前話がかなり強引なので、前と一緒に修正
する可能性有り!
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
ーーアジュカ視点ーー
シェムハザからの説教を終えた俺達は、
我々に用意された会議室に移り、今回の
件の顛末を確認していた。
「サーゼクス・・・」
もう、何と言うか、なぁ。
「・・・すまん」
俺達の視線を受けて頭を下げるサーゼクス。
シェムハザや他の勢力の来賓には、禍の団に
パーティー会場の近くに侵入されたとだけ
報告した為、警備体制の粗やらなにやらの
説教を受けることになったが・・・事実は
そんな生易しいモノじゃない。
「ゼファーが見つけて捕える為にあえて
半殺しにした向こうの剣士を、回復した
挙句に逃走を幇助したって・・・」
ファルビウムは報告書を読んで頭を抱えている。
「敵には闘戦勝仏の末裔も居たんでしょ?
情報を抜けなくても、捕獲するだけでも
外交的な利益は計り知れないんだけど」
セラフォルーも流石に笑えないようだ。
そりゃそうだ。各勢力と和平や休戦協定を
結ぼうと言うときに、向こうの弱みが
有るのと無いのでは成果が全然違うからな。
しかも貸しを作る相手が闘戦勝仏と
なれば、どれだけの利が発生するか。
ソレをあっさり逃がすのに協力する
なんて、まさしく利敵行為。
和平する気あんのか?って聞きたくなるよな。
「そもそもリアス一行がパーティー会場を
抜け出した理由が、ゼファードルが少女を
連れて退出したからって・・・」
口を噤んでいたリアスたちを別室に待機
させ、人狼に確認を取った時にソレを
聞かされた時は思わず殴り倒そうとする
のを堪えるのが大変だったぞ!
「例えゼファーがその子とナニしようと
リアスには関係ないじゃんか~」
ファルビウムの言う通りだ。何やら
正義感に燃えていたが、やってること
はタダの覗き。
「リアスちゃんから上がってる報告書も
『自分は悪くない』って言うのを根幹に
してるから公平性の欠片も無いし」
リアスの中では『凶児』のゼファードルが
いきなり無抵抗の者を蹴り上げた。
つまり弱いモノ虐めを始めたのを止めたと
言うのが言い分だが・・・
ゼファードルからの報告だと、眷属が
放っていた使い魔が森を散歩中に何者か
に殺されたから、ソコに何かあると思って向かった。
向かった先では、聖剣を持つ剣士と
闘戦勝仏の末裔が何やらしていたので
問いただしたら戦闘になった・・・か。
リアスたちには純粋に戦闘が速すぎて
見えなかったんだろう。
その結果相手が無抵抗に見えたと言う所か。
まぁ聖剣を持つとはいえ、人間の身では
今のゼファードルの相手は不可能だろうし、
闘戦勝仏の末裔は眷属が神器で動きを封じて
いたらしいからなぁ。
「ぜ、ゼファードル君が嘘を吐いている可能性は!」
サーゼクスが一縷の可能性を込めてそう言うが、そんな可能性は無い。
無駄な願望はさっさと潰して現実に向き合って貰おう。
「無い。会場の建物の上に設置された望遠型
防犯カメラにもしっかり向こうの二人の姿が
映ってるからな。
相手の容姿や装備を見れば、ゼファードルの
言い分が正しいとわかるだろう?」
顔まではわからんが、流石に持ってる聖剣はわかる。
アレはコールブランドで間違い無いだろう。
そして猿っぽい相手が闘戦勝仏の末裔と
言われればそう見えるしな。
この辺は捕虜を取れれば良かったのだが・・・
がっくり肩を落とすサーゼクスだが、
流石にゼファードルにシツレイだろうよ。
「それで、ゼファーはリアスの行動に絶句。
その間に連中が逃げたって話だけどさぁ。
コレ、ゼファーの未熟を責めたりしないよね?」
まぁ戦闘行動を止めて敵を逃がしたのは
未熟と言えば未熟だが・・・そもそも
彼は若手としてパーティに参加してるんだ。
若手が未熟なのは当然だし、コレは絶句
して動きを止めるのも当然だろう。
実家から離れたとはいえ、ファルビウムに
とって親族の問題だ。
まさかコレでテロリストを逃がしたと
言われて、責任を取れと言われても断固
拒否するだろうよ。
「とりあえず今回は逃がしたのではなく、
事件が発生する前にテロリストを発見して
撃退したと言うことにすれば良いだろう」
そうすれば責任問題にはならん。
むしろ功績になるだろう。
まぁ侵入を許した俺達の評価は落ちるが、
ソレは事実だからどうしようもない。
今回は何かが起こる前に対処出来たことを最大限利用する必要が有る。
そうしないと責任問題が大きくなり過ぎて、
処分しなければならない者が大勢発生してしまう。
前回の会談でサーゼクスの部下が大量に
失われたことを考えれば、コレ以上の
人材の損失は控えたい。
今の段階で我々に大きな失点が生まれるのも不味いしな。
それに何より、今は俺達以外に真実を
知るものが居ないと言うのも大きい。
侵入者が現れたのも、戦闘したのも、
逃走されたのも、すべて悪魔陣営以外
は知らないし、あえて公表することで
コチラの誠意を示すことにもなるだろう。
俺の提案を受けて、サーゼクスはバッと
頭を上げ、セラフォルーとファルビウムは
ソレしか無いかと納得をする。
だがそうなると次の問題となるのが・・・
「えっと、その場合彼らを撃退したのは
ゼファーちゃんになるの?ソレとも『英雄』
リアス・グレモリーになるのかな?」
コレが問題だ。セラフォルーの問いに
考え込む俺とファルビウム。
本来ならゼファードル一択なんだ。何せ
今回連中を発見したのも戦ったのも、
彼だから、功績は当然彼のモノだろう。
だが本人は敵を逃がしたことに対して
責任を感じているらしく、功績どころか処罰を求めているようだ。
己の未熟さを認め、己を甘やかすこと
をしないストイックさには好感を抱くが、
それ故にココで功績と言って彼を評価
しても、ソレは彼にとっては誉め言葉
どころか侮辱にしかならん。
「俺としては本人が望まぬものを無理やり
押し付ける気は無いが、ゼファードルは
功績を欲しがると思うか?」
一応ファルビウムにも確認を取るが
「ん~無いだろぉねぇ~」
無気力に即答するファルビウムを見れば、
本人に聞くまでも無いと言うことだろう。
「じゃあリアスちゃんに背負って貰うのかぁ」
サイラオーグなら喉から手が出る程
欲しがるであろう実績を、あっさりと
投げ捨てるゼファードルに苦笑いを
禁じ得ない。
それとは反対に、投げ捨てられた実績を
罰ゲーム扱いで背負わされるリアスにも
多少の憐れみを感じる。
いや魔王としては多少の憐れみを感じるが、
個人としてはそのまま13段の階段を上って
欲しいと思ってるぞ。
「む、むぅ・・・」
俺の言葉に微妙な顔をするサーゼクス。
妹に罰が下るどころか実績になるのは
有り難いが、あまりにも看板が大きく
成りすぎていることに危機感を覚えたか?
今でさえ無能の英雄として嘲笑の対象と
なりつつあるが・・・本人がソレをきちんと
罰として認識してるかどうか。
名実ともに英雄に相応しい悪魔になって
見せる!とか言い出したら100年は
隔離する必要があるぞ。
功績を焦る無能の英雄なんざ、友軍に
とっては死神以外のナニモノでもないからな。
とりあえずアレは、さっさと実家に戻して
教育とゲームに専念してくれればそれで良いんだ。
もしくはさっさと結婚して、英雄のまま
引退してくれれば最高なんだがな。
「ソレで、リアスのゲームの日程はどうする~?」
ん?リアスとソーナのゲームは明後日の
予定だが、日程の変更だと?
「あぁ、このままだとリアスちゃんは
禍の団の精鋭と戦った事になるもんねぇ」
・・・なるほど。戦闘の疲れを癒す必要
も有るし、そのままの日程にすれば不公平
感が出ると言うことか。
「り、リーアたんや『英雄』の事を考えれば、
トリはマズいんじゃないかな?」
ふむ。サーゼクスの言い分もわからんではない。
このままではメッキが剥げるどころではないからな。
それだと『英雄』にした意味が無いし、
むしろ最初に戦えば疲労を原因にして
負けることもできるか。
とは言え今更日程を変えれば、明日の
ゲームに備えて準備しているディオドラと
シーグヴァイラの気勢を削ぐことになる。
しかし『英雄』の為だけに実際に戦闘した
ゼファードルの戦闘を早めるのもなぁ。
さて、どうしたものか・・・
「とりあえずゼファーに聞いてみようか?
ついでに何か褒美が欲しいかどうかも確認
しなきゃダメだし~?」
「それもそうだな」
まずは本人に確認しよう。本来なら「黙って
指示に従え」と言えば良いことだが、功績を
奪う形になるからな。
何かしらの補填をするのが健全な組織と言う
モノだろうさ。
「り、リーアたんへの確認は?!」
「「「ねーよ!」」」
寝言をほざくな。黙って指示に従わせろ。
ーーーーーーーーーーーーー
ーーアザゼル視点ーー
悪魔領で開かれてるパーティに参加せず
赤龍帝のデータを確認していたところ、
俺の代理としてパーティに参加していた
シェムハザから急に連絡が来たと思えば・・・
「パーティ会場の側に闘戦勝仏の末裔と
コールブランドを持った剣士だぁ?」
もうなんつーか。警備はどうした?とか
言いたいとこだが、コールブランドを持った
剣士が相手だと相当上位の悪魔じゃないと
瞬殺されちまうよな。
それに転移みてぇな真似をして来たって事は、
闘戦勝仏の末裔がなんか術を使ったか?
2人が出現したと言うポイントを見れば、
なるほどと納得はできる。
街の警備担当が向かうにも微妙な距離だし
会場になったホテルからも微妙に離れてる。
警備の穴を突いたと言った所だろう。
ココで何をしようとしていたのかが
気になるが・・・現在はパーティは中止、
調査して状況を確認次第来賓に報告する
ことになっているとか?
まぁナニカされる前とは言え、ここまで侵入
されたとなればな。
取り合えず、今わかってることを教えて
貰おうと確認を取るが
「リアス・グレモリーが?」
シェムハザから齎された情報に首を
傾げざるを得ない。
『えぇ、なんでも今回のパーティーが
狙われる可能性を考慮し、警備の穴と
言えるポイントに使い魔を待機させて
いたとか』
あぁなるほど。駒王学園でテロリストの
行動を読んで罠を張った天才サマなら、
その程度のことは容易いだろうなぁ。
「この件で魔王連中は『英雄』が必要だったと判断したわけだな」
完全な失態。後付けの英雄が必要な程の
ナニカが起こったってことだろう。
『そのようですね。とりあえず調査報告書
が上がるのを待ちますが・・・』
報告書ったってなぁ。
「必要ねぇ。それらしく纏めてくるだろうが
最終的には中身がねぇモノになるだろうよ」
そもそもシェムハザを始めとした来賓が
報告を受けるまでその存在に気付かな
かったんだろ?
悪魔とて報告する義務が無いのを態々
報告してきたのは・・・誠意か?
それともさっさと自分たちで創った話を
公開しないとヤバイことだった?
ま、おそらく両方か。
今更俺らが調査したところで悪魔陣営が
発表したモノ以上のモノは手に入らねぇ。
それにしても・・・多分現地に居たら
俺も教育係の一人として巻き込まれて
たんだろうなぁ。
あの赤龍帝が開発した馬鹿見てぇな
魔法もあるし。
遠くから見る分には、笑い話としては
面白れぇと思えるかも知れねぇが・・・
何でアイツらは、何度も死に掛けて
おきながら死ぬ気で鍛錬が出来ねぇんだ?
危機感が無さすぎだろう。
まぁ俺としては勝負が分かり切ってる
シトリー戦なんかより、ゼファードルが
無能とゲームをするときにどんな対策を
取って来るのかが気になるところだ。
奴は神滅具対策は当たり前だと言うが、
白龍皇の半減ならまだしも、赤龍帝の
倍化に対する対策ってのが思い浮かばねぇ。
ソレに、いまだに魔法陣と詠唱の関係が
わからねぇ。
無能一味程度に何かしらのモノを使う
とは思えねぇが、サイラオーグとか言う
奴との戦いでは何か使うかも知れねぇし。
今やってる実験の結果、普通の龍の手の
効果で出来る倍化じゃどんなに頑張っても
神を抑えるには出力が足りねぇ。
やはりアノ詠唱とコカビエルが纏った
『理』ってのを理解出来ねぇことには
話は前に進まねぇよな。
「そう言えばそっちにはオーディンの
爺さんも居たな?」
パーティ参加予定者には北欧神話の主神
であるオーディンが居たはずだ。
『えぇ、簡単な挨拶と世間話をする
程度でしたが、レーティングゲームには
それなりに興味があるようですね』
あの爺さんが若手のゲームに興味だと?
何を企んでやがる・・・
「とりあえず明日は俺もソッチに行く
事になる。会談の予定を組んでくれねぇか?」
神野明影について何処まで知ってるか
知らねえが、ヤツは北欧神話でも洒落に
ならねぇ存在のハズ。
騙して計画に利用するとか、部下や同盟者
として使うとか、そう言うことが出来る
存在じゃねぇ。
何かしらの情報が有れば、必ず俺に
探りを入れてくるはずだ。
反対に探りを入れて来なければ奴に
関する情報が無いって事だ。
その場合は『理』に関する情報だけ
貰えれば良い。
『了解しました。向こうに打診します』
シェムハザには俺の狙いは大体話してる
から、連中に断られるような交渉はしない
だろうよ。
「頼んだ」
後は戦争推進派のオセが若手のゲームに
興味を示すかどうか・・・。
もしかしたら仮想敵としてハーデスや
帝釈天を見る為に来るかも知れねぇな。
そんときゃ何が何でも情報を入手する
ようにしねぇと。
『それと、試合の日程が再度変更される
ことになりました』
どういうことだ?いや、そうか。
「連中の発表ではリアス・グレモリーは
禍の団との戦闘をしたんだもんな」
ソレを考えれば後に回すのが普通か。
それとコレはアジュカやファルビウムが
無能に言い訳を許さない環境を創った
と見れば良いのかねぇ。
『ですね。休息と英雄のお披露目を兼ねて
トリにすることになったようです』
はっ!まぁ何も知らなければそうなるわな!
サーゼクス辺りは今頃頭を抱えてる
ことだろうがよぉ、可哀想なのは
シトリー家の嬢ちゃんだろうよ。
まぁ俺としちゃ茶番が一つ減るんだから
ありがてぇ話だけどよ!
ーーーーーーーーーーーーーー
ーー奥様視点ーー
「自称弟子のヤツ!折角クロネコに命じてソコ
ソコの実績になりそうな相手を選んでやったと
言うのに、アレは無いと思いませんか?!」
旦那様の膝の上で旦那様に頭を撫でられながら
愚痴ってもねぇ。
普通に顔がにやけてますよ。まぁ気持ちはわかりますが。
しかし伯師妹が珍しく私や旦那様の前で愚痴って
きましたが・・・私としては、アレはアレで良い
と思いますよ?
あそこで闘戦勝仏の末裔とか言う雑魚や
アーサーとか言う眼鏡を殺した場合、
闘戦勝仏本人は死人に口なしと尻尾切りを
するでしょうし。眼鏡を殺したところで、
聖剣の扱いが面倒になるだけです。
わざわざ天界にくれてやるのはアレだし、
かといって我々が回収するのも違います。
殺さないなら捕らえることになりますが、
捕えてもすぐに英雄派の
その際も聖剣の扱いが残りますからね。
ならばここは無能のせいで逃がしたと
言う事実と、自称弟子は働いたと言う
実績を取るべきでしょう。
その上で聖剣が欲しいなら、他の勢力が関与
しないところで回収すれば良いのです。
「落ち着け白っ子。自称弟子やクロネコに無能に
関わるなと命じたのは俺だし、二人ともあの場の
判断としては間違ってない」
外交的な理由もありますが、闘戦勝仏は私や簪の
修行に使えますからね。
自称弟子はそこまで考えては居ないでしょうが、
結果的にはまずまずの結果ですよ。
クロネコもミーム汚染術式を試せたと言って
ますしね。
「むぅ・・・教頭先生がそう言うなら
シカタナイですね」
うむ。それで良いのです。下手に無能に関わって
私たちが行っている連中に対する対処がバレても
困るし、管理者が出てくればクロネコや自称弟子
では持ちません。
かと言って旦那様や空殿が動くのはもう少し
先だし、今は各勢力に対して旦那様は無関係を
装う必要が有りますからね。
「あ、それとディオドラ・アスタロトの
ところにクルゼレイが訪れたそうですよ!」
ほう。明日の試合に備えた蛇の受け渡しですかね。
ソレを旦那様に報告出来ると言うことは、
アレは現実を知りましたか。
「またか。オーフィスもなぁ。どれだけ蛇を
量産すれば気が済むのやら・・・」
旦那様が溜息交じりで嘆いてますが、
実際何を考えてるんでしょうね?
雑魚がドーピングしたところで意味が無いし、
強者にはあんなのでは意味がありません。
本気でグレートレッドを狙うなら、
あの・・・何でしたっけ。
サマエル?とか言うのを使うか、空殿の
如く全てを崩壊させるだけの力を使うか、
もしくは自分の出力を上げる必要が有ると
思いますがねぇ。
「とりあえずブツは海蛇が預かってます。
ドーピング剤がないから、明日のゲームは
予定通りの動きをすると思われますよ」
ディオドラとシーグヴァイラですか。
余興を盛り上げる前座程度にはなるかも
知れませんが。どちらが勝っても大勢には
影響ありませんね。
・・・そういえばシーグヴァイラが簪に書簡で
技術提供を求めたとか言ってましたが、普通に
断ったそうですね。
コレを逆恨みして、軍事的でも政治的でも何か
してくれれば我々がアグレアスを堕とせるん
ですけどねぇ。
旦那様が嫌うアレの存在はさっさと消滅させたい
のですが、ソコまでは望みすぎでしょうか。
「明日はソレで良い。そもそも両者ともゲーム
に夢を見ていないから、勝敗も気にならんよ。
内容も普通に若手のゲームになるだろうから、
初々しさを求める老人には丁度良い余興になる
だろうな」
ですよねー。そんな感じですよねー。
「自称弟子は二日目に移るようにしたそう
ですが、これは別に良いんですよね?」
伯師妹は振り返りながらそう言って、旦那様に
抱きついて上目遣いをしてます。
なんかいつにも増して積極的ですが・・・
まぁ今日は彼女の日ですからね。シカタナイ。
理解ある正妻の私は、伯師妹のついでに膝枕と
頭を撫でて貰うだけで我慢してあげましょう。
「問題ないな。アイツも面倒事はさっさと
終わらせて戻りたいだろうし、ソーナの
試合は茶番だ。下手に見て油断するのを
避けるって言うのは悪くない判断だよ」
うむ。油断慢心ダメ絶対の精神をしっかりと
体現しているようで何よりです。
「そんなもんですかねぇ。まぁ教頭先生の邪魔にならないなら良いです!」
そう言って旦那様にさらに強く抱きつく伯師妹。
ふむ、なんと言うか今日は随分と甘えますね。
「・・・師姉様、今日は私の日ですからね?」
ふむ。何を今さら。
クロネコやシロネコを加えたことで伯師妹も
奥のことで自己主張するようになったのは
良いことですが、今回は無用の心配です。
私は順番を飛ばしたりしません。
ただ伯師妹が疲れて寝たあとで、旦那様を
労って差し上げるだけです。
だから寝所に行くのを早めても良いのですよ?
いや、こうして頭を撫でて貰うのも捨てがたい
ですから、もう少しこのままでも良いですけど。
「むぅ~師姉様が幸せそうなのは嬉しいけど
なんか釈然としないです!」
ふ、これが狐殿にもない正妻の特権なのです。
・・・悔しくてもあげませんよ。
今回も確かに失態ですが、他の勢力には一切
迷惑がかかってませんから、勢力としては
ソレほど問題ではありません。
侵入者を警備が見つけて処理したと言い張れば、
侵入されたことはマイナスですが、いざと言う
ときの対応はキチンとしていると言い張れます。
そもそも警備とは抑止と防止ですから、抑止が
出来なくとも防止は出来ましたって感じだと
思ってください。
リアスを英雄にするのは魔王たちの中では
完全に罰ゲームです。
高い階段を上らせて、首に縄をかけるような
行為ですね。
サーゼクス的には首の縄さえなければ
名声だけが残るのでなんとかしたいもよう。
実際部長さんが結婚してグレモリー領に籠れば
旧魔王派は態々敵が多い地上に行く必要が無く
なるし、魔王派も餌を管理しやすくなります。
また、意味がわからない行動をとって関係者の胃
を痛めることも無くなるので、みんなにとって
最高の結果になります。
まぁ赤龍帝との結婚を認めてるかどうかは・・・
原作ではカジノに入り浸ってた総督。拙作
ではモチロンそんなことはしてません。
オセ君たちは今日もほのぼのしてるもよう。
感想で話を膨らませる卑怯モノ?
誉め言葉ですな!(久し振り)
ネタバレはやめてくだされや~ってお話