とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

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会談前の一幕。

平常運転の無能一味。仕事しろ。

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


38話

 

ーー兵藤一誠視点ーー

 

 

「いいか、よく聞いてくれギャスパー。

俺はな、この赤龍帝の譲渡の力を部長の

おっぱいに向けて使いたいんだ!」

 

壮大なる俺の野望を聞いて、ギャスパーは

驚きに目を丸くする。

 

「す、すごいです!強大な神器を持っている

のにそこまで卑猥な発想にたどり着けるなんて。

イッセー先輩の煩悩って勇気に溢れてますね」

 

馬鹿にされてる気がするが、気のせいだ!

 

「そうだろうそうだろう!強大な神器がなんだ!

ようは使いようだ!俺はこの神器を使って部長

の胸を吸い!そして譲渡するんだ!いや、何なら

朱乃さんの胸に譲渡しても良い!」

 

夢がひろがるぜ!おっとヨダレが・・・

 

「ぼ、僕もなんだか勇気が出てきた気がします」

 

そうだろう!やっぱりエロは偉大だ!エロに興味が

無い男なんかいねぇんだ!

 

「ソレとアレだ、もし他人と顔を合わせるのが

怖いってんなら・・・これなんかどうだ?」

 

そう言って取り出したるは紙袋。

 

「か、紙袋ですか?あ、目の部分に穴が

空いてるんですね?」

 

そう言うとギャスパーはちょっと被ってみます

って言って俺が用意した紙袋を被ってくれた。

 

いや~俺はアレだけど、ヨシツグを見て

こういうのも悪くないって思ったんだよな。

 

後からゲームとかに出てくる戦国武将の

大谷吉継の絵を見たけど、普通に格好良い

感じだし。

 

コイツももしかしたら格好良く・・・

 

「ど、どうですか~似合いますか~?」

 

なるわけないよなぁ。

 

薄暗い教室の角に、頭に紙袋を被った女装男子が現れた。

 

さらに穴の部分からは赤い眼光がギラリと

光っている。ゆっくりとした動きが、まるで

ゾンビみたいで恐怖心を煽って来るぞ!

 

夜の学校って言う場の雰囲気もあるんだろう

けど、凄まじい迫力だ!

 

・・・凄まじい迫力なんだけど、どっからどう

見ても変質者だよ!おまわりさんこいつです!

 

「あ、でもこれ・・・イイですねぇ」

 

マジか。イイのか。

 

「俺、今お前を初めて凄いって感じたよ」

 

いや、神器の能力を知ったときも凄いとは思った

けどよ。アレはギャスパー個人じゃないし?

 

だけど、ギャスパーは気に入ったみたいだが、

流石にコレを外に出すわけには行かないよなぁ。

 

段ボールと紙袋がこんなに凶悪な組合せだった

なんて思わなかったぜ。

 

せめてヨシツグみたいに布頭巾にするべきだったかなぁ。

 

 

・・・・・・

 

 

ま、まさかミカエル様と会って、直接聖剣を

貰うことになるなんて思いもしなかったぜ。

 

どう考えても悪魔に成り立ての下僕悪魔に

対する扱いじゃないよな!

 

『当たり前だ。あいつはお前そのものじゃなく、

俺を宿したお前を見てるんだ。それはミカエル

だけじゃない。各勢力のお偉いさんは皆そう

言う目でお前を見ることになる』

 

わかってるよ!だから調子に乗るなって言い

たいんだろ?!

 

『違う。そんなことどうでも良いからさっさと

帰宅しろと言いたいのだ。と言うか、こうして

いるうちにも殺されるかもしれんのだぞ?

用が済んだなら今すぐ帰宅しろ』

 

コイツはこの前からずっとこうだよな。

堕天使の総督も逃げるような相手だから、

俺なんかがどうにか出来る相手じゃないって

言うのはわかるんだけど、ちょっと焦り過ぎ

じゃないか?

 

今までだって特に何かされた訳でもないしさ。

 

「イッセー君?」

 

おっと。朱乃さんが不思議がってるぜ。部長も

そうだけど、こう言う節々の仕草とかも綺麗で

最高なんだよな!

 

いや、待てよ。今なら部長も居ないし、話を

聞けるか?なぁ、ドライグはどう思う?

 

『むぅ。さっさと帰りたいが情報は必要だ。

いつまでも警戒して外出を控えるわけには

行かんしな』

 

そうなんだよなぁ。あんまりコイツが必死

だからとりあえず外出は控えるようにしてる

けど、いつまでもこんな感じだと俺も気疲れ

するしな。

 

よし、ここらで朱乃さんに聞いてみよう!

 

「朱乃さん。ちょっと聞いても良いですか?」

 

俺のテンションがいつもと少し違うと察して

くれたんだろう。朱乃さんはいつもの微笑を

崩さないまま頷いてくれた。

 

「あらあら、私のスリーサイズを知りたいなら

・・・直接触って確かめてみます?」

 

流石朱乃さん俺のことを良くわかってる!!

 

『・・・相棒。今は俺とお前の命が懸かってる

と言うことを忘れるなよ。

ふざけてるなら俺は今すぐ休眠するぞ』

 

やべ。ドライグがマジギレしてる。

 

いや、それはそうだよな。俺と繋がってるから

心もある程度読めるらしいし、俺が考えた事が

本気か冗談かは当然わかる。

 

その上で、散々危険だから帰れって忠告まで

してるのに、ソレに逆らってエロいことを優先

してたら・・・普通なら切れるよな。

 

だけどコッチも冗談じゃ無いんだよ!男として

朱乃さんのスリーサイズは確かめないと駄目だ!

一生後悔するぞっ!

 

『・・・・・・』

 

あ、あれ?マジで寝た?いや、確かに今のは

冗談じゃなく本心からの言葉だったけど・・・

 

「それで、何を聞きたいんですか?」

 

あ~どうしよ。けどここまで来て何も聞かな

かったら、コイツは今後二度と俺に協力して

くれない気がするんだよな~。

 

さっき言われたけど、周りは俺を赤龍帝の力を

宿した悪魔として見てるんだ。その力を使えない

俺はただの雑魚の下級悪魔。

 

もしドライグに協力して貰えなくなったら部長の

為に戦うことなんか出来なくなる。

 

くそっ!今回は朱乃さんのスリーサイズを諦める

しかねぇのか?!いや・・・だけどっ!

 

「あらあら。本当に私のスリーサイズを

確認したかったんですか?しょうがない子

ですねぇ♪」

 

「え、いや、その」

 

違うとも言いきれないっ!いや、そうだ!

目の前のエロを追い求めないで何が男だっ!

 

「ふふふ。今はリアスが居ないから、何時も

より長く、じっくりとお話出来ますわ」

 

「じ、じっくりとお話ですか?!」

 

このヒトが言うと本当にエロいよな!

 

「ただ・・・そうですね。その前に私のお話を

聞いてもらえますか?もしソレでイッセー君の

気持ちが変わらないなら・・・」

 

朱乃さんのお話?そりゃ聞かせて貰います

とも!どんな内容かは知りませんが、ソレで

朱乃さんのスリーサイズを直接確認出来るなら

喜んで聞かせて頂きますっ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

カクカクシカジカムカシノアケノサントムートンイトウ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

堕天使とのハーフ?それを気にしてたの?

 

「それを知ってイッセー君はどう感じます?

堕天使は嫌いよね?悪魔として眷属化した

とは言え一度は貴方とアーシアちゃんを殺し、

この町を破壊しようとした連中なんですもの」

 

まぁ好きか嫌いかと言われたら・・・

 

「確かに俺は堕天使が嫌いです」

 

アザゼルにはそれほど敵意とかは沸かないけど、

ソレはアイツが俺を敵として見てないのと、

俺自身が敵対しても勝てないと思ってるから

だろうな。

 

そう思ってると朱乃さんは悲しそうな表情を

していた。そんな顔しないで下さい。

確かに俺は堕天使は嫌いだ。だけど・・・

 

「だけど朱乃さんは好きですよ?」

 

「・・・?!」

 

なんか驚いてるけどさ、そもそも朱乃さんに

何かされたわけでもないし、アザゼルが率いる

堕天使って種族は嫌いだけど・・・朱乃さんは

堕天使の血を引いた悪魔ってだけだろ?

 

「生まれのことは俺には良くわかりませんけど、

朱乃さんはオカルト研究部の副部長で、やさしく

してくれて・・・

別に朱乃さんが堕天使の血を引いてても朱乃

さんは朱乃さんですし、嫌いにはなりませんよ。

それに朱乃さんの羽が汚いとは思いませんよ?

むしろ似合ってると言いますか・・・」

 

あぁくそっ!上手い言葉が見つからねぇ!

 

そんな俺の言葉を聞いて、朱乃さんは・・・泣いていた。

 

やべっ!女の子泣かしちゃったよ!

 

「殺し文句言われちゃいましたね・・・

そんなこと言われたら、本当の本当に

本気になっちゃうじゃない・・・」

 

最後のほうが聞こえなかったけど「殺し文句」

って、なんか悪いこと言っちゃった?!

 

そう思ったら朱乃さんが抱きついてきた!

やべぇよ!柔けぇよ!

 

「ねぇ、これから二人っきりのときは

朱乃って呼んでくれる?」

 

甘えるような声に俺の脳みそをどうにかさせて

しまいそうになる!

 

「ふふ、こんなところをリアスに見られたら

嫉妬されちゃいますわね」

 

た、確かに。お気に入りの俺が朱乃さんに抱き

つかれてるところを見たら部長も面白くは無い

よなぁ。

 

「えっと、どうしたものか。確かにこの場面を

部長に見られたら・・・」

 

とは言えこの柔らかさを跳ね除けるなんて

俺にはできねぇ!

 

「部長に見られたら・・・どうなるのかしら?」

 

・・・・・・・・・この声は

 

そこには明らかに怒った部長のお姿が。

 

「例の剣はもらったの?」

 

怒りを感じる歩みで俺にズンズンと俺に

近づいてくる部長。

 

やべぇよ!滅びの力を纏ってるよ!

 

ここで冗談を言ったら死ぬ!そう思わせる

ナニカが部長には有った。

 

「ハイ!もらいました!」

 

俺は背筋を伸ばしてビシッと敬礼して答える。

 

「ミカエルは?」

 

「帰りましたっ!」

 

当然姿勢は崩さない!

 

「ならココに用は無いわ!帰るわよ!」

 

この場から踵を返した部長に急いで続く。

っと、その前に朱乃さんに頭を下げる。

 

なんか色々すみません本当に・・・

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーカンザシ視点ーー

 

 

「ふーんミカエルが直接性犯罪者に聖剣をねぇ」

 

強奪して天使ごと実験する予定だったけど

準備が無駄になっちゃったねぇ。

 

だけど態々悪魔と取り決めがある神社を

使っての譲渡か。

コレは邪魔するヤツがいたら釣り出す気

だったのかな?

 

この場合の「邪魔するヤツ」は悪魔や堕天使

じゃなく天使か教会だと思うけど。

 

この辺の意見調整はどうなってるのやら。

 

「ですね。普通に『殺してでもうばいとる』

も出来ましたが、流石に会談前にミカエル

を殺したら会談が成立しません。そのため

ご主人様からもGOサインは出ませんでした」

 

白音ちゃんがしょぼーんとしてるけど今回は

シカタナイね。

 

せっかく狐様に紹介してもらって側室入りの

許可ももらったんだから、お仕事こなして

功績にしたかったんだよねぇ。

 

魔王からしたら交渉相手を殺したってことに

なるけど、悪魔社会としては大戦果だし。

今回の和平だって魔王が貴族院に何も言わず

にバアルとだけ話して勝手に決めたことだし。

 

今の段階ではミカエルもアザゼルもタダの

敵だから、殺しても手柄にしかならないよね。

 

まぁ白音ちゃんの功績はともかくとして。

いくら赤龍帝が絡むとは言え、普通はミカエル

が態々出てくる案件じゃ無いよね?

 

下っ端とまでは言わないけど、それなりの

天使に任せればソレで済むはず。

 

そもそも天使にとってあの性犯罪者は、人間の

頃から「見るのも汚らわしい」ってレベル

のクズだよね?

ソレが悪魔になったんだから尚更ダメなはず。

 

そう考えれば我慢出来る天使がいなかったから

ミカエルが来たと考えることも出来るけど・・・

 

それとも襲撃を警戒した?いや、それにしては

周囲に警護が居るような感じはしなかった。

 

まさか聖剣の微調整をミカエルが自分でしたの?

 

その結果、性犯罪者に剣を渡した際の最終調整

を出来るのがミカエルしかいないから、こうして

直接出てきたとしたら話は繋がるね。

 

ふむ。現在の天界にまともにシステムを弄れる

のが居ないと考えれば、それも有り得るか。

 

コレは偶然を装った概念的な管理者の加護?

それとも人材不足から来る必然?

 

ん~情報が足りないなぁ。

まぁいいや()

 

「とりあえず会談は明後日だけど、今回の

仕込みは全部終わってるからね。

白音ちゃんは私とサメ映画でも見ようか?」

 

恐らく私たちには監視が着くから、下手に

動かないでアリバイを作らなきゃ。

 

ついでに布教もね。

 

「サメ映画も良いんですけど、今回も神野サンが

殺るんですよね?コカビエルのときと然程時間が

経ってませんけど、こんなに頻繁に表に出ても

良いんですか?何かお手伝いとかした方が良いんじゃないですか?」

 

ふむ。コレは神野サンの心配と言うよりは、

私もお仕事欲しいです!って言う意思表示かな?

 

「今回の計画の鍵は女装趣味の変態だからねぇ。

アレが予定通り仕事をしたら神野サンは場を

弄るだけで良いし。後は連中が勝手に纏まって

くれるよ。下手に私たちが動けばご当主様の

計画の邪魔になるから、今回は待機だね」

 

とりあえずは三大勢力が纏まって聖書陣営って

形になってくれないと困るしねぇ。

 

「むぅ・・・」

 

ん~白音ちゃんが此処まで不満そうにするのは珍しいなぁ。

 

でもコレって功を焦ってるってことだから

良いことじゃないんだよね。

 

「白音ちゃん。仕事をしたがるのは良いけど

焦るのはダメだよ?

ソレは失敗の元。私たちはご当主様と奥様が

決めたことに従ってれば良いの。

それともお二人が信用できない?」

 

ご当主様は言わずもがな。私は現場指揮官

で技術者。奥様は軍略家であり政略家。

私は現場の意見を届けることはあっても、兵士

の我侭で作戦を狂わせるわけにはいかないの。

 

もし白音ちゃんがソレを理解出来ないなら、

奥様に殺される前に私が殺すよ?

 

「お、奥様とご主人様が決めたことに

逆らうなんてとんでもないです!

ワガママ言ってスミマセンデシタ!」

 

うんうん。ソレでいいの。ご当主様も奥様も

もちろん私も、普段から白音ちゃんや黒歌さん

を可愛がってはいるけど、超えちゃいけない

一線はしっかり見極めてね。

 

「わかったところでサメ映画の鑑賞会だよ~。

今回は豊玉姫様オススメのサメ映画だから

インパクトは小さいかもしれないけど、

話題作りにはなるからさ。しっかり細かい

ツッコミが出来るところまで見るように!」

 

ツッコミ前提なのがサメ映画の醍醐味だよね!

 

「はいっ!頑張ります!」

 

いやぁ、さっき脅しすぎたかな?映画って

無理やり頑張って見るものじゃ無いんだよ

・・・って言いたいところだけど、Z級は

忍耐が必要なのが多いからなぁ。

 

まぁ豊玉姫様がオススメするくらいだから

キワモノってことは無いと思うけど。

 

え~と題名は

 

『救え!金魚シャーク!~キャットに迫る罠~』

 

・・・補佐官様。ナニしてるんですか?

パッケージのミキさんの目が死んでますよ。

もしかしてホラー映画なんですかねぇ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーー兵藤一誠視点ーー

 

「さて、行くわよ」

 

部長の後に続き部室を後にしようとする俺たち。

 

なんでも今回の会談の場所を提供したってだけ

じゃなく、コカビエルとの戦闘や、当時の状況

を出来るだけ詳しく報告するために会談への

参加をするように言われたらしい。

 

サーゼクス様に報告を上げてはいるが、現場の

意見が欲しいってことなんだろうか?

 

ソーナ会長は居ないから、聖剣使いに関する話

ではないみたいだし。

 

『ぶ、部長!皆さぁぁん!!』

 

世にも珍しい喋るダンボール。もちろん中

にはギャスパーが入っている。

 

「ギャスパー今回の会談は大事なモノ

だから、神器を使いこなしていない

貴方は参加出来ないのよ?」

 

部長がそう言ってギャスパーを諭すが、

ここでルー・ガルーさんが意見を口にした。

 

「リアス嬢。会談の場にいる方々は僧侶の

神器が通用しない方々だし、そもそもこの

会談を邪魔しようとするモノたちがいた場合、

孤立した僧侶が狙われる事になるぞ?

サーゼクス様は無論のことアザゼルも僧侶の

神器の危険性は知っているのだ。

いざというときのことを考えて孤立を防ぐという

名目が有れば拒否されるようなことはあるまい。

会談に参加する方々に許可を取り、連れて行く

べきではないか?」

 

なんならダンボールのまま部屋の角に

置くだけでもいいって言うけどよ・・・

 

そもそも会談を邪魔する奴なんているのか?

和平に反対する連中が居るって言う話は

聞いてるけど、いくらなんでもココに乱入して

くるような奴は居ないだろ?

 

魔王様にミカエル様にアザゼルがいるんだぞ?

普通に死ぬじゃん。

 

部長も少し考えたけど、俺と同じ結論に

至ったのだろう。

 

「確かに貴方の言うことにも一理あるけど、

流石に心配しすぎよ。

きちんと結界も張ってあるし、そもそも乱入

なんかしてきたらそいつは会談の参加者に

殺されるわ。さらにそいつが所属する勢力は

三大勢力全てを敵に回すことになるもの」

 

まぁそうだよなぁ。

 

今駒王学園には誰も侵入できないように強力な

結界が張られていて、結界の外には天使や悪魔

堕天使の軍勢が待機してある。

 

もちろん誰も外には出られないような結界だ。

 

こんなところに侵入するなんて正気の沙汰

じゃねぇよ。

 

ギャスパーは部長や俺たちにとっては大事な

仲間だけど、アザゼルやミカエル様にして

みたら普通の悪魔だし、人質にもならない

から狙われるって可能性も無いだろうし。

 

「ソレと僧侶って言い方は止めて。この子

はギャスパーよ」

 

そうそう。それも有る。本当はリアス嬢も

止めて欲しいらしいけど、向こうは年上で

部長も上手く距離感が掴めてないからなぁ。

 

それに肝心のギャスパーがルー・ガルーさんを

怖がってるし。普段接点もないから中々親しく

名前を呼べないってのもわかるんだけどよ。

 

アーシアが言うには吸血鬼と人狼って仲が

悪いらしいからソレも関係してるのか?

 

「・・・善処しよう」

 

向こうも悪気があるわけじゃなく、距離感が

上手くつかめてないだけみたいだし。

 

まぁコレは追々だよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ気を取り直して行きましょうか」

 

「「「はいっ」」」

 

大物が集まる会議室で、三大勢力のこれからを

決める事になるだろう会談が始まろうとしていた!




性犯罪者ども・・・真面目にヤレ。

ルー・ガルーさん。そもそもルー・ガルーは
種族名ですよね?
でもって愛称はルガールさんらしいので
きっとフルネームはスティーブン・ル・ガール。
これはっょぃ。ってお話

ギャグエロ時空とは一歩引いた立ち位置の
常識人。当然常識フィルター完備である。


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