とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

87 / 103
苦戦した・・・

何故タイミングよくクルゼレイのところにサーゼクスが出てくるのか。

そして何故ディオドラの方へ援軍が一人も居ないのか。

まさかディオドラに向こうからの援軍が
一人も来なくて、さらにアザゼルが
リアスに頼まれたから誰も送りませんでした!
なんてアホな理由は無いだろうし・・・

それならそもそもオーディンを一人で
働かせることに疑問を抱くでしょう?

ソレに原作主人公が覇龍になった時にも誰も来ないし。

何故だ?戦争目的が正義だからか?

この矛盾を作者なりに説明することがスゴク難しかった。


オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばしッ!


86話

ーーアジュカ視点ーー

 

ゼファードルが装置の基幹部分を破壊した

ことで禍の団の策は根底から覆された。

 

こちら側に攻め込んできた連中も片付けたし、

本来ならディオドラ達を後退させて、俺が

シャルバを討ち取れば良いのだが・・・

 

「あ~やっぱり無理だ。入れないや」

 

ファルビウムがそう言って両手を挙げた。

 

俺やセラフォルーがサーゼクスが組織した援軍と

共に向こうへ突入しようとしたが、向こうは侵入

が出来ないようになっている。

 

更に、ディオドラが仕掛けた通信機から神殿

内部の映像や音声は届くが、サーゼクスやアザゼル

とは一切連絡が取れん。

 

オーフィスが居たのと、クルゼレイとの会話や

戦闘は見れたが、ヤツに止めを刺す瞬間に映像も

音声も途絶えてしまった。

 

最悪の場合は向こうでアザゼルとサーゼクスが

オーフィスに殺されている可能性も有る。

 

正直焦燥感は有るが、オーフィス相手では俺達が

向かったところで無駄死にだ。

 

元々はオーディンが狙われていたらしいが、

オセからの連絡でオーフィスに狙われていた

オーディンを結界の外に避難させたと聞いて

無ければ、また胃を痛めていただろう。

 

何かあったら外交問題だもんなぁ。

 

なんでサーゼクスは普通にオーディンに戦争への

参加を依頼してるんだよ。

 

ソレくらいならオセを使えと言われるのも無理はない。

 

空間干渉まで出来る配下を抱えているオセの準備

の良さが気になるが、そもそも亜空間に罠を

仕掛ける以上はこのくらい想定するのが当たり前

とまで言われたし。

 

オーディンも普通に納得して自身の軽率な

行動への謝罪をしてきたし、オーフィスの

攻撃からの救助への感謝の意を伝えられたら、

俺達だって納得するしかないよなぁ。

 

ファルビウムも「そりゃそうだよねぇ」って言って凹んでたし。

 

溜め息を吐きたくなるが、今は向こうへと

侵入する方法を構築するのが先だ。

 

何せ結界に使われている術式が先程までとは

まるで違うモノになってしまっている。

 

別室にいるオーディンや、拠点に戻ったオセも

解析に当たっているが、現状は何もわからんらしい。

 

俺は技術者であって魔術師ではないから術の

解析は難しいしな。

 

解析が出来ないなら出来ないなりに動くべき

だが・・・まずはリアスたちの帰還を優先して

行い、それからディオドラやゼファードルの

帰還をさせるか。

 

向こうから戻れない場合は避難させる必要が

有るが、ディオドラとリアスを同じ場所に

避難させて大丈夫なものだろうか?

 

ゼファードルが間に立てばなんとかなりそう

では有るが、本人が嫌がるだろうし、そもそも

リアスが暴走して二人に襲いかかった場合は

正当防衛として殺されるよな。

 

ディオドラは胃薬と頭痛薬を用意してるから

その辺は大丈夫そうだが・・・

 

『陛下方、向こうの結界の解析結果が出ました』

 

向こうにいるディオドラの胃を心配していた

ところ、オセからの通信が入る。

 

相変わらず仕事が早い。

 

オーディンですら解析出来ていないと言うのに。

いや、オーディンは自分の仕事を終えたから、

態々俺達に伝えないだけかも知れんがな。

 

「助かるよ~。それで、どんな感じ?」

 

自嘲している俺に構わず、ファルビウムが

オセに確認を取る。

 

実際問題、サーゼクスにアザゼル、ディオドラや

ゼファードルはココで失うわけにはいかん。

 

もはやシャルバなぞどうでも良いんだ。

 

向こうのフィールドごとオーフィスに殺される

前に何とかして皆を回収したいが、ソレが可能か

どうかすらわからんからな。

 

『現在では介入できません』

 

はぁ?

 

それでは「解析が終わった」という言葉と矛盾するのではないか?

 

俺達が動きを止める中、セラフォルーが再起動し通信機の向こう側に居るオセに確認を取る。

 

「えっと、解析は終わったんでしょ?それでも

オセちゃんが抱える術者が無理だって言うなら、

また北欧に借りを作ることになるけど、再度

オーディン様に依頼を出した方が良いってことかな?」

 

外交担当のセラフォルーとしては頭が痛いだろうが、ソレでも現状打破を優先するなら貸し借りを言っている場合ではない。

 

解析結果を回して貰う必要が有るだろうな。

 

そう思っていた俺に、現状はそんなに生易しい

モノではないと言う事実が突きつけられる。

 

『オーディン様でも難しいかと思われます。

何せ今の向こうの空間は、以前駒王学園にて

アザゼル総督が隔離された結界と同種のモノに

よって外界から隔離された世界となっています』

 

「え?それって・・・」

 

オセの報告にセラフォルーが固まる。

 

だがソレも無理はない。

 

今のフィールドが駒王学園にて展開していた黒い

繭と同種のモノに覆われていると言うことは、

向こうにはソレを展開した術者が居ると言うこと。

 

つまり・・・

 

『はい、向こうにはデミウルゴス。いえ神野明影

が居る可能性が極めて高いと言うことです。

ヤツをなんとかしない限り、こちらからの干渉は

難しいでしょうし、オーディン様も関わろうとは

しないでしょうね』

 

「「「・・・」」」

 

オセから報告された最悪の内容に頭を抱える。

 

アレは確実に神クラス。しかも最凶と言っても

良い存在だ。アレが造る結界を破壊するなら、

ソレこそシヴァレベルの破壊に特化した存在や

オーフィスの様な規格外の力による破壊を行う

しかないだろう。

 

オーディンの知識も可能性の一つにはなる。

 

だが、オセの言う通り現状では北欧神話の主神

として率先して神野明影に関わろうとは思わんだろう。

 

しかし、オーフィスが中に居るにも関わらず

結界が維持されていると言うことを考えれば、

中からでは破壊できない可能性が高いな。

 

かと言って外から破壊するにしても、中の

様子がわからなければ結界と共にサーゼクスや

アザゼルまで殺してしまう。

 

もはや向こうは完全に手詰まりだ。

 

こうなってしまえば、俺達に出来るのは

ディオドラやゼファードルが巻き込まれて

殺される前に回収することくらい。

 

「あ~ソッチはしょうがない。切り替えよう。

それで神殿内部についてだけど、映像や音声が

来るってことはソッチは異界になってないと言うことかなぁ?」

 

ファルビウムはサーゼクス方面を早々に諦め

神殿方面に関する確認を取る。

 

冷酷に見えるかも知れんが、無理なモノは無理と

割り切ることも上に立つモノには重要な資質だ。

 

この切り替えの早さがファルビウムを優れた軍略家たらしめているのだ。

 

それに言ってることもわかる。

 

侵入が阻まれてる以上、何かしらの干渉はされて

いるだろうが、映像や音声が来るなら異界と

言うほどのモノではないだろう。

 

『そのようですね。ヤツが何を企んで居るかは

知りませんが、神殿内部は従来のレーティング

ゲームのフィールドと似たような形になって

いるようです』

 

ファルビウムの問いに対するオセの返答は、条件付きの肯定。

 

「似たような形」と言う表現と「何か企んでいる」

と言うのが引っ掛かるな。

 

いや侵入が難しくなってるのはわかるんだが・・・

 

『向こうへ侵入することはできます。脱出する

ことも出来るでしょう。

ですがその時点で、結界内に侵入した際の

ログのようなモノを取られるようです』

 

「ログ・・・なるほどな」

 

当然と言えば当然だが、厄介な真似をしてくれる。

 

「えっと、ソレが取られるとどうなるの?」

 

内心で歯噛みしていると、セラフォルーが

不思議そうな顔をして聞いてきた。

 

ソレに対するオセの言葉は単純にして明快。

 

『解析されます』

 

これだけだった。技術者である俺にはわかるが

セラフォルーにはピンと来てないようだから

解説しておこう。

 

「駒王学園で、アザゼルやミカエルの光の槍が

無効化されていただろう?我々個人の魔力の

波長やら何やらを解析して、アレと似たような

真似をされると言うことだ」

 

俺の言葉に目を見開くが恐らくソレだけでは

済まんだろう。

 

俺の内心をオセが補足する。

 

『ほかに考えられるケースとしては、あの場に

居た魔法使い達のようにナニカを仕掛けられて

問答無用で喰われますね』

 

そう。コレもアザゼルからの情報だが、本来なら

ヤツの復活まで数ヵ月は稼げた筈だったのだ。

 

その時間がココまで短縮されたのは、あの会談の

場において、魔法使いを始めとした連中や天使に

堕天使、さらに悪魔も喰らったからだと言う話だった。

 

つまり、今ヤツが手を加えている結界の中に転移で

入ると言うことは、ヤツに解析された挙げ句に

体内にナニかを仕込まれる可能性もあることを意味する。

 

「だが、それなら何を企んでるかはわから

ないと言うことは無いだろう?

我々の解析や罠が目的では無いのか?」

 

思ったことをそのまま口に出すが、ソレに

関する答えはオセからでは無く、側に居た

ファルビウムから来た。

 

「アジュカ~。そもそも神野は僕たちを

殺そうと思えばすぐに殺せるんだよ?

それなのに何で態々解析なんてするのさ?」

 

「・・・言われてみればそうだな」

 

ヤツが我々を苦しめる為と言えばそうかも

知れんが、そもそもヤツは我々を生け捕り

にして、永劫苦しめる程度の事が出来る

だけの力が有るののだ。

 

ならば態々解析する理由が無い。

 

『その通りですね。可能性とすれば皆様を

解析し、その情報を魔法使いや敵対組織に

流すことですが、そもそも陛下方が前線に

立つことも稀です。

更に言えばベルゼブブ様の『覇軍の方程式』

は、解析したところで意味がありません』

 

そうだな。今回サーゼクスが出たが、アレ

だって本来なら有り得んことだ。

 

まぁオーディンを動かしている時点で有り得ん事ではあるがな。

 

そしてオセが言う通り、俺の『覇軍の方程式』は俺の魔力を解析したところで意味が無い。

 

セラフォルー辺りはヤバイかもしれんが、

水と氷の解析をしたところで物理現象を

どうにか出来るわけでは無いからな。

 

つまるところ単調な魔力弾は無効化されても

それほど痛手では無いんだよな。

 

俺達を殺す罠でも無ければ、何かを仕掛ける

わけでも無い。

 

それなのに態々ログを取って解析する理由は何だ?

 

オセもソレが判断できないと言うのだろう。

そうである以上、軽々に俺達が動くわけには

行かない。

 

何故なら今の俺達は、ヤツに何が出来て、何が

出来ないのかを把握していないからだ。

 

何かしらの罠を仕掛けていて殺されるだけなら良い。

 

最悪は洗脳されて同士討ちなどさせられた場合だろう。

 

クソっ!今になってサーゼクスが向こうに動いた

ことが重く響いてくる。

 

本来ならサーゼクスは出るべきでは無かったし、

出るならクルゼレイではなくディオドラの方へ

向かうべきだったのだ。

 

アザゼルにクルゼレイを任せるのが嫌だと

言うなら、シャルバを若者に任せて良いワケ

では無いからな。

 

敵意が無いオーフィスとの会話よりも彼ら

若手を優先すべきだろう?

 

それなのに咄嗟の感情で向こうに行って

しまったアイツに説教の一つでもくれて

やりたいが、現状はソレどころではない。

 

今、向こうはゼファードルとその眷族が

押している。

オーフィスの蛇は破壊されているし、

シャルバでは脱出できないような状況では

あるようだから問題が無いように思える。

 

しかし何が有るかわからんのが戦場だ。

油断も慢心もせずに戦闘を行っているが、

ナニカが有れば覆されるだろう。

 

しかしすぐにシャルバを殺さない理由は何だ?

トンボキリとか言ったか?あのカンザシが

作ったであろう疑似神器ならば、オーフィスの

蛇では無くシャルバの首を落とせただろう?

 

大方神器で蛇を斬れるかどうかの試験と、

あの眷属が纏う刀と鎧の一体型神器の調整を

しているんだろうが・・・

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーディオドラ視点ーー

 

「うぉぉぉぉぉぉ!」

 

「・・・」

 

叫び声を上げながら弾幕を張るシャルバに対し、

その弾幕を切りながら無言でゆっくりと間合い

を詰める鎧武者。

 

アレはカタナに魔力を籠めて相殺してるのかな?

なまじゆっくりと来るもんだから、そりゃ怖いよねぇ。

 

しかしシャルバの敵は一人ではない。

 

「そらっ!」

 

正面から迫る彼に気を取られれば、側面や

背後、上下左右問わずに槍が飛んでくる。

 

「ぐっ?!」

 

その槍を回避しようとすれば弾幕が甘くなるわけで

 

「ムンッ!」

 

鎧武者が隙を突いて突っ込んだ!

左片手一本突きと言ったか?

 

特殊な構えから全身のバネを使い、体ごと

突貫する様はまるで狼が獲物を食い破る

かのような印象を受ける。

 

いや、虎鉄と言ったからアレは虎か。

 

「グォォォォォッ!」

 

鎧武者の突貫を左手を犠牲にして回避するシャルバ。

 

「ほう?貴族のお坊ちゃんにしては良い判断だ」

 

ゼファードルがシャルバの行動を褒めるが、

アレは怯えて左手を前に出したら偶然カタナ

を逸らすことに成功しただけだろう。

 

と言うか、眷属を実戦慣れさせると言う

狙いはわかるが、そもそもオセ様たちは

敵を嬲ることを嫌うはずだ。

 

それなのに何故さっさとシャルバを殺さないんだ?

 

僕の視線からソレを読み取ったのだろう。

左手を押さえながら怯えた目で周囲に弾幕を

ばら撒くシャルバを放置して、ゼファードルが

コチラへ戻って来る。

 

「アレは餌だ。俺やゴトウのオッサンの

慣熟訓練も有るが、アレを助けに来る奴や、

祭壇を破壊されたことに違和感を覚えた

連中が出てくるのを待ってんだよ」

 

そう説明を受ければ、なるほどと納得出来る。

 

そういう理由が無ければ「さっさと殺せ」

と言われて地獄を見せられるだろうしな。

 

シャルバが殺されれば転移の起点が無く

なるし警戒させることにもなる。

 

逆にいまだにシャルバが生きてることが、

観測者に対して僕たちの力を誤認させる

事が出来るだろう。

 

ついでに自分たちで捌けないような敵が

出てきたら、小龍姫様辺りが来るんだろ?

 

どう考えても詰みだ。

 

後はオーフィスについてだけど、いまだに

何にも無いと言うことはアレからの攻撃は

無いと見て良いだろう。

 

と言うか、シャルバの相手を若手に任せていいのか?

 

向こうの幹部何だから、コッチも魔王が出て

来た方が良いと思うんだが・・・

 

・・・ッ?!まて!まさかッ!!

 

「ゼファードル!すぐにヤツを殺せないか?!」

 

急に焦って質問したことで、ゼファードル

が怪訝な顔をして僕の顔を見る。

 

「旦那達からは特に決められた時間を稼げと

言われたわけじゃねぇし、実力的に見ても

殺せるか殺せねぇかで言われたら殺せるさ。

だが、さっきも言ったがアレは餌だぞ?

特に理由がねぇなら慣熟訓練に使いてぇ

ところなんだがな」

 

100日の訓練より1回の実戦と言う言葉が

ある。だからこそ実戦の空気の中でどれだけ

やれるかを確認するのは大事なのだろう。

 

コレは油断では無い。地上の肉食動物が、

子供に狩りの練習をさせる為に獲物の

足を折る行為に似ている。

 

つまりは余裕だ。

 

だが、ココで余裕を見せるのはヤバイ!

 

「駄目だ。そんなことをしていたら『英雄』が来るッ!」

 

その言葉を受けて眉を顰めるゼファードル。

先を言えと言うことだろう。

 

「ココに魔王様や魔王様が用意した援軍が

来ないのがその証拠だ。

僕たちだけで十分と考えた可能性も有るが、

万全を期すなら備えをするのは当然だ。

その備えが来ないと言うことは・・・」

 

「『英雄』に手柄をやろうってか?」

 

真顔で頷く僕を見て考え込むゼファードル。

他にも何か理由があるかも知れないけど

物事は最悪を想定して動くべきだろう。

 

コチラにアーシア・アルジェントが居る

以上は『英雄』がココに来る可能性は

低くは無いと思う。

 

そのまま訳の分からない理屈でシャルバを

庇われても困るし、何より僕は連中の顔を

見たくない!

 

胃薬も頭痛薬もあるけど、使わないに越したことはないからな!

 

さっさと目の前のシャルバを討伐して帰還するべきだ!

 

必死にそう言う僕の言葉に納得したのだろう。

 

ゼファードルは一つ頷き、鎧武者と戦う

シャルバに槍を構える。

 

しかし・・・

 

「YOSHITUGUぅぅぅぅ!!」

 

大声を上げて突っ込んでくる白い塊が

ソレを妨害した。

 

ソイツは『英雄』では無いが、無関係でもない。

 

堕天使陣営に所属していて、僕と同じく

二重スパイとして禍の団に所属している

白い龍。

 

「あん?白蜥蜴が、死にに来たのか?

今回は手前を庇うヤツ(コカビエル)は居ねぇぞ?」

 

自分に殺意を向ける白龍皇を蜥蜴扱い

するゼファードルの胆力に関心するが、

それ以上に、このままなし崩しに『英雄』

が出てくるのが怖い。

 

「オッサン!十分だ!さっさとソレを殺せ!」

 

慣熟訓練の相手としては十分だし、

餌としても白龍皇を呼び寄せたなら十分だ。

 

僕と同じ結論に至ったゼファードルが

鎧武者に声を掛ける。

 

問題は二重スパイを殺すわけには行かないと言うことだけど・・・

 

その辺の手加減はゼファードルに任せよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来るなよッ!絶対に来るなよ!?

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この感じ・・・まさか?!」

 

「どうしたのイッセー?急に左手を押さえて」

 

「あらあら。イッセー君も年頃ですものね」

 

「ち、違うっすよ!別に中二的なのじゃなくてですね・・・」

 

 

 

 

 




有り得ないでしょ?オーディンを派遣しておきながらコレですよ?

最低でもグレイフィアくらいは動きますよね?

あんなタイミングよく来て、普通に
クルゼレイと会話をするってことは
しっかり映像か音声は届いてたハズだし。

サーゼクスが動けるってことなら
他の魔王だって動けますよね?

原作の理由は知らないけど、拙作では
神野って奴が悪いんだ!

鎧武者は普通にゴトウさんでしたー。

詠唱は虎鉄繋がりですね。
装甲悪魔ゴトウ。凄い・・・漢だ!

※ゴトウさんの持つコテツは虎徹ではなく虎鉄です。誤字では有りませぬ。

まさか(常識の)檻に閉じ込められた英雄が!?ってお話。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告