

留学も似たようなモノだし、彼は別に

次期当主というわけでも無いから比較的

自由なんだろう。

 

ソレに二か月に一回手紙って、凶児でも

なんでもなく、普通に常識人じゃないか。

 

リアスの方がよほど狂ってるぞ?

 

「うーんシロネちゃんが10年でアレだと

考えれば、ゼファーちゃんが5年で

あそこまで行くのも納得は出来るけど」

 

シロネの場合は幼少期からの鍛錬だから

まだわかるが、ゼファードルはどうなんだ?

 

いや、悪魔としては子供も子供だから

十分成長できる余地はあるのだろうが。

 

「いや~まさかあのゼファーがねぇ。

次期当主じゃなく、政治とか全く気に

しなくて良いからこそ個の力の向上に

全力を注げたんだろうけど・・・」

 

ふむ。元々才に溺れていたと言う評判は

あったからな。その才がどれほどのモノか

は知らんが、転生悪魔のシロネと純血悪魔

の彼では出発点も強度も違う。

 

ソレだけ鍛え込めたと言うことか?

 

と言うかサイラオーグやリアスが政治

について何かをしているとは思えんぞ。

 

「むぅ・・・マズいな。今の彼と比べ

られてしまえば、若手の心が折れる。

顔見せはどうしたものか・・・」

 

お前が心配してるのはリアスだけ

だろうが。

 

だがまぁ言ってることは確かだ。

アレだけの実力者が同世代に居ると

知ればディオドラどころか他の面子

も心が折れるだろうな。

 

「ふふふ。なるほどなるほど。そうかそうかぁ!」

 

ん?セラフォルーは妙に機嫌が良いな?

ソーナとて他人事では・・・そうか。

 

「ソーナは今オセに鍛えられてるんだったな?」

 

そりゃ機嫌も良くなるだろうよ。

鍛えられた結果が目の前に有るんだ。

 

個の力に頼るのは組織として歪ではある

が、個の力が無ければ何も出来ないのも

また事実。

 

「ふふふ、そうだよ!今まさに鍛えて貰って

る最中だよ!なんたってソーナちゃんは、

オセちゃんから!直接!鍛えたいって

言われるくらいの才能の持ち主だからね!」

 

いや、ソーナの場合はあんまりアレだったからだろ?

 

「ぐぬぬ!ずるいぞお前ら!」

 

なにがぐぬぬだ。お前んところは断交

されてるから絶対に鍛えてもらえんぞ。

 

「いやぁ僕にずるいって言われてもなぁ。

正直今の今までゼファーがお世話になって

るなんて知らなかったし。

コレは今度何かお礼しなきゃ駄目だよなぁ」

 

だろうな。次期当主では無いにしても

アレだけの実力が有れば何処の家でも

婿に欲しがるし、何よりオセとの繋がりも

保てるんだ。

 

知らないならまだしも、知った以上は

何かしらの礼をするべきだろう。

 

しかしそうか。技術だけでなく、政だけ

でもなく、人材育成も出来るんだよな。

 

もうアイツが魔王で良いんじゃないか?

 

『いやいやいや。正体がバレたら退場

するのが覆面キャラの宿命(さだめ)でありルール

なんじゃないかなぁ?』

 

「「「「?!」」」」

 

何だ!?いきなり第三者の声?ソレも

声だけで重圧を感じさせる強者だと!

 

他の神話勢力の神が来たか?!

 

・・・ブツン・・・

 

「あっ!映像がっ!」

 

くっ!カメラを回していた眷属が潰されたか?

 

『来たな神野明影!いつまでも貴様の好きにはさせんぞっ!』

 

音声は生きているのか・・・しかし

神野明影?コカビエルは何者か知っている

ようだが、一体何者だ?人間か?

 

「何だって?!」

 

ファルビウム?こいつが余裕をなくす

とは珍しい。何があった?

 

「地上へ通じるルートが遮断されたってさ。

転移も出来ないらしい」

 

「何だと!」

 

・・・やられた。最初から我々が援軍に行く

事を知っていれば、対処もされるだろう。

 

コカビエルは援軍が行くことを知った上で

放置していたが、本来はコイツ対策だったのか?

 

『何だか知らねぇが邪魔すんじゃねぇよ!』

 

ゼファードルも知らんか。つまりそいつの

存在はオセも知らなかったと言うことか?

 

『さっきも言ったけどさぁ、正体が判明した

覆面ヒーローは退場するのが宿命だろぉ?』

 

『うぉ、な、なんだこりゃ?!おぉぉ!!』

 

くっ!映像が潰されたせいで状況が

わからん。ゼファードルが殺られたか?

 

『シー・ユー・アゲインってねぇ!』

 

『YOSHITUGU?!貴様っ!!』

 

「「「「・・・」」」」

 

この状況で言うのもアレだが、まぁアレだ

コカビエルはゼファードルの名前を知らんからなぁ。

 

『アヒャヒャヒャヒャ!安心しなよ。

彼は見てて面白かったからねぇ。

コレからの活躍を期待してるんだよぉ。

だから殺さずに退場させただけさぁ!

ついでにソコで無様に倒れてる白い蜥蜴

も外に送ってやるよぉ。

対処された無能の赤龍帝と雑魚の白龍皇が

コレからどうするのか楽しみだ!』

 

退場・・・命は奪われて無いし、コレから

を期待すると言うなら後遺症が残るような

こともされていない・・・か?

 

そして白龍皇もか。完全に舐めてるな。

 

『何が活躍だ。貴様が創る地獄で貴様が

求める道化として踊らせる気だろうが!』

 

地獄を創る?道化?何だ?何を言っている?

 

『おやおやおや。今の僕の名前と言い、

その物言いと言い、堕天使は随分僕たちを

詳しく調べて居るようだ。いまだに何も

知らずに阿呆面している悪魔や天使にも

見習わせたいもんだねぇ』

 

「「「「・・・」」」」

 

何も知らない、か。確かにそうだ。

サーゼクスもアザゼルからは何も聞いて

無いようだし、そもそもコイツは何だ?

 

『僕たちだと?貴様等反三大勢力連合の

企みなどハーデスが接触してきたとき

から掴んでいる。

故にココで貴様が来ることも知っていた!』

 

反三大勢力連合・・・そうか。ハーデス

だけではなく既にそういった包囲網のよう

なモノが出来上がっていたか。

 

『そうみたいだねぇ。情報収集に徹してた

ハズのキミが、いきなり無能の管理者に

宣戦布告したり、町を吹き飛ばすとか

言い出した時にはとうとうストレスで気が

触れたかと思ったもんだけどさぁ』

 

「無能の管理者だと!?」

 

いや、反応するところはソコじゃない。

 

『聖剣狂いの老害を単独行動させたり

聖剣使いの乙女を単独行動させて放置

したのも君の狙いかい?』

 

老害?あぁ皆殺しの大司教か。そして

聖剣使いの乙女というのは、ソーナと

接触した教会から派遣されたエクソシストだろう。

 

しかし単独行動?報告では二人一組では無かったか?

 

『・・・当然だな。わざわざ用意した貴様

好みの餌だ。食いついて貰わねば困る』

 

餌?どういうことだ?今回の件は

下っ端の堕天使と教会の主戦派が他の

神話勢力に唆されて起こしたモノじゃ

無いのか?ソレを利用して敵と内通者を

炙り出すのが目的では無かったのか?

 

『あぁ確かに僕好みの餌だった!まさしく

どストライクさ!あの聖剣に全てを懸けた

老人の目の前で聖剣を穢し破壊した時は

笑いが止まらなかった!

頑なに神を信じる乙女に神の死を伝え、

絶望の淵に沈めてから虫に食わせた時の

快感なんか、もう言葉にも出来ないよ!』

 

なるほど、こういうタイプの下衆か。

そして駒王町に持ち込まれた聖剣は

全てコイツに破壊されたと言うことか?

 

『その欲が貴様を滅ぼすことになるのだ。

覚悟するんだな!』

 

『ん?・・・あぁ、残った聖剣使いを瀕死

にして放置したのは教会や天界への配慮

じゃなく、僕をこの場に呼び出す為の餌か。

ソレにこの結界もねぇ。最初この結界は

僕の侵入を阻む為のモノかと思ったら、

まさか僕を逃がさない為の結界とはねぇ。

急に動き出した割には随分周到じゃないか?』

 

そうか、衝撃を外に出さないのも

有ったのだろうが、本命はコイツを

外に出さない為のモノだったのか。

 

それにもう一人の聖剣使いもあの場

に居たのか?

 

『貴様に時間を与えれば与えるだけ我々

が不利になる。ならば策を

巡らせる時間を与えないことが、我々に

出来る唯一の抵抗だろうよ』

 

策士に対して時間を与えないのはわかる。

だがこのコカビエルの態度は何だ?

戦っても勝てないと判断しているのか?

 

足止めや時間稼ぎが目的と言う割には

我々に出来ることは無いし、堕天使の

援軍も来る様子は無い。

この時間を稼いで何になると言うのだ?

 

『ふむ。堕天使幹部が命を懸けて時間

稼ぎねぇ・・・気に入らないなぁ』

 

今まで嘲笑うだけだった声に感情が乗った。

 

コレは・・・怒り?

 

『俺とて貴様に勝てるなど自惚れてはいない。

それに万が一ココで貴様を殺せても所詮は

分体だろうが。だが安心したぞ!』

 

分体?安心?なんだ?何に安心したんだ?

 

『いくら貴様でもYOSHITUGUや俺を

一蹴できるほどの分体を作るのに時間が全く

掛からん等と言うことは有るまい!

一年か?半年か?三カ月か?俺の命でソレ

だけの時間が稼げるなら十分だ!』

 

「「「「はぁ?」」」」

 

「い、一年?半年?三か月?その時間を

稼ぐ為だけにコカビエルが命を使う~?!」

 

どれだけの大物だ?だが神野明影など

聞いたことが無いぞ?!

 

「有り得ん!さらにあのアザゼルがソレを

認めるなど有り得ん!」

 

そう。ただでさえ仲間想いのアザゼルが

コカビエルを捨て石に使うなど・・・

 

「そ、そうだよ!しかもソレだけの強さ

を持つ分体をそんな短期間で造れるって

一体何者なの?!」

 

どれほど規格外だと言うんだ・・・。

分析しようにも映像が無いのが痛い!

 

『あぁそういう事ねぇ。僕も舐められた

モンだ。まさか君ごときが僕と相打ち

出来るとでも思ってたのかい?』

 

そ、そうだ。元々コカビエルと互角

だったゼファードルを一蹴するほどの

実力者だ。ソレをどうやって相打ちに

持ち込むと言うんだ?

 

『舐めてるのは貴様だ!この結界は貴様を

終わらせる為のモノ!

この一撃は貴様を確実に終わらせる!』

 

・・・命を使った技だと言うのか?

だがこの相手にそんなことを言えば

発動前に潰されるのでは?

 

『へぇ?凄い自信だね?良いだろうやって見せなよ』

 

何だと?受ける気か?・・・いやそうか。

分体と言って居たからな。

あえて自分を滅することが出来る技を

受けて今後の対策をする気か?

 

今分体を仕留めて時間を稼ぎたい

コカビエルと、今後の対策の為に技を

見たいコイツ。

利害は一致していると言うことか。

 

そしてコカビエルはココまで見越して

今回の舞台を用意したと言うのか!

 

『その傲慢さが貴様を殺すのだ!

・・・死よ、死の幕引きこそ唯一の救い』

 

詠唱?堕天使幹部が?

 

『この毒に穢れ蝕まれた心臓が動きを止め、

忌まわしき毒も傷も跡形もなく消え去るように。

この開いた傷口、癒えぬ病巣を見るがいい』

 

毒?堕天使の光の力が毒になると言う

事は、この神野とやらは悪魔か?

 

『滴り落ちる血の雫を、全身に巡る呪詛の毒を、

武器を執れ、剣を突き刺せ、深く深く柄まで通れと』

 

呪詛と光を合わせている?

 

『罪人に、その苦悩もろとも止めを刺せば、

至高の光はおのずから、その上に照り輝いて

降りるだろう』

 

至高の光・・・やはりそうか。

 

『終焉変生・無間黒肚処!』

 

詠唱が終わったか。音声だけと

言うのがつくづく悔やまれる!

 

『ほぉう。限定的に世界の理を纏う一撃か。

なるほどなるほど。かなり発動条件は厳しい

けどそれなら確かに僕にも通る。

まさか堕天使がココまで研究しているとは

思いもしなかった。時間稼ぎに使うには

惜しい技だねぇ』

 

理?一体コカビエルは何を纏った?

 

『さぁ受けろ!一撃だ!』

 

『はっ神すら殺す攻撃だ。君じゃ一撃

しか持たないの間違いだろう?まぁいい!

避けはしない。当ててごらんよぉ!』

 

神すら殺す?それほどの一撃で

ようやく時間稼ぎが出来る敵だと?

 

『アザゼル!後は任せたぞっ!!

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うほっ!凄く・・・一撃必殺だねぇ。

だが覚えたぞ!次は同じ手が通用する

とは思わないことだ!

アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!』

 




ま、まさかYOSHITUGUの正体が彼だったなんて!(天丼)

音声だけでお送りしております。

こかびぃぃぃぃぃぃぃ!ってお話
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