とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

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目が覚めた性犯罪者は自分が寝ていた
ときの出来事を聞いて何を思うのか・・・

アザゼルの胃と毛根は大丈夫なのか?!
若手の運命を決めるゲームまで、あと20日。

頑張れアザゼル!頑張れソーナ!


オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばしっ!



58話

ーー兵藤一誠視点ーー

 

「そうか、シトリー家とのレーティングゲームか」

 

部長からの報告を聞き、顎に手を当てて

何やら考え込むアザゼル。

 

なんか目が覚めたら会合が終わってて、

会場から帰る際に怒りを爆発させた部長や

「仇を取れなくてゴメンなさい」と謝罪

してくる朱乃さんに事情を聞いたら・・・なんとまぁ。

 

俺はあの大広間で麻雀をしてたゼファードル

とか言うヤツに挑みかかって、ナニをされたか

わからないまま気絶したそうだ。

 

部長だけじゃなく朱乃さんも、ギャスパーも

ルー・ガルーさんも俺がナニをされたか全然

わからなかったらしい。

 

でもって俺が居ない会合で、そのゼファードル

とか言うのが部長やサイラオーグさん。ソレに

サーゼクス様を始めとした魔王の方々を侮辱

したらしい!

 

マジかよ?!俺なんて多分サーゼクス様の

前に立っただけで膝が震えるぞ?!

 

それなのに侮辱?!魔王を罰ゲームって?!

 

「シトリー家の嬢ちゃんがどれほどの

モノかは知らねぇんだが、ルー・ガルー。

お前はどう思った?」

 

部長や朱乃さんには聞かずルー・ガルーさんに

確認を取るアザゼルにムッとするが、生徒会

のメンバーを見てない俺には何も言えない以上

ソコは我慢するさ!

 

アザゼルに話題を振られたルー・ガルーさんは

目を瞑り、考え込んでいる。

 

まぁどう思った?なんて言われてもなぁ。

戦ったわけでもないし、細かいことなんか

わかんないよなぁ。

 

なんでそんな質問をしたんだ?

 

「・・・強いですね」

 

そんな無意味な質問をしたアザゼルに軽く

失望していたんだけど、ルー・ガルーさんは

俺が予想もしなかった答えを出してきた!

 

わかるの?!それに強いの?!

 

「ほう・・・映像も何もないのが痛いな」

 

ルー・ガルーさんの雰囲気もあるだろうけど

ぼそっと言われると真実味が増すよな!

 

アザゼルがソレで判断したかどうかは

わからないけど、どうやら簡単な敵じゃ

ないってことだな!

 

ま、いくら強くてもコッチは鳥野郎とか

コカビエルとかとの実戦を経験してるんだ。

初陣の会長達には負けられないぜ!

 

「ま、シトリー家のお嬢さんが俺の見立て

通りなら、負けることはねぇだろうよ」

 

へぇ。なんだかんだ言ってアザゼルも部長が

負けるはずないって思ってんのか!

 

「問題は第一戦。サイラオーグ・バアルと

ゼファードル・グラシャラボラスのゲームだ」

 

そう言って頭を押さえるアザゼルに俺たち

全員が???状態になる。

 

他のヒトの試合が問題ってなんだ?

 

「総督殿。問題とはなんでしょうか?」

 

そんな俺たちを代表して部長が確認を取る。

 

その部長に対して「簡単なことだ」と言って

言葉を紡ぐアザゼル。

 

「レベルが違うからな。お前らの心が折れる

可能性を考えればゲームを見た方が良いのか

見ない方が良いのかわからねぇってことだ」

 

「はぁ?!」

 

俺が考えなしにナニカ言えば部長や朱乃さんに

迷惑がかかるから黙ってたけど、アザゼルの

言葉に思わず声が出てしまう。

 

だけど仕方ないだろ?レベルが違う?なんだそれ?!

 

若手の筆頭は部長だろ?!

 

「・・・イッセーが驚くのも無理はないわね」

 

驚く俺に宥めるかのような視線を送り、そう呟く部長。

 

この様子だと部長も心当たりがあるってことか?

 

「現在の私の評価は実戦を経験したことと、

悪魔勢力に必要だからと言うことで上積み

された評価よ。そして、その評価が出る前

は彼が若手のナンバーワンと言われていたの」

 

若手ナンバーワン・・・あそこに居た

ヒトだけじゃなく、全部ひっくるめての

ナンバーワンってことか。

 

で、でもよ!

 

「た、確かに今の部長の評価は上から

与えられた評価ですけど、それだって

実際に戦場を経験したって土台が有った

からこそだし・・・」

 

レベルが違うってことは無いだろ?!

 

「悪魔にとっての若手の範囲がわからんが

少なくともアイツに勝てるのがわんさか

居るって言うなら、今頃サーゼクスたちは

若手の層の厚さに祝杯を挙げてるだろうよ」

 

部長の言葉を否定しないアザゼルにイラつき

を覚えるが、それ以上に気になることがある。

 

「アザゼル・・・先生は、そいつの実力を

知ってるように聞こえますけど、そんなに

有名なヤツなんですか?」

 

デビュー前の若手が堕天使の総督に名前を

知られてるって言うのは、相当だよな?

 

ナニカ有名なのか?例えば部長が俺を眷属

にしたみたいな感じで、凄い眷属が居るとか。

 

「知ってるも何も・・・あぁそうかお前ら

は知らんか」

 

そりゃそうだ!堕天使の要チェックリスト

なんか見たことねぇし!

 

「堕天使にまでその名が届いてるなんて、流石ね・・・」

 

なんか勝手に納得したアザゼルと、その相手を

思い出してるのか頷いている部長。

 

「そういうこった。お前たちは今後ヤツと

ずっと比較されることになるんだ。

今回も戦わねぇなら問題なかったが、

総当りとなればいずれは戦うことになる」

 

まぁそうだよな。同期でそんな奴が

居れば、ずっと比べられるだろうし、

総当りなら戦うこともあるよな?

 

だけど、どんだけヤバイのかは知らない

けど、そいつのことを知らないってのは

もっとヤバいんじゃないのか?

 

「なら尚更相手の情報はしっかりと確認

するべきではありませんか?」

 

俺と同じ気持ちなんだろう。力強い

眼差しでアザゼルを見据える部長。

 

そうだ!どんなヤツだって部長の心が

折れるなんてことが有るはずないんだ!

 

「だからこそだな。戦闘を観るのは今じゃなく

ヤツとのゲームの前か、出来るだけお前等を

鍛えた後で、少しでも勝機を得てからの方が

良いと思ってるんだよ」

 

苦い顔で部長に言い含めるアザゼル。

 

「その言い方だと、総督殿は私たちに

一切勝ち目がないと仰っているように

聞こえますけど・・・?」

 

こ、言葉は丁寧だけど、今の部長は明らかに怒ってらっしゃる!

 

いくら相手が若手ナンバーワンと言われてても

ここまで言われたら誇り高い部長に我慢なんか

できるはずないよな!

 

「実際今のお前らに勝機なんか微塵もねぇよ。

むしろ正気が飛ぶだけだ」

 

誰が上手いこと言えと言ったんだよ?!

 

部長の怒りを鎮めろよ!もう、色々

溢れ出てきてるじゃねぇか!

 

「・・・まぁ彼が強いのは知ってますし

私が未熟なのもわかってます」

 

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!部長が矛を

収めた?!ナンデ?!

 

「ふむ。ソレがわかってりゃ十分だ。

今はどうあがいても勝てん。だからこそ

戦う時は勉強するつもりで挑むといい。

・・・負けても死ぬわけじゃねーんだしな」

 

た、確かにそうだけど・・・。

 

なんて言うか、相手が強いからって言って

ヤる前から逃げる部長はなんかヤダな。

 

「・・・少なくともソーナとのゲームまで

20日あります。それまでにキチンと鍛えて

総督殿が私たちに第一戦を見せても良いと

判断するような成長をしてみせます!」

 

そう言い切った部長を見て、俺はまだ

この人を正しく理解してなかったと反省する!

 

そうだよ!部長が諦めるはずないんだ!

今がダメでも明日、明日がダメなら明後日!

そうやって成長していけば絶対に届くって

信じてるんだよな!

 

なら俺だって諦めちゃダメだ!

部長の眷属として、どんな訓練でも

乗り切ってみせるぜ!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーアザゼル視点ーー

 

 

サーゼクスからの情報と無能からの報告で

確信したが、まさかYOSHITUGUが本当に

若手扱いされてる悪魔とは思わなかった。

 

サーゼクスの冗談かと思ったんだがな。

 

でもって無能が言うには若手ナンバーワンと呼ばれてたって?

 

まぁあれだけの実力者だ。アレとマトモに

競えるヤツなんかいるはずねぇよな。

 

「言っとくが20日程度でどうにかなるような差じゃねぇぞ」

 

熱くなってるガキ共には悪いが、まずは

現実をしっかり見せねえとな。

 

「わかってます!ですが前に進むことを諦める

気はありません!」

 

言ってることはマトモなんだよなぁ。

 

コイツのやることなすことがぶっ飛んでるのは

夢と現実を正しく理解出来てないからだって

思ってるんだが・・・

 

後ろに居る眷属どもも力強く頷いてるが、

人狼だけは微妙な表情をしている。

 

ナニカあるのか?

 

「なぁルー・ガルー。言いたいことが

あるなら今のうちに言っておけ。

これからお前らは個別に鍛えることに

なるから、しばらく会えなくなるしな」

 

俺がそう言うと無能と元聖女と姫島朱乃と

赤龍帝の顔が驚きに染まる。

 

いや、お前らみてぇに毎日毎晩馬鹿やってて

強くなれるわけねぇだろうが。

 

「ど、どういうことですか?!」

 

代表して無能が問いかけてくるが、

すでにメッキが剥がれかけているぞ。

 

これが悪魔の『英雄』か・・・

 

そう思うと悲しくなるが、今は赤龍帝の成長を

促さないとヤツに一矢報いるどころじゃねぇ。

 

甘ったれたガキに現実を教えるために口を開く。

 

「これからお前らが『英雄』として生きて

いく世界は遊びじゃねぇんだぞ?

今みてぇな温い環境のままなら強くなる

どころか生き残ることもできねぇよ」

 

俺の言葉に顔を強ばらせる無能。

 

俺が護衛したってなぁ、相手も俺と戦える

ような実力者だし、護衛対象が馬鹿で

勝手に死にに行けば守れねぇ。

 

それに最低限の自衛ができなきゃ守れねぇんだよ。

 

「いいか赤龍帝。才能がねぇヤツは命懸けで

鍛えるしかねぇんだ。

朝起きて女に甘やかされて、学校行って女と

遊んで、部活で甘やかされて、夜は家で

寝るだぁ?何やってんだてめぇ?」

 

コイツの行動を見てると殺意が沸くんだよ。

 

最強の兵士だの部長を守るだの偉そうな

ことを抜かしておきながら、なんだこの有様は?

 

一日の修行時間が2時間もねぇって

温すぎるだろうがよ。

 

はっきりと自分の生活が温いと名指しされた

赤龍帝は、口をモゴモゴさせて何か反論を

しようとしているみたいだが、今はガキの

妄言に付き合ってる暇はねぇ。

 

訓練に当てる時間は1分1秒が惜しい。

 

餌だってポンポン出来るわけじゃねぇし。

相手の規模や戦力を考えれば、最低限

俺やミカエルに襲われても時間稼ぎ出来る

程度の強さが必要なんだ。

 

ソレを考えればYOSHITUGUが最良なんだが、

アレはアレで別の使い方をするようだな。

 

まぁ姿を消せるならソッチ方面で使うべきと

言うのは確かだがよ。

 

『命懸け』。仮にも戦場に出た連中がこの

言葉の意味を理解できんとは思えんが・・・

 

「はぁ・・・」

 

驚愕に固まるガキ共を見て溜息を吐く。

 

コイツら、純粋にゲームのことしか

考えてねぇよ。

 

無能が「前に進むのを諦めない!」と言っても

所詮はこの程度。

視野が狭いから進む距離も短いってわけだ。

 

「待たせて悪かったなルー・ガルー。結局お前はナニを言いたかったんだ?」

 

しばらく会えないって事に絶望して、

悲劇のヒロインごっこをしている無能眷属

共を放置して、唯一の常識人に話を振る。

 

「いえ、どうもリアス嬢と総督殿の認識に

齟齬があるような気がしまして・・・」

 

微妙な顔で話し出すが

 

「認識に齟齬だと?」

 

むしろこいつと同じのが有ったらやばいんじゃないのか?

 

冗談じゃねぇぞと思いながら人狼の言葉を待つと、

コイツは確かに俺が認識していなかった事実を

教えてくれた。

 

「えぇ、私が知る限り、若手ナンバーワンと

呼ばれていたのはサイラオーグ・バアルです」

 

あぁん?

 

「誰だそれ?」

 

そんなハンバーグみてぇなヤツなんか知らねぇぞ?

 

「だ、誰って!総督殿が言ってた、私とは格が

違う悪魔で、若手ナンバーワンと言われている

バアル家の次期当主、サイラオーグ・バアルです!

彼のことを知っていたのでは無いのですか?!」

 

赤龍帝と乳繰り合ってた無能がいきなりそう

言って俺に驚愕の表情を向ける。

 

バアル家ってことはアレか?コイツの血族か?

だから自分より上とあっさり認めたのかよ。

 

くだらねぇ。少しは自分を見ることが出来た

と思って安心した俺が馬鹿だった。

 

「知らねぇよ。なんで態々悪魔の一貴族の

次期当主なんか調べなきゃなんねーんだ」

 

初代のゼクラムの傀儡だろ?興味ねーよ。

 

「な、なら総督が言っていた格が違う

悪魔と言うのはまさかっ?!」

 

あぁ、そういう事か。そりゃ人狼も俺と

コイツの認識に齟齬があるって忠告してくるわ。

 

「当然ゼファードル・グラシャラボラスに決まってるだろうが」

 

サイラオーグとやらがどれだけ強くても

所詮実戦を知らねぇ若手。

 

どう考えてもアイツには手も足も出ねぇよ。

 

「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」

 

俺の言葉に再度驚愕する無能眷属たち。

 

つーかコイツらがアイツに喧嘩を売って

なんで無事に帰ってこれたのか不思議に

思ってたが・・・そうか、向こうが場の空気を

読んで手加減したのか。

 

そりゃ『英雄様』を殺したりタコ殴りには

出来ねぇよなぁ

 

はぁ・・・溜息が止まらねぇ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーシロネコ視点ーー

 

 

 

「はぁ・・・平和ですねぇ」

 

「だねぇ」

 

トラブルメーカーがいないだけで地上は

こんなにも快適に過ごせる場所になるんですねぇ。

 

溜息は諦めじゃなくても出るって

初めて知りましたよ。

 

クーラーがガンガンに効いた部屋で食べる

アイスは至高のメニューに加えても良い

かもしれませんね!

 

通常の管理業務はグレモリーとシトリーの

家の連中がやりますし、連中が対処できない

ようなヤツは私が殺るから、最近は簪姉様も

趣味の映画を鑑賞してまったりとしてます。

 

てっきりこの夏は私たちも冥界に戻って

お仕事かと思ったんですけど、奥様が

気を利かせてくれたんですよねぇ。

 

向こうに行けば強制的に連中に絡まれるし、

ご主人様のお仕事をお手伝いしようにも

コッチで問題がなければ、特に忙しいって

こともないみたいで、奥様も仕事が早く

終わると言ってましたからね。

 

他のヒトの仕事を奪うわけにも行かない

ですし、ご主人様とまったりする日は

キチンと有ります。

 

それにずっと一緒にいたら他のヒトの邪魔になっちゃいますからね。

 

そのへんは我慢が必要ですよね。

 

「あぁ、そうだ。なんか冥界の黒歌さん

から白音ちゃんに連絡来てなかった?」

 

そう言ってぐだーっとしていた簪姉様が

メガネをかけ直しながら聞いてきました。

 

ん~気を抜いてても綺麗さと可愛さがある

って言うのが羨ましいですよねぇ。

 

私なんかグデーっとしてたらタダの子供扱いで、

お腹に毛布かけられますよ。

 

かと言って大人の体になっても奥様や

黒歌姉さまの魅力には勝てないし。

 

特に奥様がなぁ。あのヒトは普段から

大人って感じだから、私が体だけ大人に

なっても、どうしても大人ぶったシロネコ

でしかないんですよねぇ。

 

むぅ・・・たま~にギャップ萌え的なのを

狙ってヤル分には良いかもしれませんけど、

基本的にシロネコはロリ枠です!

 

他のヒトのジャンルに干渉しちゃダメですよね!

 

・・・でもって黒歌姉さまはなぁ。

 

「黒歌姉さまの用事は、私宛って言う

よりは簪姉様宛なんですよ」

 

「ほぇ?私?」

 

そう、簪姉様なんです。

 

お休みのところにお仕事の話を持ち込む

のはアレかな~と思って遠慮してましたけど、

どーせいつかは報告しなきゃいけないことです

からね、コレも良い機会だと思いましょうか。

 

「なんでもアガレスのところのお嬢さんが

簪姉様にお願いがあるとかで、貧乳眼鏡に

手紙を預けたらしいんです」

 

態々私や簪姉様の名前を大音量で叫んで。

 

処す?処す?って言われたけど、私を

なんだと思ってるんですかね?

 

流石にコレで貧乳眼鏡を処すのは違う気がしますよ。

 

「はぁ・・・私にねぇ。どーせダンガムの

筐体でしょ?其の辺のゲーセンのを買って

帰れば良いだけだと思うんだけどねぇ」

 

ですよねー。

 

「ちなみにご主人様はああいった技術の

輸出に関してナニカ言ってるんですか?」

 

私はあくまで簪姉様の付き人みたいな感じだし、

政治的な事に関わることが少ないですからね。

 

こういう時に聞いておきましょう!

 

「ん~。基本的には私が任されてるね。

輸出も輸入も、秋葉原の研究も好きに

して良いって状況かな」

 

輸出入と秋葉原がどう関係するかはアレ

ですけど、それじゃあ結局は簪姉様の

胸三寸ですか。

 

「だけど私としても勝手な判断をした結果、

ご当主様にご迷惑をかけるようなことには

したくないからねぇ。必ず政治が絡むから、

奥様とお話して決めることにしてるよ」

 

なるほどなー。奥様を立てると言うよりは

普通に相談してるんでしょうね。

 

「それじゃ今回の件はどうなるんでしょう?」

 

まだ手紙が届いてないのにこう言うことを

話すのも変かもしれませんけど、内容が

わかってるなら今のうちに決めることは

決めたほうがいいですよね?

 

手紙が届いてからどうこうするのは時間の無駄ですもん。

 

「今は金魚草の空中栽培と拷問用のサメ草の

研究に忙しいから無理かなぁ。サバトへの参加

希望は当然却下だし。筐体を送る気もないね~」

 

ふーむ。つまりアガレスの完全敗北ですね。

 

「そもそもご当主様はあそこのアグレアスが

嫌いだし。コッチの要求を却下しておいて、

自分たちだけ要求を通そうってのはムシが

良すぎないかなぁ?」

 

いや、ゲームとアレを一緒にするのは

どうかと思いますが・・・

 

けどアレのせいで悪魔の駒は量産されますし、

和平だ何だの言うならアレの封印を最初に

するべきだって言うのもわかるんですけどね。

 

結局はこの件でご主人様の意見に対して明確な

返答をしないアガレスや魔王に対して、利益供与

をする気はないと言ったところですか。

 

「あ、だけど契約って言ってきたらどうするんです?」

 

その場合はご主人様も精査しますよね?

条件もそんなに厳しくなさそうですけど。

 

「ん~アガレスは基本的に折衝役として中立を

重んじるからねぇ。戦争推進派の私達とは

軽々しく契約を結べないんだよ」

 

そう言えばそうでした。つまりはどう転んでも

完全な没交渉。

 

交渉はその手に嵌めた武器を認識して、

ちゃんと解除してからにしなさいって話ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて問題が解決したので、これから貧乳眼鏡が

手紙を持って来たら直ぐに地獄に連れて行って

鍛錬しましょうか。

 

たとえゲームであってもアレが無様を晒したら

ご主人様が恥をかきますし、自称弟子に

対してマトモに戦うこともできなかったら

私がウィーネ様に殺されますからねっ!

 




基本的に現段階の性犯罪者には性欲以外での
自分の意見は有りません。

部長の意見が全ての兵士気取りですね。

アザゼルさんはソーナさんを高く評価
しております。当然無能よりも高いです。

家庭内序列 オセ君≧奥様≧狐殿>簪≧白っ子>クロネコ≧シロネコって感じです。

ょぅι"ょは娘枠。簪的には白っ子と自分は対等
ですが、白っ子は自分をオセ家の槍と考えてる
ので、簪を第一側室として立ててます。

奥様的には、オセ君>奥様ですが、肝心のオセ君
が奥様の意思を優先してるので、オセ家の中では
一番偉い感じになってます。ってお話。

金髪螺旋鳥頭はまだランク外です。

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