兵士コンビが挑む!
今日も一話だッ!(最近忙しい)
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばし!
ーー兵藤一誠視点ーー
部長の指示でギャスパーに譲渡を使ったあと、
俺は一人で中央の吹き抜けを目指していた。
そして少ししたら、慣れ親しんだギャスパー
の神器の波動が俺の背中に届いたんだ。
よしっ神器は間違いなく発動したぜ!
その証拠に、その辺に有る服や何やらは
まったく動いていないし、エアコンとかの
細い音も消えた!
後はギャスパーが俺の血を飲みながらこのまま
俺が向こうにつくまで制御すれば良い。
そんなに時間はかからねぇ。
なんたって真っ直ぐ向かうだけだからな!
向こうに着いたらどうしようかな?ただ普通に
寸止めすれば良いのか?それとも一応動き出す
可能性も考えて皆に洋服崩壊を使っとこうか?
生徒会の人たちも美人揃いだし、いやいや何より
コレは真剣勝負だからな!万が一を考えたら
しっかり潰すのは当然だ!だから仕方ないよな!
部長の為にも動けない会長達の動きを更に
封じておこう!
そう、あくまでも部長の為さ!
最早勝ちは決まった!後はグレイフィアさんから
終了の合図が出る前に、動けない相手に触れて
しまえば終わりだッ!
そう思ってたのに・・・
「よう兵藤。いい夜だな」
停まったハズの世界で俺に話しかけてくるヤツが居たんだ!
その声に驚き固まる俺。
そして俺の目の前に現れたのは・・・匙。
まさか俺や駐車場に避難した部長達以外に
動けるヤツが居たなんて・・・
しかも、完全に神器が作用してる建物の中だぞ!
『そんな?!どうして彼が動けるの?!』
通信を聞いている部長も驚いている。
完全に計算外ってことかよっ!
「動ける?あぁ、もしかしてギャスパーの
神器を発動してたか?」
不思議そうな顔で確認を取る匙。
コイツ、気付いてなかった?
いや、時間が停まってたら気付かないのは当然
だけどよ。どうなってんだ?!俺だって慣れる
まではずっと停まってたし、会談の時も数秒間は
止まってたんだぞ?!
それなのに何で匙も動けるんだ?!
クソッ!悪魔の駒を4つ使ったのは伊達じゃ
ないってことかよっ!
いきなりの計算違いにうろたえる俺に、更に
予想もしなかった声が聞こえてきた!
「匙先輩。周りをもう少し見てください。
何というか、空気が停まってますよ。
ホラ、あそこのお店のカーテンとか」
そう言って匙に声をかけてきたのは、黒髪の
ツインテールの少女だ。
確か一年の兵士・・・いや、そうじゃない!
「なんでその子も普通に動けるんだよっ!」
匙はともかく、彼女は普通の転生悪魔だろ?!
『有り得ないわ!ソーナは何をしたの?!』
会長の不正を疑う部長。気持ちはわかるぜ!
俺や・・・まぁ匙ならともかく、他の眷属
まで自由に動けるなんてありえねぇ!
一体どんな卑怯な手を使いやがったっ!
「なんでって言われてもなぁ・・・」
愕然とする俺を見て頭をかく匙。
「会談で天使や堕天使の軍勢を纏めて停止
させた凶悪な神器に対処するのは当然です。
現場では魔法使いが動いていたのでしょう?
なんで対抗策が無いと考えたんですか?」
そう言って心底馬鹿にするような目を
向ける一年の兵士。
会談の内容は会長のお姉さんの魔王様から
聞いたのだろう。
『ありえないわ!』
そう叫ぶ部長。
確かに対策を取るのは当然かも知れないが、
ソレが出来なかったからギャスパーは封印
されていたんだ!
長年部長や魔王様方が出来なかった事を、
簡単にできるはずがない!
やっぱり何かしたんだろ!それに・・・
「匙!何だその鎧はっ!学生服はどうした?!
それでも駒王学園の生徒会のメンバーかよ!」
俺たちのユニフォームと言ってもいい学生服
を着ることもなく、鎧とローブで身を固める
なんて、何考えてやがる!
そう激昂する俺だったが・・・
「いや、お前も禁手したら鎧じゃん」
う・・・い、痛いところを突いてきやがるぜ!
「そもそも実戦で防御力皆無の装備で
戦う方がどうかしてます。
兵藤先輩は防御力が上がるから良いかも
しれませんが、他の人は違うんです。
自分だけ鎧着ておきながら匙先輩に文句
言わないでください」
ぐっ。そ、そう言われると俺は何も言い返せねぇ。だけど部長は違う!
『特殊な装備で身を固めたと言うの?!
グレイフィア!コレは反則でしょう?!』
部長はそう言って俺たちの様子を見ている
はずの審判役のグレイフィアさんに声をかける!
そうだ!そんなの許されるはず無いだろ!
グレイフィアさんから、会長サイドに反則とか、
装備の解除を言い渡すとかそう言うことになると
思ってたのに、部長の声に対する返答は
『・・・特に問題はありません』
と言うモノだった。
問題ねーわけねーだろっ!!グレイフィア
さんやサーゼクス様は部長の敵なのか?!
「あのなぁ。神滅具や、その中に竜殺しの
聖剣まで持ってる兵藤とか、反則級の神器
を持つ吸血鬼が良くて、なんで普通の防具が
ダメだって思うんだ?」
『・・・?!』
何度目になるかわからないけど、通信機
越しでも部長が絶句する気配が伝わってくる。
い、いや、そう言われればそうだけど!
「俺たちは魂とくっついてるからしょうがねぇだろ!」
一番大きなのはそこだ!俺たちは取り外し
不可で、向こうは普通に装備を選べるじゃねーか!
「それなら同じように強化した防具を用意すれば
良かったのでは?ライザー様に負けた時も、
コカビエルと向き合った時も、ちゃんとした
防具を装備してればダメージも少なかったかも
しれません。そういうのを考えてソーナ会長は
私たちの為に防具を用意してくれました。
つまり、現在そちらが学生服で防御力皆無な
ぬののふくを装備してるのはリアス様の手抜きですね」
て、手抜きだって?!
『なんですって?!』
あんなに眷属を愛する部長が、眷属の安全に
まったく配慮してないような言い方をされて
絶句している。
いくら相手が女の子とは言え、部長のことを
何にも知らないヤツにココまで言われて黙って
いられるかっ!
話してる最中もチャージしていた俺は
思わず女の子に殴りかかった!
俺のいきなりの行動に驚いたのか、
匙は身動きが取れないみたいだ!
溜め込んだ力が直撃すれば上級悪魔でも
耐えられないってアザゼル・・先生も
言ってたからな!
女の子を殴りたくはないが、俺の目の前で
部長を馬鹿にした自分を呪えっ!
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
俺の
勝利を掴めと轟き叫ぶぅぅぅ!
先に一人落とすぜっ!
そう思って、硬直している少女への
ボディーブローが当たると思った瞬間・・・
「遅い」
俺の速攻にびっくりしていたはずの女の子は、
殴りかかった俺の左腕を掴み、籠手を触らない
ようにして攻撃を流す。
「そして甘い」
攻撃が流されたことに驚く俺に対して女の子は
そのまま腕を掴み、空いた片手で俺の襟を
取り、俺の踏み込みの力を利用して投げ技を
使ってくる!
動けねぇ!それに少女の肘が俺の左腕の裏肘に
絡まって抜けれない。
そしてそのまま関節を極めたまま俺は
地面目掛けて投げられたっ!
このままじゃ顔面から地面にぶつかっちまう!
そう思って右手を顔の前に持ってきたんだ。
間一髪、顔面から叩きつけられるのは防いだ
んだけど・・・
ボキッ!
ホッとして全身から力を抜いた瞬間に、左腕から
鈍くて嫌な音が聞こえたっ!
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
音の発生源が自分の左腕だと認識したと同時に、
熱と痛みが襲って来た!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!
『イッセー?!』
今まで経験したことがない痛みを感じて
思わず左腕を折った少女を全力で振り払おう
とするが・・・その時既に少女は俺の傍から
離れて、匙のところに戻っていた。
そうか!狙いは初めから左手だったのかっ!
悪魔になって肉体的に強くなってなかったら
泣き叫んでいたであろう痛みの中で、俺は
遅ればせながら少女の狙いを悟る。
「蔓落とし。ま、同じ転生悪魔で肉体強度
にも差が無いなら関節技は効くってことだな」
痛みに耐える俺を見て、冷静に告げてくる匙。
「所詮素人ですね。殴る蹴るだけが戦い
ではありません。アーシアさんがいれば
骨を嵌めて治療できるんでしょうが、
残念ながら今の兵藤先輩は一人です。
しかもチャージした分を使ったから、
直ぐに禁手化することも不可能ですね」
匙と一緒に冷たい目で俺を見てくる少女に
怒りよりも怖さが浮かぶ。
「ねぇどんな感じですか?駒1つの兵士の
女の子に負けるってどんな感じですか?」
そう言いながら俺に近づいてくる少女。
その目は動物を観察してるような目で、
どこか怒ってるような、そんな目をしていた。
「貴方にセクハラされた友達は沢山居ます。
覗きやら何やらで怖くて更衣室で着替える
ことが出来なくなったり、学校に来るのも
怖いと思うようになった子も居ます。
今のはその子達の怒りですっ!
・・・私たちはね?貴方がその制服を着て
るのが許せないんですよっ!」
そう言いながら上段回し蹴りを放ってくる!
左手の痛みで回避は出来ない!だから
右手でガードしようとしたんだけど、
少女は蹴りが右手に当たる前に足を
ピタリと止め、背中から翼を出して俺に
突進してきた!
ガードで上げてた俺の右腕を掴んで、
一瞬でアームロック?の体勢に持っていく。
こんなの!っと振り払おうとするも、
力が入らないポイントを押さえられてる?!
右腕が狙いかと思って振りほどこうとする
が、俺の目の前には少女の肘が迫っていた!
アームロックしながら顔面に肘かよっ!
もしもこの肘で倒れたら、倒れる勢いを
利用して右腕も壊されるのだろう。
えげつない攻撃に冷や汗が出る。
だが、少女は勢いが有っても軽い!
肘を耐えて、距離を取りフェニックスの涙を
使って回復したら洋服崩壊を喰らわせてやる!
とりあえず最初の肘を耐える為に、自分から頭を
肘にぶつけにいくと同時に、踏ん張りを聞かせ
ようと足に力を込めるが・・・
ガクンと音がしたかと錯覚したくらい、急に
膝から力が抜けた。
何だ?!と思えば、匙の人差し指から黒い
ナニかが・・・
「匙ぃぃ?!ぐふっ!」
戦いに横やりを入れてきた匙に文句を言おうと
したところに、少女の肘が入る!
「狼牙っ!コレは貴方達が普段から学園内外で
セクハラを行ったせいで、その都度被害者らに
頭を下げに行って胃を痛めた教職員達の恨み。
更に内部評価を落とすことになってボーナスや
給料を減らされ、外部からも白い目で見られる
ことになり、胃と心を痛めた教職員達の恨みっ!」
小柄な少女だが、鎧を着こんだ上に全体重を
乗せた高速の肘だ。
その威力は堕天使幹部との練習の中で喰らった
どの一撃よりも重かった。
ぐしゃりと、鼻の下に叩きつけられた肘。
鼻が潰れ、前歯も何本か折れたかも知れない。
そんな一撃が顔面に当り、体ごとぶつかってきた
うえに、更に振り抜くような勢いもプラスして
俺の体を地面に叩きつけようとする。
足腰から力が抜けたことで、顔面に肘が
入ったままアームロックの体勢のまま倒れる俺。
頭を押さえようにも左手は使えず、右手は
ロックされている。
ゴンッ!と言う鈍い音がフロア全体に響き渡る。
そして後頭部から来る痛みに呻く暇もなく・・・
グキッ!ボキッ!
右肩と右肘から、さっきの左腕から聞こえた
ヤツよりもヤバイ音と痛みがッ!
「う、ぐわぁぁぁぁっ!?」
あぁぁぁぁぁ?!痛い痛い痛いっ?!右肩と
右肘が完全に壊されたッ!
『イッセー!?今すぐ行くわっ!だから今は
そこから逃げてっ!』
痛みで前も見えない俺に聞こえるのは
通信機の向こうで慌てる部長の声。
『えぇ、私もすぐ行きますわ!だから
「・・・待て」邪魔しないで下さいっ!』
朱乃さんの声に紛れて聞こえてきたのは
ルー・ガルさんの声。
お、俺の援護をしない気かよっ?!
ルー・ガルーさんに見捨てられた?!って
思ったけど実際は違ったんだ。
そう、アッチだって安全って言う訳じゃなかったんだっ!
『・・・囲まれている』
通信機の向こうから冷たい声が聞こえる。
『『そんなっ?!』』
部長と朱乃サンの声が重なった。
だけどそうだ。兵士の駒一つで眷族になった
少女が動けるなら、他の眷属だって動けると
考えるのが当たり前じゃないかっ!
「ま、そんなわけだ。お前に援軍はねぇ」
したり顔でそう告げる匙に怒りが沸く!
「匙、てめぇ!さっき俺に何かしただろ!」
少女の肘を受ける前にテメェが何か
したのは知ってるんだよ!
歯を食いしばりながら、卑怯な手を使って
来た匙を糾弾する!
一対一の邪魔なんかして恥ずかしくねぇのかよ!
そんな俺の言葉に対して二人はキョトンと
した顔をした後で
「そりゃそうだ。戦場で敵が二人いたら、
二人に狙われるのが当たり前だろ?
むしろいつからタイマンだと錯覚していた?」
「馬鹿ですか?馬鹿ですね?」
悪びれもせずにそう言って来たんだ!
ありえねぇ!と思うが、今はそんなコトを
言ってる場合じゃねぇ!
すぐに回復しないと!
「あぁ、ちなみにフェニックスの涙を
使っても、骨折は治らんぞ」
な、なんだって?!どういうことだよ!
「さっき言ったでしょう?外れたり
折れてズれた骨は正しく嵌めてから
でないと治せません。もしその状態で
使えば、その状態が正常な状態と判断
されて腕が歪な形で固定されます」
な、なんかそれらしいこと言ってるけど、
敵の言うことを信用するわけが無いだろ!
それに何より後頭部や折られた両腕が
痛い!そう思って何とかして折れた
左腕を動かして、フェニックスの涙の
入った瓶を割ろうとしたんだけど・・・
『イッセーさん!そちらの方々が言う
通りです!絶対にフェニックスの涙は
使わないで下さい!』
通信機の向こうから今まで黙っていた
アーシアが声を上げた!
かなり焦ってるみたいだから、嘘じゃ
無いんだろう。だけど・・・
『アーシア!』
部長がアーシアを諫める。
そうだ。コレで俺がフェニックスの涙を
持ってるってことが向こうにバレた!
・・・だけど今思えば、なんか最初から
分かってた感じだったよな?何でだ?
「いや、今更ソレを隠されてもなぁ」
匙は、もうどうしようもないモノを見る
かのような目で俺を見る。
やっぱりわかってたみたいだけど、どういう事だ?
「そんな不思議そうな顔をされても・・・
そもそもリアス様が、アレだけ執着している
兵藤先輩を単騎で動かすのに回復手段を何も
持たせないハズが無いじゃないですか。
アーシアさんが居るならまだしも、今は
完全に一人ですからね。
そりゃ兵藤先輩がフェニックスの涙を
持ってるって判断しますよ」
あきれ顔の二人。だけど、ソレってつまり
部長の性格を読んだってことかよ!
じゃあこの作戦も?!
「さて、時間をかけても何も無いみたいだし。終わらせるぞ」
「了解です」
驚愕で動きが固まった俺に、二人が
向かって・・・来ない?
少女はその場で呼吸を始め、匙は黒い紐?
のようなモノを数本出している。
何をする気だ?と思いながら警戒していると
「う、うぉぉぉぉぉぉぉ?!」
急に右足が何かに引っ張られるような
感覚に襲われて、更に物凄い力で空中に
投げ出される!
コレは!?
足に黒い紐のようなモノが有るんだ!
ソレが匙に繋がっていて、ロープの
ように引っ張られてるんだ!
おそらくさっきのもコレで何かして
俺の足に細工したに違いない!
「コレが俺の神器『
この神器を使った技『
ガムとゴムの両方の特性を備えたコレは
普通に縄として使うこともできるし、
引っ張ることも伸ばすことも可能だ。
さらにこんな事も出来るぜっ!」
匙は空中に釣り上げられた俺の頭や
背中にも紐をつけて行く!
「そいやっ!」
と言う掛け声とともに俺の体が高速で回転した!
視界が紅く染まり、目から耳から鼻から
口から、大量の血が出るのを感じたと
思ったら何処からか少女の叫び声と共に
「グシャッ!」と言う音が聞こえ・・・
・・・・・・・・・
『リアス・グレモリー様の兵士・リタイア』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーアザゼル視点ーー
「コレが!お前らが変態行動を繰り返す
コトで駒王学園の品位が疑われ!
肩身の狭い思いをさせられた挙句!
ずーっと心痛と頭痛で悩まされた
私たち生徒会の恨みだぁ!!!!」
少女の魂の叫びが籠った蹴りが、空中で
乱回転してレッドアウトと言う症状を起こし
かけていた赤龍帝の頭を完璧に捉えた。
グシャッと言う音がココまで聞こえた
のは気のせいでは無いだろう。
てか赤龍帝死んだんじゃね?
「良い蹴りだ」と言う声が聞こえた気が
するが、気持ちはわかる。
「良くやった!」と言う声もチラホラ
上がっているが、コレもまぁわかる。
エロ本から始まり、ラブコメにアホみたい
な作戦。さらには反則だのなんだのと散々
見苦しいコトしてやがったからなぁ。
コレ以上悪魔の顔を潰す前にさっさと殺れ!
と言うのは悪魔の共通認識だったはずだ。
あそこで茫然としているサーゼクス以外はな。
『リアス・グレモリー様の兵士。リタイア』
グレイフィアの冷たい声が会場に響く。
恐らく今、医務室では大至急両腕の骨を
嵌めてからフェニックスの涙を使用して
るんだろうが・・・
問題はソコじゃねぇ。
「おいおいおいおい!赤龍帝が負けたZO?!
まだ何もしてねぇのに!兵士同士の戦いDE!
余裕面でエロ本立ち読みしてたのNI?!」
あまりにもあんまりな結果に帝釈天が
大爆笑している。
「ま、戦いを勘違いしたガキの末路と
しては妥当じゃな」
一番見たかったチャージからのギフトを
見たからか、オーディンの爺さんは結果に
満足しているようだ。
コイツ等にしたら、戦場で舐めた真似してる
ガキなんか粛清対象だろうからなぁ。
「HAHAHA!いやぁ笑ったZE!
しかしアザゼルYO!あの小僧が使った
のはヴリトラの神器だNA?
特殊な力が有るだろうし、単体でも強力な
神器DA!だがその強力な能力に頼らねぇ
であんな使い方をするなんて見所があRU!
中々いいセンスしてやがるZE!」
そう言って、帝釈天が手放しで褒めそやす。
確かに匙と呼ばれた兵士が使ったのは
間違いなく
力を吸い取るだけじゃ無く、当たり前の
ように特殊な縄として使うとは・・・
「神器に頼らず、〆は自分で。うむ。
しっかりと武器を使いこなしておる。
更に仲間のサポートもしっかりと出来る
となれば、アレは良い勇者になるぞい」
オーディンの爺さんも向こうのガキを
高く評価しているが、俺としても同意見だぜ。
「しかし噂の英雄サマは何してるんDA?」
ようやく笑いが収まった帝釈天は、円陣を
組んだまま俯いて一切動かないリアス嬢の
行動を訝しむ。
そうなんだよな。赤龍帝が堕ちたことで
動揺してるんだろうが、問題はその前だ。
あの赤龍帝中毒共が何故動かなかった?
ギャスパーの神器に停められるとか
そう言ったことは考えてなかったよな?
「先ほどあそこの人狼は「囲まれてる」
と言ったが、
じゃが連中は囲まれとることを確信
しておる。コレは幻術かの?」
オーディンも不思議そうに見ているが、
実際俺にも何も見えねぇ。
完全にシトリー家のペースだが・・・
コレ、大丈夫なのか?
まさかこのまま終わらんよな?
そんな不安と、コレから何をするかと
言う期待が入り混じる視線の先では、
『よくもイッセーをぉぉぉぉぉぉぉ!』
と言いながら滅びの魔力を乱射する
リアス・グレモリーと。
『イッセー君に見て貰いたかったのにぃ!』
と言って頭を振り、半狂乱になって雷光を
周囲にばら撒く主従の姿が・・・
いや、コレ、大丈夫なんだよな?
赤龍帝、墜ちる。
狼牙の肘が当たった場所は鼻の下である。
つまり完全武装した小柄な少女が高速で
突っ込んできて人中に肘をかましました。
そのまま地面に叩きつける荒業である。
(原作では人中ではありません)
コレで生きてるとは流石悪魔!
でもって空中で乱回転中に完全武装の
少女による頭部を狙った蹴りである。
コレで生きてるとは流石悪魔!
即死しないように手加減はしてますよ?
匙君がインパクトの瞬間ちょっとだけ
引っ張る感じですが。ってお話。
彼女は原作主人公ですらヒヤッとする
ほどの体術の切れがあるらしい(wiki)
いや、原作主人公の体術って・・・
いきなり逆転に必要な戦力を無くした英雄!
ソーナは負けることが出来るのかッ?!
ココからは作者の愚痴になります。
勘違いしてる方が居るようなので
一話のあとがきにも追記しましたが、
作者の作品は原作設定遵守の考察モノ
ではありません。
オリ設定・オリ展開のアンチ・ヘイトモノです。
原作と設定が違うとか、原作はこうだ
と言われても、作者は最初からすべての
話の前書きで言ってます。
『オリ設定・オリ展開
嫌いな人は読み飛ばし!』と。
したり顔でツッコミ入れる前に
ちゃんと前書き読みましょうね。