皆んな仲良く和気あいあい。
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
ーー兵藤一誠視点ーー
コンコンと部長が会議室の扉をノックする。
「失礼します」
そう言って部長が扉を開くとそこには・・・
この時のために用意されたであろう豪華絢爛な
テーブル。
そしてソレを囲むように見知った人たちが
座っていた。
空気は静寂に包まれており全員が真剣な表情を
していて、会談の開始前から何やら会話をして
いたようだが・・・
アーシアが不安そうに俺の服の端を掴む。
俺もその手を握ることで、アーシアを励まし
俺自身の気付けにした。
そうして気を落ち着かせて場を見てみると
このメンバーが如何に凄いメンバーの集まり
なのかがよくわかる。
悪魔側。サーゼクス様と女の人だ。若い感じ
だけどどこかで見たような?
そしてグレイフィアさんが給仕をしている。
天使側。金色の翼のミカエル様と見たこともない
女の子の天使。つーかすげー美人だ!
堕天使。アザゼルと『白い龍』ヴァーリ。
黒い翼を広げてる様子は普段のおちゃらけた
おっさんではなく、堕天使の総督としての
貫禄を十分に醸し出している。
そして白い龍は壁に寄りかかり腕を組んで
目を瞑っている。
そう言う格好もサマになるってのが、すげー羨ましいぜ!
「私の妹とその眷属だ」
中に入って入口の近くで会議室にいる面子を
確認していたらサーゼクス様が俺たちを他の
陣営のお偉いさんに紹介する。
その言葉に合わせて部長は無言で頭を下げた。
おっと。白い龍に嫉妬してる場合じゃない!
俺も頭を下げなきゃダメだよな!
「なぁサーゼクス?この中で一番立場が下で
あるお前さんの妹が、一番最後に会談の場に
来るのってのはちと常識不足じゃねぇのか?」
そう言って頭を下げたままの俺たちを
放置してサーゼクス様を睨むアザゼル。
お前が常識云々言うな!と言いたいところ
だけど・・・ちらりと部長を見たら、部長は
唇を噛んでガマンしていた。
『自分の失態でサーゼクス様の立場を悪く
してしまった』そう考えてるんだろう。
「それにコイツは自分の前任者のことも何も
知らなかった。はっきり言ってありえねぇ。
ここで俺たちが何を言ってもアイツが認めねぇ
限り戦争は続くんだぞ?そのへんお前はどう考えてんだ?」
前任者・・・戦争推進派の悪魔のことだよな?
「アジュカからは何も聞いてませんでしたが、
サーゼクス?今のは事実ですか?」
ミカエル様もアザゼルの言葉に反応したって
ことは、ミカエル様もその前任者を知ってる
ってことか?それにアジュカって魔王の
アジュカ・ベルゼブブ様か?
ミカエル様と何かあったのか?
「確かに妹は彼と連絡を取っていない。
今回の会談に関しても、本来なら本人か
代理人を呼ばねばならんところだが、
天使や堕天使と席を共にするとなれば、
この場で戦争になりかねんということで
今回の出席は見合わせたのだ」
そ、そんなに危険な悪魔なのかよ!
「おいおいおい。俺は今回の件に関して
謝罪する立場ではあるが、同時にお前らに
情報を渡す立場でもあるんだぞ?
せめてソッチも持ってる情報をくれねぇと
フェアじゃねーだろ?」
情報交換が目当てってことか?
だけどそれなら俺たちが居るだろ?
そのために俺たちが呼ばれたんじゃ無いのか?
「そうですね・・・せめてコカビエルと
戦ったYOSHITUGUでしたか?彼の話も
聞きたいのですが」
あ、ヨシツグのことを言ってるのか。
まぁ確かに実際コカビエルと戦ったのは
アイツだし・・・だけどアレって日本の
神様でコカビエルと相討ちしたんじゃ?
「・・・彼は現在リハビリ中だ。そちらの
白龍皇はノーダメージで結界の外に弾かれた
ようだが、彼はヤツに飛ばされた際相当深い
ダメージを与えられたらしくてね」
ん?この様子だと、サーゼクス様はヨシツグ
の正体を知ってる?
それに白い龍もあの場にいたのか?でもって
ヤツって何だ?ダメージ?あの光か??
「・・・リハビリね。ありえねぇ話ではねぇ
がどこまで本気なんだか」
アザゼルは完全にサーゼクス様を疑ってるよな。
だけど元々は自分たちが引き起こした事件
だろうによ!なんて態度だっ!
「まぁ、とりあえずサーゼクスの妹さんから
話を聞きましょうか。現場の視点でしか
見えないモノと言うのは有りますからね」
そう言ってミカエル様が俺たちを見て
話をするように促してきた。
部長が頭を上げてサーゼクス様を見ると、
サーゼクス様は部長を見て頷いた。
これは「話しなさい」ってことなんだろう。
・・・っていうか俺たち座れねぇのかな。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーアザゼル視点ーー
「以上が私、リアス・グレモリーとその
眷属悪魔が関与した事件の報告です」
はぁ・・・やっぱり無能は無能か。
何一つ独自の情報を持っちゃいねぇ。
全部コカビエルからの又聞きで、ソレを
真に受けてただけってか?
嘘をついている風じゃねぇし、そこまで
器用な真似ができるタイプでもない。
YOSHITUGUはヤツに関しては知らなかった
ようだが、何かしらの情報を持ってた可能性
が高いと踏んでたが・・・ソレはアジュカも
同じだろう。
さらにファルビウムの親類だろ?軍略家として
情報を隠すのは当然だから、この場に連れて
こねぇ可能性は考えていたがよ。
まさかオセの代理人すら呼んでねぇとは
思わなかった。
「ありがとうリアスちゃん☆」
セラフォルーか。コイツもサーゼクスに劣らぬ
なほど動じてねぇ。
一歩間違えれば妹が死んでたんだぞ?
それなのにこの態度はねぇだろ?
もっと俺たちに突っかかって来ても良い
はずだろう?
いや、断交されたのはグレモリーだけだから、
コイツの妹はオセに庇護されてるのか?
聖剣使いと接触した後、シロネ・オセと
何かしらの話し合いをしたのは確定だが、
当然その情報もオセによって調整されていた。
だが『作戦の都合上セラフォルーにも伝えるな』
と言って口止めしている可能性も有るんだよな。
この場に出てきたら口を割るように圧力を
かけるつもりだったが・・・読まれたか?
「・・・つまり彼女たちはヤツを見て
いないと言うことになりますね?」
ミカエルがやや失望したような声色で
確認をする。
「そうだな、妹を含めその眷属はヤツを
見ていない」
使えねえぇぇぇぇぇ。
まぁウチのヴァーリも似たようなモンってか
それよりタチが悪ぃから文句も言えねぇが。
管理者を名乗るなら、何かしらのバックアップ
くれぇできるようにしておけや。
全部オセとコカビエルが仕込んだカメラや
マイク頼りじゃねーかよ。
はぁYOSHITUGUもオセ関係と考えれば断交
しているグレモリーに接触させるわけもない
し、そりゃ情報もねーよな。
「セラフォルー。お前さんの妹はどうした?
少なくともコイツよりは情報を持ってるだろ?」
無能が無理ならコッチはどうだ?
魔法陣や何やらについても聞いてる可能性
は高いよな。なにせ日中の学校の管理者だ。
仕掛けを聞いてないってことはないだろう?
「ソーナちゃんが聞いたことはそこの
書類に有る通りだよ。
後から再度確認したけど、彼に関しては何も
知らないしヤツや魔法陣に関してもなんにも
聞いてないみたいだね」
・・・嘘じゃねぇみてぇだな。まぁ下っ端に
教えてもしょうがねぇことだし、初めから
情報を与えなきゃ漏洩もしねぇか。
「それでは次の質問ですが、現場からその
魔法陣やら何やらの痕跡を消し、私たちが
一切の情報を得られないようにしたのは、
アジュカかファルビウムの指示でしょうか?」
お、打ち合わせにはねぇ意見だが、まぁ
そうだよな。神にも通じる一撃を生み出す
技術の秘匿はミカエルとしても看過できる
モンじゃねぇ。
「・・・いや、現場を残すことよりも、
人間界に破壊跡を残すのを嫌った私の判断だ」
ダウト。
「それにしてはさっきからお前さんの妹が
妙に焦ってるな?お前さんの命令じゃなく
他の誰かの命令だろ?」
本当にサーゼクスからの命令ならココで
そんな反応はしねぇよ。
「法廷や査問会ってわけじゃってねーから
嘘がダメとは言わねぇけどよ。
せめてもう少しちゃんとした嘘つけや」
バカ正直にペラペラ情報を喋るヤツも信用
できねぇが、この場ですぐにバレる嘘を吐く
ヤツは尚更信用されねーぞ?
ーーーーーーーーーーーーーー
ーー兵藤一誠視点ーー
「それでは次の質問ですが、現場からその
魔法陣やら何やらの痕跡を消し、私たちが
一切の情報を得られないようにしたのは、
アジュカかファルビウムの指示でしょうか?」
え?そ、その言い方だと部長が誰かの命令
で証拠隠滅したような感じになってるぞ?!
あ、だけどそうか!あの場ですぐに学園を
修繕したのは部長が荒れ果てた校庭や
体育館を見て半ば混乱してやったことだけど、
アレが事件現場みたいなモノと考えれば、
俺たちは警察が来て調査する前に証拠隠滅
をしたって事になるのか!
もし部長が勝手な判断でソレをしたとなれば
当然立場が悪くなる。
だからサーゼクス様が自分の命令だって
ことにしようとしてくれたんだ!
部長もそれに気付いて焦ってるように見える。
けど俺にもソレがわかるってことは・・・
ダウト。
誰かの声が聞こえた気がしたと思い、その
方向を向いたら、その先には厳しい視線で
俺たちを見る
「それにしてはさっきからお前さんの妹が
妙に焦ってるな?お前さんの命令じゃなく
他の誰かの命令だろ?」
やっぱり気付かれてた!それに怖い!
コレが本気の・・・俺たちを『敵』と
して認識した
「いや・・・ソイツの顔色を見るに現場の
修繕は誰かの命令ではなく独断でやったな?」
ま、まずい。圧力がどんどん上がってくる!
それにミカエル様もコッチを見る目が厳しく
なった?
なんだ?あのコカビエルが用意した学園を
吹き飛ばす魔法陣にはどんな意味があったんだ?!
「つまりアジュカもあの魔法陣については
何も知らねぇってことか?!
クソッ!小娘がっ!てめぇ!自分が何をしでかしたかわかってんのか?!」
うおっ!これは本気の殺気か?!
そんなにあの現場を修繕したのがまずい
ことだってのかよ?!
「・・・アザゼル。それ以上妹に殺気を
向けるなら私が相手をするぞ?」
さ、サーゼクス様も臨戦体勢に?!
こ、コレってまさか・・・部長のせいで戦争になるってことか?!
「アザゼル。気持ちはわかりますが少し
落ち着きなさい。彼女を殺したところで
物事が解決するわけではありません」
み、ミカエル様が止めてくれてるけど、
視線は厳しいままだ。
それに今の言葉は言い換えれば「物事が
解決するなら部長を殺してもいい」って
ことだろ?
つまり天使としても現場を修繕したことに
関しては怒ってるってことか?
確かに事件現場を勝手に修繕すんのはダメ
なことかもしれねぇ!だけどよぉ!
「そ、そもそもアンタんとこのコカビエルが
勝手にココに来てあんな魔法陣作ったんだろ?!
ソレを修繕したからってなんで堕天使のアンタ
に文句を言われなきゃなんねぇんだよ!」
ここは悪魔の管理地で、学園は部長の領土だ!
ソレを修繕して何が悪いってんだっ!
「・・・サーゼクス。まさかてめぇ。
妹にも事情を説明してねぇのか?コレ
だって一応管理者なんだろ?」
コレだと?一応だと?!コイツっ部長を何だと
思ってやがる!
「コカビエルの動きに関してはアザゼル
から報告を受けてましたし、私としても
彼の判断は間違っていないと思います。
彼の命懸けの行動をこのような形で穢され
ればアザゼルが怒るのも無理はありません。
しかもその張本人がコレでは・・・」
み、ミカエル様も部長に対して失望の目を
向けている・・・
まさかアザゼルの思い込みとかじゃなく
本気で部長が悪いってのか?
こ、コカビエルのヤツが何をしてたって
言うんだよ!
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ーーアザゼル視点ーー
まさかアジュカやファルビウムが情報を
隠蔽したんじゃなく、この小娘が勝手に
やったことだとはな!
「サーゼクスッ!身内を庇うのはわかるが、
ソレは信賞必罰を旨とする組織の長がやって
良いことじゃねぇ!甘やかすのもいい加減に
しやがれ!」
これじゃアイツはタダの無駄死にじゃねーか!
いや、オセが持ってる情報さえ有れば無駄
じゃなくなるが、問題はオセがソレをヤツ
だけじゃなく俺たちに向けてきた場合だ!
アイツが命を削って放った一撃が、ソレを
元にして作られたモノが、堕天使に向けられ
たら、アイツは何のために死んだことになる?!
アイツは最後、俺に全てを託して死んだんだぞ?!
ソレを無駄にするどころかマイナスにする
ような真似されて黙っていられるかよぉ!
「ソレに関しては本当に申し訳ないと思っている」
科学者みてーなこと言ってんじゃねーぞ!
「本気でそう思ってんなら、さっさとヤツと
和解して情報でもなんでも入手しやがれ!」
ソレができねぇってんならせめて仲介しろや!
「アザゼルの気持ちもわかるんだけどね。
オセちゃんは私たちを信用してないし、
もし情報をもらえたとしても貴方たちに
アノ情報を渡すなんてことをしたら・・・
間違いなく内乱が起こって穏健派の悪魔が
滅ぶことになるわ」
「知ったことかよ!ソレを纏めんのがお前ら
魔王の仕事だろうが!」
そもそもサーゼクスが無能を甘やかして、
散々あいつの顔に泥を塗ったから信用を
失ったんだろうが!
「アザゼル、彼はそもそもサーゼクスたち
穏健派と違い戦争推進派です。
情報漏洩どころか、我々に技術提供するなど
と言った真似をすれば確かに彼女達を悪魔
の面汚しとして処刑するでしょう」
ま、普通に殺されるだろうな。
「そうなればその後に待っているのは
悪魔を率いた彼と天使や堕天使との戦争。
故に落ち着きなさい」
ちっ!確かにそれはそうだ。
もしコイツらを処刑すれば、アイツは
そのまま俺たちとの戦争に動くだろうよ。
下手に信用できねぇ連中と同盟を結ぶくれぇ
なら、いっそのこと滅ぼした方が後方を気に
しなくて済むし、その方が一丸となってヤツに
当たれると考えるだろうからな。
だからこそコイツらが殺されるような口実を
与えるわけには行かねぇってのはわかるんだ。
わかるんだがよぉ!
「オセ・・・彼が魔王様を処刑?!どういうことですか?!」
あぁん?まだ居やがったのか無能。
つーかアイツ等の庭でオセを呼び捨てかよ、
コイツは本当に何も知らねぇのな。
「もうお前さんに用はねぇ。報告ご苦労さん。
赤龍帝置いて退出してくれや。サーゼクスも
ソレで良いな?」
どーせ大した情報も持ってねぇし。下手に
何かコカビエルを馬鹿にするようなことを
口にしたら殺すかもしれねぇからよ。
それに下手にコイツと関わったらオセと
対峙することになるんだろ?
そんなのはゴメンだ。
「・・・あぁ。リアス、すまないが今回は
ここまでだ。一誠君を置いて退出したまえ」
外交の経験を積ませるって腹積もりも
有ったんだろうがよぉ。
どーせならこんな小娘じゃなく、オセと
繋がりがあるセラフォルーの妹を連れて
来いってんだ。
「で、ですがイッセーは私の眷属で・・・」
あぁん?この無能は家長の命令だけじゃなく
魔王の命令にも逆らうのか?
こいつらどんだけ甘やかしてきたんだ。
そりゃ規律に五月蝿いオセにも嫌われるさ。
・・・いやまて、眷属だと?
「おい、お前の眷属に吸血鬼が居ただろ。アイツはどうした?」
『停止世界の邪眼』は使いようによっては
かなり凶悪な効果をもたらす神器だぞ。
そもそも俺たちの和平や停戦を潰したいヤツら
にしてみたらこの会談は絶好の機会。
オセの性格上ココでヤツが動いてくるとは
思わねぇが、デミウルゴスのヤツは力が無い
分体を作るのに時間はいらねぇだろう。
今回の会談だってこれだけの軍勢が待機
してるんだ、下準備だって相当してきた。
ならばこの情報がまったく漏れねぇなんて有り得ねぇ。
つまりハーデスを始めとした、俺たちを
敵視する連中に情報を与えてこの場を乱す
なんて当たり前にやってくるだろうさ。
だからこそウチの連中が警戒してるんだが・・・
「そうだなリアス。彼はどうした?何故
この場に連れてきていない?」
サーゼクスも危険性に気付いたな?
元々危険だから隔離していた存在だもんな。
「えっと、彼はまだ神器を制御できて
いないので、ここに連れてくるのは無礼
になると思いまして・・・」
「孤立させたってのか?!」
有り得ねぇだろ!無礼って言うなら元聖女
がココに居ることも、人狼がここに居るって
ことも問題だろうが!
せめて参加者の確認くれぇ取れやっ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーー兵藤一誠視点ーー
ギャスパーを置いてきたことに対して
アザゼルが文句を言い、サーゼクス様が
深刻な顔をしている。
部長も自分の判断が間違いだったって
思ってるみたいだ。
あの時ルー・ガルーさんの言うことを
聞いていたら・・・
そう思ってたらあの感覚が襲って来る。
・・・体の機能が一瞬停止する。
そう、これはギャスパーの時間停止を
くらったときの感覚だった。
アザゼルはギャスパーのことを知ってたよね?
サーゼクスも当然知ってましたよね?
会談の邪魔をされる可能性を考えてたし、
当然考慮すべき内容でしょう?
何故原作で突っ込まれなかったのか・・・
和平?さて、これから頑張るんじゃないですかねぇ?ってお話