前半少し前後してサーゼクス視点
後半アザゼルと神野サン
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
基本的に原作アンチだから原作の設定や
キャラ好きな人は読み飛ばし推奨だっ!
前の感想にも書きましたが、8等もピンキリです。
言ってしまえば幽遊白書のSランクです。
戦闘力5万以上は全部Sランクって感じのアレです。
ですので最強を名乗るなら最低でもSランクに
ならないと話になりません。
相性云々はそこからのお話ですね
ーーサーゼクス視点ーー
まったく。ギャスパー君の神器の暴走が
収まったかと思ったら、リーアたんが
暴走してキャスリングしようとするわ、
女王の朱乃君も抑えようともせずに
一緒について行くとか言い出すわ、
それでいて元聖女のアーシア君やルー・ガルーは放置って。
それで主と言えるのか?ソレを諌めるべき
女王は一体何をしてるんだ・・・
「何やら疲れた顔をしてますが、アレは
サーゼクス様とジオティクス様が徹底的に
甘やかした結果です。いい加減にしないと
本気でオセ殿に殺されますよ?」
グレイフィアが冷たい目で私を見るが、
そもそも彼女と母上があんまり厳しく
するから、私と父上が庇う形になったんだよな。
リーアたんにしてみたら庇ってくれる
私たちに懐くのは当然だし、可愛い妹に
懐かれたら甘やかすのは当然じゃないか!
とは言え、流石に今回の失態はマズイ。
最後に入ってきたことから始まり、前任の
オセ君との連絡不足の露呈や、コカビエル
の件での無策と校庭の証拠隠滅は私とて
庇えるような内容では無い。
なにせ内部だけではなく外部にまで迷惑を
かけているし、アザゼルにしてみたら
コカビエルの命を無駄にされたようなモノだ。
その上眷属を孤立させ敵に利用されるとか。
そもそもギャスパー君がおかしいのだ!
リーアたんの眷属なら自分の神器の制御
訓練で好き嫌いを言ってどうする!
知らないとかアザゼルが信用できなかった
と言うならまだしも、血を吸うのが嫌いって。
リーアたんの眷属としての自覚が足りん!
その結果がコレだ!珍しい神器の持ち主で
死にかけてるから丁度いいと思って眷属に
するように色々動かしたが、明らかに失敗
だった!
これなら多少無理をしてでも、白音君を
眷属にしていた方が確実にリーアたんの
為になっていただろう。
しかもルー・ガルー君は我々に連絡を取って
ギャスパー君をココに連れてくるよう献策
したというではないか。
リーアたんが私たちに遠慮したのはわからん
ではないが朱乃君は何をしていたっ!!
そもそもライザー君とのゲームの時も前回の
コカビエルの時も、何故彼女は堕天使の力を
使わないんだ?
リーアたんの為に全力を出す気がないと?
どいつもこいつも舐め腐りやがって・・・
リーアたんの眷属だからって私がいつまでも
甘やかすと思うなよ?
アーシア君やイッセー君はまだまだ未熟だが、
リーアたんの為に全力で動こうとしてるから
問題ないんだ。
未熟なら成長すれば良いだけだからな。
だが、好き嫌いで手を抜くと言うのはありえんだろう?
総司の弟子だった騎士も、勝手な判断で
情報を隠してリーアたんの立場を悪くしたし。
・・・一度徹底的に追い込むべきじゃないか?
勝手にやったら流石にリーアたんが怒る
だろうから、夏休み中の強化合宿的な
感じのを提案してみるか?
そうすればリーアたんも実家に戻って
来れるし・・・母上も随分お怒りだからなぁ。
「まさか?!」
ん?さっきまで私に冷たい目を向けていた
グレイフィアが校庭を見て驚いているな?
まさか魔法使いがグレイフィアの攻撃に
も対処し始めたか?
そう思ってた時期が私にもありました。
魔法使いが何かしたのかと思って、結界の
強度を高めようとしていた私の耳に入って
きた「まさか?!」に続くグレイフィアの
言葉は・・・
「お嬢様?!」
だった。
うん?お嬢様??お嬢様って・・・
「はぁ?!」
リーアたん?!
その言葉の意味を理解し、驚愕して
グレイフィアの視線の先に目を向けると、
その先には校庭に出て魔法使いと戦闘を
開始するリーアたんとその眷属の姿が。
いやいやいや!君たちが出たらダメだろ!
グレイフィアの攻撃の余波で死ぬぞ?!
「グレイフィア!攻撃を控えろ!」
手加減でもダメだ!リーアたんが怪我をするっ!
「くっ!何故外に?!こちらに帰還するか
部室で結界を張って篭城するべきでしょうに!」
グレイフィアが苦い顔をしながら吐き捨てるが、
まったくもってその通りだ。上ではカテレアと
アザゼルが戦闘してるんだぞ?その余波だって
今の彼らじゃ厳しいだろう!
それにあの戦い方は何だ?
ギャスパー君は神器をリングで制御して
彼なりに戦っているようだからまだしも、
姫島朱乃ッ!この期に及んで手抜きかぁッ!
叫び出しそうになる衝動を抑え、上空の
戦闘の余波が届かないように結界を張る。
ギャスパー君が動きを止め、イッセー君が
力を譲渡して、リーアたんや姫島朱乃が攻撃
するスタイルを基本としているようだが、
どうしてもヤツの手抜きが目についてしまう!
白龍皇がアザゼルの援護に行ったから、
向こうは大丈夫だろう。
本来ならばカテレア以外の大物の乱入を
警戒していたセラフォルーを魔法使いの
殲滅に向かわせたいところだが・・・ココで
彼女が戦闘に加われば間違いなくリーアたんが怪我をするッ!
しかし何故校庭に出てきた?功を焦ったか?
それに何故あの行動を姫島が止めんのだッ!
お前は女王だろうがッ!現状、リーアたんが
参入出来るレベルの戦いだとでも思ってるのか?!
魔法使いしか居ないなら楽勝だとか思って
るんじゃないだろうな?!
「グレイフィアっ!」
ここはグレイフィアに出て貰って
殴り倒してでもコッチに連れてきてもらおう!
「えぇ、今はお嬢様の我侭が許される
状況ではありません。殴り倒してでも
連れて参ります!」
うむ。本来ならリーアたんにそんな真似を
して欲しくないが・・・今回は普通に命が
懸かってるからな。
下手に遠慮してもダメだし、言葉で説得しよう
にもそんな時間は無い。
隙を見せれば死ぬのが戦場なのだ。
「アレは・・・?」
ん?リーアたんに注意を持って行かれて
気付かなかったが、横でつぶやかれた
ミカエルの声を聞き上空のアザゼルと
カテレアの戦闘に目を向ける。
んん?白龍皇とカテレアが並んでアザゼルと対峙している?
それにアザゼルが短剣を構えて光を放った
と思ったら、次の瞬間、短剣が姿を変え
槍となっただけではなく、金色に輝く鎧が
彼の身を覆っていた。
・・・質量とかまるで違うんだが。
そもそもアレは神器なのか?元が短剣で有る意味は?
様々な考えが頭の中を駆け巡る中、
上空では蒼と金が交差していた。
「カテレアちゃん?!」
結果はセラフォルーの悲鳴のような声が伝えてくれる。
・・・アザゼルの勝ちだ。
クーデターを起こしたとは言え、同じ
悪魔であり、同じ時を過ごした同胞が
また一人逝ってしまった。
本来ならアザゼルではなく私がやるべき
仕事だったが、魔法使いが天使や堕天使
の光の対処をしてきている以上、私や
セラフォルーはこちらに残るべきとの
意見に甘えさせてもらったが・・・
やはり悔いが残る。
確かカテレアはクルゼレイと・・・。
クルゼレイも彼らに賛同していると言う
なら、せめて私が引導を渡すべきだろう。
どうやら最後は自爆をもくろみアザゼルと
相打ちを狙ったようだが、そんな方法で
殺せるなら彼は前回の大戦を生き抜いていない。
アザゼルが勝ったことは和平を望む魔王
として嬉しいことではあるが、どうしても
素直に喜べない。
・・・やはり私は王など出来る悪魔ではないのだ。
過去に何度も「政治家など私には無理だ」
と言っても、象徴が無ければ悪魔が滅ぶと
言われて結局断ることも降りることも出来なかった。
アジュカは私に付き合ってくれたが、
彼にも随分苦労をかけている。
・・・かと言って私が魔王を名乗れば彼らが反発する。
魔王としての強権を発動できるほど自分の
政治に対する自信が持てない私から見たら、
常に先を見据え、確固たる意見を持っている
オセ君の方がよほど魔王に向いている。
彼が戦争推進派でなければ喜んで魔王の座を
譲ったのだがなぁ・・・
カテレアの死は私が自分で思っている以上の
衝撃だったらしい。
・・・だから私はその声が聞こえるまで
その存在に気付かなかった。
『いやはや片手が無いのに元気だねぇアザゼルくぅん?』
この声・・・まさかコカビエルの時の?!
そう思って校庭を見ると、そこには
周囲の空間を歪ませるほどの怒気を纏い、
離れている我々でさえ思わず身構える
ほどの殺気を放つアザゼルと、声の主を
向いて構えを取る白龍皇。
彼らの視線の先には、ここからでも分かる
禍々しさを身に纏う黒い長身の男。
「その声・・・貴様が神野明影かァッッ!!!」
そうか、やはりアレが神野明影か。
アザゼルの魂からの叫び声が正体不明の
男の名を確信させた。
「お嬢様っ!!」
グレイフィアの悲鳴にも思える声で我に帰る!
そうだ!あそこにはリアスがっ!
アザゼルの殺気に押しつぶされたのか、
リアスを含めた全員が校庭に倒れている!
「グレイフィア!出るぞ!!」
ここでヤツを逃がす気もない!魔法使い達なら
ミカエルとガブリエルがいれば十分だ!
ガァァァァァァン!!
覚悟を決めて外に出ようとした私を結界が阻む!
『サーゼクスくぅん?残念だけど今回君には
用は無いんだよぉ。
妹サンとそのお仲間は返すから、邪魔しないで
君は君がするべきことをしたらどうかなぁ?』
耳元に低く響くヤツの声に私たちは一瞬動きを停められた。
その一瞬の間に、校庭には大きな黒い繭の
ようなモノが出来上がる。
コレはヤツの作った結界か?
そしてリアス達はその言葉通り、繭の中では
なく外にはじき出されていた。
魔法使いが居れば攻撃を受けていたかも
しれないが・・・いつの間に消えたのか、
魔法使い達は忽然と姿を消していたので、
そのようなことにはならなかったのが救い
といえば救いだろう。
つまりヤツは魔法使いの撤退を助けに来たのか?
いや、今はリアスの安全確認が先だ!
グレイフィアと共に急いでリアスたちの
元に向かい、状況を確認する。
うむ。誰も傷を負ってはいない。
アザゼルの殺気で気絶しただけだ。
一安心すると、あとはこの黒い繭を
どうするかと言うことになるのだが・・・
「サーゼクスちゃん!外がっ外でっ!!」
セラフォルーの声を聞き、今までもやの
ようなもので覆われていた結界の外に目を
向ける。
そこでは・・・
「「「連中を殺せぇぇぇぇえ!!」」」
「「「アザゼル様を救え!なんとしても助け出せぇぇぇ!!」」」
「「カテレア様の仇ぃぃぃぃぃ!!!」」
「「「オノレ悪魔どもがっ!!!」」」
天使・堕天使・そして悪魔が入り乱れる戦闘
が起こっていた。
本来なら即座に止めるべきなのだろう。
だが、ある悪魔が言った「カテレア様の仇」。
この言葉を聞いて、その意味を理解したとき、
私にはこの戦闘を止める術が思い浮かばなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーアザゼル視点ーー
『見ろよアザゼルぅ。外じゃお前のお仲間と
悪魔と天使が戦ってるぞ?サーゼクスは動きを
止めて、セラフォルーもカテレアの家臣だけを
殺すことなんか不可能だと気付いたなぁ。
ミカエルやガブリエルも事態に気付いたが
ここで天使だけが止まっても、カテレアの
配下を殺さない限り戦いは終わらないと
言うことは理解してるようだねぇ』
ヴァーリが苦悶の声を上げ、奴が嘲笑うかの
ように言葉を紡ぐ。
何やってやがるサーゼクスッ!上空で
発生した戦闘に呆然とするのはわかるが、
そんなとこでぼさっとしてる暇があったら
コッチに加勢しろっ!!
そう思いながら考えつく限りの攻撃を
神野に繰り出すが、どれも通らない!
堕天使の光はもちろんのこと、俺が作った
人工神器の攻撃全てが無効化されていく!
『その人工神器はそもそも発動に君の
力を核として使ってるからねぇ。
堕天使の光を解析してればある程度の
減退は出来るのさぁ』
そんな減退した攻撃じゃ、ただでさえ
強力なこいつには通らねぇってわけかよっ!
『ソレに君は徐々に弱っていき、僕は徐々に
強くなる。君の部下の死が!君の部下が
殺した悪魔や天使の死が!僕を強くするのさぁ!』
あぁぁぁ畜生がっ!!一刻も早くコイツを
仕留めねぇと手に負えなくなるってのに!
『あぁ、ソレとサーゼクス君やミカエル君
の救援を待ってるなら無駄だよぉ?』
俺が時間稼ぎをしていると読まれていた?!
いや最初っからわかった上で攻撃を潰して、
俺の無様な姿を見て嘲笑ってやがったのかっ!
『こっちからは普通に見えるけど、向こう
からは大きな黒い繭にしか見えないんだよ。
当然向こうから中の様子は伺えないよぉ。
更に言えばコレは結界ではなく異界。
彼らには理解もできないモノだから干渉も
出来ないし、サーゼクスの消滅の力も理が
違うから作用しないのさぁ』
理・・・コカビエルが纏ったって言うアレかっ!
『君に用があったのはソレでねぇ?正直
あの魔法陣は堕天使が単独で作ったモノ
じゃないのはわかってるんだ』
なんだと?コイツはソレを勘違いして俺を
狙ってきたんじゃねぇってのか?
『だってそうだろう?もしアレを君たちが
単独で造れるなら、他の神話勢力が黙っちゃいない』
・・・それはそうだ。神殺しの一撃を堕天使が
放てるようになれば、神話勢力のパワーバランス
が一気に崩壊するからな。
なんとしても術式を解明するか封印させようと
してくるだろうよ。
『術式を貸出した側としても君に解析される
ことを警戒して、最も重要なところは秘匿
していたはずだ。だからこそ君にあの魔法陣の
ヒントを教えたくてねぇ』
・・・はぁ?
「なんのつもりだ?自分を殺せる術式を
なんで俺に伝えようとする?!」
神殺しの一撃とは言うが、アレは元々
コイツ用の一撃だ!分体とは言え間違い
なく効果があったほどのモノを何故?!
『驚くのはわかるよ?でも僕としてもさぁ。
君たちが絶望して、逃げることも抵抗する
ことも止めてもらっちゃ困るんだよぉ』
コイツはっ!どこまで俺をイラつかせれば
気が済むんだッッ!
「・・・だから俺に希望をチラつかせて
抵抗させるってのか?!」
無抵抗の俺らを嬲ってもつまらねぇってか?
抵抗されたところで殺られるのは分体だから
大したことねぇってか?!
舐めんのも大概にしろやっ!!
『ま、弱者は強者の造った舞台で、強者の
作成した台本に従って、強者が考案した
振り付けで踊るのさぁ。
それとも魔法陣の情報が要らないとでも?』
グッ!言ってることは間違ってねぇ!
ソレに魔法陣の情報が無ければ、諦めて
嬲られるだけの家畜に成り下がっちまう!
オセに協力を仰げればなんとかなる
可能性もあるが、ソレだけはコイツに
知られるわけには行かねぇ!
「クソッタレが・・・」
ありったけの殺意と怒気を込めて見つめる
俺を眺めて、奴は満足げに頷く。
『ソレでいいんだよぉ!大体僕がこうして
現界したのだって、元々は悪魔や教会、堕天使
に殺された連中の恨みが蓄積されたからだ!』
なんだと?!
『君らがヤってた事だろう?神器狩りだっけ?
神器を持つ子供の家を襲い、目の前で両親を
嬲り殺し、本人を犯して、心身共に散々嬲った
後に殺して神器を抜くじゃないか。
そのとき堕天使たちは大体こう言ってるぜ?
『精々抵抗して見せろ、そうじゃなきゃつまらない』
ってなぁ?その際彼らにどれだけの怒りや恨みが
生まれるか知ってるか?
関係ないとは言わせない!堕天使に神器狩りを
命じたのは他でもない貴様なんだからなぁ!』
・・・
『教会が人造人間を造ってナニをしていた?
神に祈りを捧げる純真無垢な子供たちを
量産しては不良品として処分してたじゃないか?
『エリ、エリ、レマ、サバクタニ』彼らが
どれだけ熱心に、純粋にこの言葉を唱えたと
思う?それに対して天界は何をした?!
教会を罰したか?計画をすべて止めたか?!
否!担当者を外して罰しただけだ!ふざけるな!
そんなことが贖罪になるのか?
それ以外に神の名のもとにどれだけの罪を
重ねてきた?どれだけの罪を黙認してきた?!』
・・・
『悪魔によってもたらされた被害を今更
僕が言う必要はないだろう!』
・・・
『わかるか?!キサマらが生んだ痛みが!
恨みがっ!呪いが!苦しみが!キサマらを苦しめて
殺せという
全部・・・俺たちの自業自得だってのか・・・
『だからこそ僕はキサマらが絶望して諦めて
大人しく死を待つなんて認めない!
常に目の前に希望の糸を垂らし、ソレに縋り付く
様を見て!糸を巡って仲間を蹴落とす様を見て!
仲間だったモノを恨んで地獄に沈む様を見て!
散々に苦しめて、追い詰めて、狂わせた上で
一人残らず残らず滅ぼすのさぁ!!』
サーゼクスもアジュカも、自分は魔王に
向いてないって散々言ってますからねぇ。
無能の問題は本来ならグレモリー家だけの
問題で終わるハズだったのに・・・
やっぱり過ぎたる力は身を滅ぼすのでしょう。
神野サン独走中である!ってお話